「先生!もっとあたしらに構って!」 作:アキラゼミ
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謝肉祭の際、私の献血を担当してくれたハドマのナース、清川サラ。先日、ヒトデのお手伝いとしてハドマでの健康保全部の活動を手伝いしたあの時、サラは体調不良にてお休みだった。
今日はそんな彼女に呼ばれ、ハドマ学園に来た。どうしてもあの時の埋め合わせがしたいのだそう。気にしなくていいと何度も言ったが、どうしてもと言われてしまい押し切られてしまった。
ヒトデからも「部長の言うこと聞いてあげて」と説得されてしまい、ヒトデを使うなど卑怯な──と苦笑しつつサラの申し出を受け入れた次第である。
例によって集合場所は保健室。ある意味ここが、サラのテリトリーのようなものらしいから。確かに健康保全部なら保健室がそうと言えるのだろうが、悲しいかな、私のように穢れた心の持ち主だと──保健室にはピンク色のイメージが付きまとうようになってしまっている……。
「……あっ! 先生! お待ちしてましたです!」
「久しぶり。献血以来だね」
「あれ、そうでしたっけ。……そうかもですね!」
「モモトークでも言ったけど、お礼とかそんな事は気にしなくていいからね。普通に雑談でもしながら過ごそう」
「と言われましても〜。あ、先生っていつも仕事で忙しくしてるって聞きますですし、ちょっとだけ、こっちで休んで行かれてはどうですか?」
「それくらいならまぁ……有難く」
「ですよねですよねっ! じゃあじゃあ、先生にはこちらの椅子に座って頂いて〜……」
「? うん……」
患者を診察する時に使用するような、回る椅子を用意する。そこに私が座ると、彼女はぺろりと舌を出して淫魔のような笑みを浮かべ背後に回り込む。
振り返ろうとすると両肩を掴まれ、キヴォトス人特有の強い力で呆気なく抑え込まれてしまい……。
「あ゚っ……!?」
「んふふ〜……癒されますですか……?」
「……ほぁあ……ッ!?」
頭に乗る、熱くて柔らかい感触。次いで、頭から離れたと思うと、首筋に同じ感触がムニッ♡と強く押し付けられ……それが「何」かを察してしまう。
「あの……さ、サラ……さん? これは……」
「えへへ……。うちのヒトデ、コレが癒しになるって言ってたんです。疲れが取れるって。それだったら先生の疲れも取れるかな、なんてっ♡」
「…………………………確かに癒されるよ。ありがとう」
「それなら良かったです♪」
──それからしばらくの間、頭に首、そして顔もぱふぱふしてもらった。
なお、保健室へと戻ってきたヒトデにその現場を
見られ、「フシャアアアーッ」と威嚇をされてしまった……。