ようこそセクハラ至上主義の教室へ 作:セクハラ任三郎
繋ぎと綾小路攻略回。(BLになる事は絶対にありません)
俺達はバスを降りた後、同乗していた奴らから色んな目で見られたが、そんな事は気にせずに、校門を入って直ぐにあったクラス表を見た。
俺はD組、坂柳はA組だった。ちょっと寂しい。
俺達は途中まで一緒に行動し、A組の教室前で別れた。
「またな。坂柳」
「ふふっ。有難う御座いました。鷹司さん」
「気にすんなって」
ずっとお礼を言ってくる。荷物持っただけなのに。
俺は荷物を坂柳に渡し、さっき見つけたD組の教室に行くために廊下を遡る。
扉を開けた。
俺以外全員居るな。
視線がこちらに集中する。
女子の黄色い悲鳴と、男の「イケメンだな」 と「イケメン死ねよ」 の気持ちが籠った目線を向けられる。凡そ予想通りだな。
…さて、俺の席は…
「おはよう。君の席はあそこだよ」
茶髪の男が話し掛けてきた。俺には劣るが、かなりのイケメンだな。それに良い奴っぽい。
「あぁ、助かるよ。…何で俺の名前が分かったんだ?」
理由は明白! 俺が有名人だからだろう! だが、敢えて聞く! 敢えてな!
「ははっ。君を知らない人は居ないだろ? 僕の名前は平田洋介。これから一年、宜しく頼むよ」
「あぁ、洋介。俺も龍臣で構わない」
俺は洋介から言われた席に向かう。
俺の席は一番後列の真ん中だな。微妙な席だ。
左隣の席には、サイドに小さな三つ編みが一本あるロングの黒髪に、ほんの少し赤みがかった黒曜石のような瞳に、切れ長の大きな目。胸は…Cか? これまためっちゃ美少女だ。
右隣の席には、二束で纏めたピンクのロング、赤い眼鏡、眼鏡の奥には美しい碧眼が見える。猫背だな。こっちの胸は…H、いや、Iか? でっけー。
…この子、どっかで見た気がするな。気のせいか?
にしても、この学校は美少女しか入れないのか? 今の所みんな可愛い。
「あの、君って、龍様だよね?」
俺が席に向かっていると、これまた美少女が話し掛けてくる。
身長は160、いや、159だな。薄い金髪をインテークショートボブにし、薄紫色の瞳。可愛いなー。…少しの打算に大きな興奮、それに隠れた憎悪が見えるぞ。なんか恨まれることでもしたか?
胸でか! Fいや、Gはあるんじゃ無いか…。坂柳とは真反対だ。俺のBIG Magnumが反応している。…この子も狙おう。
「あぁ、君は…ファンの子かい?」
「うん! 凄い。本物はテレビで見るよりもっとイケメンだ」
「ははっ。有難う、級友として仲良くしてくれると嬉しいよ」
ファンか。直ぐに食えそうで安心した。
「後で連絡先交換しよ!」
「あぁ、構わないよ。こちらからも頼みたい位だ」
「もー。龍臣くんったら〜」
可愛いな。隠している本性とのギャップが良いね。
「? どうしたの? 龍臣くん」
「いや、何でもない。…そろそろ教師が入って来そうだ。櫛田も席に戻るといい」
「ふふっ。私の事は桔梗で良いよ。私も龍臣くんって呼んでるし」
「そうか、桔梗。これから一年間宜しく頼む」
「こちらこそ!」
桔梗はそう言い残し、自分の席に戻って行った。…いい匂いだったな。
それから数秒後、茶髪をポニーテールにし、ツリ目気味の茶目、胸元が大きく開いたレディーススーツに、ミニのスカートを履いた女教師が入って来た。…谷間が見えている。スカートも太ももの半ば程までしかない。なかなかえっちじゃないか。
「えー、新入生諸君。私はDクラスを担当することになった、茶柱佐枝だ。普段は日本史を担当している」
教卓越しに見える巨乳が凄い。
うーん。エッチだな。
「学年毎のクラス替えは存在しないから、卒業までの三年間、私が担任としてお前達と学ぶ事になる。宜しく」
クラス替え無いのか。まぁ、そういう学校もあるか。
「入学式の前に、この学校の特殊なルールについて書かれた資料を配らせてもらう。まぁ、既に入学案内と一緒に配布してあるがな」
配られた資料を見る。
まぁ、パンフレットに書かれてた内容と一緒だな。
一.生徒全員。敷地内にある寮での学生生活を義務付ける。
二.特例を除き、肉親含め外部との連絡を一切禁じる。
大まかにはこんなもん。
この二番目がデカい。ちょっと
「今から配る学生証。敷地内にある全ての施設を利用したり、売店や飲食店で商品を購入する事が出来る。…まぁ、クレジットカードのような物だな。ただし、ポイントを消費することになるので、注意しろ」
所謂Sシステムってやつか。
財布もクレカも要らないのは便利だな。
「そして。学校の敷地内において、このポイントで買えないものは無い。学校の敷地内にあるものなら何でも購入可能だ」
ふーん。
『なんでも』か。何処までだ? 女とか店とか買えるのか? 後で聞いてみるか。
「施設では、機械にこの学生証を通すか、提示する事で使用可能だ。それからポイントは、毎月一日に自動的に振り込まれる。既に、お前達全員平等に十万ポイントが支給されている。あぁ、言い忘れてたが、一ポイントにつき一円の価値がある」
先生の言葉に、教室中が騒がしくなる。
…次の月からも十万ポイントなのか? 後で聞こう。
「ふふっ。ポイントの支給額が多い事に驚いたか? この学校では実力で生徒を測る。入学を果たしたお前達には、それだけの価値と可能性がある。その事に対する評価みたいなものだ、遠慮なく使え」
入学してから評価が一定な訳が無い。来月からは支給額が変わるな。クラス単位か? それとも個人単位か?
「ただし、卒業後には全てのポイントを学校側が回収する。現金化は出来ないから、ポイントを貯めても得は無いぞ」
外部との接触は禁じられている。学校側に依頼して、金を購入したり、株を購入したりが可能なら、この箱庭で金を稼ぐ意味があるな。これも後で聞こう。
「振り込まれた後にポイントをどう使おうが、お前達の自由だ。勿論、誰かに譲渡しても構わない。だが、無理矢理カツアゲするような真似だけはするなよ? 学校は虐め問題にだけは敏感だからな。…何か質問があれば挙手を」
俺は手を挙げ、質問する。
「茶柱先生。幾つか質問です」
「…なんだ?」
俺は席をたち、先生に質問を投げ掛ける。
「まずは一つ目。 このポイントで店の経営権や、株取引をする権利を購入する事は可能ですか?」
「ぷぷっ! 出来るわけねぇじゃん! イケメンでも馬鹿だとなぁ」
煩いな。…誰だっけ。
「…相応の手順を踏んだら可能だ。まぁ、大量のポイントが必要だがな」
「出来るの!?」
先生はそんな彼を無視して、質問に答える。
出来るのか。これは金の匂いがするぞ。
「では、次。来月の支給額は十万ポイントですか?」
「…お前らの評価が十万ポイントに相応したから、十万ポイントを支給したまでだ」
「何を基準にしてるかは知りませんが、その『評価』が下がると支給額も下がるという事でいいですか?」
「…」
「了解です。言えないと」
…これは教員としてバレて良かったのだろうか? 彼女は何故、苦々しい表情を作り喜びの感情を隠しているのだろうか? まぁ、どうでもいいな。
支給額が変わるのは確定だな。後はその『評価』が個人か、クラスかだが…
「えっ! どういうこと?」
「? 今月貰えたんだから、来月も貰えるだろ」
「考え過ぎっしょ」
…うーん、 説明するか。
「は〜。君達は本当に愚かだねぇ。ホークボーイが答えを聞いたじゃないか。まぁ、お飾りの脳みそには少し難しかった様だが」
俺が口を開く前に、金髪をオールバックにした大柄なイケメンが、疑問に答えた。…ホークボーイって俺の事か。…てかアイツ、高円寺グループの一人息子だったか? パーティで見た気がする。
「はぁ!? 何言ってるかわかんないんだけど!」
「金髪の癖に偉そうな事言うな!」
…馬鹿だ。
グレー寄りの黒髪をショートにしている女子と、さっきも俺に突っかかってきた黒髪の短髪を中央で分けた男だ。
俺と高円寺が反論する前に、茶柱先生が口を開く。
「ゴホン! …他に質問がある奴は、後で職員室に来なさい。では、良い学生ライフを送りなさい」
先生はそう言い残し、ぷりぷりしているお尻を揺らしながら退室した。エッチだなー。
クラスは十万ポイントを何に使うかの話題で持ち切りだ。来月の為に貯めておく、パッーと使っちゃう、スポーツ用具を買う、等。
そんな中、一人の生徒が立ち上がる。平田だ。
「皆、少し聞いて貰っていいかな?」
彼には不思議と、耳を傾けたくなる才能があるのだろう。皆が静かになり、話を聞いている。
「僕達は今日から同じクラスで過ごす仲間だ。だから自発的に自己紹介でもして、一日でも早く仲良くなれたらと思うんだけど、どうかな?」
こいつ良い奴だな。俺は賛成だ。
「賛成だ。『評価』されるポイントについても
「私もさんせー!」
「私も賛成かな」
『評価』されるポイントは幾つか予想できる。まずは授業態度、これは当たり前だな。次に提出物、これも当たり前。後は街を綺麗に使おうとか、ボランティアに参加するとかでも、ポイントが増えそうだ。
個人単位だと有難いが、クラス単位の時の為に共有しときたい。
賛成したのは俺、金髪ポニテのギャル、桔梗だ。
周りの生徒も口々に「賛成ー」と言っている。
それを確認した平田は口を開く。
「有難う。じゃあ、言い出した僕から。僕は平田洋介、平田でも洋介でも構わないよ。趣味はスポーツ全般かな、特にサッカーが好きだよ。これから三年間、よろしく」
「宜しくね! 洋介くん!」
金髪ポニテの声を筆頭に、女子の黄色い悲鳴が鳴り響く。気持ちは分かる。アイドルや俳優と比べても、かなりいい感じの容姿を持っているからな。
順繰りに自己紹介をしていく。ふむふむ、あの巨乳は長谷部と言うのか。
そしてあの金髪は軽井沢恵、隣の巨乳は佐倉愛理ね。
…このクラス、乳がでかいな。
次は…桔梗の番だな。
「じゃあ次は私だね!」
元気が良いね。胸が跳ねてる。
「私は櫛田桔梗と言います。中学からの友達は居ないので一人ぼっちです。だから、早く顔と名前を覚えて、友達になりたいって思ってます!」
いいねー。抑揚や表情、視線誘導までほぼ完璧だ、大女優を目指せるポテンシャルがある。
「私の最初の目標は、ここに居る皆と仲良くなることです。皆の自己紹介が終わったら、ぜひ私と連絡先交換してください!」
良くもまぁセリフが出るな。本心が欠片も篭っていない。…かなり気に入った。
「それから放課後や休日は色んな人と沢山遊んで、沢山思い出作りたいので、どんどん誘ってください。ちょっと長くなりましたが、以上で自己紹介を終わりますっ」
うーん。可愛い。
周りの生徒達も概ね好意的だ。
平田が場を回す。
「じゃあ、次――」
「俺らはガキかよ。自己紹介何て必要ねぇ、やりたい奴らだけでやってろ」
剃りこみの入った赤髪、ガタイのいい男が平田を睨みつけながらそんなことを言う。
…頭脳は並以下、特筆すべきは身体能力か? 見ただけで分かる。かなり鍛えられているな。
平田が何かを言う前に、俺が口を開く。
「『評価』のポイントになるであろう所だけでも共有したいが、良いかい?」
「あん? さっさと言いやがれ。俺の気が変わらねぇうちにな」
うぜー。まぁ、気にしたら負けだ。
「一.授業態度。私語をせずに真面目に授業を受けろ。二.提出物の提出。これはそのまま、ちゃんと期日を守って提出しろ。三.施設を綺麗に使え、トイレとか食堂とかだな。四.証拠を残して悪さをするな。この学校、至る所に監視カメラが仕掛けてあった。だが、カメラが無い所もある。やるならそこでやれ。これぐらいか? 後は喧嘩をするな」
「…何で俺が従わないといけねんだよ」
…俺の容姿に対する妬み、純粋な敵意、そして、本当に何故かを疑問に思っている。
「…皆も他言無用で頼む。まず、茶柱先生への質問で分かった通り、来月も十万ポイントを貰える可能性は低い。そして、支給額は『評価』によって変わる。この『評価』が、個人単位かクラス単位かは分からないが、『評価』を下げて得する事は無い」
「…ポイントが増えるかもしれねぇだろうが」
なんだ? 今ので理解は出来たはずだ。何故納得しない? …あぁ、成程。納得はしたが、一度楯突いた以上、引けなくなってるんだな。無駄なプライドだが、気持ちは分かる。
「まぁ、頭の片隅にでも入れて置いてくれ」
「ちっ。そうかよ」
赤髪はそう言い残し、教室を出る。
それに続いて何人かの生徒も教室を出た。
彼、彼女らに向かって、「有り得ない」や「自己紹介位いいじゃん」の声が飛ぶ。
「悪いのは彼等じゃない。勝手にこの場を設けた僕が悪いんだ」
それに対し、洋介がこんな事を言う。
良い奴…って感じじゃないな。和が乱れるのを極度に恐れている? 赤髪に睨まれた時は、恐怖の感情がなかった。だが、退出した奴らにヘイトが向いた途端、恐怖、拒絶、決意の表情が浮かんでいた。俺以外は気付いてないかもだが、俺の目は誤魔化せない。
過去のトラウマか? まぁ、どうでもいいか。
その後も平和に自己紹介が進んでいく。
次は、少し気になっている男子生徒の番だ。
「俺は池寛治。好きなものは女の子で、嫌いなものはイケメンだ! 彼女は随時募集中なんでよろしく! 勿論、可愛い子か美人希望!」
イケメンだ! の時にこちらを睨んでいたな。…直接妬みの感情を向けられるのは久しいな。
「すごーい。いけくんかっこいー」
「マジマジ? 自分でも悪かねぇって思ってんだけどさ、へへっ」
純粋なバカだな。棒読みでも嬉しいのか。
コイツは煽てれば何でもするタイプだな。いいコマになりそうだ。
高円寺が凄い自己紹介をしたり、色んな人の自己紹介が終わり、次は俺の番だ。
「次は、龍臣くん。お願いできるかな?」
俺は立ち上がり、周りを見渡す。
うん。皆興味深そうに見ているな。池と山内以外。
「俺は鷹司龍臣。TVや映画、ネットとかで見た事あるかも知れないが、級友として仲良くしてくれると有難い。趣味は…俺もスポーツ全般と、最近は料理が好きかな。気軽に誘ってくれると助かるかな。後、支給額の件だけど、俺はクラス単位だと思ってる。協力してくれると有難いな」
この名前と完璧な顔、完璧なスタイルで、俺が誰か分からないやつは居ないだろう。
「協力するよー!」
「やっぱり本物だ…!」
「…実物はTVよりイケメンだな」
「けっ! イケメンがなんだってんだ」
桔梗が好意的だったこともあり、全体的に協力する感じの雰囲気になっている。
好意的な視線が七割、興奮が二割、嫉妬が一割、…「誰だろう?」の視線が一つだけある。誰だ?
俺はその視線を向けた相手へ、目を向ける。
中肉中背。茶髪茶目。特質すべき所は何も……いや、目が無機質過ぎるな。それによく見ると、服の上からでも肉体が鍛えられていることが分かる。
一番特殊なのは、感情が分からない事だ。こんな不思議な体験初めてだ。
男と見詰め合う趣味は無いので、少し微笑んでから目を逸らした。
「ね、ねぇ。バスで女子とキスしたって本当?」
彼女は確か――松下千秋だったか。
薄い茶色のロングで、左側に編み込みがあり、少しおでこを出している。青い大きい瞳を持っている。松下も可愛いな。
松下の本心は、興奮と少しの疑問。だが、浮かべている表情は、失望、軽蔑、疑問だ。
…この学校はおかしいんじゃないか? 皆女優になれそうだ。
それにしても、もう噂になっているのか、早いなー。
まぁ、適当に誤魔化すか? それとも認めるか?
うーん。
「あぁ、事実だよ」
「そ、そんな! 信じてたのに…」
「うぇーっ。ヤリチンかよ」
認めた。そっちの方が面白そうだから。
山内が煩いが、気にしない。
松下は失望の表情を浮かべている。そんなこと思ってもない癖に。
俺は彼女に近づいていく。
「あ、あの。なんですか」
「…」
俺は無言で近づいていく。
うーん。この状況を楽しんでいるな。
隠れた本心もそうだが、全然逃げない。寧ろ少しずつ近付いてくる。
「辞めないか、龍臣。松下さんが怖がっている」
洋介が間に入り、止めてくる。勇気あるな。だが、お前の後ろにいる松下は落胆の表情を浮かべていた。
「松下…いや、千秋。本当に嫌なのか?」
「えっ♥」
「本当も何も、怖がっているじゃないか」
声からも、興奮しているのが分かる。…洋介は気付いてないみたいだな。ここは一つ、芝居をするか。
「止めてくれるな! 洋介! 俺は彼女が欲しいんだ!」
俺は全身全霊を掛けて、『婚約者を奪われた男』を演じる。
洋介や周りの目には、俺の雰囲気が変わったように見えているだろう。
「っ! 何を言うか! 彼女を怖がらせるな!」
「……♥」
良いね。洋介が本気で麻耶を守ろうとすることで、周りがこの雰囲気に呑まれていく。千秋本人も、目をトロンとし、頬を染め、興奮の表情を隠そうともしない。
「千秋は…俺の彼女だ!」
「っく!」
「…♥ 龍臣…♥」
俺の迫力に押され、平田が怯んだ。その隙に、千秋が俺の胸に飛び込んできた。
ハハッ! これが『演技力』だ。
俺と千秋の身長差の関係上。俺は見下ろし、千秋は見上げる体勢になる。
俺たちは熱く抱き合い、そのまま顔を近づけ…
「…凄いな」
なんだ?
俺は千秋から手を離し、無機質な目をしている男の元に向かう。
「お前…えっーと。何で喋れた?」
「? 何でも何も、喋ったからだ」
噛み合ってないな。いや、俺の質問が悪い。何分初めての経験だ、気が動転しているな。
「いや、悪いな。俺の演技を見て呑まれなかったから気になったんだ」
「…こちらこそ悪かったな。何分、映画やドラマは
映画やドラマを見た事がない? 俺を見た事が無いじゃなくて?
「マジ? 古橋任三郎も? ラーガル・ハイも?」
「さぁ? 知らないな」
勿体なさすぎる! 人生の半分以上を無駄にしている。
「まじー? 絶対見た方がいいって! 何なら俺がDVD借りて渡そうか?」
「いや、お前の演技を見て、俺も
「あぁ。見終わったら教えてくれよ。てか連絡先交換しよう」
「…あぁ!」
なんだ? めっちゃ嬉しそう。
まぁ、俺と連絡先を交換出来るんだ。これくらい喜んで当然だな。
「ねー♥ 私とも交換しよー?」
「あぁ、構わないよ」
千秋が話しかけてきた。全然構わない。寧ろ大歓迎だ。
「…うーん。仲良さそうだし、いい…のか?」
初期清隆くんはチョロい(確信)
これから色んな映画やドラマを通し、豊富な感情を学びます。