ポケットモンスター〜フェイタルファイト〜 作:ボルメテウスさん
「「はぁはぁはぁ」」
あれから、俺達は戦い続けた。
眼前にいる神楽さんの身体能力はかなり強かった。
容姿こそ、確かに美人であるが、それを理由で、力を加減したら、負けてしまう。
だからこそ、俺達は地面に寝転がりながら、互いに健闘を称えた。
「・・・一応確認したいけど、これって、ポケモンバトルなのか?」
「ポケモンバトルはしただろ」
「いや、ポケモンバトルというよりも」
そうしながら、俺達はここまでの戦いを振り返った。
神楽さんは、周囲にいたマンキー達を次々徒こちらに向かって投げていく。
それに対して、俺はツボツボを高速スピンさせる事で、それらを防ぎながら、そのままなぎ倒す。
同時にゴマゾウのを蹴り、ころがるを行う。
それに対して、オコリザルでまもるを行った神楽さん。
「互いにポケモンを交代させながら戦う」
「まさしく、一進一退の戦いだったな」
「これは、ポケモンがバトルじゃなくて」「ポケモンでバトルになっている」
トネリコとシトナイが何やら可笑しな事を言っているが、関係ない。
「とりあえずはお前の事は多少は認めてアルよ」
「それは、どうも」
「とりあえず、お前はこっちに来るアルよ」
「んっ?」
そのままマイキー達が何時の間にか、俺を縄で縛っていた。
先程の戦いでの疲労があって、動けなかったが、これは一体。
「どっどういう事だ」
「私は自分よりも強い男と会えたアル。まぁそれはつまりは一族の掟に従って、子作りをするアル」
「また、このパターンかよ!!」
その一言に対して、俺は思わず叫んでしまう。
「というよりも、それだったら、俺が負けた場合は」
「その場合は、手下を増やす為に、取るアルよ」
「マジかよ、ついでに断った場合は」
「勿論、強い男の奴だから、取ればかなり便利ネ」
「どちらにしても、俺にとってはアウトだぁ!!」
そう、思わず叫んでしまう。
「それにしても、マイキー達はよく従っていたわね」
『いやぁ、言う事を聞かないと、暴れるって、脅されたからね』
『だけど、これでようやくなんとかなって、ホッとしているよ』
「うわぁ、凄い力による政治が見えたわ」
「まぁ、あれだけの事をしていたからねぇ」
そう、俺の状況を余所に、マイキー達から事情を聞いたトネリコ達は頷く。
「という事で、皆の平和の為に、お願いしますよ!」
「あなたの尊い犠牲は、忘れません!」
そう言いながら、連れて行かれる俺に対して、トネリコ達は手を大きく振りながら言う。
同時に、俺は決意する。
「・・・絶対に泣かす」
そう、心に決める。
「さて、私はかなりの食べるから、満足するまで絞り取るアルよ」
そう言った神楽さんが満足するのは、果たして、どれぐらいなのか、今から俺は恐怖でしかなかった。
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