ポケットモンスター〜フェイタルファイト〜 作:ボルメテウスさん
最初の週は、ジム戦のような感じの族長戦ですが、よろしくお願いします。
長い長い道を通り抜けた。
雪山の中を歩き続け、時には休息しながらも、俺達は辿り着いた。
「本当に長かった」
「えぇ、長かったです。途中でかまくらと造ったり、何やらのんびりしているように見えましたが」
「これでも仕事はきちんとしていたぞ、それにしても、奴が族長か」
そうして、俺達の眼前には、この村の族長だと思われる人物がいた。
これまでの族長と比べても、その格好はアイヌの民族衣装を思える格好をしている人物だった。
「あなた方が、試練を受ける強き者ですか」
「強き者かどうかは、分からないが、試練を受ける予定だ」
向こうの族長は既にこちらの事を知っている様子で尋ねてきた。
こちらにとっても、未だに未知な為に正直に答えると、向こうはその言葉に納得した様子で、そのまま手にはモンスターボールを構えていた。
「私は、この村の族長を務めている、ウィルクと申します。あなた方には、これから試練を受けてもらいます」
「なんだかカタコトのように思えるけど、良いぜ」
「では、簡単に、私に強さを見せて下さい」
それと共に、ウィルクさんは、そのまま手に持っていたモンスターボールを投げ、そのまま出てきたのはルガルガン。
まさに狼と言うべき存在を目にした瞬間、俺は構える。
「ルガルガン相手だったら、少し試してみたいからな、もう一回頼むぜ、ゴマゾウ!」
「おうよ!!」
それと共に、俺はゴマゾウをすぐに出した。
前回のバトルで、テツノワダチへと進化させる事が出来た。
ならば、もう一つの姿にもなれるはず。
それを確かめる為にも、俺はこのバトルはゴマゾウに任せる。
「それでは、試練を開始します」
「おぅ、かかって」
そう、言った瞬間、俺の頬が何か通り過ぎた。
頬を見れば、血が流れている。
その原因を探ると、目の前にいるウィルクさんの手には猟銃があった。
「・・・ふむ、これは予想外だな」
「いや、予想外って、これはかなり危険ですよ!!」
そう、トネリコは言う。
まさか、先制攻撃をされるとは思わなかった。
そうしている間にもウィルクさんは既に次の弾を装填していた。
「必殺の畳返し!!」
俺はそのまま地面を蹴り、無理矢理壁を作り出す。同時にゴマゾウを抱え、滑り込むようにして逃げる。
頭上には、既に弾丸によって、穴が出来ており、同時にルガルガンがこちらに迫っている。
ルガルガンは遠吠えをすると同時に、こちらの位置を正確に狙うように、銃弾が襲う。
「兄貴!」
「お前は降りるな、今、ころがるを使えば、弾丸の餌食になる」
そう、俺は構える。
まさか、こういう戦い方をするとは思わなかった。
「どうかしましたか、まさか降参ですか」
そう、穏やかな声で、こちらに問いかける。
正直に言えば、その声で、俺は油断していた。
だが、どうやら相手は、その声も罠だった。
穏やかさも、ポケモンバトルというルールも。
既にそれが、彼の罠だった。
だけど。
「同時にそれは、こちらも容赦なくやれるという事だな」
俺はそう、笑みを浮かべながら、構える。
ポケモン作品からの参戦キャラは(パルデア)
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リップ
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ゼイユ
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サザレ
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タロ