※この作品はR-18です。

ポケットモンスター〜フェイタルファイト〜   作:ボルメテウスさん

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全てを利用した一撃

「んっ、身体にあんまり力が入らないな」

 

俺は、そのまま手にしたヒトツキへと目を向ける。

 

「断る!なぜ、あのようなポケモン達に刀身を振るわなければならない!!」

「おっと」

 

まさかの拒否が来るとは予想外な出来事だった。

まぁ、確かにいきなりゲットして、バトルしろというのは無理な話だ。

俺が頷いていると、ヒトツキは、その刀身を鞘に収めた。

 

「えっ、嘘ぉ」

「静雄っ、そのまま危険です!!ヒトツキはっ柄の部分を握ると布で人を締め付け、エネルギーを奪って殺してしまうらしいです!!」

「まさか、そのポケモンを使うとはな、これで終わりだぁ!!」

「ふむ」

 

なるほど、このままでは危険なのはよく分かった。

けど同時に、良い利点もはっきりと分かった。

 

「だけど、丁度良いな!」

「えっ、何を言っているんですか、このままでは」

 

そう言っているが、ようするに、今のこいつは決して離れない棍棒のようになっている訳だ。

だったら。

 

「ふんっ!」

「えっ、何を」

 

俺はそのまま、地面にヒトツキを押し込むと共に、その場を一回転する。

すると、地面にあったパチュルの蜘蛛の巣を纏めて、絡め取る。

 

「えっ、いや、なにそれ!」

「ぎゃぁぁぁ!!糸がぁぁぁ!!」

「ふんっ!!」

 

そのまま、俺は糸を真っ直ぐとスピアーに向ける。

スピアーも、それにすぐに反応出来ずに、絡まる。

それは、パチュルも同じだった。

それを、俺は見逃さなかった。

 

「行くぞ、つばめがえし!!」

 

同時に、俺はそのままヒトツキを構えたまま、突っ込む。

それと共に、見様見真似で、その動作を行った。

結果、円弧を描く3つの斬撃の軌跡によって、スピアーとパチュルは斬り裂かれる。

いや、正確には吹き飛ばされたと言って良いだろう。

 

「ふぅ、勝てたぜぇ」

「えぇ、なにこれぇ」

 

それに対して、トネリコが何か呟いているが、関係ない。

この場において、俺は無事に勝利した。

 

「いやぁ、助かったぜ、ヒトツキ!お前のおかげで」

 

そう、俺はヒトツキに問いかける。

だが、ヒトツキは答えなかった。

 

「しんでるっ!?」

「おぼろろろろろっ」

「あらぁ」

 

すると、鞘には収まらなかった程の嘔吐物が溢れ出た。

慌てて、鞘から抜くと、そのままヒトツキは、吐き続けた。

 

「こいつ、まさか吐くとはなぁ」

「いや、それもびっくりだけど、今のなにっ!」

「いや、燕返し」

「私の知っているつばめがえしじゃない!!」

「なぜかできてしまった」

 

実際に、俺もまさかここまで成功するとは思わなかったからな。

 

「おっお母様、今のは一体」

「うん、無茶苦茶、だけど強い」

 

そう、こちらを見て会話をしている。

というよりも。

 

「えっ、もしかして、反対?!」

 

むしろ、俺はそちらの方が衝撃だった。

 

「二世村正、この子の母です」

「・・・三世村正よ」

 

そう、自己紹介されたが、その衝撃の事実に、俺は未だに驚きっぱなしである・

ポケモン作品からの参戦キャラは(パルデア)

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