※この作品はR-18です。

〜兎と鴉と女神達〜   作:坩堝の騎士王

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記者会見が終わってからの出来事…

……路線を少し変更……

……NIKKE組と本格的に関わって行く事に……


〜エデン防衛戦(我儘娘の護衛)〜

 

ーフォン……

 

ソファに体を投げ出しながら手元のタブレットを操作するのは[ハル・ハスラー]。

タブレットの画面をスクロールしながら目も動かし、依頼が来ていないかどうかを精査していた。

 

「な〜にしてるの?」

 

『マキナ博士……ご覧の通り、…なにか目星い稼ぎの手段でも無いかな〜と………おっ…いや無いなコ(・)レ(・)は……」

 

ハル・ハスラーの後からタブレットを除くのは[マキナ・タチバナ]……高身長ながらグラマラスな身体をシーツ1枚で隠し、ハルに体を預ける。

※男女が同じベッドに居たと言うことはそういう事である。

 

『……ボランティアじゃねぇんだよ…誰が報酬無しで受けるかよ…』

 

画面に表示された依頼は、[ドラゴン・トライアングル先行調査]……何が悲しくてピ(・)ル(・)グ(・)リ(・)ム(・)…基、時々ア(・)ン(・)リ(・)ミ(・)テ(・)ッ(・)ド(・)隊(・)が居る所に突撃しなきゃ行けないのかと、凄まじくげんなりとした。……依頼元を探ると、案の定というか[更識]だった。

…虎の子所か龍と魔神の群れに突っ込めと言ってるようなものだ。バカの極み…家族関係崩壊済み脳筋対魔忍に相応しいと言えばらしいのだが…

 

「更識って確か、この間ウチの会社に忍び込んで、揉め事起こした奴?」

 

『任務中に絶対天敵とラプチャーをトレインされた事もあった。其れを全部叩き伏せたら貴方は危険よ!だってさww…』

 

「…ふ〜ん……強さで言ったらどんぐらい?」

 

『"マキナ博士"相手にしたら闘いにならん…』

 

酷いと"EX黒栗"の爆撃だけで完封になる……

そんな事を想起しながら、着替えようとしたその瞬間……

 

ーピロン♪

 

一旦ソファーに置いたタブレットからメッセージの受信音が響く。

タブレットを開き、その内容を確認した。……

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

[エニック]

 

ー

ー独立傭兵レイヴンに依頼です。

ー内容は当該施設の防衛と敵部隊の撃退です。

防衛拠点の座標は送信させてもらいますので到達したら報告を……

悪い話では無いと思われますが?

 

友軍識別タグ増付

成功報酬:5000万クレジット

 

送り主:傭兵援助システム:エニック

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

送り主は[エニック]と称された謎過ぎる依頼人。

怪しさ満点ではあるが、結構前から接触して来て尚且つ、報酬・換金・武器の売買や、オリジナル武器の販売も行っているが、何よりも目を引くのが[インテグレーション・プログラム(仮想戦闘システム)]…ハル・ハスラーが今まで見た事も無い敵と戦う事が出来る何とも魅力的なプログラムの参加資格だ。

何度かアクセスしてるし、達成報酬が素敵すぎる為に結構贔屓にしている。

 

「?…」

 

『……ん〜…報酬が高いなぁ…それに…撃退って書いてあるから、「手数と火力の確保か?」…じゃあ、出力の調整を施した[SONGS BIRD(二連装キャノン)]と[Vvcー770LB(レーザーブレード)]をあげよう。使い心地のレポートと戦闘ログはこっちで回収するから宜しくね☆」

 

依頼のついでに、[マキナ博士]からの個別の依頼として新武装のテスターをやって欲しいと言われ支給された武器は……

 

安定した火力をそのままに装弾数を増やしたSONGS BIRD……

 

軽量ながらも中々に広範囲に対応できるレーザーブレード……

 

毎回なんでこんなクリティカルな傑物を製造って来るのか分からないが、せっかくの貰い物だと装備していくことにした。

 

依頼を受諾した旨を依頼主に送信。エナジーバーを喰いながら強化服を着用し、出撃用ハンガーへと急ぎ足で駆けていく。何故か、[マキナ博士]も見送るためについて行くらしい。

 

ハンガーの自分の機体の前に来たハスラーは自分の機体のチェックと武器アセンの変更を行う。

 

ー今日のアセンー

 

HEAD:HCー2000 SHADE EYE

CORE:BDー011 MERANDER

ARMS:ARー011 MERANDER

REGS:2Cー3000 WRECKER

 

と思考に思考を重ねて今の形に落ち着いた[ナイトブレイカー]を纏うと、マキナ博士が操作したデバイスを通じて、武装が取り付けられていく。

 

右手武器:44ー141 JVLN ALPHA(ディトネーティングバズーカ)

左手武器:Vvcー770LB(レーザーブレード)

左肩武器:SONGS BIRD(二連装 キャノン)

右肩武器: Vvc 70VPM(ヴァーティカルプラズマミサイル)

 

武器種は一癖も二癖もあるが、取り回しの良さにいつの間にか[ナイトブレイカー]のメインウェポンにまでのし上がった[ディトネーティングバズーカ]…二連装キャノンは物量に物を言わせる敵を大幅に削ぎ落とす為に選んだ。

 

爆散バズーカによる直撃ダメージの後に、冗談みたいな速度で二連のグレネードが襲って来ると云う相手にとってとんでもないアセンである。垂直プラズマミサイルは広範囲の相手に多く対応する為である。マルチロック関係無しに発生するプラズマ爆破は多数の敵を相手にするのに優れた兵装であるが、レーザーブレードも無双感覚で湧くラプチャーを薙ぎ払うには都合良い。

多数の敵を相手にする為の合理的なアセンブルに変更した。

 

『[ナイトブレイカー]…発進!』

 

『行ってらっしゃ〜い!!』

 

[ナイトブレイカー]を纏ったハルはカタパルトから射出され飛び立って行った。

行先は、[エデン]の座標があると思われし地点………ド(・)ラ(・)ゴ(・)ン(・)・(・)ト(・)ラ(・)イ(・)ア(・)ン(・)グ(・)ル(・)………凄まじい悪天候だと言われるその中心地に一体何が待つのか……。

 

アサルトブーストの炎が尾を引き、青空を割いて行く。

・

・

・

〜[少年移動中]〜

 

 

〜一方……《エデン》〜

 

『『『……ギギギギ!!』』』

 

「ここは絶対に通さない!!」

 

「「「撃てぇぇぇ!!!!」」」

 

複数の量産型NIIKEがアサルトライフルを構えて、小型ラプチャーの群れを掃討し、防衛ラインに備え付けられた固定砲台がデストロイヤー級を損壊させて行く。

 

『Hey!!此奴ら一体どこから湧いてきたのよ!?』

 

『知らないわ……よっ!』

 

アンリミテッドの隊長:ルドミラの言葉に[NIIKE]達の中では翼の様なユニットを装着したNIIKE::ハランが飛来して来たソルジャー級ラプチャーを大鎌で突き刺す。

息つく間もなく視界に捉えた別のマスター級に飛び掛り、貫手を装甲の隙間に捩じ込み…コアをえぐり抜き沈黙させたマスター級を一瞥した後、ソルジャー級に突き刺さったままの大鎌を引き抜き、遠心力を利用しながらカラスに視界を塞がれたタイラント級を両断。

同時並行で機械カラスの群れを操作するのは、彼女特有の戦闘方法だ。

 

……アンリミテッド隊は、たった三人ながら、安定した立ち回りで小型を破壊して周り負傷したNIIKEを回収して回っていた。

ー手持ち武器の他に拳や蹴りが飛び出して来る女傑達はインヘルトと同等の戦力として見られている。

 

ーギギギ……

 

『っっっ……『ふんっ!!』…有難うございます!』

 

ある量産型に迫ったマスター級を蹴り飛ばした男の名はヨハン。

エデンの指揮官であり、前線に出るタイプの軍師でもある。

 

ガ(・)ッ(・)デ(・)シ(・)ア(・)ム(・)に覆われた表皮とサ(・)イ(・)ボ(・)ー(・)グ(・)特(・)有(・)の(・)超(・)パ(・)ワ(・)ー(・)は、この場にいるラプチャー達の数を減らしていくがねずみ算式に増えるラプチャーの相手に辟易していた。

 

 

 

……別の箇所では……

 

紅蓮。桜。斬撃の嵐。殺到するラプチャー達を細切れにしながら軽装且つ、その身に装備された太刀を駆使して袈裟斬り・疾走居合・居合切りを繰り返す。

並のNIIKE達は近寄れない。

人間で云うゾ(・)ー(・)ン(・)に入った彼女達三人の間合いに入れば即座に斬られるのは自分だと理解してる為、彼女たちから距離を置いて防壁に近寄るラプチャーを掃討していく。

 

ラプチャーの軍団に囲まれた三、四人チームの遥か彼方から2連のグレネード弾が飛来。

量産型NIIKE達を囲んでいたラプチャーの群れに大穴を開けると、上空から降り注いだプラズマミサイルが唸りを上げて着弾。着弾と同時のプラズマ爆破が広範囲のラプチャー達を焼き焦がす。そして出来た道の中心に躍り出たソルジャー級を踏み潰し、重厚な鋼の人?が着地する。

 

『随分と派手に始めてるな…』

 

ーギギギ!!

 

ードズっっ…ドガァァァンンン!!!

 

着地すると同時に飛び掛ってきたロード級ラプチャーに接近するとバズーカに備え付けられた銃剣を突き刺しゼロ距離で発射。防御力は随一といえど、至近距離での爆発ダメージは耐久限界を超える為、ラプチャーはそのまま砕け散る。

左肩の二連キャノンと左のユニットが煙を上げているのを見るに、先程の爆撃は彼が放ったのだと、量産型の1人は確信した。

 

『おい君?』

 

『はひょい!!?』

 

いきなり声をかけられてビクッとしたNIIKEを見て申し訳ないなと思いながらも冷静に状況を訪ねる。

 

『戦況はどうなってるんだ?』

 

『…助け?何ですか!?それなら南門のドロシーさんの所にお願いします!!』

 

『承った!!』

 

ーゴウッッッ!!!!

 

ブースターの火を吹かせ、飛び立ち南ゲートの方角に向かっていった黒鉄の巨神をちょっとだけ名残惜しそうな顔で見つめたNIIKEはほかのメンバーに声をかけられ他地区の援護に向かった。

 

 

 

 

 

〜エデン・南門〜

 

『クッ…何故!貴女がここに来るんですか!?…"インティビリア"!!』

 

『…変な事言いますね?…私は"お食事"に来ただけですのよ?』

 

腕の取れた量産型の[NIKKE]を庇うのはこの基地:エデンの主であり、本来ならばゴッデス部隊の番号付きGs.Ⅱドロシーと呼ばれる人物だ。

今は故あって離反している。

 

……そのおかげでGs.Ⅰもとい、アーク防衛隊総指揮官リリーバイスが物凄い勢いでキレているのを知らぬままと言うのはある意味幸せかもしれない。

 

ドロシーの前に立つ、金色が目立つ外装を纏った褐色肌の少女の名は"インティビリア"……イヤに過激な服装と背中に浮かぶ豪勢なユニット・尾骨の辺りから伸びる黒くコードの様な尻尾の先にはこれまた頑丈なショートブレードが付いていた。

 

『…"ヘレティック"ッッ……世界のどこかに身を潜めていると聞きましたが…今更出てきて何の用ですか!?』

 

『…先程も言ったはずですが?…単なる食事だと…ソレに、もうひとつの目的は…そうですねぇ……ここに運び込まれた同胞の復活…と言うべきでしょうか。』

 

『!?!?』

 

『その前に……其方の美味しそうなNIKKEは貰っていきましょうねっっ!!』

 

瞬間、風を切るような爆音と共に尻尾のショートブレードが、重傷の量産型目掛けて捕食者の如く向かって来た。無論、ドロシーは防ごうとしたが、ブレードが刺し貫くのが僅かながらに速く、一人の量産型の命がついえるのも時間の問題だった。

 

刹那…ブレードを踏み砕く様に超重量の塊がミサイルの様に降下した為に、量産型の命は保たれた。

 

『…最近は、人型がトレンドか?』

 

「っっ…貴方は…」

 

『…来ましたね…"龍殺し"…"支配の天敵"…[独立傭兵:レイヴン]!!』

 

『君達を撃退しろと、依頼を受けてね…悪いが追い出させてもらおう。』

 

……レーザーブレードの光刃を光らせて構える。対する変な女?は妖しく妖艶な笑みを浮かべるが、纏う空気に殺意を芽生えさせた。

 

 

「っっ……」

 

『人が出せる気迫ですか!?これが…』

 

ドロシーと量産型ちゃん(仮称)は気迫に呑まれることは無かったが、その迫力に瞠目している。……

 

 

 

 

ー続くぜ!!ー

 

 

 

 





…[44ー141 JVLN ALPHA(ディトネーティングバズーカ)]…

傭兵援助システム:エニックによって開発された特殊バズーカ。
装填された特殊弾頭は着弾と同時に弾け広範囲の爆発を引き起こす。
また、チャージ攻撃はバズーカ先端部に取り付けられた銃剣を相手に突き刺し至近距離からの爆撃を見舞う。普通に近接武器としても優秀な硬さを誇る銃剣は生半可な使い方をしても折れない頑丈さを持っている。

……
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