※この作品はR-18です。

「先生!もっとあたしらに構って!」   作:アキラゼミ

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第14話:先生vsルーシィ①♡

 

「────ようこそ、シャーレの先生。万魔殿改め飂熾冘巫髏の本拠地へ……♪」

 

「ルーシィ……」

 

 数十分前にイロハから「ルシュフェルとの戦闘になりそうです」といった連絡を受けて以降、彼女と音信不通になっている。

 たまに連絡は送りながら、そしてヒナがレイコに負けたという連絡を受け取りつつも、私はすぐさまシャーレに格納されている自動操縦のヘリを使ってゲヘナ学園に向かおうとしていた。

 今にも飛び立とうとしていたその時、私のそんな行動を読んだイオリとモルモが突入してきた。私を止めようとしてくるが、2人を説得し2人と一緒にゲヘナ学園まで移動してくるに至った。

 現在あの2人は風紀委員会の本部に居る。やはり1人と1人の方が腹を割って話しやすいと思った。私をずっと護衛しようとしてくれていたイオリには悪いと思ってる。でも、1人の方が、ルーシィから本音を聞き出しやすいのも間違いではないはずだ。

 

「どうぞ、座って。アスカ達のお菓子もあるよ?」

 

「……」

 

「まさか警戒してる?生徒からのお出し物だよ?」

 

「警戒はしてないよ。……じゃ、頂くね」

 

 流石に毒やその類のモノは入っていないだろう。そこの所はルーシィの良心を信じている。というかルーシィの目的に「シャーレの先生の排除」などは入っていなさそうだから、警戒する必要性が薄い。

 

「はーい。感想あったら言ってね、伝えとくから。できれば優しい言葉でね?」

 

「……甘さは疲れを癒してくれるね」

 

「ねー。私もこれでやっと少しは休めそうよ」

 

 ズズッと紅茶を一啜り。ナギサ達ほどではないがルーシィも中々のお手前だ。紅茶は適切な温度やら煎れ方がある。マスターするのは、至難の業だ。

 

「……ハドマ学園について、追求してもいいかな」

 

「お、単刀直入に来たね。どうぞ?」

 

「どうして、リエを裏切ったの?」

 

「裏切るも何も、当初の予定通りだからね。潰すの目的でハドマ学園に入学して、生徒会に入ったの。本当は会計も構成員の予定だったんだけど、不祥事やらかしてクビになってさ」

 

「もし会計まで入られてたら色々と大変だったね」

 

「ええ、もっとガッツリ横領できる予定だったわ、本当ならね。部下達にも、もっともっと良い装備を配りたかったなー……」

 

「……君が部下に指示を出してハドマ学園を崩壊させリエに重症を負わせ、行動不能にさせて、その上で副会長としての権限を行使しゲヘナ学園との併合を果たした──その証拠はヴァルキューレに預けた」

 

「へぇ、録音でもしたのかな?」

 

「まぁね。それから、学園崩壊以降、スズはずっと君を疑っていたらしいよ」

 

「でしょうね。スズだけよ、私が飂熾冘巫髏だって明かした時に『やっぱり』って反応したの。前線で飂熾冘巫髏とやり合ってるからこそかな、部下達の行動に私の作戦っぽさを感じていたのかもね……」

 

「そうなのかもしれない。君は、効率を重視して、かと言って効率だけを重視してはいない良い塩梅の作戦を選べるんだよね」

 

「そうかしら。そこまでの自覚は特に無いけれど。まぁ、結果的にそうなってるのかもしれないね」

 

「……君は、ヴァルキューレに捕まる。下手をすると矯正局に送致される事になるだろう」

 

「何の証拠があって?」

 

「君の自白があって」

 

「ここまでの流れ含め作り話かもしれないよねェ」

 

「頭脳派を演じ、私は裏から全てを操ってました、なんて……ルーシィが主人公のイタい物語かな?」

 

「ッ……言うじゃん」

 

 額にピクリと筋が浮かび上がる。少し心は痛むが煽ってでも何をしてでももっと証拠を吐かせよう。そうしなければ証拠不十分だ。

 

「あっ、そーだ。これだけは言っとこうか。学園を崩壊させてリエを行動不能にした、そして副会長(わたし)が会長代理として調印式をって流れだけど、リエが行動不能になったの……ただの偶然だよ?」

 

 現に意識不明の重体に陥ったのはリエ、アスカと他数名で、その他の生徒はせいぜい打撲、擦り傷や切り傷などなどその程度で済んだようだし、確かに偶然なのだろう。

 

「……その偶然に便乗したんだよね?」

 

「さぁ、どうかしら。そもそもキヴォトスの人間が崩落程度で意識不明になるなんて変だと思わない?打ち所が悪かったからって言ってしまえばそれまでだけどさ。偶然にせよ、万が一に起こるかどうかの確率でしかないわよね?」

 

「……」

 

「そんな『起きるかどうか分からない事』を計画に組み込むような馬鹿に見えるの?私が?」

 

「馬鹿には……見えないけれど」

 

「じゃあ無理よね。明確な計画性を証明できなきゃ私を矯正局に送るなんて無理。それこそ防衛室長……カヤ元代行じゃあるまいし」

 

「ッ!」

 

「知ってるよ?先生、カヤ元代行を庇ってるよね。世間じゃ行方不明、人によっちゃ既に死んでる扱いだけどさ……シャーレに居るよね?」

 

「……」

 

「ふふっ、なんで知ってるんだって顔だね。先生も迂闊だなー。誕生日パーティ、生徒達を招くんなら元代行だけ別室に居させればいいのにさ。あんなに堂々と居るんだもん、私、ビックリしちゃったよ」

 

「……居たの?あの時の……パーティに」

 

「勿論。先生の性格を観察する為に、潜入したの。この私自らね」

 

 あの時、見知らぬ制服の生徒が居るな──とは、思っていた。だけど、アレがハドマ学園の制服で、しかもルーシィだったなんて思いもしなかった。

 まさかカヤをシャーレに匿っていると外部の子にバレる日が来るだなんて。何だかんだ隠し通せると思っていた。だけど、そんな私の想像は希望的観測でしかなかったというのか。

 

「……」

 

「一応、これでもゲヘナ学園の生徒会長だからさ。私に余計な疑念が掛けられそうな事は、広めないでほしいんだよね〜、先生〜?」

 

「…………」

 

「元代行の事を世間にバラされたくなかったら──たとえ不確定な情報でも、ヴァルキューレに渡すのやめてくれるかな?先生……?」

 

「………………」

 

 脅迫──という事か。カヤを匿っている事を世に黙っている代わりに、不確定だろうと、ルーシィに疑念が掛かりかねない事は言うなと。

 ルーシィの言うこれは完全に私のミス。平時からシャーレに通ってくれている生徒(とゲマトリアの面々)だけをパーティに招くべきだった。

 もしバラされたら、私はともかくカヤへの批判が再燃するだろう、シャーレにデモやら襲撃なんかも有り得るかもしれない。

 何故カヤを庇うんだ、と私がバッシングを受けるというのはもう構わない、前にも受けた事だしね。しかし再びカヤが批判を受けるのは違う気がする。

 

「……ね?そうする方がWin-Winでしょう?」

 

「……そうだね。まず間違いなくルーシィの言う事を聞く方が合理的だと、私も思うよ」

 

「ふふっ、イイね。物分かりが良い人は好きだよ」

 

「……」

 

「もしこれに合意してくれるならぁ……私から先生に

『お礼』、シテあげてもイイんだけどな〜……♡」

 

「『お礼』?お菓子でも奢ってくれるのかな?」

 

「もぉっ、ニブいなぁ♡……エッチ……シよ?♡」

 

 制服をはだけ、白いブラジャーの肩紐を見せる。潤んだ瞳での上目遣い──交尾する為だけに異性に媚びるような、メスのフェロモンを振り撒くような胸の谷間を強調する扇情的な角度……。

 計算されている。完全に計算され尽くしている。そんな事は分かってる、分かってるんだ。それでも私だって先生である前に1人のオスで──魅力的な異性を前にして、一歩引く事など────。

 

「ほら……せんせ?ソファに来なよ♡」

 

「……本当に、良いの?」

 

「イイよ♡ 今は大掃除中だから、少しくらい声や音が漏れたって誰も気にしないしさ♡」

 

「……そっか」

 

 ルーシィの隣に移動して腰を下ろすなり、横から抱きついて胸を押し付けてくる。大きくはないが、決して小さくもない。体感、イオリより少し大きいくらいかもしれない。

 

「……脱がして、先生♡ それとも制服は着たままの方が興奮するかな?」

 

「私はどっちでもいいけれど、強いて言うのなら、着たままの方が後が楽かな」

 

「?……まぁいいや、んじゃあ着たままね。このままソファでハメちゃおっか♡ ね、好きな体位は?」

 

「……対面座位」

 

「対面座位ねぇ、りょーかい♡ じゃ、先生の上、ちょっと失礼するね〜……♡」

 

 ソファに腰を下ろす私の上に跨り、頬を赤く染め照れた仕草をする。果たして、これすら計算されているのか、自然体なのか……。

 

「……先生は脱ぐ?チャックから出そっか?」

 

「そうしてくれると嬉しいかな」

 

「は〜い♡……わっ、おっきぃ……♡ 私でこんなにおっきくしてくれたの……?♡」

 

「……」

 

 ジジーッとチャックを開けて、ズボンとパンツをちょっぴりズリ下げる。すると、かなり反り返ってドクドクと脈打つペニスが飛び出した。

 

「どーする?舐めよっか?」

 

「……ルーシィの好きなようにしていいよ」

 

「それじゃ、もう挿れていーよねっ?先生とこんな密着してたら……もう、濡れてきちゃって……♡」

 

「……」

 

 スカートの中に手を入れパンツをズラした彼女は私のペニスに手を添えながら、ゆっくり腰を下ろし挿入を開始する。

 

「あッ♡ すご……本物のちんぽってこんな……♡」

 

 ルーシィの膣は、まるでソフトタイプのホールのようにニュルニュルと厚いヒダが絡み付いてくる。たんっ、たんっ、と彼女はリズミカルに腰を振り、その度にヒダがカリを的確にシゴいてくれて、軽くイキそうになってしまう。

 

「ッ♡ くぅんっ♡ すご、イイっ……アツいよぉ♡ ディルドなんかっ、メじゃないね……はぁ、はぁ♡ こんな気持ちイイなら、もっとぉ♡ は、早くっ、先生のこと……襲っとけば、良かったぁっ♡♡」

 

「今更だけど、生だったね……ゴムしよっか」

 

「イイよォっ、そんなの……あんっ♡ ナマの方が、ゼッタイ気持ちイイもんっ♡ はぁはぁ、あんッ♡ 奥の方、すんごいコツコツしてるよぉ♡ 子宮に、響くっ……んあぁっ♡♡」

 

「ッ……」

 

「ねぇ先生、チューしよぉ?折角の対面だしさぁ♡ 先生もキス(これ)が欲しくって対面座位(この体位)にしたんでしょ♡ ほらほらぁ……ちゅー♡」

 

 唇を尖らせる彼女の背中を無言で抱き寄せ、胸を押し潰すくらいに強く抱き締めて唇を奪う。きっとディルドなんかでオナニーしていたんだろう、私のペニスも中々奥までズッポリと挿入(いれ)られる。

 舌で強制的に唇をこじ開けてやり、ぢゅーっ、と舌を吸い、唾液を啜ってやる。この間、私が彼女を強く抱いている事もあって、彼女のペースではなく私のペースでゴツゴツと膣奥を突きまくっている。

 

「んッ♡ んぶっ、はぐっ♡ ふぐっ……んうぅ♡♡ イグッ♡ せんせぇっ……そんな突いちゃ♡ イク♡ イクッ♡ イグッ♡♡ イクぅぅぅっっ……♡♡」

 

 ぎゅうううっとルーシィの爪が立てられる。私も着衣のままで良かった、さもないと怪我をしていたかもしれない。

 かなり強めにイッたらしいルーシィは、すっかり蕩けた顔で、唾液を垂らしながらも私の胸板に額をくっつけ、はぁはぁと、荒い息を整えている。

 

「えへ、へへ……もぉ、イッちゃった……♡♡」

 

「……気持ち良かった?」

 

「うん、すっごく♡ ごめんね、先生。まだ先生はイッてないでしょ?……ちょ、ちょっと待ってね……連続でイッたからかな、力が入んないや……♡」

 

「大丈夫、とりあえず落ち着いて」

 

「うん……ありがと♡」

 

 彼女を抱き締めると落ち着いたような顔で彼女も私をキュッと抱き締めてくれる。お互いに、着衣で激しく動いたから結構汗をかいてしまった。

 この後、このまま外に出ると思うと……。ちょっと汗をかき過ぎてしまったかもしれない。

 

「……ゴム付けよっか、生はもう味わったでしょ?」

 

「え〜……?私は別にぃ……生でもいいけど……♡」

 

「避妊は大事だよ。さ、一旦抜いて」

 

「じゃあ、次はゴムありでいいから、もうちょっと先生とこうやって繋がってたいな……♡」

 

「……もう少しだけね」

 

「うんっ♡」

 

 ゆっくり腰を前後に揺らして、ピストンせずとも私の精液を搾ろうとしてくるのが分かる。くねくねヌルヌルと良い絡み方をしてくれる。

 

「……ルーシィ、そろそろ動きたいかも……」

 

「んっ♡ それじゃ、セックスの続きとイこっか♡ 次はゴム付けるんだったよね?」

 

「もちろん。待って、今出すから」

 

「スーツのポケット……?えーまさか常備してるの?先生ってば、ヤバイ人だなぁ〜……♡」

 

「────今だ、カンナ」

 

「っ、手榴──」

 

 スーツのポケットに手を入れて、ゴムを取り出すように見せ掛けて、手榴弾を複製(ミメシス)する。ルーシィの背中を抱き寄せながら歯でピンを抜き、扉の方へと投擲。

 小さめの爆発と一緒に扉は吹き飛んで、カンナがヴァルキューレの生徒を引き連れて突入してきた。

 

「ヴァルキューレ公安局だッ!手を挙げろッ!!」

 

「はッ!?」

 

「やぁカンナ、お疲れ。忙しい所ごめん。この子が例の、針村ルーシィだよ」

 

「見事に先生の策にハマった、というワケですか」

 

「ま、こうなる事は読めていたからね」

 

「────そのようですね。立て、針村ルーシィ。ハドマ学園崩壊及び不当な学園併合の件について、お前に容疑が掛かっている」

 

「なっ……なんで……!!」

 

 ガチャンと無情にも彼女の細い手首に鈍色の輪が掛けられる。ポタポタと愛液を垂らしながら彼女は引っ張られ、部屋から連れ出されていく。

 その隙に私はさっさとパンツ、ズボンを上げる。随分と情けない……。

 

「クッソ……!!ヤるだけヤッて捨てるってワケ!?大人として、先生として!人としてどうなのよ!?最低だと思わないのッ!?」

 

「逆ハニトラ(・・・・・)だよ。まず、ルーシィが私にハニトラ仕掛けてきたよね。私は、ハニトラ(それ)に引っ掛かったフリをしてただけだから」

 

「な……ん…………」

 

「そもそも。『ヤるだけヤッて』って言ってたね。申し訳ないけど……私、1回もイッてないワケだし。ヤッた感は……殆ど無いよね、悪いけれど」

 

「────ッ!?」

 

「ヴァルキューレか矯正局かは分からないけれど、よく反省してくるんだ。──リエは、最後まで君を信用していた。あの子は……どこまでも優しいね」

 

「クッ、ソォォッ……!!」

 

「制服、脱がなくて良かったじゃない。皆から裸を見られなくて済んだね?」

 

「ッ!!その、為に……ッッ……クズ教師ッ!!」

 

 ヴァルキューレの生徒に引っ張られ、ズリズリと引きずられていく。掃除したから汚れはしないが、服にも肌にも傷がついてしまう……。

 

「ッ。……クックック……ルーシィってば面白い事を言うね」

 

「何ッ!?」

 

「私がクズだなんてそんな……今更感が凄いなって」

 

「────ッ!?」

 

「逆ハニトラの為とはいえ、愛し合ってもない子とこうして交わってしまう時点で、君を突き出そうが突き出すまいが……私がクズなのは確定していた」

 

「っっ………」

 

「無事、そこから出られたら……。その時は平和に、普通に、お出掛けでもお買い物でもしようね。君も私の生徒の1人だから」

 

「誰がそんな事ォッ!ふざけてる……ふざけてるよ!先生ッ!!こんな……こんな終わりなんか認めない!絶対に認めないッ!!」

 

「ちなみに──君の頼みの綱であろうレイコは今、保健室に居るみたいだよ。気が付いたイロハから、さっき連絡があった」

 

「!?」

 

「『久しぶりの対戦車で盛り上がりすぎた』って。

『やりすぎた』って、万魔殿の戦車隊の子に謝りに来たみたいだね」

 

「────ッ!!」

 

「あの子も、良い子だね。『強くなりたい、だけどそれはそれとして』……ってスタンスに見える」

 

 そこで言葉を切ると、ルーシィは項垂れ、抵抗を止めてしまう。そのまま、本拠地の前に停めてあるヴァルキューレの車に乗せられそうになるが彼女が何かを言いたそうにしているので、私が手で合図し護送を一旦止める。

 

「……そうよ、レイコは良い子なの。私が私の計画の為に、あの子を利用してたに過ぎないわ」

 

「『計画』……じゃあ、認めるんだね?」

 

「ええ、全て認めるわよ。私が不当にハドマ学園を乗っ取り、何も知らない羽沼マコトと調印式を行い両校を併合させた。その後、万魔殿を乗っ取った」

 

「……そっか」

 

「最後の万魔殿の乗っ取りについては、学園内での小競り合いという事で話はつく。我々が問題として挙げているのは、学園併合の計画についてのみだ。洗いざらいヴァルキューレ(こちら)で吐いてもらうぞ」

 

「分かった。でもレイコには────部下達には、手を出さないで。私は、何も知らない部下達を利用していただけに過ぎないの。全ては私が立てた計画だから、捕まえたり罰するなら全て私だけにして。それなら全部白状する。部下達にも手を出すなら、死んでも黙秘するわ」

 

「──分かった、お前の部下についてはそのようにこの場で決定しよう」

 

「…………ありがとう。それなら安心して行けるわ」

 

 車に乗せられ、今にも出発しそうになったまさにその瞬間────!!

 

「行かせないわよぉ、ルーシィ?」

 

 ガシャアアアアアッ!!とガラスが砕け散る音と一緒に、ボンネットに生徒が1人、飛び降りてきていた。

 車はプスプスと煙を上げて、今にも爆発しそうな雰囲気に見える。ヴァルキューレの生徒達は、突如出現したその生徒に一斉に銃を向けて威嚇する。

 

「動くな!止まれ!」

 

「手を上げろ!」

 

「……♪」

 

 全方位から囲まれるが、飄々とした様子で屋根に座ってみせる。大したパフォーマンスだ、ああして目の前で座られては「すぐには動けないだろう」と無意識下で思わされ──恐らく殆ど全員の警戒心はほんのりと弛緩する。

 

「私達の総長(ボス)を連れてくなんて、言語道断だわ〜。ましてやルーシィ、あなたが諦めてどうするのよ」

 

「なんで……ラ────」

 

「ヴァルキューレ共に告ぐわぁ!飂熾冘巫髏の絆、舐めないことねッ!総長(ボス)が全てを諦めてもねェ──その総長(ボス)以外は諦めが悪いのよぉッ!!」

 

 ギラリと彼女の紅い目が光を放つ。それと同時にヴァルキューレの生徒達は銃を取り落として、胸を強く押さえてその場に膝をつく。

 カンナも頭を押さえてギリリと歯を食い縛って、その生徒から目を逸らしている。

 そして私は────ルーシィとの行為を中断して萎えつつあったペニスが、ズボンの中で再びフルにガチガチギンギンのバキバキに勃起してしまった。

 

「ッ……なんだ、これ……」

 

「せ、先生ッ、お気を確かに……!!」

 

「カンナ……」

 

 カンナのケモ耳が、ギザ歯が、鋭い目が。彼女の全てがエロく見えてきてしまう。ヴァルキューレの生徒達も、あんな軽装備で自分の身を守れるとでも思っているのだろうか、今すぐ襲ってしまいたい。

 頭の中がピンク色の妄想で埋め尽くされる中で、その生徒は車の扉を強引に引っこ抜き、ルーシィを連れ出した。

 

「なんで来たのよ……」

 

「何でって、幼馴染にそれ言う?」

 

「幼馴染……」

 

「あなたの幼馴染はレイコだけじゃないってのに。飂熾冘巫髏はまるで2人の組織みたいに扱ってさ。そりゃ、ハドマの会計への潜入はミスったけどぉ?けどさ……そんな私にもさ……助けに来させてよ」

 

「……ありがと、ライ──ムグッ!?」

 

「もー、名前はヒ・ミ・ツ!でしょ?飂熾冘巫髏は正体不明の組織なんだから……♡」

 

「……そーね。ありがと、助けてくれて」

 

「モーマンタイ!逃げるわよぉ、ルーちゃん♡」

 

 車を蹴り付けて立ち去ろうと背を向ける生徒に、カンナは一発、彼女の背に発砲。大したダメージは入っていなさそうだが……。

 

「うっざいわね〜。さっさとあんたの部下みたいに情けなくオナりなさいよね〜」

 

「「ッ!?」」

 

 見れば、ヴァルキューレモブちゃんズがその場に寝転がり身体を丸め、銃身をグリグリと股間に強く押し付けて角オナモドキで……致して(・・・)いる。

 中には、冷静なヴァルキューレ警察学校の生徒も混ざっている。彼女は直に下半身をクチュクチュと音が鳴るくらいにまさぐっている。

 

「おい、お前達!何を──」

 

「先生とヴァルキューレの指揮官も中々耐えるね。やるじゃなぁい♡……で・も♡」

 

「「うっ……ッ!?」」

 

 身体が動かない。目が、彼女のことを真っ直ぐに見つめて視線を外せない。どうして、どうして──あんなにも彼女はムチムチで……エロいんだ。

 

「このクッソ広いキヴォトスで唯一の夢魔の末裔、舐めんじゃあないわよッ!吸血鬼やタダの悪魔共のちゃっちぃ魅了(チャーム)なんかと同じと思わないことね!」

 

 ルーシィをお姫様抱っこした彼女は、ユウカにも迫るような極太の太ももをたぷたぷと揺らしながらその場から優雅に歩いて立ち去って行った──。




冷静なヴァルキューレ警察学校の生徒、イイよね。
SDの時点で可愛さが溢れている。
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