しのます♡ 〜竜の血を持つ少年と忍少女達の淫らな物語〜 作:レタスの店長
今回は雅緋視点(蛇女視点)でのSV編の話です。
そうか、今回は私の番か。前回は雪泉が自分視点で学炎祭の話をしてたから今回は私の視点での話をさせてもらう事にしようか。
過去の任務にて廃人になってしまっていた私は…どう言う訳か突然意識を取り戻した。そして蛇女に復帰したものの崩壊はしていないが蛇女には傷跡が残っており話を聞けば私は焔達元蛇女選抜メンバーの失態によってこんな不様な状況になっていると当時は思っており、更に焔達は抜忍になったと聞いた。蛇女をこのように堕落させた焔達を許す事が出来ず、蛇女の誇りを取り戻す為に私は竹馬の友のような存在である『忌夢』と共に蛇女を再建する事にした。
まずはメンバー集めだが…忌夢に誰か良いヤツは居ないかを尋ねると彼女の妹である『紫』を提案した。しかし忌夢は何故か勧めたくないような雰囲気を出していた。…まぁそうだよな、以前忌夢からも聞いていたが紫は忌夢の一族に伝わる力『禍根の力』を一族の中でも最も高い力で持っていた。しかし紫は心優しく戦いや争い事を好まない性格であったのだ。ところが忌夢の父親はそんな事は知った事無いと言わんばかりに紫を無理矢理忍の修行に参加させて虐待に近いような事をした。その結果、紫は引きこもりとなってしまったのだ。そんな紫を忌夢は忍の道に進めたくないと思っているのであろう。忌夢がそう思うのであればその意見を尊重しよう…と思ったが紫は少し困りつつも快く引き受けてくれた。何故ならば逆に紫はその厳格な父親から忌夢は自分を守ってくれたり助けてくれたりした為にそんな忌夢の力になりたいと思っていた様子であったのだ。そんな紫の加入もあってかメンバーは3人となった。
……あと二人だが…選抜候補生の中から選ぶか翔が残していった親衛隊のメンバーの中から選ぼうかと思っていた矢先に蛇女に転校してきた忍二人が現れた。『両備』と『両奈』だ。かつて二人は月閃の忍だったのだがこの時の私は知る由も無かったが私が両姫の仇だと思っていた為に蛇女に転校してきたのだった。確かにこの時の二人に私は仇だと思われても間違いでは無かった。何故ならばあの時の任務にて妖魔に憑りつかれてしまった両姫を斬ったのは私だからな…無理は無い。……その両姫もまさか生きていたとはこの時の二人は勿論のこと、私でさえも知らなかったがな。
選抜メンバーはこれで揃った。更に候補生も居るし翔の親衛隊も居るから今の蛇女は結構な戦力が揃った…と思いきや候補生メンバーは総司を初め我が強いメンバーである事から扱いが面倒であり、更には翔の親衛隊はどちらかと言えば焔達の派閥なのか唐突に表れた私達の言う事はあまり聞く様子はなかった。それらに悩まされている所、ある情報が流れた。それは半蔵と月閃が学炎祭を行った事、そして月閃が勝ち半蔵学園を燃やす…事は無くルールを変えたのか勝者の権限で翔を月閃に引き抜いたとの事だった。
…それを聞いて私は閃いた。翔をこちらに引き抜けば翔の親衛隊は言う事を聞くのではないかと…。確かに翔はかつて蛇女がこのようになってしまった原因の一人ではあった…しかし噂でだがあいつの活躍を聞けば戦力としても申し分ないし翔が加入すれば蛇女の誇りを取り戻すのにも時間は掛からない筈だ。翔の親衛隊を見れば分かる事だがどうやらあの戦いで生き残ったここの忍生徒達からの評価も高い様子だからまとめ上げるのも簡単になるであろう…。そう思った私は月閃に学炎祭を挑む事にした。
そして月閃との学炎祭当日。リーダーであった雪泉は翔を奪わせてなるものかとメラメラと意気込んでいた。正直あまりの意気込みに私達は少し引いてしまったが蛇女を立て直す為にも翔の力が必要なのだ、遠慮なくやらせてもらう事にした。
…結果は確かに半蔵を破った事はあるだけの実力はあったが私達は勝利を勝ち取った。そしてルール通り翔を蛇女に引き入れようとすると雪泉が「旦那様を連れて行かないで」と泣きながら抵抗してきた。…当時は何故に翔を旦那様と呼んでいるのかが理解できずに結構引いたものだ…。しかしルールはルールだしそもそもお前らも半蔵に同じことをしていただろうから文句は言えまい、なので問答無用で翔を蛇女に引き入れた。
翔を引き入れ蛇女に戻ってきた私達……すると翔の姿を見るなり私達の言う事を聞かなかった生徒達は真っ先に翔の帰りを喜んでいた。…なんだ私達とのこの差は……まぁ後に私も蛇女の生徒からは慕われるようになるんだが…無論イケメン的な意味でな(激怒)更に話を聞けば私や忌夢、紫とは幼馴染だという事は分かっていたのだがまさか両備と両奈とも幼馴染…つまり両姫とも幼馴染である事をここで知った。……ある意味選抜メンバーと知り合いなんだから翔も蛇女の方が居心地良さそうな気はするんだがなぁ……
まぁとりあえず翔の加入により翔を慕っていた生徒、親衛隊は動かせるようになったので次の目的に移ろうと考える。次の目的は…蛇女を滅茶苦茶にした焔達…あの時は焔紅蓮隊と名乗っていた焔達を潰すべく準備を行った……のは良いが翔は乗り気では無かった。やはり元仲間として共にしていたのであろう、だから乗り気では無かったみたいだ。…今思えば理由は別にあったんだがな…だが今では私達の仲間である為に指示には従って貰わんといけないから私達は翔を説得した…が、翔は「今のお前らじゃ焔達には勝てんよ」と…何故か私達を挑発するかのようにそんな事を言い出した。その発言は流石の私も怒りを覚えた。確かに焔達は強いかもしれない…しかし蛇女を滅茶苦茶にし、抜忍となった奴らなぞに私達が後れを取る事などあり得ないと思った。なので私達は翔の挑発に乗っては焔達抜忍共の討伐へと向かった……
………結果は…惨敗で尻尾を撒いて敗走する事となった。…正直に言えば悔しさがかなり大きかった。確かにブランクはあれども焔達には絶対に負けないという自信はあった…だがいざ闘ってみれば格が違う…とまでは言わないが明らかに学年レベルの実力は超えていた。……まぁ最もその焔達を神影さんが鍛えていたという事は後まで知らずにいたがな……
流石に悔しくて仕方がない私は翔に鍛錬を頼む事にした。……何故ならばあの焔達を推す程に実力を見ていた為に恐らく翔も焔達レベルの実力があるからと思ったからだ。…実際はそれ以上だったけどな…
…だが翔はこれを拒否、アイツ曰く戦闘能力は焔達とそこまで変わらないと言い出したんだ。しかし私達はそんな焔達に負けて帰ってきたのだから戦闘能力が違うに決まっていると思った。だがその考えは違うという事であり私達には焔達より足りない物があると言う事だった。……それは仲間達との絆…との事……それを聞いた私は当時は下らないと否定してしまった。仲間達との絆があるからと言って強くなれる訳あるまいと翔の話を否定した。
……そこで私は翔と性行為をすれば強くなると言う能力の噂を思い出しては翔に求めたが……拒否された。なんでも強くなる為に嫌々ヤられても迷惑で気分悪いしそんな事で貸す程俺のちん……い、イチモツは安くないと言われてしまった。それを聞いて私はかなり腹が立った。別に私は翔の事は嫌いではなかった……まぁ当時は幼馴染という事くらいしか意識はしていなかったが嫌々という訳では無いし寧ろアイツ自分の親衛隊達には勿論の事、紫や両備と両奈を抱いておきながら私を否定してきたのは本当に腹が立ってしまった……のだが今思えば紫達は本心から翔の事が好きだったから強くなる云々関係無しでただ翔を求めていたんだろうなとは思う……。
……で、結局どうすれば強くなるのであろうと考えていた時だった……。
……奴が………道元が帰ってきたのだ。帰ってきて早々、道元は蛇女の生徒達を洗脳して自分の支配下に置いた。無論、忌夢も紫も両備も両奈も…そして翔親衛隊をもな……
奴の目的は案の定妖魔を使っての世界征服だった。洗脳されなかった私はそんな野望を…まして母さんの仇である妖魔を使ってなんぞ許せる筈も無かった。しかし道元は父さんを人質に取ってきた為に私は従うしか無かった…。
そしてもう一つの野望は翔に対しての復讐であった。かつて翔により野望や研究材料を潰された為にその復讐との事だったらしい。従うしか無かった私は洗脳された忌夢達と共に翔に襲撃した。流石の翔も多勢に無勢……いや、あの時の場合は私達の事情に気付いていた為に防戦一方となりながらも蛇女から逃げていった。……後に親衛隊の一人となるとある生徒を連れて行きながら……
数日が経ち、翔は焔達紅蓮隊と共に蛇女へと殴り込んできた。どうやら焔達に頼み込んでは連れてきた様子だった。しかし私も父さんを人質にされているが為に手を抜く事は出来なかった……が、死闘の末、焔に敗れた。……不思議と悔しさは無かった……いや、寧ろ止めて欲しかったと言うべきか…翔や焔達なら道元を止められると思った為に安心の方が勝ったのだろう……そう思いながら私は意識を手放した……
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次に意識を取り戻すと洗脳が解けた忌夢達に囲まれていた。どうやら助かったのだろう……と思ったのも束の間、突然蛇女がまた崩壊を始めた為に私達は逃げ出した。すると巨大な妖魔が現れた。どうやら道元が召喚したらしく蛇女を破壊しながら暴れ回っていた。
しかし翔、焔、そして鈴音先生の活躍により巨大妖魔は倒された。そして道元も巨大妖魔の下敷きとなって死んだ……ように見えて生きているんだよな奴は……
全てが終わり翔と焔が紅蓮隊の仲間たちに駆け寄られる姿を見て……私は仲間という存在の意味をようやく理解した。翔の言っていた事はこういう事だったのかと……
そして私は焔達は間違いなく次期の蛇女を担える存在である事を把握し、戻って来るように言うが焔には断られた……のだが、その辺の話は既に翔が行っており父さんに依頼を出していた。内容は『蛇女を道元から取り返す代わりに焔達焔紅蓮隊を蛇女に戻す』という依頼を……と言うかいつの間に父さんと接触していたんだと私は思う。
……まぁこんな条件を出され断ろうとも断り切れない焔は諦めて蛇女へと戻ってくる事となった。焔達的には複雑だろうが蛇女には戻れるようになったのでまぁ良かっただろう。…多分……
因みに翔が月閃、蛇女、焔紅蓮隊へと渡り歩いていたのは今回の件にて私達に同盟を組ませる為だった。善忍、悪忍と敵対組織という壁を無くす為の考えであり、将来私達が手を組んで共に戦う為の事だそうだ。……本当にそんな事が起きる事になるのはこの時の私には分からなかったがな……
とりあえず私視点での話はこんなもんだ。もっと詳しくなら焔にも聞けば良いんじゃ無いか?次の京都での事件は私達は居なかったからな……
……でも千年祭にて…私はあの人と再会する事になるが……
・忌夢と紫=原作初期と違って仲は良好。その事に関しては翔の存在も大きく、それによって忌夢は紫が好戦的ではない心優しい性格であるという事を知る事ができ、紫を忍の使命や戦いに巻き込まないようにしようとした。逆に紫もそんな忌夢の為に忍になるのは嫌だが忌夢の力になりたいと思うようになる。