1人というのは気ままであるが、それに伴う対価は重い。こうして1人、野垂れ死にそうになっていても、誰も助けは来ない。進んで1人で行動していたのだから、何時かはこうなるかもしれないとは思っていたが、実際なると少し寂しいものだ。
「怪我人発見〜!」
ボーっと最期の時間を思っていると、そんな台詞と共に脳天気な声が聞こえた。どうやら自分の命はまだ繋がるようだった。
「安静にしててね~。どっしり構える植物のようにー」
治療を受けて横たわる自分の前でへんてこな言葉を話した後、カンナと名乗った生命体はその場を離れた。見た目や言動は変わっているが、見ず知らずの自分を助けるのだから良い奴なのだろう。鎮痛剤のお陰で引いた痛みのお陰で、思考する余裕は出来た。
それにしてもどうするかだ。治療費やらを払うには今の懐は少々心許ない。命を救われた以上はしっかりと礼をしたいものだが、無い袖は振れない。悲しいものだ。
「別に気にしなくても良いんだけどね」
いつの間にか顔の横にヒョコリと顔を出して、彼女はそう言った。頭だけ出すと本当に植木鉢に見えるな…。そんなどうでもいい事が脳裏を過ぎったが、無視してちゃんと礼はする旨を伝えておく。こういうのは気持ちが大事なのだから、素直に受け取ってくれると助かる。
「成程成程。植物には愛が必要だからね〜!そういう事なら受け取っちゃうよ、カンナちゃんは!」
…? 彼女とは、偶にだが意思疎通を取れない時がある。いやんいやんと体を抱き締めながら、くねくねする様は奇怪であった。まあ喜んでいる?みたいなので良しとしよう。
「という訳でお注射の時間だよ!痛いから我慢してね!」
と思っていると、急に医者のような行動を取るのだから本当に行動が読めない。いや、確かに次に薬剤を投与する時間だが、何の脈絡もなく言われると少し戸惑う。さっきまでキャーキャー言いながらはしゃいでいた後だから尚更だ。
「あ、間違えた」
寝転がり、投薬を受けていた自分は信じられない言葉を聞いた。何を間違えたのかと直ぐにカンナへと話し掛けようとしたが…
「えーと…害は無いよ。うん、ムラムラするだけだからね」
頭がボーッとする。前に感じた虚ろな感覚とはまた違う熱を持った感覚。後から聞いた事だが、所謂精力倍増の薬を誤って自分に投与したらしい。どうすれば間違えるのかと思うが、実際なってしまったものは仕方ない。
怪我を負ってからある程度の時間は経っている。なので体を動かしても大丈夫なほどには回復しているのだ。そう回復してしまっているのだ。体中を駆け巡る精力剤の効能は凄まじく、AVを見ている訳でもないのに股間に熱が集中してしまう。
「おー、ぐんぐんだぁ…」
他人事のよう、実際他人事なのではあるが、ある一点に出来たテントを眺めながら、カンナは感心したように呟いた。カンナが投与した薬剤は体に回りきったのか、患者であった男がカンナを見る目はとても獰猛で、いやらしい目つきだ。
「まあやっちゃったものは仕方ないよね!」
テヘ、と頭を片手で小突いた後に、カンナは襲い掛かってくる男の手の中へと引き摺り込まれたのだった。抵抗しようと思えば出来たが、自分のせいでこうなったのだから、お詫びとしてスッキリさせてあげた方が良いだろうとの考えだ。
「おお…♡意外と紳士的…?」
直ぐに犯されるかと思えば、男はカンナの唇を奪うと、そのまま舌を絡めてきた。キスから入るのはポイント高いよ!と何処から視点か分からないカンナの判定を受けつつ、男とカンナは舌を絡ませ合った。キスをしながらも、空いた手はしっかりと動いていた。植物とはいえ、誰もが一度見ればもう一度見るような大きな大きなスイカップを揉みしだき、秘裂のある股の間に硬くなったモノを押し当て、擦り付ける。
「気持ちいい〜♡」
シンプルにこの状況を楽しむ事にしたカンナは、男からの責めを甘んじて受ける。性感を高める為に、胸を両手で掴み、グニグニと揉みながら屹立したモノを秘裂へと擦り付ける。
「あ…♡」
声が出た。つまりは感じる所を手探りで見つけると、其処を重点的に摘み、揉む。衣服越しの擦り付けはそろそろ我慢出来なさそうだ。だから一旦手を離すと、直ぐにズボンとパンツを脱いでイチモツを取り出す。
「ビッグだねぇ……」
もっこりとした箇所からでも推測は出来たが、直に見ると感想も変わる。少しいやらしく、それでいて悪戯っぽい笑みを浮かべながらカンナは男の剛直を見た。そんな視線を浴びると、更にやる気が出るというもの。再びカンナの胸を掴み、唇を合わせ、剛直を今度は直に擦り付け始める。
「結構…ねちっこい…?」
数分経っても未だに愛撫、口吻を辞めない男のやり方に少し物足りなさを感じてきた。膣の奥が疼く。そろそろこの場所へと男のモノを突き入れて欲しい。男のモノのサイズならば奥まで届くだろう。
「あっ…」
トスンと男が寝ていたベッドへと押し倒される。横に、仰向けになったカンナのスイカップは、それでも大きさを主張している。ブルンと飛び出たスイカップ。男が手に掛けた胸を隠す衣服は、簡単に釣り降ろされた。乳首は無かった。哺乳類である人間とは作りが違うのだろう。だがそう思うと逆に興奮しないだろうか。人間の胸は赤子に乳を与える為にあるもの。しかしカンナのおっぱいにはそんな機能付いていない。つまりは、
それを悟ったかどうかは知らないが、男は思い切りカンナのムネに吸い付いた。音を立てながら何度も何度も吸い尽くす。胸を吸われると気持ち良くなるのは人間と同じなのか、カンナの口から少し甘い声が聞こえた。
「挟んじゃった…!」
この胸を使って果ててみたい。ビンビンに勃起している男の象徴はそう叫んでいる。吸い付いていた胸部から口を離すと、カンナの胴体辺りに跨った。そして馬乗りになり、両手で開いた空いたスペースへと魔羅を挿入。豊満で巨大な胸は男の肉棒を覆い隠すほど。全体に加わる柔らかな圧力は腰砕けになりそうだ。
「おおうっ…!出てる感じ?!何か熱い!」
今まで我慢していた事もあり、男の性欲は一旦最高点まで達した。スイカップの隙間から出るのは白くてネバネバした液体。肌から感じ取ったヌルヌルとした温度の高い液体の感覚に、驚くカンナ。
男は射精した後に一度体を震わせると、腰を動かし始める。一度果てたくらいでこの状態から戻れるならば苦労はしないのだ。潤滑油となった己の精液を糧に、リズミカルに、つっかえる事なくスムーズに腰を振っていく。両手で両胸をガシりと掴んで揉みながら、腰をタンタンと突き入れる。2度目の絶頂も、あと少しであった。
「わーっ!ヌメヌメー!!」
2度目の射精も大量であった。谷間から溢れ出る精液の量に射精した本人よりも、カンナの方が驚いている。2回も極大の胸で果てたのはとても気持ちよかった。しかし、やはり、最後に欲しくなるのはカンナの秘部であった。
「お、受粉タイムだね!」
男の瞳にカンナもそれを察したのか、下半身を露出する為に衣服を剥ぎ取っていく。そうして現れたのが、カンナの雌しべであった。見た瞬間に直ぐに入れたくなった。その思いの通りに、先端を入口へと充てがうと、そのまま勢いよく腰を突きこむ。するとカンナの最奥まで一気に亀頭は辿り着いたのだ。
「ハ…ハッピー…♡♡」
何時も元気な彼女とは思えない、快感に打ち震えている表情。男は腰を振る。孕むかどうかは分からない。だがオスならば、女の中へと入ればやる事は一つだけである。種を植える。それだけを行う為に、気持ち良くなる為に、ズンズンと腰を奥に刺しては、抜く作業を幾度も繰り返した。
カンナの中は人間の女性と同じく、男の肉棒を気持ち良くする機能が付いていた。まるで本当に人間の女を抱いているかのようだ。強く正面から抱き締めながらカンナを求める。時折目の前に映ったおっぱいを吸う時もあった。乳を吸いながらのセックス。赤子のような、だが赤子というには淫猥過ぎる行為。おっぱいを吸う。腰を振る。それだけを只管続けた結果、男の欲望は極限まで高まった。
「ううっ…♡♡」
理性なき男には確認等という行動はない。故に射精の時は強く抱き着き、逃さないようにする。そうして振り下ろされた肉棒の先から、白濁液が放出される。
ハァハァと息を荒げる男の下には、種を植え付けられ、快感に悶えているカンナの姿があった。
「ま、まだやる感じ…!?」
ググッと再び男のイチモツが再起する。男はカンナの言葉を耳にせず、再度腰振りを始めた。
正面からカンナに抱きつき、腰を打ち付ける。腰から感じる臀部の感覚がチンポに力を与える。さらなる勃起に堪らず声が出るカンナ。
締め付けが気持ちいい。絡みついて来ると快感に耐えるのが大変だ。幸福な苦しさに我慢しつつ、腰を振る。
胸を揉みながら、口の中にあるおっぱいを舌で舐め回しながら、腰を振る。下半身から来るのは快楽。上の口から感じるのはなんとも言えない安心感。昔の記憶なのだろうか、男は胸を、おっぱいをしゃぶっている時が一番安心するのかもしれない。
カンナを徹底的に、そう徹底的に女として求め続けた。何度も何度も中に、腟内に性を放出する度に、安らぎと快感が同時に味わえた。
「もっと来ていいよ〜♡」
そんな男の姿に、何処か可愛らしさを見出したのかカンナは男を抱き寄せると、必死のピストンを何度も受け入れるのだった。こうしてカンナと男との、長くも少し甘い時は終わりに向けて流れていくのだった。
「うわ〜いっぱいだー!」
過失はカンナにもある。だが男は恩人にあのような行為をしてしまった事を悔いていた。スッキリして、理性も取り戻した男が見たのは、自分の白濁液で汚れまくっているカンナの痴態であった。
顔が青褪める。記憶が戻る。すると直ぐ様カンナへと謝罪をした。何度も何度も。しかしカンナは気にした様子もなく。
「失敗は誰にでもあるから!だからカンナちゃんも許してね!!ごめんね!!」
どうやらカンナからしたら、薬剤を間違えた事の方が気がかりであったらしい。なので男の謝罪は軽く受け取ったのだ。
(うーん……でも受粉したらどうしよ…?)
それでも頭を下げる男の前で、カンナは腕を組んで考えた。種族は違うけれども、これだけ雄しべと雌しべがくっつくと何かあるのかなと。そうして悩みに悩んだ結果、
「まあ良いか!」
特に考えない事にしたのだった。この後男とカンナちゃんがどうなったのかは2人だけが知る事である。
ボツになった複乳イルカさんはとても残念なデザイン。表にイラストしか出ないのが悔やまれる…。まあしょうがないけどさ。大分ニッチだもんね。
人間ではないけど大分人間の機能は付いてる設定で。流石に乳首は無さそうかなと思い、書きませんでした。
後、書き方で悩んだのは時間の経過描写。ただただ長く同じ体位でセックスしてるって映像だと簡単だけど、文字だけだととても難しいね。今回軽く挑戦したけど、上手く書けたのか…。こればかりは読者さんじゃないと判断出来ないから分からないね。
さて、後書きは此処までで。取り敢えず閃かない間はリクエストでも書いてますかね。とは言っても不定期になりますが。では此処までどうもでした〜。