「んーっ! やっと終わったぁ……」
学校のチャイムが鳴ると同時に大きく伸びをして、凝り固まった身体をほぐす。
私の名前は
親元を離れ、学生寮で暮らしている私は、放課後は最近始めたアルバイトに精を出している。
「さてと……今日もお仕事頑張らなくっちゃ!」
「リン! 今日、部活終わりにお店行くね! バイト頑張ってー!」
「ありがとう! それじゃあ、また後でね」
仲の良いクラスメイトのハルちゃんと別れの挨拶を交わしながら、私は足取り軽やかに教室を出る。
その足で向かうのは、学園から少し歩いたところにある小さなカフェ『ねこみるく』。
ネコの形をした可愛らしい看板が目印の、一見普通の喫茶店だけど、ここでは普通のドリンクやスイーツに加えて特別なメニューを提供しているので、小さい割にはそこそこ有名なお店だったりする。
(『ねこみるく』で働けて、本当に良かったなぁ……)
改めてそんなことを思いながら、目的地へと歩みを進める。
アルバイト先にこのお店を選んだ理由は、私が普通の女の子ではなく――所謂、ふたなりだから。
約30人に1人程度の割合で存在すると言われるふたなりは、その数こそ少ないものの、社会全体で見れば、決して珍しい存在ではない。
別に隠すほどのものじゃないし、実際私の通っている学園にもふたなりの子はそれなりにいて、普通に受け入れられている。
……とはいえ、せっかくなら、同じ境遇の子が働いているお店で働きたいと思って。
そこで見つけたのが、ふたなりカフェ『ねこみるく』だった。
ここでは、ふたなり限定の求人募集をしており、その特性を活かしたユニークなお仕事をさせてもらえるというので、興味津々で面接を受けてみたところ、即決で採用してもらえたのだ。
人より少しだけ……いや、かなり強めな精力を持て余していた私にとって、このお店でのお仕事はまさに天職と言っても過言ではなかった。
♪カランカラン……
「いらっしゃ……あ、リンちゃん! 今日もよろしくね~」
「はい、よろしくお願いします!」
お店に入ると、店長さんが出迎えてくれる。
私よりも二周りほど背の低い、ほんわかした雰囲気の大人の(?)お姉さん。
その小学生にしかみえないほどのロリ……もとい小柄で童顔な見た目に反して、その手腕は確かなもので、お店の料理や経営なんかを一人で切り盛りしている凄い人だったりする。
「じゃあ早速、制服に着替えちゃってくれる?」
「はーい! あ、制服もう用意してくれてるんですね。助かります!」
「リンちゃんのことだから、そろそろ来る頃かなーって思ってたからね~」
にしし、と可愛らしく笑う店長さん。……うん、今日もロリだなぁ。
先輩曰く、店長にそれを言うのは絶対NGとのことなので、心の中だけに留めておくことにする。こう見えて、『本気で怒った店長さんはヤバい』らしいからね……。
「それじゃ、着替えてきますね!」
「いってらっしゃい~」
制服を受け取った私は、そのまま奥の更衣室へと向かう。
このお店の制服は、メイド服をベースにした可愛らしいデザインで、頭にはネコ耳のカチューシャが付いている。
ハートマークにくり抜かれた胸元から覗く谷間は、腹部のコルセットでさらに強調されていて、スカート丈も結構際どい感じ。
そして何より特徴的なのは――。
(相変わらず、すっごい開放感だなぁ……)
更衣室で着替える私は、自ら脱ぎ去ったパンツを握りしめ、苦笑いする。
そう、このお店で働くメイドたち――ふたなりの女の子たちは、パンツの着用が禁じられているのだ。
しかも、メイド服にはスカートを捲り上げた状態で固定するための特殊なボタンが存在しており……これにより、私たち『ねこみるく』で働くメイドは全員、いつでも簡単に下半身を丸出しにすることができるようになっている。
それだけ聞くとただの変態行為のように聞こえるかも知れないけれど、これにはちゃんとした理由がある。その理由については、後ほど説明するとして。
とってもキュートでちょっぴりエッチなメイド服に袖を通した私は、スカートをひらりと翻して更衣室を後にするのだった。
◇
「遅いわよ、リン! 着替えるだけでどんだけ時間かかってんの?」
「ご、ごめん! ちょっと考え事してて……」
ホールに戻ってくると、さっそく同僚メイドからお叱りの言葉が飛んでくる。
時計を確認すると、確かに数十秒ほど遅刻しちゃったみたいだけど……まだお客さんもそんなに多くないし、ちょっとくらい多めにみてくれても……。
「はぁ……これだから、胸とおちんぽに栄養取られちゃったおバカさんは……」
「……むぅ」
なんだか偉そうな態度でそんなことを言ってくる彼女は、私と同じ学園に通う高校一年生の
ユイちゃんは、私とほぼ同時期にアルバイトを始めた唯一の同期なんだけど……これがまぁ、凄いプライドの高い子で、何かにつけて私と張り合おうとしてくる困ったちゃんなのだ。
初めて会ったときは優しく接してくれていたのに、今ではすっかりライバル認定されちゃったみたいで、こうして事あるごとに突っかかってくるようになってしまった。
まぁ、その原因には何となく察しがついてるんだけどね……。
「こら、ユイちゃん! リンちゃんにちょっかい出すのもそれくらいにして、ちゃんとお仕事して!」
「むぅ……わかりましたー。ったく……仕方ないわね」
そう言ってしぶしぶホールに出ていくユイちゃん。
店長さんから注意されては、流石に引き下がるしかなかったみたいだ。
(はぁ……どうすればユイちゃんと仲良くなれるのかなぁ……)
せっかくの同期なんだし、出来るなら仲良くしたいところだけど……私が何言ったって聞く耳持たないし、どうしたもんかなぁ。
私はそんなことを考えながら、彼女に続いてホールへと出ていくのであった。
◇
15時を少し過ぎた頃。午後の日差しが木製のテーブルを暖かく照らす店内は、たくさんのお客さんたちで賑わっていた。
ティータイムと呼ばれるこの時間帯は、喫茶店にとって一番の稼ぎ時であり、このお店も例外なく大盛況となっている。
「リンちゃん、お客様が待ってるからお願いね」
「はい! いってきます!」
ひらひらと手を振る店長さんに見送られ、私はお客様の待つ入り口の方へと向かう。
そこでは、大学生くらいのお姉さんがそわそわとしながら待機していた。
「いらっしゃいませ、『ねこみるく』へようこそ! お一人様ですか?」
「は、はい!」
「かしこまりました! こちらのお席へどうぞ!」
見るからに緊張している様子のお姉さんを、空いているテーブル席にご案内する。
恐らく、今日が初めての来店なのだろう。このお店の特徴もあって、初めてのお客様はたいていこんな感じの反応になる。
ここは、お姉さんを安心させてあげるためにも、丁寧に対応してあげないとね……!
「メニューが決まりましたら、こちらのベルでお知らせくださいね」
「は、はい……っ」
こくこくと頷くお姉さん。初々しい反応がとても可愛らしい。
私はその様子を微笑ましく思いながら、一礼してその場を離れようと踵を返す。
すると、お姉さんの視線が私の顔とスカートを往復するのが目に入った。
(あ、やっぱり気になっちゃうよね……)
これは毎度のことなので、もう慣れっこだ。
一般の人からすると、ふたなりという存在はやっぱり珍しいものなのか、どうしても目が行ってしまうようだ。
「こんな可愛い子に……本当に付いてるの……?」
ぽつりと呟くお姉さんの独り言を背に受けながら、私はバックヤードの方へと戻っていく。
その際、少し距離を取ったところで一瞬だけ振り返り、スカートの裾をちらりと捲ってみせた。
(……ほら、付いてるでしょ?)
悪戯っぽい笑みを浮かべながら、お姉さんに向けてウインクをしてみせる。
私なりのサービスというか、ちょっとした遊び心みたいなものだ。
「っ……!?」
案の定、お姉さんは驚いてくれたようで、目を真ん丸にして私のことを見つめている。
私はそんなお姉さんの反応に満足しつつ、今度こそホールを後にした。
◇
♪チーン
それからほどなくして、先ほどと同じお姉さんが卓上ベルを押した音が店内に鳴り響いた。
「はーい!」
私は意気揚々と、再びテーブル席へと駆けつける。
すると、先ほどよりも少し顔を赤く染めたお姉さんが、もじもじしながら待っていた。
「ご注文はお決まりですか?」
「えっと、その……これを一つお願いします……!」
そう言って、ちょっぴり恥ずかしそうにメニュー表を指さすお姉さん。
指の先を辿っていくと……そこには当店一番人気の看板メニュー『ふたなりミルク』の文字がでかでかと記されていた。
(ふふ、お姉さんもやっぱりこれなんだね)
予想通りの注文に、思わず笑みがこぼれてしまう。
何を隠そう、この『ふたなりミルク』こそが『ねこみるく』の代名詞とも言える名物メニューであり、このお店に訪れるお客さんの大半はこれ目当てで来ると言っても過言ではない。
もちろん、一口にミルクといっても、それは通常の牛乳を指す言葉ではない。
私たちのお店で提供するのは、ふたなりの女の子が気持ち良くなるとぴゅーぴゅー出しちゃう、えっちなミルク――すなわち、精液のことだ。
自分では飲んだことがないのでよく分からないのだけど……ふたなりの精液というのは、とっても芳醇で濃厚な味わいで、一度飲むと病みつきになるらしい。
それに加え、非常に栄養価が高く、美容や健康にも良いとか。
そのため、ふたなりのミルクは若い女性を中心に大人気の飲み物となっており、最近ではコーヒーやワイン、紅茶に並ぶ嗜好品として、その需要は右肩上がりになっている。
……と、少し話が逸れちゃったけど、とにかくウチはそんなミルクを主力商品にしたカフェってわけだ。
「かしこまりました! 飲み方はどうなさいますか?」
「飲み方……? あ、あの、私よく分かってなくて……!」
「では、ご説明させていただきますね!」
慌てた様子でそう答えるお姉さんに、私は笑顔で対応する。
このお店では、なるべく新鮮なミルクを味わっていただくため、ふたなりメイドがお客様の目の前でミルクを搾る形式を取っている。
そのため、提供方法にも選択肢があり、初めてのお客様はそこで戸惑うことも珍しくない。
「当店では、ミルクをグラスに注いで提供する『グラス』に加えて、お口で直接飲んでいただく『直飲み』をご用意しております。初めての方でしたら、まずは『グラス』がお勧めですよ」
「じゃあ……グラスでお願いします」
「かしこまりました! サイズはどうなさいますか?」
「え、えっと……普通くらいで……」
「はい、
私はにこりと笑いかけると、そのまま踵を返してキッチンへ向かう。
そこで真ん中のサイズのグラスを1つ取り出すと、すぐにお姉さんの元まで戻った。
「お待たせいたしました! では、ミルクのご用意をさせていただきますね!」
「は、はいっ……!」
私がテーブルの上に空のグラスを置くと、お姉さんが緊張の面持ちで頷く。
私はその正面に立ってスカートを捲り上げると、そのまま裾についたボタンで留めて固定し、自らのふたなりおちんぽを堂々と露出させた。
そう、私たちふたなりメイドが下着を履いていない理由――それは、いつでもすぐにミルクサーバーを取り出し、素早くミルクをお出しできるようにするためだったのだ。
「わぁっ……!?」
間近で私のおちんぽを目の当たりにしたお姉さんが、思わずといった様子で驚嘆の声を上げる。
それもそのはず、私のそれは平常時でもかなり大きい上にズル剥けで、そこからぶら下がっているタマタマに至っては片方だけでテニスボールくらいの大きさは余裕である。
ミルクサーバーとしての機能を万全に備えた、自慢のおちんぽだ。
「それでは……んんっ……♡ ただいまミルクをお作りしますので、しばらくお待ちくださいっ……」
私は慣れた手つきでおちんぽを握り込むと、しゅこしゅこしゅこっ!♡ と初っ端からハイペースに竿全体を激しく扱き上げる。
ちょうど他のメイドたちは誰も接客していなかったので、ゆったりと落ち着いた時間が流れる店内で、私一人だけが一心不乱におちんぽをシコりまくっているというこの状況。
はたから見ればとんでもない痴女に見えるかもしれないが……ここ『ねこみるく』で働くメイドとしてはこれが当たり前であり、そもそも私がしているこの行為は、自慰ではなく立派なミルク提供業務の一環なのだ。それを忘れることなかれ。
「んっ……ふ、んんっ……!」
「あっ……すごいっ……」
唇をきゅっと結んで声を抑えながら、私は全力でオナ……じゃなかった、ミルク提供業務に勤しむ。
お姉さんもそんな私の懸命な姿に感心したのか、目を見開いて食い入るようにその様子を見つめている。
そうこうしている間にも、私のおちんぽは長く太く成長していき、右手だけではストロークが足りなくなってきたので、左手も追加して両手コキの体勢に入る。
「んっ……ふーっ……、ふっ……んっ……♡」
「え、えっ? それ、ええ!?」
(あぁ……見られてる……お姉さんにミルク出すところ見られちゃってるよぉ……!)
繰り返すようだが、これは別に人前でおちんぽを扱いて気持ちよくなろうとしているわけではなく、あくまでお客様に新鮮なミルクを提供するための行為に他ならない。
決して、私がおちんぽを弄るのが大好きなドスケベふたなりメイドだからというわけではなく、全てはお客様の笑顔のためなのだ。
「ふっ……はぁっ……ぁ、あぁんっ♡」
「うそっ……えっ? そんなに……!?」
とはいえ、シコっている最中に気持ち良くなってしまうのは仕方がないことだし、ましてや見られながらなんて興奮するに決まっている。
お姉さんの熱っぽい視線を一身に浴びながら、私はどんどん射精感を高めていき――やがて、グラスの全長をゆうに超えるほどの巨根が、私の股の間でそそり立つ。
「えっ……でっか……!? す、すごい、ですね……!?」
「んっ……はぁ……♡ ふふっ、ありがとうございます……っ♡」
お姉さんの心底驚いたような反応に、私は満更でもない笑みを浮かべる。
おちんぽを生やす者としては、自分のイチモツが大きいと言われるとやっぱり悪い気はしないものだ。
しかし私の場合、内心では――。
(本当はもっと、もーっと大きく出来るんだけど……この辺で我慢しなきゃ♡)
なんて、思っていたりもする。
そう……私のおちんぽは、まだまだ本気を出していないのである。
『ねこみるく』で働くふたなりメイドの中でも、私のおちんぽは断トツの大きさを誇る。
実を言えば、これでもフル勃起には程遠く、半勃ちくらいだったりするのだが……この時点で既にお店で一番の大きさだと言えば、その凄まじさが伝わるだろうか。
最初の研修の時に、店長さんが私の本気おちんぽを見てしばらく呆然とした後、『大きすぎて女性客が怖がってしまうから、お店ではなるべく抑えめにしてね……!』と涙目でお願いしてきたという経緯があるので、私はこうしてなるべく抑えた状態でミルクを搾ることになっているのだ。
「それではっ……んっ♡ 準備ができましたのでっ……そのグラス、おっ♡……こちらの注ぎ口に向けていただけますか……っ?」
「わ、わかりました……!」
勃起具合をできるだけ抑えつつも、絶頂寸前まで昇り詰めた私は、お店のマニュアル通りに指示を出す。
お姉さんはいそいそとグラスを手に取ると、早く射精したすぎてくぱくぱと開閉を繰り返す私の鈴口へと向けた。
「は、はい……どうぞ……」
「んっ、ありがとうございます♡ で、では……これよりミルクをお
――どぴゅるるるっっ!!♡♡♡ びゅーっ♡ どぴゅっ、びゅるっ! ぴゅるぴゅるっ♡ どぴゅっ! びゅるるーっ♡
「きゃっ……!?」
「っ、はぁっ……んぁ……っ!♡」
私は下半身から広がる快感に身を任せると、グラスに向かって思いっきりミルクを発射した。
その勢いは凄まじく、射精開始から僅か数秒でグラスの下半分を白く染め上げる。
(き、きもぢいぃ~っ♡♡♡ おちんぽ生えててよかったぁ……!!♡♡♡)
高めきった性感が一気に解放されるこの快楽は、何度味わっても堪らない。尿道をせり上がる多幸感に、身体中の細胞が喜びの声を上げているかのようだ。
このまま精液を噴き出す快感に身を委ねきって、全力で大量射精してしまいたいところだが、今はお仕事中なのでそうもいかない。
お客さんの注文に合わせて、適切な量のミルクをお
「んっ……ふっ、んんっ……ふーっ♡」
研修で店長さんに教わった、射精コントロール法に従って、私は心を無にして快感の波を乗りこなす。
そして意識的に骨盤底筋の力を抜いて、射精の勢いを弱めようと奮闘する。
しかし――。
「す、すごい……量も濃さもこんな……っ、女の子が……!?」
無の境地へと至ろうとする私の耳に、そんな驚愕の声が届く。
その声に釣られて顔を向けると、あんぐりと口を開けたまま、グラスの中で踊り狂う白濁液と私の顔を交互に見つめるお姉さんと目が合った。
まるで『嘘でしょ? これ全部あなたが出してるの?』とでも言いたげな彼女の表情に、私が生物として優秀であることを認められたような気がして、ふたなりとしての自信と優越感を存分に刺激されてしまう。
(その顔、すっごいおちんぽにクる……!)
お姉さんの驚きと興奮が入り混じった表情を目にした瞬間、ゾクゾクとした快感が私の背筋を駆け巡った。
ダイレクトにおちんぽに響く視線の熱に、私は興奮が高まっていくのを実感する。
(やばっ……これ、射精止まらないかも……!♡♡♡)
「んっ……はぁっ♡ あっ……まってだめ、あ、あっ……ああぁぁ~……っ♡♡♡」
どくどくっ……ぼびゅるるるぅぅ~~っ!!♡♡♡ どぴゅっ、びゅーっ♡ びゅぶっ♡ びゅるっ、ぶぴぃっ♡
「ひゃあっ!? ま、また一気に……!」
(おちんぽミルク止まらなぃっ♡ と、止められにゃいぃぃっ♡)
巨大な快楽の波が押し寄せ、私は意識的に調整していた絶頂感のダムをあっさりと決壊させてしまった。
己の生命力を誇示するが如く、私の射精の勢いは衰えるどころかさらに苛烈さを増していき、お店で決められている規定量を超えかねない勢いでミルクを搾り出してしまう。
膨大なミルクタンクを持っているが故の弊害。並のふたなりメイドでは考えられない量のミルクが、グラスの中で荒れ狂っている。
「と、とまっ、てぇ……! くぅっ、ふぅぅぅっ……♡♡♡ はー……はーっ……」
どぴゅるる……どぴゅっ……♡♡♡ びゅーっ……びゅー……
ようやく射精を収められた頃には、お姉さんが手に持ったグラスから、表面張力で異常に盛り上がったミルクが溢れんばかりだった。
不幸中の幸いにして、私の出すミルクは粘度が非常に高く、半固形より少し柔らかいくらいの状態になっているため、傾いたグラスの端からたらりと垂れ下がった分すら零れずになんとか留まってくれている。
(あ、危なかったぁ……危うく、大惨事になるところだった……)
まだまだ出せそうな感覚はあったので、あのまま射精を続けていたら、大変なことになっていたに違いない。
規定量は大幅に超えてしまったものの、最悪の事態だけは避けられたことに、ホッと胸を撫で下ろした。
絶頂の余韻に息を荒らげながらも、私は何とか冷静さを装いつつ、お姉さんの方に向き直る。
「はぁっ、はっ……お待たせいたしました……こちらが、ふたなりミルクになります」
「あ、ありがとうございます……」
お姉さんは未だに驚愕を隠せない表情で、ミルクと私を見比べていた。
グラス3/2辺りに引かれた規定量のラインを遥かに超える白濁の海からは、むわぁ……♡ っと湯気が立ち昇り、鼻から吸い込むだけで脳髄が痺れそうなほどの濃厚な香りが辺りに広がっていく。
「そ、それにしても、すごい量ですね……!」
「すみません……ちょっと張り切り過ぎちゃいました……」
「あ、いえ、全然大丈夫です! そ、それじゃあ……いただきます……っ!」
お姉さんはごくりと唾を飲み込むと、こばさないようにそーっとグラスを持ち上げて、私の搾りたてミルクを一口。
その瞬間、お姉さんがカッと目を見開いたかと思うと、今度は驚きと感動が入り混じったような表情を私に向けた。
「ん……っ、んんっ……!? すごい……っ、これ、本当に美味しいです……!」
「そう言っていただけると、幸いです……!」
「も、ものすごく濃厚で……ちょっとドロッとしていて、味も香りも独特ですけど……優しい甘みみたいなのが後からじんわりと口の中に広がって……! クセになっちゃいます……!!」
感動のあまり早口でひたすらその味わいを称賛してくれるお姉さん。
褒めてもらえるのはもちろん嬉しいんだけど、有り体に言えば、自分の精液の味をここまでここまで熱く語られちゃうと、なんだか少し複雑な気持ちになってしまう。
とはいえ、お客さんが喜んでくれているなら何よりだ。
「んくっ……ごきゅっ……。う、うまっ……え、ほんとに……美味しすぎる……っ」
お姉さんはまるで砂漠でオアシスを見つけた旅人のような表情でミルクを堪能すると、今度は味わうようにゆっくりと嚥下していく。
普段はお客さんにミルクを提供した後は、すぐにバックヤードの方へと戻るのだが……お姉さんがあまりにも美味しそうに飲んでくれるものだから、私はついつい、笑みを浮かべながらその様子を見守ってしまう。
(こんなに夢中になって飲んでくれるなんて……ふふ、嬉しいなぁ……)
「んくっ……んくっ……ぷはーっ! え、ヤバ、これ絶対ハマっちゃいそう……!」」
ごきゅっ……ごく、ごく、ぴくっ……♡ ごきゅ、ごくんっ!
やがてその味に慣れてきたのか、お姉さんはどんどんとペースを上げていく。
一度グラスから口を離して舌なめずりをしたかと思うと、今度は大きくグラスを傾けて、一気に流し込み始めた。
(あっ……そんなに一気に飲んじゃったら……!)
「んっく……んっく……んんっ!?♡」
ごきゅっ……びくびくっ……ごきゅっ! びくんっ♡ ごきゅんっ! びくん……ぴくぴくぴくっ……ぶるるっ!♡
案の定と言うべきか、グラス半分程の量を一気に飲み干したお姉さんは、途端に身体をぶるぶると震わせて大きなリアクションを取る。
これはふたなりミルクを飲む時によく現れる現象で、特に年頃の女性に顕著に見られる反応だ。
しかし、それでもお姉さんはグラスから口を離すことなく、むしろ、よりペースを上げて私のミルクを喉へと流し込み始める。
「んっ、んっ、んっ……!♡ んっ……くぅぅ~~っっ!!♡♡♡」
ごくん、ごく、ごくんっ! ごきゅっ……ビクビクッ! がくがくがくがくぅ~~っ!!♡♡♡
全身を激しく痙攣させ、目を白黒させながらも、懸命に喉を鳴らして貪るようにミルクを飲み続けるお姉さん。
(す、すごい飲みっぷり……大丈夫かなぁ……? 私の結構、濃いから……)
私の心配をよそに、お姉さんは喉を鳴らして次々とミルクを飲み干していく。
やがて――。
ごきゅんっ……!
「んっっぐぅぅううぅううぅぅ~~っっ!!!♡♡♡♡♡」
ビクビクッ、ビッックンッ!!♡♡♡ ぶしゅっ! ぶしゃぁっ! がくがくがくっ♡ ぷしゃぁぁあぁああっ♡♡♡
大量の特濃ミルクを最後の一滴まで飲み切ったお姉さんは、突然、ブリッジでもするかのように背中を大きく仰け反らせ、天井を仰ぐようにして嬌声を上げた。
同時に、お姉さんの履いていたジーンズの股間部分がじわぁ……と濡れ始め、生地の色よりも濃い染みが広がっていく。
(わわっ……す、すっごいイき方……)
つい最後まで眺めてしまっていた私は、意外とボリューミーなおっぱいを突き出すようにしてビクンビクンと身体を痙攣させ、お股から滝のように大量の潮を流し続けるお姉さんの姿に圧倒されていた。
『ねこみるく』のメイドとして働き始めてから、ミルクを飲んでイッてしまう女性は今まで何度か見てきたけれど、ここまで派手に絶頂する人は初めて見た。
「はぁーっ……♡ はぁーっ……♡」
しばらくの間ビクンビクンと身体を跳ねさせ続け、お店の床に大きな水たまりを作り上げたお姉さんは……やがて不意に脱力すると、そのままぐったりとテーブルへと突っ伏してしまった。
「……んくっ……はぁっ♡ な、なにこれっ……すごすぎぃ……」
なかなか絶頂の余韻から戻って来れないお姉さんは、テーブルに突っ伏したままうわ言のようにそんなことを呟いている。
私はその様子に苦笑しつつ、空になったグラスを回収すると、お潮でビチャビチャになった床を拭くためのタオルを取りに向かうのだった……。