元ネタ:『岸辺露伴は動かない:富豪村』
サーシャとニルは共に喫茶店で食事をしていた。共に食べているのは、聖国でニルが広めた特大パフェだ。本来カップル用に作られた為か、通常サイズより遥かに大きい。
サーシャ「ん〜♥美味しい♥」
ニル「それは良かった。パフェはいつ食べても美味い。ケーキにアイスクリーム、ビスケットにクリーム、コーンフレーク等を使って作れば角層の味を沢山楽しめる、正に魔法のスイーツだ」
サーシャ「昨日の疲れも癒やされるわね♥」
ニル「ああっ♥客に抱かれるサーシャは綺麗だったぞ♥」
ニルはサーシャの口に、口の中から伸ばした触手を伸ばす。サーシャはニルの触手に気付くと、そのまま口に咥えて優しく甘咬みして舐め回す。
サーシャはその身体から溢れ出る妖艶な雰囲気は、周りの人々を魅了していく。元々ビッチな性格な上にスタイルも良く、周りの男達を魅了していた。そんな彼女はニルと結婚してからより濃厚な女性フェロモンを放出し、匂いだけでも男女問わず虜にするようになる。
ニル「しかし、子供が増えて来ると、流石に住める場所も増やしたくないか?」
ニルが突然そんな話をする。
サーシャ「………な、なんか急に現実的な話になるわね」
ニル「それはそうだろう?サーシャと私が産む子供達は別に手間は掛からないし皆良い子なんだが、人数が増えるとなると住む場所も大きくしたい」
サーシャ「…………そうよね。ジルフリーデ陛下の収める聖国だって、恐らく人数の限界はあるわ。確かにあの子達が住める場所が必要ね」
サーシャは様々な種族の血を引いており、その気になれば翼生やして空を飛んだり、海の中も自在に泳げたり、糸を出したり、嗅覚や耳が良かったりと、様々な異種族の特性を使用可能である。遺跡の時は完全に自分の油断だった。そして、その特性上どんな種族とセックスしても子供を産める。産んだ子供達は全員それぞれ違う種族であるものの、皆マトモな上に成長が速く、16歳になるとそれぞれ美男美女へ急激に成長する。
とはいえ、人数が多くなってきたのも現状だ。聖国にも限界は訪れるだろう。
ニル「そこでだ。ちょっと、昔の記憶を掘り返してみたら、丁度良い里を見つけた事を思い出したんだ」
サーシャ「里?」
ニル「そうだ。此れを見てくれ」
サーシャがパフェを食べ終わったのを確認して、ニルはテーブルに地図を広げた。
ニル「ほら。聖国から2km先の山奥だ。500年前の当時、私は趣味で探検をしていたんだ。この山は私が常に訪れる事があってな。お前達が山賊化した帝国人共を蹴散らした、あの遺跡のある山なんだよ」
サーシャ「彼処に里があったの?」
ニル「やはりその反応か。彼処にたどり着いたのは偶然だったさ。で、私は興味が湧いて探検してみたんだ。所がその里には誰一人として住人が居なくて、家にノックしても反応も無いんだ。人の居る気配も無かったからな」
サーシャ「風化してた廃村なんでしょ」
サーシャがそう訊くが、ニルは首を横に振って否定する。
ニル「所がそうじゃないんだ。建物に荒らされた痕跡は無く、風化した痕跡も無かった。当時は急に人が引っ越しただけだと思ってたから引き返したが、今思えば不思議な里だったな。無人なのに、何かが住んでたような気がする」
その話を聞いたサーシャは、興味深く聞いていた。
ニル「とはいえ、その里なら子供達も住めるだろ?かなり広い土地だったし、また訪れてみようと思う。お前もどうだ?」
サーシャ「………一抹の不安は残るけど、確かに其処なら新しい子供達の居場所にピッタリね」
ニル「行こう」
こうして二人は休暇を返上して、その里へ向かう事に。
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聖国から2km先の山。その中をサーシャとメイは歩いていた。木々が生い茂る中を二人は楽々と進んでいく。
サーシャは持ち前の身体能力を駆使して、木々を飛び越えて行く。
ニルは身体から生やした無数の触手を駆使して木々を伝って行く。
サーシャ「ホントに屈辱的な所ね」
ニル「帝国人から良いようにされた所だったか?」
二人は暫く歩いていたが、軈て二人は周りの雰囲気を変わってる事に気付く。
ニル「っ!この感覚………近いぞ」
サーシャ「雰囲気が変わった……」
そして二人は、辿り着いた。
サーシャ「この道に、こんな里が?」
ニル「不思議だよな。此処は何度も通ってるのに、この里は無かった」
二人が辿り着いた其処は、ニルの言う通り、人の気配がしない大きな里だった。
今回は短いです。