※この作品はR-18です。

ポケットモンスター〜フェイタルファイト〜   作:ボルメテウスさん

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ルカリオ決闘

「あれが目的の、鋼の里です」

 

「あそこか」

 

 そう言いながら、見えたのは鉱山。

 

 鋼の里と言うだけあり、周囲には、硬い金属を思わせる建物があった。

 

 それが一つの工場だと思わせる場所だった。

 

「それじゃ、入るけど、この前のような事は」

 

「先日の一件は、本当に例外ですので、ほら」

 

 そうしていると、扉が大きく開いた。

 

 そこには1人の少女がおり、毛先が黒くて子犬の垂れ耳を思わせる愛らしい外ハネ髪が確認できる。

 

「待っていました、トネリコさん」

 

「待たせてごめんなさい、ガレス」

 

 その言葉を聞く限りでも、彼女がおそらくはこの長である事は分かる。

 

「それで、そちらの方が」

 

「えぇ、アルセウスに選ばれた方です」

 

 そう言ったガレスは、真剣な表情で、こちらを見る。

 

「では、あなたが相手で宜しいんですね」

 

 同時に、その真剣な表情に対して、俺もまた頷く。

 

「あぁ、それじゃ、頼めるか」

 

 それに合わせるように、俺もまた構える。

 

「行くぜ、ルカリオ!」「行って下さい、ルカリオ!」

 

 互いのポケモン、ルカリオを出すと共に、そのまま構えた。

 

「まさかっ、ルカリオっ」「鋼だと聞いていたが、まさか、同じポケモンだとはな」

 

 それに対して、俺もガレスも驚きを隠せなかった。

 

 だが、戦う以上は、関係ない。

 

 同じ種族であるルカリオという事で、容姿はほとんど変わりない。

 

 だが、俺のルカリオである事を示すように、額当てがあり、それで見分けをつける事が出来る。

 

「それでは、尋常に勝負っ、始め!」

 

 その一言と同時に、互いのルカリオは真っ直ぐと走り、そのまま拳が激突する。

 

 ──―ドッガァアアン! と凄まじい衝撃音が響き渡り、互いに弾かれる。

 

 俺は即座に指示を出しながら、相手の動きを見る。

 

 向こうもこちらと同じ考えだったのか、すぐに攻撃態勢へと入る。

 

 しかし、ルカリオは素早さが高く、一撃でも食らえばかなりのダメージになる。

 

 だからこそ、まずは動きを封じる為に──―

 

「ルカリオ! ボーンラッシュ」

 

 相手のルカリオの両腕から骨の形をした棍棒が出現し、それを振り回しながら攻撃を行う。

 

 その速度は確かに速いが、しかし、こちらの攻撃の方が早く、命中する。

 

 ──ゴォンッ! 鈍い音を立てる。

 

 だが。

 

「ルカリオっ、棍棒の合間を潜って、はっけいだ!」

 

 ルカリオは、その攻撃に怯むことなく反撃を行う。

 

 やはり攻撃力が高いだけあって、一発でかなりダメージを受けているようだ。

 

 しかし、それでもまだ戦えるようで、今度はこちらに向かってくる。

 

 どうやら、向こうも同じ事を考えているらしいな。

 

 ならばこちらも対抗するまでだ。

 

 ──ドンッ! 俺の指示通り、地面を強く蹴って加速したルカリオは一気に接近してくる。

 

 それに対して、俺は同じように攻撃を繰り出す。

 

 ──ズバンッ! 俺のルカリオと同じように腕を振るうが、しかし、それはフェイントであり、本命はその背後にある木を蹴り飛ばす。

 

 そうして、相手の背後に回り込んだルカリオはそのまま攻撃を仕掛けるが、当然のように読まれており、避けられてしまう。

 

 そして、逆にカウンターを受けてしまい、吹き飛ばされる。

 

 しかし、ルカリオはすぐに体勢を立て直すと、再び駆け出す。

 

 やはり、お互いに同じ思考をしているらしく、次からは更に激しい攻防が続く。

 

 ──ドガッ! バキッ! グシャッ! 殴り合いのような戦いが続き、お互いのHPが減っていく。

 

 そして、最後の一撃を食らいそうになった時……

 

「ルカリオっ、ボーンラッシュ!」

 

 ──ゴッスゥウウンッ!! 相手の指示により、俺のルカリオの腹に突き刺すようにして攻撃を放つ。

 

 だが。

 

「ルカリオっしんそくだ!」「っ!」

 

 俺の指示を聞いたルカリオは、瞬時にしんそくでそのボーンラッシュを避け、そのまま背後に回ると共に、相手のルカリオを回し蹴りをくらわせる。

 

「ぐぅっ……」

 

 その衝撃が来ている様子は、相手のルカリオの表情からも分かる。

 

「やはり、強いですね」「そっちのルカリオもな」

 

 互いの強さを称えるように言う。

 

 だが。

 

「まだ、勝負はこれからです!」

 

 同時に、その腕を構える。

 

「まさか」

 

「限界を超えますよ、ルカリオ! メガ進化!」

 

 その叫びと共に、相手のルカリオの姿が変わる、その姿はまさしルカリオのその先に相応しい姿であった。

 

 その姿を見た瞬間、俺は思わず笑みを浮かべた。

 

 こんな状況なのにな。

 

 だが、仕方ないじゃないか。

 

 この光景を見て、喜ばないものはいないだろう? さて、それじゃあ、こっちも全力を出すとするか。

 

「それじゃ、こっちも全力で行くぜ、あれをやるぞ、ルカリオ!」

 

 その言葉に対して、ルカリオもまた頷く。

 

「凄いっ、ルカリオを、ここまで息を合わせるなんて」

 

 そう、後ろでインパが驚いている間、トネリコは微妙な顔をしていた。

 

「……こんなの、私の知っている静雄の戦い方じゃない」

 

 

ポケモン作品からの参戦キャラは(パルデア)

  • ナンジャモ
  • カエデ
  • リップ
  • オーリム博士
  • ビワ
  • メロコ
  • チリ
  • ゼイユ
  • サザレ
  • タロ
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