※この作品はR-18です。

系   作:七星七夕

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当作品は二次創作であり、原作、実際の物事、人物、事象には一切の関連がありません、ご注意ください
また、死ぬほど捏造設定があり、原作の隙間を縫うような部分がいくつも散見されますが、これは個人の好みでありそういった作風であるとご理解いただければと思います。個人的にはその隙間は想像の余地のままになってたらうれしいな!

また、当作品は恋愛小説です
版権キャラクターとの恋愛描写や性行為描写が苦手な方は回避をお勧めします
主人公が大怪我したり戦闘したり場合によっては修行するかもしれませんが誰がなんと言おうとこの作品は恋愛小説です。ご理解いただければと思います
カップリングは「吉良イヅル×オリジナルキャラ」になります。ハーレム等の予定はありません、悪しからずお願いします









「騒動」

「騒動」

 

 

 村正による斬魄刀実体化の事件よりはや一週間。あちこち壊れてること以外は…特に六番隊以外は日常を取り戻しているようにしたかった

 しかしながら今度は「刀獣」と呼ばれる主人を失っても実体化を続ける斬魄刀たちによる被害が報告され、相変わらず護廷隊はその対処に追われている

 

「わっびすっけはーーーーーーーーんっ!❤︎」

 

 翠霞は盛大な声をあげながら今日も侘助に抱きついている。侘助本人は暗い無表情のままなのでどう思ってるのか図りかねるが、抵抗しないあたりまんざらでもないと思いたい

 

「申し訳ありません吉良副隊長…」

 

 全くもってうちの翠華がご迷惑をかけている。翠霞は本当の主人に対してよりよっぽど侘助を見た時の方が主人を見つけた犬のような態度をとるのでその度ため息が出た。本人に悪意がないので余計に

 

「まぁ、その…嫌がってはないから」

 

 なんて貴方は困った表情。そりゃそうだよね、困るよねこんな子

 

「…翠霞、いい加減にしなって」

「いややで! 侘助はんにけったいな虫寄らへんようにうちのものって匂いぎょうさんつけとかな!」

「犬かあんたは」

 

 いや狼って確かに犬の源流なんだけどさ

 

「ねー、侘助はん! 今日も素敵どすっ❤︎」

「……そうか」

「ねぇそれ絶対侘助困ってない?」

 

 私の発言は虚しくも流れていった

 

 

********

 

 

 怪我は治っても無理は禁物と四番隊に念を押されてるので戦闘には出れないものの、やることはいくらでもある。事務処理とか雑事とか

 

「うぇぇん…侘助はん帰ってもうた…」

 

 半泣きで私の手伝いをする翠霞だけど、言われたことはきちんとやるので自分を感じる

 

「まぁまぁ、多分終業後に会えるから」

 

 中庭を箒で履きながら慰めると、翠霞は半泣きのまま要望を押し付けてきた

 

「お昼一緒に食べたらええやん! ほんならうちも侘助はんとご飯たべれるのに!」

「お昼被るかわかんないからなぁ」

 

 お互い仕事なのでそもそも何かしらの時間が重なる方が珍しい

 

「そんなに言うなら侘助のところ行ってくれば? 一人で行動してるかもだし」

「ええの!? 鏡花ちゃん最高! おおきに!」

「終業までには帰ってきてよー…って聞いてないなあれは」

 

 翠霞は光の速さで隊舎を飛び出していった。刀獣騒ぎを考えるとあんまり手放したくないんだけど…まぁたまにはね

 

「さてと、私は書類が待ってるのよね…」

 

 少しげんなりする。気分転換に中庭掃除してただけなので仕事に戻らなければ。終わったら班の人と白打の練習でもしようかなぁ

 

 一先ず仕事場に移動する。吉良副隊長の補助がある三席ならともかく、七席になんてそんな大した書類仕事は回ってこないのですぐ終わるんだけども。字が綺麗じゃないので割と心が沈む

 

「あ、緋月七席」

 

 ふと声をかけられた。その先には片倉六席の姿が

 

「どうしましたか? 片倉六席」

「吉良副隊長に所用があったのですが、今どこにおられるかわかりますかね?」

「あぁ…少し待ってくださいね」

 

 そこで少し意識を集中させる。わずかな霊圧の糸を辿って目的の場所を検知した

 

「現在は九番隊に居られるようです。おそらく連載原稿の提出かと」

「…ありがとうございます。にしても、そのストーカーみたいな特技やめないんですか?」

「? やめたら彼の方の万が一に備えられませんので」

「…そうですか」

 

 それだけ言うと片倉六席は軽く会釈をして去っていった。何が言いたかったんだろうか

 

 

********

 

 

 一先ずやることを終えて食堂でお昼。翠霞帰ってこないなぁ〜くらいに考えていたら、右隣ににっこりと佇むタレ目美少女の笑顔

 

「…おかえり翠霞」

「ただいま。侘助はんにぎょうさんかまってもろうたさかい帰ってきたの」

「よかったねぇ」

 

 とりあえず頭を撫でる。狼耳のあたりもふもふだなぁ、尻尾も触り心地いいんだろうな

 

「鏡花ちゃんはお昼?」

「そうだよ。翠霞も食べるならもらっておいで」

「ほなそうしよかな」

 

 翠霞がご飯をもらってくる間少し待つ。すぐ帰ってきた翠霞と改めてお昼になった

 

「いただきまーす」

 

 互いに選んだのがだし巻き定食なあたり己を感じる。添えられた大根おろしに醤油をかけるところまで同じとは、正しく写し鏡そのもの

 

「鏡花ちゃん最近吉良はんとどうなん?」

「どうって?」

「職場やとほんまいちゃつかへんよなぁ思て。照れてるん?」

「そこはお互い公私混同しない主義だから」

 

 おしんこを挟みつつ食べすすめながら言う。仕事は仕事である

 

「ふぅん、死神ってめんどいね」

「仕事がなかったらあんたくらい素直に生きたいわよ…」

 

 何よ、毎回出会うたびに飛びつくアレ。羨ましいったらない。私もあぁやって出会った瞬間飛びついて愛を表現して生きてたいわよ

 多分彼の方が引くからしないけど!

 

「ほな、後で素直になれるようにしたるね」

「?」

 

 翠霞が何を言ってるのか汲み取れないけど、少し背筋が冷たく感じた

 

 

********

 

 

 終業後。午後の業務は翠霞にも手伝ってもらって終えた。ご褒美に甘味を奢って帰路に着く

 

「あんみつはええなぁ…」

 

 普段は得れない味にご満悦のようだ。食べる時も初めは警戒していたけど食べたら嬉しそうだったものな

 

「おいしかったならよかった」

「こらますますお礼をせなあかんなぁ」

「いいよそんな、お礼とか」

「せっかく人の姿になったんやもん、日ごろのお礼はさせてや」

 

 そう翠霞は笑う

 私はそこに果てしなく嫌な予感がした。でも流石に信じてあげたいし…と思うと無闇に警戒するのも躊躇う

 

「あ、書店や! 寄っていってもええ?」

「良いけど…何か用事?」

「"お礼"のために少し必要で」

 

 とりあえず書店に向かった。ついでに何か料理本でも探しておこう。彼の方に作ってあげるお弁当の新しいおかずが増えるかも

 しばらくすると用事が済んだのか翠霞が声をかけてきた

 

「終わったわぁ。おおきに」

「もういいの?」

「うん」

 

 何やら満足したようなのでとりあえず帰ることに

 部屋着に着替えて体を伸ばす。今日も疲れた

 

「ちょっとお手洗い行ってくる」

「了解〜」

 

 用を済ませて帰ってくると何故か布団が敷かれていた。疑問を表に出すと翠霞が笑う

 

「鏡花ちゃんへのお礼にあんまをしたろう思て用意したの。さ、寝転がって?」

「はぁ…」

 

 そういえばあんまって受けたことないなぁ、せっかく翠霞が用意してくれたなら受けてみようかな。

 もしかしてさっきの書店はそのため?

 

「わかった。よろしくね」

 

 なんて返して寝転がる。うつ伏せでとのことだったのでうつ伏せで

 

「ほな行くで〜」

「うん」

 

 その言葉を合図に肩甲骨のあたりからぐっと圧がかかる。その圧は背骨をなぞるように徐々に下に向かって、腰まできたらまた上へと繰り返す

 

「ん…」

 

 思ったより気持ちいいかもこれ。圧迫されて筋が伸びる感じ

 何度か上下に往復すると、今度は腰を集中的に押される手のひらの圧が腰にかかって、のびるっ

 

「んあぁ…っ」

 

 気持ちいい〜…。あんまってこんな感じなんだ。今度本格的なお店行ってみようかなぁ

 

「下がるよ〜」

 

 そう言って今度はお尻に触れる。いやらしくない揉みしだきというか、力を込めて解されるのは気持ちいい。その後足に行くに従ってやや際どいところに入りびっくりしたけど事なきを得た

 

「仰向けになって〜」

 

 今度は仰向けかぁなんて思いながら体を返す。正面からは脚だけみたい。それにしても背中あったかいなぁ…解れるってこんな感じなのか

 

「足先からやっていくよ〜」

「ん…あたっ」

 

 いたい、足の裏いたいっ

 痛いけどなんか気持ちよくて変になるっ

 

「あたたたたっ」

「あは、ツボって言うねんて。不健康やと痛いらしおっせ」

「そうなの!?」

 

 不健康に生きてるつもりはないんだけどな。あっごめん嘘この間夜中に隠してあるおやつ食べた

 その後も五分ほど痛みは続いた。次にふくらはぎ、太ももときて脚の付け根に移行する

 

「んっ?」

 

 その時一瞬だけ、危ういところに指が触れた気がした。それは何度か続いて、流石におかしいと気づき始める

 

「…翠霞、何やってるの?」

「何って…あんまやで?」

「なんかそれ以外に触ってるでしょ」

 

 そうやって睨みつけると翠華は「これのこと?」と言いながら下着越しに陰核を弾いた

 

「んぁっ」

 

 って感じてる場合じゃなくて

 

「そうそれ、今すぐやめなさい」

「嫌」

「怒るよ」

 

 また陰核が弾かれる。今度は声を堪えた

 

「かなんよ。ここからが本番やさかい」

 

 そう言うと翠華は下着越しに陰核を咥えた。吸い付くような音を立てながら舌でそれを弄ぶ

 

「あっ、ちょ、だからやめって…!」

 

 上体を起こして頭を掴むけどびくともしない

 

「やぁっ、あっ…だめ、すいかぁ…っ」

 

 舐め弄ばれる場所が陰核なだけあって強制的に快楽を生む。声が出てしまうのが恥ずかしいほどに

 でも翠霞が離れる気配はない。達するのを待ってるみたいに

 

「んっ、んぅ…っ、あっぁ…だめだめやめてっ」

 

 その時、一瞬だけ翠霞の顔が離れたかと思ったら下着をずらされてまた陰核に吸いつかれた。今度は下着という緩衝材がない故に直接的な快楽が脳に刺さる

 

「—っあ! ぁあっ! それだめ離れてっ、お願い、すいかぁっ」

 

 顔をずらそうと額のあたりに手を置いて必死に押してるのに本当に動かない。言葉で言っても聞かないし…やばい、これはやばい

 

「あっ、やぁ…っ、いきたくない、いきたくないのぉ…っ」

 

 本当にこのままだと逝ってしまう。それは避けたいのに

 

「あ、だめいく、いっちゃ…っ、あぁぁあぁあっ」

 

 結局果ててしまった。少しばかり脱力していると翠霞の顔が離れる。漸く終わったのかと思ったら次は指が入ってきた

 

「!」

「ぎょうさん気持ちようなってとろとろになろうねぇ…」

「やめっ、やめなさいってば!」

 

 どれだけ抵抗しても相手が退いたりする感じはない。本当にない。斬魄刀としての力をここで発揮しないでほしい

 指は容赦なく膣内で弱いところを責める。流石に私の写し鏡というか、弱いところも把握されてる

 

「あっ、あ、やぁっ、よわいとこしないでっ」

「やかましい口は塞いでまおう」

「!」

 

 キスをされた。舌を捩じ込まれて絡め取られる。その間も膣内の刺激は続くから、半端に息が出て苦しい

 

「ん、ふ…ふぅ…んぁ、ん…ぅん」

 

 長いキスの末に漸く解放されたけど、息が苦しい。力が入らない

 

「大人しなったね、ええ子ぉ」

 

 せっかく起きた上体も倒れ込んでしまう。その隙を突くように膣内では集中的に弱い場所を責められる

 

「あ、あぁっ…やぁ、それやぁぁ…っ」

「あかんえ。よーくほぐさな危ないやん?」

「そもそもなんで…っ、あっ、あぁっ」

「お礼やわぁ。言うたやん?」

 

 まさかお礼って嫌がらせのことを指してるの!?

 

 そんなに嫌がることしたかなぁ、もっと侘助といたかったってこと?

 そんなことを考えてるうちに今度は翠華の手が胸に伸びる。膣内に指は残ったままで

 胸に伸びたでは薄い着物からわかる胸先の感触を確かめてから袂の中に侵入してきた

 

「だめだめっ、おっ…あ、おく、と…胸はだめぇっ!」

 

 その組み合わせはだめだすぐに行ってしまう

 ただでさえ弱いところこんこんされてるの耐えてるのにそこまでされたら耐えられない

 

「だーめ」

 

 そう言って翠華は容赦なく胸先を強く摘んだ

 

「あぁあぁああぁあぁっ!」

 

 派手に果てた。それでも刺激は続く

 

「あっ、なんでだめ、そのまましたらまたすぐいっちゃっ」

「とろとろになるまでしようねぇ」

「あーっあぁっ! おく、こんこんらめいっ…〜〜〜〜〜っ!!」

「二回も逝けてえらいなぁ。その調子」

 

 何回果てさせるつもりなんだろう。三回目に逝ったあたりで、翠華が袴を下ろした

 

「鏡花ちゃんが気持ちよさそうやさかいうちもこないになってる…いらって?」

 

 正面にいた翠霞が横に少しズレると、自分の秘部に私の手を当てた。そこはもう手を汚すほど濡れそぼっている

 

「うちにも、気持ちええのして?」

 

 完全に空気に流されていたと思う。私はゆらりと起き上がると翠霞の蜜穴に指を挿入れて膣内を刺激する。向こうも同じことをするから快楽でお互い声が漏れた

 

「あっ、ん…ぅ、あぁ、またいくっ…〜〜〜〜っ!」

「ん、ぁ…あっ、そこ、きもちぇ…っ」

 

 互いの膣内に二本指を挿入れて擦り合う。予想より気持ちよくておかしくなりそう

 

「あぁぁっ、あぁっ、なんど、も、しな…っ」

「んぃ…っんぁ、ぁっ、あぁっ、うちも、い…っ!」

 

 翠霞の膣内がきゅっとしまる。自分の限界も感じて頭が真っ白になった

 

「あああぁあぁぁぁあぁっ!」

「ぁあぁああぁあぁああっ!」

 

 やっと翠霞の指が止まる。お互い息が上がって限界かも…なんて考えているとお互いの膣内から指を抜かれる。すると翠霞が覆い被さってきた

 

「わぁっ!」

「やっぱ鏡花ちゃんかいらしいなぁ!」

「まってちょっとま…っ」

 

 強制的に布団に戻される。もう一度唇を奪われて翠霞の手が胸に伸びた

 

「んぅ…んーんんんっ! んー! んー!」

 

 やばい、もう一回というわけにはいかない。流されてさっき一回しちゃったようなものなのに斬魄刀とは言え自分の写し鏡とは! ちょっと趣味が悪…

 

「っぷは…鏡花ちゃん、もっととろとろになって喜んでもらおうなぁ…」

「誰に!?」

「吉良はんに決まってるやん…いっぱいとろとろになってお誘いしたろう?」

「や、やぁ…っ」

 

 まずいこれはまずい。さっきのでまだ腰に力が入らないのに。これ以上されるわけには

 

「ていうかお誘いって何よ…っ」

「最近うちらの騒ぎでちゃんとできてへんやん? やさかいお礼にお膳立てしたろう思て❤︎」

「余計なお世話よ!」

 

 なんとか腕を掴めたのでギリギリと攻防は続く。しかし滑って手が離れた拍子に今度はこちらの腕が拘束されてしまった

 

「やばっ、離してよ翠華!」

「だーめ、人の善意は受け取っとくものやわぁ?」

 

 やっぱり掴まれた腕はびくとも動かない。本当にこんなことしてる場合じゃないのに!

 翠霞の空いてる片手がまた胸に触れる。少し胸先を引っ掻いてハリを持たせると、そのまま強くつねった

 

「っあ! あぁぁぁっ!」

 

 電流が走ったような痛みと快楽がある。その後でやわやわと引っ掻いたり摘んだりするものだからまた声が出た

 

「鏡花ちゃんほんまにここ弱いなぁ…かいらしい」

「やぁ…っ、あっ、ひぁっ」

「吉良はんは知らへんけど…ここも好きやでね?」

 

 翠霞の手が胸元から離れたかとおもったら骨盤の上を爪でなぞり始めた。そこから下腹部に向かって子宮の辺りを軽く押される

 

「!!」

「ほら…ここってみんなが気持ちええ訳とちがうんやわぁ? ほんまに吉良はんの言う通り淫乱やったりして」

「ちが…っ、んぃっ」

 

 下腹部を優しく押し撫でられると疼くような快楽が溜まる。そこだけ性感が溜まっていくみたいな、膣内が無理やり反応させられてるみたいな

 

「こん、なのぉ…しらなっ」

 

 私が私でなくなるみたい。こわい、こわいよ

 

「気持ちええなら素直になろ? きっとその方喜んでもらえるさかい…」

 

 翠霞が耳元で囁いてくる。体がおかしくなりそうでこわい。下腹部が、膣内が、子宮が疼いてもっと欲しくなるのが怖い。いや、いやだよ、彼の方の手じゃないのが嫌

 

「ひぅ…いづるさ…たすけて…っ」

 

 ちょっと泣けてきた。自分の知らない弱点晒されるとか恥ずかしくて死にそう

 少し涙がこぼれて、声が聞こえた

 

「そこまでだ」

 

「…?」

 

 彼の方の声がする、幻聴?

 

「あら〜残念」

 

 声に反応するように翠霞が上から退いた。掴まれていた腕も解放されて上体を起こす。流石にこんな姿で前には出れないと布団をかぶった

 

「そないに焦らんでもお呼びしたのに…」

 

 胸元がはだけたまま翠霞は障子を開け、止めようとした頃には遅かった。怪訝な表情の貴方がこちらを見ている

 

「侘助から嫌な予感がすると言われて来てみれば…『助けて』なんて聞こえるから焦ったじゃないか。月大神、君は自分の主人に何をしてるんだい」

 

 そう言いながら貴方が部屋に入ってくる。すると貴方は布団を被った私を抱きしめながら翠霞を睨んだ

 

「日頃のお礼思てあんまと…少しお膳立てをしたろうかと❤︎」

 

 悪びれないその様子に貴方は大きなため息をついた

 

「あっでも今日は3人でとは思てへんのどすえ? 鏡花ちゃんを預けたらうちはこの場を去るさかい」

 

 なんてにこにこ言ってるけど、そういうことじゃないと思う。あと"今日は"って何

 貴方も同じ意見だったのか、低い声で呟いた

 

「…侘助」

 

 その言葉と共に障子のむこうで特徴的な影が映る。影は「…入るぞ」とだけ言って障子を開けると、そのまま入ってきて空いた腕で翠霞を持ち上げてから小脇に抱えた

 

「…『これ』はこっちで預かる」

 

 それだけ残すと侘助は翠霞を抱えたまま瞬歩でどこかへ消えた。私が一連の流れに置いてかれていると、貴方が私の被っていた布団を剥いでまじまじと見始めるから恥ずかしくて胸元を腕で覆う

 

「み、見ないでください…」

「…何されたんだい、こんなにはだけて」

「女性同士で強姦紛いってあると思います…?」

「!」

「…そんな感じです」

 

 強姦紛いっていうかそのままそれだった気もするけど…

 

「君、それは斬魄刀に舐められてないか?」

「一応屈服したはずなんですけどねぇ…」

 

 本当に誠意があるかは別としてあの子なりの優しさだったんだと思いたい

 

 だめだ思い出すと恥ずかしくて火を吹きそう。貴方でもないのに新しい弱点を晒されるなんて屈辱すぎる。そ、それにあんな、あんな破廉恥な部分も私にはあるなんて…っ! そんなわけないと思いたい

 私が勝手に百面相してるのを貴方が黙って見ているのに気づいた時、また顔から火を吹いた

 

「ど、どうしたんですかそんなにじっと見てぇ…!」

「…なんかやましいことでもあるのかと思って」

「やましいって言うか…晒し者にされたって言うかぁ…っ」

「どんな風に?」

 

 それを言わせないでほしい。まるで自分から、しかもこの状況で、まさしくお膳立てされて誘ってるみたいじゃんか!

 

「〜〜〜〜っ、だ、黙ってちゃだめですか…!」

「ダメ」

「ひぇ…」

 

 自分の手で説明するのが恥ずかしすぎて、貴方の手を下腹部に寄せる。自分の下腹部と手で貴方の手を挟んで、手の震えを抑えた

 

「ここ…子宮の上くらいを押し撫でられると…お腹が疼いて恥ずかしいのを…曝け出されて…っ」

 

 試しに、と言うように貴方がその手に少しだけ力を込める。反応した私からは小さく声が出て、貴方から低い声が聞こえた

 

「…へぇ」

「…!?」

 

 不機嫌な声に思わず顔を見上げて貴方を見る。すると貴方は少し怒っていて、私は嫌な予感がした

 

「きゃぁっ」

 

 急に押し倒される。貴方は薄暗い部屋の灯りをまた一つ落として真っ暗にした、どういうことこれは…

 

「ひぁ…?」

「僕以外の手で感じたってこと?」

「あ…」

 

 答えられなかった。言われてみれば確かにそうで、その通りで、そこも恥ずかしくて、今にも心臓が爆発しそう

 暗がりで貴方の顔は見えないけど、声が確実に怒ってる

 

「沈黙は肯定と取る。これはお仕置きが必要だね」

「ひぇ…ごめんなさい…っ」

 

 嫌な予感が的中してしまった。これは逃げられそうにない、どうしよう私悪い子じゃんか

 でもさっきと違う、明らかに違う。貴方の手が触れている場所が、熱い。翠霞が触れてる時はこんなことなかったのに

 

 どうしよう、貴方の香りがする。心臓がうるさくて、お仕置きなのに何か期待してしまう。熱が欲しい、もっと欲しい

 

「はぁ…っ」

 

 期待が吐息となって漏れ出た。それを感じたのか貴方が私に囁く

 

「期待してる?」

 

 自覚してるのに熱くなる。期待しないなんてできないのに。こんなに貴方の香りがして、こんなに貴方の熱があって、こんなに貴方がそこにいるって思てしまうから

 

「貴方が、いるだけで…期待してしまいます」

 

 なんでも…なんでも期待してしまう。貴方に触れたい、貴方に触れて欲しい、優しくして欲しい、手ひどくして欲しい…全部本当なんだもの

 

「じゃあ、今日は見なくても僕の手がわかるようにしよう」

「はい…」

 

 たくさん触れて触れられて、わかっているつもりなのに肯定してしまう。その分触れてもらえるんだって期待する

 つ…と貴方の掌が横たわった私の胸を撫でた。掌は胸骨を撫で、腹をなぞりそのまま太腿へ向かう。踵を返して再び腹を撫でると今度は下腹部に掌の感触をすり込むように撫でる

 

「ん…」

 

 撫でられるだけで熱を持つ。貴方の細くて、ふしくれだってて、少し冷たい手が私に触れるたびにそこは貴方の熱で冷えて、私の熱で熱くなる

 

「これが僕の手、わかるだろ?」

「勿論です…」

 

 わからないわけがない。何度も触れた貴方の手なんだから

 

「じゃあここも覚えて」

 

 不意に貴方の指先が私の下腹部を撫で押す。そこは確かに子宮の上を感じさせて

 

「あっ…」

 

 思わず声が出た。そこから貴方はそこを優しく刺激し続ける

 

「あ…んん…ふぁ…ぁ…」

 

 優しく圧迫されるたびに下腹部が疼く。さっきよりもっと大きな波で体が貴方を求めているから、腰が少し持ち上がって媚びてしまう

 

「は…っ、あ、ふ…んぅ…」

 

 もどかしい。どこをいやらしく触れられたわけでもないのに、体が熱を持ってくる。早く欲しい、早く欲しい

 

「いづるさ…」

「僕の触り方、ちゃんと覚えれたかい?」

「はい…っ、だからもっと、お願いします。私にください…っ」

 

 貴方の着流しの袖をひいて懇願する。その情けが愛と言うならば、今日は一段と体がそれを求めていた

 

「…今日はいつもと少し変えようか」

 

 そう言うと、貴方は着ているものを崩して自身を取り出す。すぐに私の下着を取り払って秘部にそれを当てがった

 

「ほぐす必要なんてないじゃないか…斬魄刀とするのがお気に召したのかい?」

「ちが…っ、違いますっ。意地悪しないで…っ」

「どうだか」

 

 嬉しいけどめちゃくちゃ怒ってる。自分以外に手を出されるとこんなに怒ってくれるんだ…それは嬉しいけど意地悪されるとそのまま泣きそう。貴方以外となんてしたくないのに

 本当に慣らしもせず貴方の自身が挿入ってくる。でも膣内はそれをあっさりと受け入れて…そう思った

 

「———っあぁ!?」

 

 最奥まで挿入った時、それだけで果てた。急な感覚に戸惑って背中が反る

 

「どうしたの。ちゃんと言って」

「い、ま…はいっただけで、いっちゃ…?」

 

 言葉に困惑が残る。これは何? 何が起きてるの?

 その言葉で、貴方の自身が私を試すように動く。柔らかいストロークで奥をつつくと弾けるような快楽が脳に届く

 

「あっ、やぁぁ…っ、おくらめっ、ひぐっ」

 

 だめだ、こんなの逝ってとまらなくなってしまう。おかしい、明らかにおかしい

 

「感度が相当上がってるな…さっきのやつのせいか?」

「んん…そんな気しか…しないですよ」

 

 下腹部を撫で押すやつ、絶対あれに違いない。後で翠霞に問いたださなきゃ

 

「どの辺りが気持ちいいの?」

「奥の…弱いところの辺り…」

「ふむ…」

 

 少し貴方が考えるような間をとった。すぐに私に向き直ると、いつもと違ってすこしにやりと笑う

 ちょっとだけ嫌な予感がした

 

「じゃあ続けてみようか」

「ひぇ…」

 

 続けられたら私どうなっちゃうの…

 でも貴方がそう言うならと思ってしまうあたり、自分にも好奇心があるみたい…

 私の答えを待たずに貴方が動き始める。さっきと違って律動のある動きで、あえて奥を責めるから一回押し込まれるだけで逝きそう

 

「ぁあ、おく、ばっかしな、で…! ひぅ、まらひぐっ!」

 

 何度かのストロークで確実に果ててる。それが繰り返されてて頭が溶ける、死んでしまう

 

「あぁっ、あぁぁっ! ためだめ、しんじゃう…っあぁああぁあぁああっ!」

「大丈夫、この程度なら死なない」

「う、そだぁ…こんなっ、あぁあっ、こわれちゃ…っ」

「壊れるのは構わないよ」

 

 普段より優しく愛されてるはずなのに激しい時みたいに気持ちよくて、本当におかしくなる。まだ貴方は余裕そうだし、これから先激しくされたら私どうなるんだろう

 

「おくお、くぅ…あ゛ぁっ、むりれすいっちゃ…あぁぁぁあぁあぁっ!」

「…もっと意地悪をしたくなるな」

 

 貴方がそう言うと少しの間動きが止まる。一度引き抜かれると力の抜け切った体を反転させてまた四つん這いにさせられた。でも上半身に力が入らなくて突っ伏してしまう

 

「ふぇ…はぁ…っ」

 

 ふわつく頭を抱えながらまた奥までそれは挿入ってくる。それだけでまた軽くはてて、腰が反射的に逃げようとしてしまったのを捕まった

 

「逃がさない」

「ひぁぁ…っ!?」

 

 そのまま奥をごり、とそれが貫いてくる。そのまま大きなストロークをつけて弱いところをいじめてくるからまたすぐ果ててを繰り返す

 

「あ゛、ぁあっ、おくらめおくらめっ! すぐいっちゃ、ごりごりしないれっ!」

「奥が好きなんだから、こっちの方が奥に入るだろ?」

「そう、そうだからっ、おくすきだからすぐいっちゃ…っ、ああぁあぁあぁああぁっ!」

 

 やばい、声出なくなりそう。気持ちよくて意識が朦朧とする。本当に、脳が、焼き切れる

 

「〜〜〜〜〜〜〜っ! いづ、いづるさんっ! やらやらしにたくないっ、ゆるひれっ、あぁあぁっ!」

「…っ、ここまでか」

「あ、ああ、おく、おくすき、らめ、おかひくなぅ…っ!!」

 

 そこからさらに動きが激しくなる。擦れ合う刺激が強くなって、それはそれで気持ちよくて壊れそう

 

「あぁっ、あっ、ああ、しぬしぬっ、らめまたいっ………!」

 

 ぐっ、と一番奥にねじ込まれた時、膣内に更に熱いものを感じた。終わって壊れてない安心感と、もう終わってしまったのかという寂しさが両方心に残る

 

 でも体は限界なのか、ずるりと貴方の自身が抜けると体重を支えきれない膝が伸びた。完全にうつ伏せになって動けなくなる。貴方は今どうしてるんだろう、私は首一つ動かせないけど

 ため息が一つ聞こえた。何を思っているんだろうと考えていると

 

「ひゃぁ!?」

 

 背筋を指でなぞられる。部屋が暗くて見えないのも相まってより感覚が鋭敏に感じた

 

「な、何してるんですか!?」

 

 体が反射的に起き上がる。貴方の方を見ると、何やら電気をつけつつ考えていて私も顔に疑問を出す

 

「?」

「僕の知らない君があると言うのは些か気になる」

「なっ…」

 

 急なことに顔を赤くした。でももう私の知ってる私なんて貴方は全部知ってるんだから、それは私の知らない私にもなるのでは?

 

「だからとりあえずあちこち触ってみようかと思って」

「ひゃっ!? やめっ!?」

 

 脇腹とか尾てい骨とか、普段あんまり触らないようなところを指の腹で撫でるようになぞられる。それぞれくすぐったかったりそうでなかったり…あれこれ反応を観察された

 とりあえず終わった後はめちゃくちゃ息が切れた。本当、どうしてこうなったんだろう

 

「ぜぇ…はぁ…」

 

 それでもまだ貴方は納得のいかないような顔をする

 

「何がお気に召しませんか…?」

 

 切らした息でそう問うと、貴方は難しい顔をした

 

「どうやったら君の斬魄刀を上回れるかと思ってね」

「はぇ…?」

 

 もしかして、翠華の知らない私が知りたいの?

 そう考えが行き着いた瞬間、嬉しさのあまり心臓が轟いた

 

「……! ………っ!! 〜〜〜〜〜〜っっ!!」

 

 顔が熱い、顔が熱い!

 だってそれって

 

「どうしたんだい、そんなに赤くして」

 

 貴方はやっぱり理解できてないみたいで、私は更に答えづらくなった

 でも答えないのも無理だ、こんなに顔に出してしまっては

 

「…まです」

「?」

「い、今が、そうじゃないですか…ここにあの子は居ないんだから」

「!」

 

 今し方破廉恥なことをしたわけだけども、あの子は今この時間を見てないわけで。なんなら刀でいても必ず帯刀してるわけじゃない。その時間をあの子は知らないんだから、わかるわけないのに

 

「イヅルさんしか知らない私なんてたくさんいるのに、それでも知ろうと思ってくれるなんて恥ずかしいやら嬉しいやらで…どうにかなりそうです…」

「……」

 

 私の言葉に、貴方も顔を赤くした。少しの沈黙が流れる

 

「…だ、だから、無理に対抗しなくたって」

 

 どうせ体のことなってしまえばあの子の知らないことはないんだから、それならあの子の知らない時間を増やせばいいのに

 

「…分かってはいるんだ。斬魄刀は己の写し鏡、誰よりも自分を知っている」

「……」

「分かってはいるんだけどね」

 

 貴方の言葉は寂しそうで、不謹慎だけど私はまた嬉しくなる。そして私は、貴方のことがもっともっと知りたくなった

 

「私も知りたいですよ」

「!」

「私は貴方を隅まで、隅の隅まで知って、色とりどりの表情を見て…貴方とずっと一緒にいたいから。そう考えると侘助に嫉妬してしまいますね」

 

 貴方を一番知ってるのは貴方自身で、その写し鏡が貴方の斬魄刀と言うのなら嫉妬しないわけがない。貴方を一番知ってるのは、私でいたいんだもの

 

「だからきっと、同じ気持ちなんですね。嬉しい」

 

 思わず笑みが溢れる。すると貴方は、私を抱き寄せてため息をついた

 

「本当に…僕に無理やりされた時は悲鳴一つあげなかったのに」

「貴方になら何をされてもいいと言ったではないですか」

「でも玩具は嫌なんだろう?」

「あれは貴方じゃありません!」

 

 酷い話だ。たとえ貴方が持っていても、あれはどうしたって貴方じゃないのに。貴方じゃないものが膣内にあるなんて耐えられない

 

「それにしても翠霞たち帰ってこないですね?」

「今日は帰ってこないと思うよ」

「どうしてですか?」

「…君の斬魄刀が帰ってくるとは思えないね」

 

 どういうことなんだろう…? でも貴方はそれ以上何も言わなかったのであえて訊くことはしなかった

 

「とりあえず湯浴みするかい?」

「んー…抱きしめられてるのが落ち着くのでもう少ししたら行きます」

「…! しょうがないな」

 

 後ろから私を抱く貴方の腕に擦り寄る。貴方の体温がそこにあるのが落ち着いて、いつまでもここに居たいと思ってしまうな…

 

 

********

 

 

 翌日

 翠霞は本当に朝まで帰ってこなかった

 

 彼の方が帰って行ったのとすれ違うように帰ってきたあの子はどこか幸せそうで、勝手にいかがわしいことでもしたのかと思っていたらどうやら違うらしい

 

「そないな…いかがわしいことなんてしてへんで。ただ侘助はんがしてくれるならなんでもご褒美なだけで…」

「…そう」

 

 二人が何をしたのかむしろ気になった

 

 かと言って侘助はと言えば、普段は刀でいるか意外と行方知れずなことが多く翠霞があちこちをよく探し回っている。個人的には翠霞が避けられてるのではと思うに容易い。私も最初彼の方に避けられてたしね

 なんていうか、頑張れ翠霞

 

「うわーーーん! 侘助はんどこにおるのー!!」

 

 どこからかあの子の叫びが聞こえる。今日はとうとう見つけられなくなったか…頑張れ

 対して私は今日も通常通り仕事をこなす。特に何ということもなく暴れ回るあの子を横目に見ながら雑務と刀獣探し

 まだまだこの現象は続きそうだから、ひとまず仕事は増えそう

 

 とりあえず翠華が未だ叫んでてうるさい

 

 

 

終

 

 

 

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