「ここね」
次の日、早朝。
アクメリオンから受け取ったカプセルを手に、美久はアクメ港を訪れていた。
「すっご……これ全部トライアスロンの参加者なの?」
湾岸に並ぶ、人、人、人。
競技用のインナーを身に着けたり、全裸だったり、様々な格好の女性が並んでいる。
観客の姿は見えないが、カメラドローンが飛んでいるので中継はされているのだろう。
「……っ!」
自然と、カプセルを握る手に力が入る。
ここに居る選手は大半が素人だが、中にはチラホラ手練れの気配も感じる。
そういった手合いの格好は大抵全裸だ。己の身一つで充分だという、確固たる自信から来るものだろう。
「上等じゃん」
美久は着ているワンピースに手を掛け、一息に脱ぎ捨てる。
その瞬間、ドローンが一気に美久の周りに集まってくる。
「まったく、スケベなんだから……❤」
無機質なレンズが、美久の肢体を余すところなく映し出す。
ツルツルのおまんこも、シワの少ないアナルも、成長途中のちっぱいも、程々に肉のついたスベスベ桃尻も、モチモチ子供肌の全身も、全てが白日の下に晒される。
「あはっ❤そんなに見たいなら、全部見ていいよ❤」
無機物に撮影されようとも興奮はしないが、その向こうにいるスケベ共に見られているとなれば話は別だ。
おまんこの奥から噴き出した白濁液が、太ももを伝っていく。
『あー、テステス。準備はいいか、参加者諸君』
そんな中、唐突にアクメ港全体にアクメリオンの声が響き渡る。
会場の雰囲気が、ピリっと引き締まる。
「あぁっ❤いいよぉ❤美久のおまんこ、奥までいっぱい映してぇ❤」
しかし、そんな空気など知ったこっちゃないと、美久はカメラの前で露出ショーを続けていた。
おまんこを割り開き、カメラのレンズゼロ距離まで近づけている。
『……約一名、盛り上がっている者がいるようだが……まぁいい。アクメ・トライアスロンのルールを説明しよう』
一人で疑似視姦プレイを楽しんでいる美久はスルーし、アクメリオンはルールの説明に入る。
都合の悪いことをスルーするスキルも、上に立つものにとっては重要な要素なのだ。
『まずは選手諸君、参加資格であるカプセルを海に投げ入れよ! 話はそこからだ!』
アクメリオンの号令と共に、選手たちが一斉に海へカプセルを投げ入れる。
すると着水した側から、海の水がピンク色に変わっていくではないか。
『最初の試練はアクメ・スイミング! このアクメ港から出発し、中継地点である『アクメの丘』を目指せ!』
アクメ港の遙か先に辛うじて見える陸地。そこがアクメの丘だろう。
そこに辿り着いたものだけが、第二の試練・アクメサイクリングに挑戦する資格を得る。
『それではアクメ・トライアスロン──スタートだ!』
アクメリオンの号令と共に、参加者の大半がピンク色になった海へ飛び込んでいく。
「はぎゃっ!?❤❤あああぁぁああぁっ!?!?!?❤❤❤」
「むぶっ!?❤❤おぶえぁあああぁあああぁっ!?!?!?❤❤❤」
「おおおおおぉぉおおぉぉおおおっ!?!?!?❤❤❤❤❤」
そして、飛び込んだ参加者が片っ端からアクメしていく。
『言い忘れたが、先程入れたカプセルによってここ一帯の海は超強力媚薬の海となっている! 触れればゾウをも絶頂させる媚薬だ! 無事に渡れると思わぬように!』
もはや説明を聞いているものは何人居ることやら。大半の参加者が頭を媚薬に沈め、ガニ股状態でおまんこを天に掲げ、無様に絶頂している。
潮を吹き、尿を垂れ流し、空高く本気汁を噴き出して絶頂し、気絶していく。
その光景は、ピンク色の海の各所に無様なメス噴水が出来たかのようだった。
『やはりスタートで大半が脱落したか……後は任せるぞミミ、ナナ』
『はいは~い! ここからは実況のミミと〜?』
『か、解説のナナでお送りしま~す……』
呆れを含んだ声が遠ざかり、新たにハイテンションな女の子の声と、ローテンションな女の子の声が聞こえてくる。
アクメ・トライアスロンの名物実況解説、ミミとナナだ。
『さぁさぁ、遂に始まったアクメ・トライアスロンも、序盤から早くも死屍累々だー! こんな体たらくで視聴率が取れるのかー!?』
『め、メスがイッてる姿は、いいエサになる……』
『エサって言っちゃったー! 相変わらず今日も毒舌が輝いてますなー!』
まるで漫才か何かのように、軽快なアナウンスが交わされていく。
お調子者実況者のミミと、毒舌解説者のナナは、過去のアクメ・トライアスロンすべてを実況解説してきた手練れである。
場をつなぐトークスキルも、場を盛り上げる流れ作りも、すべてを持ち得ている。
『さてさて、そんな死屍累々のアクメ・スイミングを制するのはいったい誰なのかー!』
『ざ、ザコメスはここでおしまいだけど……強いメスは、何人か居るみたい』
『おぉっと、なんとこのアクメの海を泳ぐ猛者が居るようです! ドローン中継、ゴー!』
ドローンのカメラに映し出されるのは、ピンク色の海をクロールにて泳いでいく一人の女性。海原の如き青い髪と青い瞳は、まったく情欲を感じさせない。
その身体つきはしなやかで、かつ出るところは出ている。まさしく全女性の理想とするプロポーションが、そこにはあった。
「去年より、薄まったのではなくて?」
彼女はまるで媚薬など入っていないかのように──普通の海のように──至極普通に泳ぎを続けている。
その姿は実に堂に入っている。王者の貫禄というのは、こういうものを言うのだろう。
『おーっと! これは前回大会のアクメ・ランまで進んだベテラン、清水雫選手がトップのようだー!』
『つ、強いメス……今年も来てくれて、嬉しい』
『毒舌女の子の貴重なデレ、ありがとうございます!』
雫は既に半分を泳ぎきっており、このまま順当に行けばアクメ・スイミングの一着は雫に決まるだろう。
しかし。
『ややっ!? ここで雫選手に追いすがる影が見えてきたー!』
そう簡単にはいかぬのが、アクメトライアスロンというものだ。
「ハッハッハー! この程度で媚薬を名乗ってんじゃねーよ!!!」
派手な水しぶきを上げながら、金髪の女性が海を泳ぐ。
力強い筋骨隆々の体、そして盛りに盛られた乳と尻。まさしく女戦士と呼ぶに相応しい体躯だった。
『華麗なバタフライで雫選手に追従するのは、同じく前回大会にてアクメ・ランまで到達したレスト・ジーナ選手!』
『か、彼女も……強いメス』
『やはり前歴があるものは強いですねぇー! このまま熱いデッドヒート──いえ、アクメヒートを繰り広げてくれるのでしょうか!』
意味不明な造語を作り出し、実況にも熱が入っていく。
そんな中、第三の人物が泳ぐ二人に肉薄していく。
「フッ、愚かな……馬鹿正直に泳ぐ必要など有りはしないのだよ」
海に浮かんだおまんこを踏みつけ、アクメさせながら一つの影が疾駆する。ピンク色に染まった海面を、泳ぐのではなく走っていく影がある。
乳と尻にまったく肉のついていないスレンダーボディ。その身軽さこそが、忍者のような曲芸を可能にしているのだろう。
『なんとなんとー! ここに来て新しい選手が追い上げてきたー! 今大会初出場の、アクメ・スレイヤー選手だー! ちなみに本名は不明です!』
『こ、小賢しいメス……足滑らせればいいのに』
『おっと、ナナちゃん的にはあまり印象はよろしくない様子! でもあの戦法もルール的にはアリです!』
というより、アクメ・トライアスロンに明確なルールは存在しない。
ゴールしたものが勝者、それ以外は敗者。ただそれだけの、弱肉強食の掟だけがルールだ。
『今の状況ではこの三人が頭一つ抜けているといった印象です! それに続くように何人かの選手も泳ぎを進めているぞー!』
『リリ・ルルカ、雷桜、桑江マラ……後続の選手たちも粒ぞろい』
『後ろの選手たちも、根性を見せてほしいものですね!』
三選手のデッドヒートと、それを追いかける数多の選手。アクメの海を突破した選手たちの争いにより、アクメトライアスロンは大いに盛り上がっていく。
そんな中、未だにスタート地点に残っている人物が一人。
「はぁ〜❤満足満足〜❤」
全裸のまま、ドローンに撮影されまくった美久である。
なんとこのメス、露出撮影に夢中になるあまり、スタートの合図を聞いていなかったのだ。痛恨のミスである。
「あれ、もう始まってる?」
とっくの昔に始まっている。今の今まで何を聞いていたんだろうか、この淫乱ロリ娘は。
「あー……遠くの方に泳いでるの居るねー」
「なんだ、まだこんな場所に居たのか」
「ん?」
呑気な顔で遠方を見つめる美久。その後ろから、聞き覚えのある声がかかった。
「あっ、えーと……アクメミミョンさん」
「アクメリオンだ」
盛大に名前を間違えるが、アクメリオンは寛大な態度を崩さない。
支配者というものは、常におおらかに、極上メスのデカケツのようにどっしりと構えておくものなのだ。
「このままでは優勝どころか、表彰台に上がれるかも怪しいな?」
「ご心配なく。こっから全員ゴボウ抜きにするんで」
ぐいぐいと身体を伸ばし、運動前のストレッチを開始する美久。
どこまでもマイペースである。
「では、さっさとその濃縮媚薬カプセルを海に入れ、レースを開始するといい。お前が何処まで行けるか、見定めさせてもらおう」
「ん、濃縮媚薬カプセル?」
「あぁ。その中には一滴で全人類をアクメさせるに足る媚薬が入っていて──」
アクメリオンの言葉が終わる前に、美久は手に持ったカプセルを口元に運ぶ。
「あむっ──ごくんっ」
「は?」
そして、それを躊躇なく飲み込んだ。
「お、お前……何をしている」
「いやー、馬鹿正直に泳いで追いかけるより、こっちのほうが速そうかなーって❤」
困惑するアクメリオンを他所に、美久は一際淫らな笑みを浮かべる。
胃の中に落ちたカプセルが、パチンと弾けた。
「あっ❤❤❤」
内臓が一瞬で媚薬に染まり、その成分が一気に身体へ染み込んでいく。
腕から脚、心臓から脳。余す所なく特濃媚薬に侵食されていく。
「お゛っ❤❤❤」
心臓の鼓動が高まる。
全身を流れる血流が早まる。
白かった肌が、薄桃色に染まっていく。
「あがっ❤❤❤❤❤」
乳首があり得ないほどに勃起し、その先端からピンク色の液体が噴き出す。
ネバネバとしたローションのようなよだれが溢れ出し、地面に淫らな染みを作っていく。
「────イグッ❤❤❤❤❤」
ぐりん、と白目を剥いた瞬間──美久の股間から、まるでウォータージェットのように潮と本気汁が噴き出してきた。
「おんぎゅお゛お゛ぉお゛お゛お゛ぉお゛お゛お゛ぉお゛お゛お゛ぉぉお゛お゛お゛ぉぉぉお゛お゛お゛お゛お゛ぉ〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ!?!?!?!?!?❤❤❤❤❤❤❤❤❤❤❤❤❤❤」
その勢いは凄まじく、美久の未成熟な身体が噴射の反動で宙に浮く。
数秒後、美久の身体は空高く舞い上がっていた。
「……マジか」
アクメリオンが瞠目する。
間違いなく、今まで見てきた中で最上級の絶頂。自分の身体を飛ばすほどの潮吹き。
天に浮かぶ美久の姿を見上げて、アクメの支配者は戦慄する。
「ほお゛お゛お゛ぉぉお゛お゛ぉぉお゛お゛ぉ〜〜〜〜っ!?!?!?!?❤❤❤❤❤❤ごれっ!!!❤❤❤イグのどまんにゃあ゛あ゛ぁぁあ゛あ゛あ゛ぁあ゛ぁぁあ゛あ゛あ゛ぁ〜〜〜〜〜〜〜っ!?!?!?!?!?!?❤❤❤❤❤❤❤❤❤」
晴天にて、これ以上なく晴れ渡る青空。
そんな青空を、一筋のアクメ流星が駆けていく。
「おまんこぶっごわれりゅう゛う゛う゛ぅう゛う゛ぅう゛う゛ぅう゛う゛う゛う゛う゛う゛ぅぅぅう゛う゛ぅ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!?!?!?!?!?!?❤❤❤❤❤❤❤❤❤❤」
アクメ潮によって淫らな虹を掛けながら、一人の少女が飛んでいく。
快楽に狂った頭で、本能のまま、空を飛ぶ。
「んぼばぁぁあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ぁぁあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ぁあ゛あ゛あ゛ぁあ゛あ゛ぁぁあ゛あ゛ぁあ゛ぁぁお゛お゛お゛お゛ぉお゛お゛あ゛ぁぁあ゛あ゛ぁあ゛あ゛ぁあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ぁあ゛っっっっっっっっっ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!?!?!?!?!?!?!?!?❤❤❤❤❤❤❤❤❤❤❤」
とんでもない量のアクメ潮を噴き出し、美久の身体はあっという間にアクメの海を渡り切る。
そして。
「ゴールですわ!」
「オレの勝ちだぁー!」
「一位は渡さん……!」
ゴール前に迫っていたトップ三人を。
「あぎゃがぁあ゛あ゛ぁあ゛あ゛あ゛あ゛ぁぁあ゛あ゛あ゛ぁぁぁあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ぁぁぁあ゛あ゛〜〜〜〜〜〜〜っ!?!?!?!?!?!?❤❤❤❤❤❤❤」
「えっ!?」
「ウソだろっ!?」
「なんとぉ!?」
一気に抜き去り、一着でゴールのテープを引きちぎった。
「おごごごごぉおぉおぉぉぉ〜〜〜❤❤❤❤❤ふぎゅぅ〜❤❤❤ふーっ❤ふーっ❤❤」
地面を転がりながら、余韻アクメにのたうち回る美久。
その股間からは未だに大量の愛液と本気汁が溢れてきており、絶頂の深さを物語っていた。
「…………」
「…………」
「…………」
『…………』
『…………』
その場を沈黙が支配する。
選手はおろか、実況と解説すらも言葉を失って呆然としている。
『……ハッ! あ、アクメスイミング勝者──姫川美久〜〜〜っ!!!』
我を取り戻した実況の一声により、再び時間が動き出す。
その瞬間、テレビの向こう側では大歓声が巻き起こった。
「なるほど……姫川美久。やはり面白い女だ」
そんなカオスな状況の中で、アクメリオンは静かに笑う。
アクメスイミング勝者・姫川美久。