ポケットモンスター〜フェイタルファイト〜 作:ボルメテウスさん
現在、俺はかなり困っている。
その理由というのは、先程からとてもではないが、身体が冷えている事だ。
先程まで雨宿りした洞窟から抜けた俺達だが、今は吹雪いている。しかもかなり寒い。このままでは死んでしまうかもしれない。 だから俺は自分の体温を上げようと必死になっているのだが、一向に温かくならないのだ。
「どうなっているんだっ、ここは」
「それは、まぁ、冬ですからね。寒くなるのは当たり前ですよ」
「そんな時期に、この格好で、俺を呼び出すな!」
トネリコは、呆れた様子で俺に言うが、思わず叫んでしまう。
現状、俺はあまり厚着していない。
パーカーと薄着にズボンだけだ。
そして、先程まで雪が降っていないはずなのに、何時の間にか辺り一面銀世界になっていた。
そんな中で、防寒具一つ付けていない俺達は震えながら歩くしかない。
「あーもうっ! こんなところで死ねるかっての!! というよりも、なんでトネリコは、そんなに平気そうなんだ!」
トネリコの格好は、白いローブを羽織っているだけ。
だけど、何故か鼻歌交じりだ。
俺は文句を言うが、トネリコは涼しい顔をしていた。
「ふふっ、こういう旅を対策して、私のこのローブは特別製ですからね」
「なんだそりゃ!?」
「まぁ、その話はまた今度にして、とりあえず今は急ぎましょう」
「今度にしてたまるか! だったら、そのローブを少し分けろ!」
そう言うが、トネリコは首を横に振った。
「こっこれは駄目ですよ。私専用のの特別なものですからね。それに、寒いなら我慢するだけでしょう?」
「それは、まずは、そのローブを少し外してから言え! こっちは寒さで震えてるんだぞ!!」
そんな事を話している間に、俺はそのままローブを奪おうとした。
その時だった。
「へぇ、まさか、森に久し振りに見えた人間が、こんな変なのとはね」
それと共に、俺達は声が聞こえた方向に目を見る。
それは、木の上おり、アイヌの民族衣装を身に纏った少女がおり、こちらを見下ろしていた。
「おい、トネリコ、あの子、お前の事を変な奴だと言っているぞ」
「まったく、静雄が可笑しな行動をしているから、そう言われるんですよ」
トネリコが意固地になっているせいで、少女でさえも呆れた様子を見せている。
「いえ、貴方達、二人の事を言っているわよ」
「「なんだって!!」」
その言葉に驚きの声を上げる俺達は、その少女に向かって、思わず見てしまう。
「私はシトナイよ、さて、それじゃって」
そう、何やら少女が言っているが、俺達は無視して、そのまま木に向かって、蹴る。
「ちょっ、何を言っているの!」
「人と話す時は、目を合わせなさいって、お母さんから教えられなかったのか」
「だから、さっさと木から落ちて、私達に目を合わせなさい。もしくは、落ちて見上げなさい!」
ガシガシッと、俺達は容赦なく、木を蹴り続ける。すると、木の上で震えていた少女は、涙目になりながら、こちらを見下ろしてきた。
「こ、怖いよぉ.」 どうしようもないぐらいに、弱々しい声だった。
その声を聞いた瞬間、俺達の動きが止まる。 俺は溜息を吐きながら、シトナイの方を見る。
すると、シトナイも同じ気持ちなのか、こっちを見つめる。
「「さっさと、落ちようか」」「それが、人間の言う台詞か!!」
俺とトネリコは呆れたように言うと、シトナイは顔を真っ赤にして怒鳴り返してきた。
だが、すぐにシトナイは我に返り、こちらに向かって話しかけてくる。
「こうなったら、こっちも本気で行くわよ、行け、ツンベアー!」
それと共にシトナイは懐にある球をこちらに向けて、投げる。
すると、そこから出てきたのはポケモンであるツンベアーだった。
ツンベアーは、俺達の方を確認すると、雄叫びを一つ上げながら、こちらに向かって走り出した。
「マジかよ!!」
そのままツンベアーがこちらに向かって、爪を振り下ろしてきたので、俺はそのまま受け止める。
「ぐぬぬぬっ!!」
そして、そのまま力比べが始まった。 腕力で勝てないと思ったのか、今度は足を使ってくるツンベアーだが、その動きを見切って、俺は奴の攻撃を避けた。
そんな俺の動きを見て、シトナイは。
「えぇ、ツンベアーと正面から力比べする人間がいるなんて」
「私も驚きです」
「俺もびっくりだ」
まさか、ポケモンとはいえ、正面からぶつかれるとは。
とはいえ。
「ここで負ける訳にはいかないな、行けぇ! ゴマゾウ!」
「俺の初陣だぁ!!」
そのまま、ゴマゾウは雄叫びを上げた。
ポケモン作品からの参戦キャラは(パルデア)
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ナンジャモ
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カエデ
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リップ
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オーリム博士
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ビワ
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メロコ
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チリ
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ゼイユ
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サザレ
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タロ