※この作品はR-18です。

ふとした事から『世界の支配者』になった男の話   作:操作ボムボム

1 / 1
支配する力

 皆さまごきげんよう。俺はこの物語の主人公である武士(タケシ)。都内の名門大学を卒業し、一流企業に就職した物の、仕事の成績が上手くあがらず、気付けば平社員のまま3年が経過していた。その間に同時期に同じ会社に就職した同僚は出世して部長に就任する者もいたが、俺は手取り20万円の給料のまま、今日も上司から冷たい視線を送られ、営業先のお客様からも嫌われ、後輩からもイヤな視線を送られ続けるという無限ループを繰り返していた。

 

(給料は良いのに、何でこの世の中冷たい人間だらけなんだ・・・)

 

 学生時代の俺は基本、学力もそれなりに良かったハズで赤点は取った過去は一度もないが、社会人になるとココまでいじめを食らうだなんて予想もしなかったから本当に嫌な毎日である。

 

「あんた・・・。仕事はロクに出来ないけど、これだけは唯一の採り得ね!!ほら、して欲しいんなら早く出しなさい!!」

 

 その日、俺は社長室に呼ばれていた。黒川純恋(クロカワスミレ)、今年で35歳になる若社長だが俺に対する扱いがホントに酷い。入社したころは確かに「金さえ出せば美人社長とヤラせてもらえる!!」と言う感覚でその屈辱に耐えてきたが、今の俺にはもはや、セクハラにしか見えない。下手をすると、手や足が飛んできて、怪我してしまいそうなぐらい、危険な行為もあるから本当に耐えかねる日々である。

 

 だが、今日の俺は違う。

実は昨日の夜、俺はとある力を授かった。

 それは疲れ果てて帰って来た帰宅後の事である。

神様の使い手で「天使」と名乗る人物から授かった『世界の支配者』になる事が出来る力だ。

 天使の予言によるとどうやら俺は、日頃からのストレスに寄り寿命が縮まっておりいつ死ぬか分からない瀬戸際に立っていたようだ。

 

 

「あなた・・・。今のままだと本当に死んでしまいますよ・・・?」

「さすがは神様・・・、何でもお見通しって訳ですかい・・・。」

 

 俺は神様に向かって少し挑発するような感じで問いかけを返した。

神様の言う事が本当なら、俺はチート的な能力を手に入れる事が出来る訳だが・・・。

 

「この世の中の人間ってなぜ自己中心的な人物が多いんだ?」

「それは、人それぞれの考えですからね・・・。あなたがそう思うだけで、その人はそうじゃないかもしれまsねんし・・・」

「ココ3年の間、ロクに生きれなかった。幼なじみは良い奥さんと結婚しているし、セフレを何人も作っているヤツもいたり、マイホームを立てるのもいるけど、何故か俺だけ平等に生きてこれなかったぞ?流行り病には感染するし、最悪の人生だ。」

「では、この世界を貴方の思うがまま・・・、都合の良いように生きられる世界にしたい?という事で宜しいでしょうか?」

「あぁ・・・。俺以外の人間の人権を排除し、これからは俺の望む世界に作り替えてやる・・・。それが出来れば俺はいつ死んでも構わない!!」

「それでは、そういう事にしときましょう!!・・・・・・エイッ!!」

 

 女性の天使は俺の前で、地面に向かって杖をポンと叩いた。

特に違和感を感じる事は無かったが、気が付くと天使は俺の目の前から姿を消していた。

 もし、さっき言ってた事が本当の事なら、今の俺は最強である。

明日、出社したら社長にギャフンと言わせてやる。俺はそう思いながらその日、眠りに付いたのだった。

 

そして、時は変わって次の日の朝・・・。

 

「今まで我慢して来たけどさ?このぐらいの資料も直せない貴方、必要ないからね?今日付けで貴方をクビにします。体臭もするし、出直して来たら?」

 

 純恋社長から言われた次のひとことで俺はぶち切れた。

とうとう言ってはいけない事を、社長は言ってしまったのだ。

 俺も体臭の事については充分に周囲に気を使っている。

しかしだ、周りの写真が見ていないとは言え、人が一番気にしているコンプレックスな部分を堂々と発言するとは何とも許しがたい存在だ。

 

「社長、お言葉ですが先ほどの発言について、こちらは非常にショックを受けました。今すぐ発言の撤回と俺をクビにすると言ったパワハラ発言に対し、【今すぐ】修正と謝罪を宜しくお願いします!!』

 

すると純恋社長は顔色を変えて、俺に向かってこう発言してくるのだった。

 

「武士(タケシ)様、この度はご無礼な発言をしてしまい申し訳ございませんでした。クビにすると言う発言も撤回させて頂きますのでどうか、お許しくださいませ。」

「素晴らしい・・・。非常に感情のこもったその謝罪の言葉・・・。忘れるなよ・・・。それから、今から俺がお前を支配する!!つまり、お前の体、人権、財産は全て俺の所有物となるのだ。さぁ、まずはお前のエロいそのカラダで俺をご奉仕しろ」

「かしこまりました」

 

こうして、俺の新しい人生が幕を開けるのだった。

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
点
※参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。