ヒキガエルの沼 作:スロット767
それは、いつものように親指姫が、教団の仕事をこなしている時の事だった。
「白雪、昨日来た子供たちの、居住スペースは、どうなってるの?」
「あっ、そのことなんですけどね、やっぱり急に三人は難しいみたいで、明日の午後から調整のために……」
白雪姫が話している最中、突然ガタガタッと親指姫は椅子から崩れ落ち、冷たい石造りの床にその小さな体がこぼれる。白雪姫は血相を変え、すぐに彼女に駆け寄る。
「親指姉様?!大丈夫ですか、しっかりしてください!?」
「ぅ…………」
「凄い熱……す、すぐに医務室に!」
ぐったりした親指姫を抱え、白雪姫は走った。
「んぅ…………あれ……?」
柔らかい全身の感覚に、見慣れない風景、ぼやける意識。視界が徐々にはっきりとしてきた頃、ようやく彼女は何が起こったのかを理解する。
(ここは……病室?そうだ、私確か、仕事中に倒れて…………それから……?)
タイヨウ教団の陽司、実質的なトップでありながら、仕事中にダウンしてしまうとは。情けない思いを、しんと静まり返った部屋が増強させる。
「とにかく、仕事に戻らなきゃ……ん……しょ……」
身体を起こし、すぐそばに置かれていたスリッパに足を通す。気付かぬうちに装いも、病人用の楽なものへと取り換えられていた。せめて靴だけでも返してもらって、早く続きをやらなくては……そう思い部屋を出ようと歩き出した刹那。
「あ……れ……?」
足の中身を虫に食い荒らされたかと思うほどに力が入らず、目線の高さはするすると降下して、床に胴体から叩きつけられる。
「いっ……たぁ……っ……」
身体が動かない。さっきは感じなかった体のだるさや頭痛、関節の痛みが一斉に襲ってきて、とうとう彼女は理解する。
(私……風邪ひいたんだ……)
ごろんと仰向けになって必死に呼吸していると、天井の模様が自分をあざ笑っているように見えた。
「だ……れ…………か…………」
声も枯れ枯れで、助けもまともに呼ぶことが出来ない。このまま誰も通りかからずに死ぬのではないかと少しでも考えた瞬間に、その恐怖が全てを黒く塗りつぶす。
「ぃ…………や……ごほっ、げほっ……」
白い床の上で悶えながら、徐々に体力が奪われて行くのがはっきりと分かる。頭痛と倦怠感は更にひどくなり、頭が割れて筋肉が溶けたかのよう。
そうして次第に動くのを止め、大の字になって涙を流す。
(こんな……終わり方なんだ……私……)
死が迎えに来た。薄れ行く意識の中で、必死に浮かべたのは妹二人の顔。
(こんなことなら、もっと優しくすればよかった……)
せめて二人の顔を見ながら、綺麗なままで逝きたかったな……再びじんわり瞳がにじみ、それを隠すかのように閉じた。
(ごめん……ね)
心臓の鼓動がはっきりと聞こえる。まるで鳥になったみたいに、遠くの風の音も……近づいてくる足音も。
(足音……?)
「親指姉様〜、体調はいかがですかって……きゃー!?」
殆どヒビの入っていた頭蓋骨が、彼女の大声でついぞ割れたような気分になり、親指姫の意識は更に遠のく。
「だ、大丈夫ですか姉様!?ベッドに戻りましょう!?」
「う……ぁぃ……」
「はい、大人しくしていて下さいね?今氷を持って来ますから……!」
ドタドタと去り行く彼女を目で追う気力すらないが、ベッドに戻った途端、体が少しずつではあるが楽になって行く。
どうやら命拾いしたとわかり、落ちるように眠った。
「お医者様が言うには、過労だそうです」
「かろ……う……」
「はい、今日も目の下にクマができてますし……数日、しっかり休みなさいと……言ってました」
目覚めた後、時折頭痛に顔を歪めながら白雪から診断結果を伝えられる。
「働きすぎもありますが……寝不足も問題みたいです。夜遅くまで教団の為にお仕事して下さっているのはありがたいのですが……」
「っ……そうね、お仕事……」
確かに仕事は多いが、かと言って睡眠時間を削る程に忙殺されているわけでもない。彼女の負担になっているのは、もっと別の理由。
「それでこうして倒れられたのでは、どうしようもありません。さっきもそうですが……お願いですので、何日かしっかり休んで下さい、姉様……」
お仕事は教団の皆でなんとかしますから、と白雪は付け足す。正直なところ、数日とはいえ自分無しで稼働する教団は非常に不安だったが、何とかしようにも体がまともに言うことを聞いてくれないこの状況では、祈って成り行きに任せる事しか出来ないのが悔しい。親指姫は布団の中で、右手の拳をギュッと握り締める。
「……わかった……白雪、仕事に戻りなさい、なんとかするんでしょ?」
「は、はい!」
そう言って白雪姫は、ベッドをカーテンで囲って出て行った。彼女はそれを確認してから、全身の緊張を一気に解き放つ。身体中から余計なものが抜け出て行く気がして、気持ちよかった。
消化の良いものをと白雪姫が夕食に持ってきたお粥を食べ終え、親指姫は虚空を見つめる。
「大分良くなってきた……かな」
一時は死を意識するほどだった頭痛や気だるさも、半日ぐっすりと眠ればその大半が引いていった。
このまま一晩眠れば、復帰できるかもしれない。一刻も早く仕事に戻りたい彼女からすれば、この回復具合は大変に喜ばしいものであった。
今日はこのまま眠って、早く体調を戻そう。そう彼女が布団を被り直した、その時だった。
「こんばんは。お見舞いに来ましたよ、陽司様」
「っ……?!」
頭痛が再発するかのような、身体と心の強い拒絶反応。始めにここで目覚めた時と同様、外からこちらの様子が見えないようにベッドの周りは真っ白いカーテンで囲まれてはいるものの、誰が来たのかはすぐ分かってしまった。
「ああいた。お身体の方は、いかかですか?」
「……今、凄く悪くなったわ」
カーテンを掻き分け、男はわざとらしい微笑を浮かべて言った。親指姫は自然と湧き上がってきた吐き気を抑え、毅然と言い放つ。
「顔色も良くなさそうですね。でも大丈夫、今日は僕一人ですから」
「誰のせいでこんなことになったと……昨日もアンタらの相手、遅くまでして……」
日々夜遅く、時には一晩中嬲られ続け、昼間は仕事に勤しむ。そんな歪んだ生活をもう、一年近く。極度の過労は陽司としての仕事のみで作られたわけではなく、当の本人からすれば原因は初めから明白だった。
次第に涙ぐむ親指姫の声を、不意に突き込まれた男の指が遮る。
「むぐぅっ……!?」
「まあまあそんなにカッカしないで。陽司様も、寝てばかりじゃ退屈でしょう?」
「ぷぁ……あ、アンタ……私は病人よ!?熱出して寝込んでるのよ、バカじゃないの?!!」
そう彼女が啖呵を切っても、男はただニヤニヤしているだけ。その様子に何か空恐ろしいものを感じ取った親指姫は、無意味と分かっていても布団を頭から被り、目の前の恐怖から逃げるという選択肢を取る。
「さあ、今日も頼むよ?」
「あっ……いや、やめて……今日だけはお願いだから……!」
案の定布団は簡単に捲られ、体調不良者のためにやや大きく作られたベッドに、男はするすると侵入してくる。
動きが普段より鈍い親指姫は、簡単に身体に跨られ、両腕と共にホールドされると、胸元の緩いボタンが一つ一つ外されてゆく。
「あっそうだ、白雪姫と眠り姫は、僕の仲間が見張ってるし、君の写真をばら撒く用意は出来てるから。変に大きな声、出さないでよ?」
「はぁ!?うぁぁっ、この……クズっ……クズ!」
まるで食事中の、他愛もない会話のように。男が親指姫を脱がせながら放った言葉は、既に抵抗を止めていた彼女の、心の中の怒りに再び火をつけた。
が、時すでに遅し。過労の波に襲われた小さな病体は、多少の口論と成人男性にのしかかられた事だけで、早くも体力を大方使い切っていた。
全く身体に力が入らず、収まったと思っていた頭痛と倦怠感で、罵るだけでも精一杯。そうこうしているうちに、彼女は身ぐるみを全て剝がされた。
「やだ……ねえ寒くてしょうがないの……お願いだから、何か着せて……」
「風邪、ひいてるもんね。じゃあ温めてあげるよ」
とても脱がせた本人とは思えないほどの他人事な態度くらいでは、最早怒る気力がない。特有の悪寒で震える親指姫の、平坦な胸を男は舐め始める。
「ぁ……んんっ……」
男の執拗な責めに思わず甘い吐息が漏れ、それを聞いてほくそ笑む。これまで散々やられてきた責めも、風邪で惚けた頭は、不快なものと認識してくれない。次第に体中に嫌な熱さが回り、割れそうな頭痛が彼女を襲う。
「ひぎっ……んぁ……」
「ふぅ……大分、崩れて来たね。じゃあ次は……」
「ふぁ…………」
男は布団を親指姫に被せ、自分はその中に隠れるようにして、彼女の股に潜り込む。
「もう大分濡れて来てる。ちゅ……」
「あがっ?!ん、いぃぃぃぃ……!」
まだ毛も生えそろっておらず幼い、しかし何度も男根を加え込んだ淫らな穴を、男の生ぬるい舌が浸食する。度重なる調教を経て、少しの性的快楽でも股をびしょびしょにするよう変質した彼女の女性器は、当然のようにそれを受け入れ、宿主に快感を伝える。
初めは割れ目を浅く舐るだけだったが、唾液でしっかりとコーティングしてからは、そのざらざらとした紅色は、亀裂から中へと押し入る。
「はんっ!?あ……中ゎぁ……んっ……!」
親指姫は手で男の頭を押し、不快な快楽から逃れようとする。が、その力はあまりにも弱々しく、逆に男を焚きつけた。
「ぷは……全然力入ってないけど、まんざらでもない……てことかな?」
「ち、ちが……体調が万全なら……アンタなんか、アンタなんかぁ…………んひぃぃぃ!?」
どれだけ不調でも、己のプライドだけは簡単に捨て去らない。そんな彼女の性格こそが、彼女を若くして教団の実質トップという立場に持って行ったのだろうが……それが何の役にも立たないどころか、むしろ状況を悪化させる事もあるというのを、彼女はこの調教生活の中で思い知った。
あざ笑うかのように舌が再び秘部に入り、彼女の弱い部分(ほぼ全体)をしっかりと舐め回すと、歯を食いしばって喘ぐ親指姫。ざらついた男の舌の感覚がはっきりと分かり、風邪由来の悪寒と共に全身を駆け巡るぞわぞわとした快楽と共に、心をゆっくりと蝕んでいく。
「ああっ、んひぃ……もっ、お願い……一回とめてぇ……」
聞き入れられるはずもなく、今度は股から染み出した愛液を、男に飲まれているという不快感が襲う。
「ふぁぁぁ…………やめて……よぉ……」
もう少しで絶頂を迎え、幾度目かの敗北を味わう。親指姫が殆ど諦めかけた、その時だった。
「親指姉様、体調はいかがですか……?」
「!?し、白雪……?」
カーテン越しに、妹の声が届く。足音は少しずつ近づくが、自分の下半身に目をやれば、とても見られていいものではない。それは男も同様のはずだが、彼は気味悪くにやりと笑っている。
親指姫は咄嗟に布団を肩まで被り、身体を横たわらせる。
そして、カーテンがシャーッと音を立てて開けられた。
「あ、もう寝るところでしたか……?」
「あ、うん……そうね。だからもういっ……んぁっ……?!」
布団の中に上手く隠れた男は、先ほどと同様、親指姫の秘部を舐める。素っ頓狂な声を上げそうになったのを堪えるも、その不自然さは誤魔化しきれない。
「ね、姉様?大丈夫ですか?」
「ええ……へい……きぃぃぃっ!?んっ、はぁっ、はぁっ……フーッ…………!」
「ほ、本当に大丈夫ですか!?顔も何だか赤いですし……」
「だ、大丈夫…………寝たら…………あぁぁぁぁっ、治る……から……」
「そ、そうですか……もししんどければ、今夜は白雪がついておきますよ……?」
「い、いいわよ!だから早く、んっ、もう私、寝るから!あっ……」
「わ、分かりました……悪くなったら、すぐ呼んで下さいね……白雪じゃなくても、誰かが来てくれるはずですから……」
そう言って白雪姫は、いささか不満げに見える表情を浮かべたまま去って行く。
それを慎重に見送って、親指姫は布団をめくる。
「いぎっ……あ、アンタねぇ……少しぐらい我慢しなさいよ!バレたらどうする気だったのよ!」
「へぇ……舐められること自体は、良いんですね」
「はぁ!?ああもう!いっつもそうやって……そうやってアン……タ、は……」
頭に血が昇って、痛みで降りてゆく。体調を考えれば一刻も早く平穏な眠りにつきたいのに、現実はそんなささやかな願いすら叶えさせてくれない。
「どうだった?妹の前でイくのは」
頭がぼーっとして、親指姫は男の発言をよく聞き取れなかった。どうせろくでもない内容だと目星をつけて無視し、実際それは当たっているのだが……それを許すくらいなら、彼女はここまで苦しまない。
「答えろ」
「あぎぃっ……?!あ……あぁ……やめてぇ……!」
尻穴に何の準備もなく指を突き込まれ、裂けるような痛みに弱々しい懇願が連動する。すんなりと指が入ることこそ、男達の苛烈な調教の証であり……彼女にとっての不可逆な奴隷の証だった。
「ほら、妹の前でイった感想聞いてんだよ。答えるまでやるよ?」
男の指は比較的長く、直腸が曲がるくらいの所まで達した。そこから男は指を自由自在に曲げ伸ばし、時には更に奥まで突いて、親指姫に在らん限りの苦痛と快楽を与える。
「あひっ、い、言いますっ、白雪の前でイった感想言いますぅっ……!」
思う通りに動かせなかった身体が、尻穴を弄られればエビのように反り、ガタガタと跳ねる。非常に滑稽な姿だが、当人からすればこれはコメディでも何でもなく、ただ悲劇のみが続く悪質なポルノであった。
「き、気持ちよがったですっ、普段にょりっ、ずっとぉ!」
身体を後孔の快感で捩らせながら、泣き叫ぶように逃げるように彼女は言った。
自身の体調を純粋に気遣ってくれる愛しい妹の前で、愛しさのかけらも芽生えようのない男に秘部を舐められ、絶頂を与えられる。それが彼女にバレるかもしれないという背徳感と、病状からくる思考力の低下。その全てが彼女の小さな身体の中で混ざり合い、これまでに感じたことのない、文字通り昇天するかのような悦楽を、あの瞬間確かに親指姫は楽しんでいた。
「はは、やっと正直になった。白雪ちゃんに疑われるたびにチョロチョロ潮吹いてきた時は流石に引いたけど、素直になったらやっぱり可愛いよ」
「か、かわいいにゃんでっ、いうなぁっ……!ひぃんっ!?」
「そんな可愛い陽司様には、ご褒美をあげないとね」
男は肥大化した陰茎を露出させ、それを親指姫に向ける。
「ぅ……ふぁ……んんっ…………!」
それからゆっくりと匂ってくる雄の臭いが、彼女を無意識のうちに引き付ける。ごくりと熱い唾液を飲み込み、与えられる『ご褒美』に、心臓は高く跳ねる。
「いいね、今にも入れて欲しくてたまらないって感じで。もうこの機会に、完全にそうなっちゃえば良いのに」
「はぁっ、はっ……はや……く……」
「はいはい、風邪で仕事休んで、セックスしたがる変態陽司様」
男は慣れた様子で、産毛も生えていない彼女の聖域に、遠慮なく入り込む。既に洪水レベルの愛液を垂れ流していた彼女のそれは、抵抗なくスルスルと男根を受け入れ、子宮の直前まで丁寧に案内した。
「あひぃっっ?!そんなっ、いきにゃり奥までぇぇ……!」
今までも幾度となく男根を受け入れて来た膣内が、やっと大好物を咥える。みっちりと隙間なく埋められた事により、血管の一本までもが動くたびに膣壁を擦り、身の毛すら喘がせるような快感が、彼女に迸る。
「あーあ、嘘みたいにだらしない顔になってるよ。そんなに気持ち良いの?」
「あんっ、あっ、あたまぼーっとして、よくわからないっぃぃ…………ょおっぉぉ?!」
脳みそをシェイクされているような、強い衝撃。もはや自分という存在が曖昧になるほどで、彼女の限界は近かった。
「ふにぃっ!イクっ、イッじゃうぅっ!おくジョリジョリするのやめでえぇぇっ!!」
「ええ?早いなぁ、僕はまだ全然気持ち良くなってないんだけど?」
男は親指姫を、ベッドから剥がすようにひょいと持ち上げ、自分の伸ばした両足の上に座らせる。当然挿入は継続したまま、ぴょんぴょんとウサギのように彼女は男の上で跳ねる。
「あひぃっ……?!あぎっ、ダメっ、これだめぇぇっ!」
「何がダメなのか、言ってごらん?」
「お、おくぅっ!さっきよりもっと奥にきてるのぉっ!んぃぃ!?」
「ダメじゃないでしょ?だってさっきから、何回イッた?」
男性器を受け入れるのに慣れた彼女の膣内は、絶頂と共にキュウッと締め付けを一層強める。特に体位を変えてからは、ねっとりと濡れた膣壁が、数秒おきにみっちりと締まって、陰茎を食らう。
己の膝の上で、親指姫が完全に快楽に飲まれている。この事実が、男の被虐心と性欲を更に掻き立てる。
「い、イってなんかぁ……おごっ?!ご、ごめんなさいっ、イってますぅっ!もうかじょえらんないくらい、イってますぅぅぅ!!」
「初めっから正直に言えばよかったのに。あ、またイった」
「おひっ!?ぁぁ…………イっ…………くぅぅぅぅん…………!」
彼女が絶頂を迎える度に、男は罰と言わんばかりに振りかぶって、奥の奥まで子宮を潰すように肉棒をねじ込む。その行為の中で彼女はまた絶頂を迎え、結果延々と内臓をえぐられるような衝撃と快感を、否応なしに与え続けられる。
「くぅ……僕ももう出そうだよ、全部中に出すからね!」
「んぇ……おぉっ、ふぎゅぅぅぅ……!」
「……もう聞こえてないか。まあいいよ、その代わりちゃんと孕んでね、僕の子供」
病気と快楽で崩壊した彼女の頭に、そのおぞましい欲望を纏いながら告げられた一言は届いていなかった。
「おぁっ……!?あづ……ででりゅ……んぉっ、いぃぃぃぃぃんっ!!?」
精液が尿道を通ると、陰茎はホースのように形を変えてうねる。そして熱い白濁液が遠慮なく膣内でぶちまけられると、触れた部分がただれると錯覚するほどの熱と共に、脳が快感物質に支配される。
それは一度ならず二度三度と続き、貯め込まれたゼリー状の精子の塊が、そこにはない卵子を目掛けて奥に、じんわりと溶けて行く。
「あぁ……うっ……うぅ…………」
「はぁ、はぁ……あ、気絶しちゃった?元に戻すの、面倒くさいなぁ」
病んだ体を労わるどころか、これ幸いと玩具にされる。籠の中の鳥よりも惨めな境遇を、当事者以外は誰も知らない。
股の間から漏れ出た精液が、卑猥な音を立てて噴き出していた。