※この作品はR-18です。

異世界転生者淫魔、残酷な真実に気づく   作:性癖サンドバッグ

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服飾の変化による性癖の充足感、活性効果を確かめる

 

今日は聖女ちゃんが来てくれた。

 

なんだか、最近の聖女ちゃんは元気がいいように見える。

前は少しあった陰のようなものが、なくなったように思う。

 

「わたくしに出来る事、して欲しい事はないですか?」

 

なんでか、気づかわし気に声をかけられたのが気になる。

淫魔は日々を楽しく過ごしているんだけど。

 

「お休みの日であっても、外に出たりするのは難しいでしょうし……」

 

いい傾向です。

常に気を張り詰めていた状態から脱して、周囲を気に掛ける余裕が出てきた訳だ。

 

まあ一応、高級男娼だからね、淫魔は姿を変えてお忍びとかできるけど、普通は会うだけで市民の月給くらいはするらしい。

淫魔はレベルが高くなってしまったから、淫紋の保護無しでは高レベル者以外を相手するのは、危険ってことで格上げされたからな。

実際には高レベル者向け男娼って、言った方が正しいのかもしれん。

 

貴族を相手にする為の教養なんかも授業があるけど、貴族の女性って外聞的に娼館来れるのかね?

インドアだから出向いての仕事とか、あまりしたくないんだが。

 

かしこまった言葉遣いで、一方的な奉仕とかただの事務抜きになってしまう。

 

事務的だったのが快楽で鉄面皮を剝がされて、本心を口に出しちゃうとかはえっちでいいと思う。

しかし淫魔が事務的な側だったら、病院の検査みたいに「はい、もう終わりましたので、楽にしてもらっていいですよ」そんなのになりかねない。

 

二人とも満足して楽しめないと、健全で健康なエロライフは送れないのに。

 

 

まあでも外に出ない、これはただ淫魔個人の性癖がこの状況を作ってるってだけだからなぁ。

 

自由に行動や開拓できるスローライフ生活よりも、AIやアンドロイドが支配する中で、種の保存の為だけに生み出され、美人なアンドロイドに生活の全てを握られてお世話される系ディストピアの方が好きなだけなんだ。

 

支配人はお世話系ユニットじゃないけど、美人だったのが分かるいい年の取り方した人だから、ここは居心地がいい場所なんだよね。

 

でも確かに最近、淫魔に判断させるべきではない案件の処理をさせられたからね。

メンタルに負荷が掛からなかった訳じゃないのかも。

 

娼館所属ではない在野でヒモになってる野生の淫魔は、ほぼ確実に死ぬのに娼館の管理から外れる頼みを持ち込まれたら、流石に疲れる。

 

聖女ちゃんが何かしてくれるって言うなら、全力でそれに乗って楽しもうと思う。

でもちゃんと、一人で楽しまず二人一緒に楽しめるよう頑張るから。

 

 

 

◇ ◇ ◇

 

 

 

性なる探索の始まりだ。

 

聖女ちゃんに着てもらいたい服が色々あるんだ。

淫魔が魔法で作るから、まず着ている物を全部脱いで片付けておこう。

 

どうしてもイヤなら、振り払えるよう聖女ちゃんの肩くらいの大きさになっておこう。

まだかな、まだかなと期待を込めた眼差しを送っていたら、もう、しょうがないんですからと服を脱いで準備してくれる事になった。

 

 

目の高さにこの胸があったら、もう視線が吸い寄せられるよね。

でも今日は、様々なコスでの着衣ックスが主題だから気合を入れて、聖女ちゃんの全身を視界に捉える。

 

やっぱり、聖女ちゃんなんだから、シスター服は外せないだろう。

 

黒を基調に白がアクセントになり、控えめに金色のボタンが色を添える。

 

顔と手首から先しか出ていない禁欲的なはずの服なのに、聖女ちゃんの色香は覆い隠せなかったようだ。

成人してまだ少しと聞いていたけど、それでこんなにも目を引く色気を放っているなんて、成長したらどうなってしまうんだろう。

 

思わず、正面から抱きついてしまった。

欲望が滾っているのに聖女ちゃんの香りに包まれていると、安心感も湧いてきてしまう。

 

 

「まったく、急に動いたらビックリするじゃないですか」

 

全然驚いていない声でメッと注意されて、そのまま頭を撫でられてしまう。

 

聖女との呼び名だけど、結婚などが禁じられていたりはしない。

むしろ血筋が途絶えたら都市の守り、最後の寄る辺である結界が管理、維持できなくなるので結婚や出産などは推奨されるはず。

 

まだ若いから、そういった話は出ていないのかもしれないけど、数年したら何かしらの動きはあるんだろうな。

 

「もう、そんな顔しないで」

 

ずっと一緒にいられるわ、それを望んでくれるなら。

 

え、顔なんかダメだった?

数少ない自慢できる所なのに。

 

顔にダメ出しされた後、囁かれたのは初恋のお姉さんとの約束っぽいものだった。

なんかいいよね、一夏の秘密の思い出系。

 

難聴系主人公じゃないから、きちんと聞こえてます。

話を聞いてなかったなんて言って、聞き直すと高確率で怒られます。

気をつけよう。

 

こんなシチュエーションいいよねと頷いていたら、ベッドまで手を引かれてぽふっと一緒に寝転がる事になった。

 

そんな⁉まだ着てみて欲しい服が色々あったのに。

 

まぁ、今のシスター服のバリエーションでもいいか。

大事なのは二人とも満足出来る事だからね。

 

 

 

胸元を北半球が望める形の形状に変化させ、スカート部分は両側に太ももまでのスリットを入れる。

よし色香を内側に閉じ込める形態から、外側に放出する第二形態に変形だ。

 

防御力を犠牲に攻撃力を上げる。

これも様式美。

 

 

 

◇ ◇ ◇

 

 

 

新たな装いの聖女ちゃんを至近距離で眺める。

 

ごめん。

やっぱり、胸だ。

 

胸元の生地を赤道を越えて南半球まで進出させる。

 

温かくて柔らかい、指が沈んで形を変える。

 

いつもとは上下が逆だから、搾った分は容器へ入れられないので、自分で吸い取る。

吸い取れるのは片側だけなので、もう片側から溢れた分は谷へと落ちて行き窪地の方へ流れていった。

 

深いスリットの入ったスカートなのに艶めまかしく身じろぎするので、片足が太ももからはだけてしまっている。

視線を感じ顔を上げると、聖女ちゃんと目が合う。

 

迎え入れるように体勢を変えながら、こちらに手を伸ばして頭を撫でながら微笑み、おいでと誘われる。

 

どこまでも柔らかく沈んでいく。

途中触れるものがあったのはそういう事なんだろう。

 

どうしてここまで、淫魔を甘やかしてしまう人なのか。

 

「よくできました」

 

そう言って、また撫でられる。

淫魔なんだから出来ないはずもなく、出来て当たり前なのに。

 

それでもかけられた言葉は活力になり、とくんと脈動する。

体に精神が引っ張られているのか、褒められるのがすごくうれしい。

 

 

 

体が馴染んで溶け合って、それでも足りないから言葉で心を繋げて確かめて、それでようやく落ち着いてくる。

 

歌が聞こえる。

 

聖女ちゃんが歌っている、これは子守り歌だろうか?

もっと一緒の時間を過ごしたいのに、撫でる手に抗えない。

 

もっと色々な服着てる姿、見てみたかったな。

 

ギリシャかローマの貫頭衣?ワンピースみたいなので、ウェスト辺りを革のベルトでくびれ作ってるやつ。

それに革のサンダル合わせたら女神感ある姿になると思うんだ。

 

後は獣人がいないのが残念だから、ケモ耳や尻尾を着けた所も見てみたい。

 

聖女ちゃんは犬系だと思う。

耳がピンっと立ったタイプではなく、へにゃっと垂れてる感じ、感情に連動する尻尾も欲しいな。

 

まだ……

 

 

 

◇ ◇ ◇

 

 

 

胸を張っていい戦果と言っていいのかは未だ心の整理はつかないけれど、この街を脅かす魔族を討伐できたのは、自身を肯定できる切欠になったと思う。

 

そのきっかけとなった聖騎士やわたくし達を心配したのか、彼の事を調査してくれた斥候の方と共通する話題でお話をするようになった。

 

これまでの様な一線を引いた付き合いではなく、秘密を共有できるような関係で、年齢の違いも気にならなくなっていったの。

お互いに命を預けられる信頼だけでなく、プライベートな悩みの相談も出来る友人になる事が出来た。

 

だから先日、斥候の方から聞いた彼の話が気にかかっていた。

彼の生活は娼館内だけで完結していて、外に出て来た話すら聞かないそうだ。

 

息が詰まったりはしていないだろうか?

 

必要な物が揃う環境でも、気を許せる相手がいなくては苦しいのはわたくしも経験した事なので、困っているなら力になりたいと思うのだ。

 

 

 

◇ ◇ ◇

 

 

 

様々な服装で着飾ったわたくしを見てみたい、そんな控えめなお願いだった。

 

いえ、淫魔の彼が用意するのだから外では着れないような物なのかもしれない。

変わった格好の服を想像していたのだけど、普段着ている物よりも露出が少ない服で少しホッとした。

 

 

彼は気が付いているのだろうか?

幼くなった姿の時は、感情がとても豊かで分かりやすいのだという事を。

 

特に目が分かりやすい。

何かを期待している時は、キラキラしていて、考え事をしている時は何かを探すように少し泳ぐ。

 

抱きついて距離が近づいたのに、頭を撫でる手の先を見つめる姿に不安になった。

だからなのだろうか?彼の手を引いて、ベッドへ向かってしまったのは。

 

 

 

◇ ◇ ◇

 

 

全力で遊んで、ぱたんと寝てしまう。

こんな無防備な姿を見た事は、これまでなかったと思う。

 

一緒に横になり、胸元へと彼を抱き寄せる。

 

眠っているのに胸に手が伸びるのは本能のなせる業なのか。

いつものように、精気を分け与えてみる。

 

姿よりも幼くなって、本当に子供のようだ。

楽しく過ごしている事と、疲れていない事は別の問題だ。

 

わたくしを癒してくれたように、彼の事も包み込み癒してあげたい。

 

それが自己満足だとしても、今だけは。

 

 

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