※この作品はR-18です。

ユー・アー・マイ・スペシャル   作:グリム・グリルグリン・グリーングリップ

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 未来福音(小声)




06 どこかの誰かさんのおかげで

 

 

 

 15.

 

 

 

 向かい合っている。

 

「夏油となに話してたの?」

 

 煙草を取り出しながら、家入硝子が言った。

 

 菜々子と美々子は、二人の機嫌を直すために借り受けたキモカワな呪骸と外で遊んでいる。その隙に坂本は、家入硝子の部屋に有無を言わせず連れ込まれていた。

 

「ちょっと気になることがあってな。テコ入れというか。あとはまあ、忠告かな」

 

 飾り気がなく、質素な部屋だった。クッションはあるが、ヌイグルミや観葉植物といった趣味の類は置かれていない。せいぜい写真立てがあるくらいで、カメラにピースする家入硝子と巫女服を着た女子の二人が映っていた。

 

「というか、未成年。法令遵守はどうした」

 

 煙草を咥えた家入硝子が、くつくつと肩を揺らす。

 

「呪詛師に言われたくねー。子供の前だと気ィ遣うから、吸えなくってさ。さっきは我慢してた」

 

「気ぃ遣えたのか、おまえ。いや、成長したってことかな」

 

「そりゃそうでしょ。あれから何年たったと思ってんの」

 

「五年、六年か。時間が経つのは早いよな」

 

 俺にも一本くれよ、と仕草で伝えると、家入硝子は気だるげな表情でパッケージを差し出した。

 フィルターを咥え、ライターを使う手間を横着して先端をつまむと、一瞬だけ術式を使って点火する。

 

「吸うんだ?」

 

「いや。今、初めて吸った」

 

 やはり味はしない。酒と同じだった。わかっていたことではある。「よくこんなの吸ってんな、おまえ」

 

「おい、文句言うなら返せ」

 

「せっかくだし最後まで吸う。けど、身体に悪いだろ」

 

「だからだよ。身体によかったら、吸おうなんて思わないし」

 

「そういうもんか」

 

 ぽつぽつと喋りながら煙を吐く。

 

「馴染めてるみたいでよかったよ」

 

「なにが」

 

「その写真。友だちもできたみたいだし」

 

「ああ、歌姫センパイのこと? いいひとだよ、何かと気ィ遣ってくれるし。苦労性だけど」

 

「そっか。あの二人とも――」

 

「あのクズたちをセンパイと一緒にすんな」

 

 食い入るような反応だったので、少し笑えた。

 

「そうかい。打ち解けてるようで何よりだ。そのクズ君だけど、いつもあんな調子なのか?」

 

「そうだよ。今日は特に酷かったけど」

 

「それはそれは。悪かったな」

 

「あいつに何したの?」

 

「昔、ちょっとね」

 

「へー」

 

「済んだことさ」

 

「……腕は」

 

「もう問題ない」

 

「そ」

 

 ちらと家入硝子の視線が動いた。坂本の左手を盗み見ている。

 

「ねえ」

 

「うん?」

 

「結婚したの?」

 

「はあ?」

 

「マナミって人と。違うの?」

 

「独身だよ。娘はいるけどな」

 

「彼女?」

 

「どうだろうな」

 

 なんだか尋問されてるみたいだ、と肩をすくめる。そんなつもりはないけど、と家入硝子も笑みを浮かべている。

 

「そう感じるってことは、後ろめたいことでもあんの」

 

「そりゃあな。人サマに言えないことは山ほどあるさ。誰だってそういうもんだろ」

 

「そうかもね」

 

 とんとん、と指先で叩き、灰を落とす。

 

「それで、わざわざここに呼んだ理由は?」

 

「わかんないの?」

 

「あいにくな。昔のおまえはもっと分かりやすかった。回りくどい訊き方なんて、しなかっただろ」

 

「じゃあ訊くけど」

 

「どうぞ」

 

 

「……なんで会いに来なかったの」

 

 

 互いの間にあった、微妙な均衡を保っていた空気が、わずかに変質する。

 家入硝子が、吸っていた煙草を灰皿に押し付けた。

 

「なんで?」

 

「理由か」

 

 坂本は苦笑した。割り切れるようになっただけで、もとより鈍い性格はしていない。鈍いままでは生きられなかったとも言えるし、鈍くては生き残れない人生を送ってきてもいた。

 

「俺のことは、忘れてるかと思ってた」

 

「ふざけんな」

 

 ――「どうせ死ぬんだったらさ、一度くらいシテみたいじゃん。それで、……それなら、ハジメテはおじさんがいい」

 ――「奪ってよ、私を」

 

「忘れるわけないじゃん」

 

 ――「またな、硝子」

 

 目の前には、あの頃よりも成長した少女が立っていた。坂本の咥えていた煙草をそっと抜き取り、紫煙を上げ続けるそれを灰皿に置いた細指が、躊躇いがちに頬に触れてくる。

 

「硝子」

 

 影が重なった。坂本は避けなかった。

 

 ……ん、ちゅ…

 …はぷっ …ちゅ…

 

 顔が離れ、閉じられた瞳が開かれた。

 

 黒曜石の瞳。互いだけが映っている。

 

「―――」

 

 再び近づいたとき。坂本は自分から唇を重ねた。

 

 んちゅ…んむっ …ちゅぱ… ちゅぷ… ぁむ…っ♡♡

 

 僅かに開かれた唇に舌を差し込む。びくりと肩を震わせた家入硝子の反応から察し、ゆっくりと慣らすように舌を絡ませ、湿った吐息を交わしてゆく。

 

 れろ…♡♡ ぢゅぅ…♡♡ んちゅっ♡♡ んぢゅ…っ♡♡ ちゅむ…っ♡♡ れろ…ぉ♡♡

 

 首の後ろに手を回され、やわらかい身体を押し付けられる。衣擦れの音。制服の下に隠れていた、あまい香りが、解き放たれたかのように糖度を増す。おじさん、と息継ぎの合間に、上擦った声で呼ばれる。熱帯びた唇が、相手を求めて濡れている。語り明かせぬ積年の想いを、隠そうとし、しかし堪えきれず溢れ出してしまったような、そんないじらしい泣き声で()われる。

 

 応えるように、抱擁を強めた。より密着した体勢になりながら、より深く舌を絡め合い、求め合ってゆく。互いが互いの匂いで包まれ、互いの熱で重なり、蕩けてゆく。

 

 はぁ…♡♡ はぁ…っ♡♡ は…ぁ…♡♡ ふぅ…♡♡

 

 唇を離す。

 物憂げな表情の内に淫らさが開花し、夢心地にいるような幼さを残した瞳は切なさに潤み、つがう相手だけを見つめている。

 

 家入硝子が、おずおずと坂本の手に触れた。そのまま、自身の胸の頂きへ導く。なだらかであった過去とは違い、今や申し分なく膨らんだ乳房へと。

 

「…して(・・)

 

 秘める声で。これから自分がどうなるのかを理解したうえで、恐れと興奮と、渇愛の深さを示すように。

 

 天秤が傾き切り、留め金が外れかける、その間際だった。

 

 

「おじさん…?」

 

 

 坂本は、手を止めた。

 

 近づいてくる気配があった。

 複数の足音と、子供の声。

 

「……時間切れだ」

 

 玄関がノックされた。

 

 坂本はやさしく身体を引き離すと、家入硝子の耳元で囁いた。

 

「続きは、また今度な」

 

 固まった彼女の頭をぽんぽんと撫で、玄関を開ける。

 

 菜々子と美々子、二人に両手を掴まれてリトルグレイの写真図みたいになっているヌイグルミ、そして夜蛾正道が立っている。

 

 

 夜蛾正道が何か口を開くよりも先に菜々子と美々子を抱き上げると、坂本は二人に「お別れ」を促した。バイバイ、おねえちゃん。またね、おねえちゃん。二人に続いて「じゃ、また」と言葉をかけると、坂本は平然としながら寮部屋を去っていった。

 

 残された夜蛾正道は、家入硝子が発する無表情ながらもどことなく妙に浮かれた雰囲気に気が付き、目を細めて言った。

 

「……まさかとは思うが、彼となにか」

 

「先生。それ以上はセクハラですよ」

 

 釈然としない様子の夜蛾正道を追い出すと、家入硝子は厳重に扉を施錠して。

 玄関にもたれかかり、それ以上は顔を維持できなくなり、へにゃりと座り込んでしまった。

 

 飛び跳ねる鼓動ごと胸を抱き寄せて。ぼんやりと、まだ熱帯びた吐息を震わせる。

 

「……やば……ぜったい今、かお赤いって…」

 

 灰皿のふちに立て掛けた煙草の灰が、長くなっている。やがて重さに耐えきれなくなったように、音もなく灰は崩れ落ちた。

 

 

 

 16.

 

 

 

「女?」

 

 ぽつり、と。静かな声で、菅田真奈美が言った。

 

 自宅のリビングだった。菜々子と美々子はベッドに寝かしつけてある。

 ソファーに腰掛ける坂本に、菅田真奈美が上から覆いかぶさるように跨ったところで、すんすん、と首筋に鼻を寄せ、不意にそんなことを呟いた。

 

「わかるのか」

 

「否定しないのね」

 

「術式?」

 

「うーん、オンナの勘かしら。……セックスまではしてない?」

 

 笑うしかない。流石にデリカシーが無さすぎる質問だった。どう頑張っても角が立つのは目に見えている。

 

「気になるのか?」

 

「そうだと言ったら、どうするの?」

 

 悪戯な笑みを浮かべている。坂本は菅田真奈美を抱き寄せ、唇を塞いだ。

 

 くむっ…♡♡ あむっ♡♡ ちゅっ♡♡ ぢゅっ♡♡ …ちゅぱ♡♡

 

「…キスで黙らせようってわけね。わるい男」

 

「それは否定しないさ」

 

 ほんの一瞬だけ、菅田真奈美の眼差しに陰が差したが。

 

「…なら、いっぱいシテくれなきゃ、ダメだからね」

 

「いい女だよ、センパイは」

 

 菅田真奈美は。そうよ、と小さく坂本に微笑んだ。

 

「…いい女なの、わたしは」

 

 

 

 17.

 

 

 

 菅田真奈美の生得術式は“未来”を「予測」する。

 

 菅田真奈美は、人が普段から何気なく視覚や聴覚や嗅覚で習得している情報を高度に知覚/分析(リーディング)し、それら万象の情報を有機的に統合することで、現実を作り出す“数分後の結果”を識ることができる。

 便利ではあるものの万能の能力ではなく、高次元存在から災害発生の突発的な予言を受信するとかの神託系術式の効果範囲と比べれば規模はだいぶ狭いし、そもそも「予測」はあくまでも本人が知覚/分析(リーディング)した情報を高度な情報処理に基づいておこなった結果であるため自身の周囲にしか適応できないという性質があるものの、菅田真奈美はこの術式に信頼を置いていた。何故ならこの術式は、初めから「予測」ができたわけではないからだ。

 

 菅田真奈美が能力を自覚した頃、術式がおこなえたのは“未来”の「予測」ではなく人の「感情」を嗅ぎ分け(・・・・)ることだけだった。術式運用開始当時は相手の言語化された思考以外の「感情」――“喜怒哀楽”、“好悪”、“色情”や“侮蔑”など――を嗅ぎ分けることしかできず、それでも術師の家系として生まれ没落し裏社会に堕ち延びるしかなかった菅田真奈美は独力でこの術式を解析拡張し続け、裏の世界の情報屋として、取引相手を嗅ぎ分け(・・・・)ることで多くの潜在的な脅威や致命的な危険と遭遇する場面を回避してきた。

 

 決して戦闘向きの術式ではない。呪力で肉体を強化できるとはいえ、呪詛師のなかには菅田真奈美よりも直接的かつ手っ取り早く「敵」を排除する能力を持つ危険な連中が山の数ほどいるし、そもそも裏社会自体が“表”の常識に順応できずに落伍した者たちが跋扈する弱肉強食の坩堝なのだ。

 人体を材料に家具を作る行為に魅入られた呪詛師がいた。小柄で愛らしい容姿ながら食人が趣味という猟奇殺人鬼の非術師がいた。人の絶望する姿を金に換える見世物(ショー)ビジネスを行う組織がいた。いずれも常識を理解しながら精神が畸形である者たちだったが、菅田真奈美は彼ら彼女らと渡り合い、分水嶺を越える前に戻ってくることが出来ていた。そうやってずっと餌食にされることを避け続け、灰色を抱えながらも懸命に生き延びてきたのだ。

 

 それらの、一歩間違えれば「死」に繋がりかねない険しい道程を経たことで術式は成長を遂げ、洗練されてゆき、あるときふと菅田真奈美は“未来”を「予測」できることに気が付いた。

 術式の拡張。知覚/分析(リーディング)能力の開花。スーパーコンピュータが、入力した条件を基に膨大な演算能力にいわせて科学実験のシミュレーションや気象予報の精度を高めるように。菅田真奈美は五感で取得した――対象本人すらも認識していない無自覚な――情報に加えて嗅ぎ分けた生理的内面(かんじょう)さえも条件値として入力し、その人物の未来の現実(これから)を「予測」する。

 術式は菅田真奈美の想いに応えてくれた。だから菅田真奈美は己の術式を信頼している。

 

 すべてはこのクソったれな世界で、最期の瞬間に「私は満足!」と言い残して「おわる」ために。

 

 ん”おっ”♡♡ ほっひゅ”っ♡♡ ん”ほっ♡♡ ん”お”っ♡♡

 

 その願いは、奇しくも一人の男性との出会いによって確約されることになった。

 

 ん”お”っ♡♡ ん”お”っ♡♡♡ んお”おおおおォォ~~~~~~っ”っ♡♡♡♡

 

 引き換えに、当初の未来計画から大きく足を踏み外すハメにはなっていたが。

 

 だめっ♡♡ ん”お”っ♡♡ まってイ”ったっ♡♡ まんこイったから♡♡ や”っ♡♡ おくぅ♡♡ おくだめ♡♡ だめっ”♡♡ や”っ♡♡ まんこまたっ♡♡ ひィ”っ♡♡♡

 

 ぱんっ♡♡ ぱんっ♡♡ ぱんっ♡♡ ぱんっ♡♡ ぱんっ♡♡ ――ごちゅッッ♡♡♡

 

 オ”ぎょッっ♡♡♡♡ ――イ”ッひゅぅぅ”うううう~~~~~~~~♡♡♡♡

 

 圧倒的つよつよオスに抱きしめられて組み伏せられて逃げられない状態でガチハメしゅきしゅきピストンされて、キモチよすぎて頭がばかになって取り繕えなくなってカッコわるい恥ずかしすぎるアヘ顔さらしても全肯定ヨシヨシらぶぱこえっちで丸ごとめちゃくちゃに愛してくれるあまあまなかれぴ(・・・)がいる以上、もはや他人からどう思われようと今の菅田真奈美は「わたしは満足! しやわしぇ!!」と声高にアクメ宣言できる自信と幸福に満ち溢れていた。

 

 そして坂本と逢瀬を重ねるようになって以降それらの手放しがたい幸福が影響したかのように、菅田真奈美の生得術式は、またもや深化(・・)を遂げた。

 それは肉体にこびりつく情報(におい)どのように付着したのか(・・・・・・・・・・・)という、部分的因果の解析。

 即ち肉体が纏う情報(におい)に付随する“残留思念”が嗅ぎ取れるようになり、いうなれば菅田真奈美の術式は過去透視(サイコメトリー)の側面を獲得したことを意味していた。

 これにより知覚/分析(リーディング)過去透視(サイコメトリー)を組み合わせた「予測」の精度はますます向上し、未来予知の能力は菅田真奈美が坂本と出会う以前よりも更に強力な効果へと拡張されていた。

 

 そんな便利で厄介すぎる術式持ちへと成長した絶賛アクメ潮噴き中の菅田真奈美は、坂本に全身クソザコ敏感まんこ状態になったドスケベボディをにゅっぽり♡♡いちゃハメされながら昇りつめた快楽の頂きで、一瞬だけ術式を発動してしまう。

 無意識な「もっとあなたのことが知りたい♡♡」という愛情欲求が術式を奔らせ、坂本の肉体にこびりついた直近の情報(におい)を解析し――その条件値とこれまで累積した因果要素をもとに「予測」を組み立てて。

 

 それにより、菅田真奈美の脳内に(イメージ)化した“未来”が流れ出した。

 

 

 ――「お父さんっ♡♡」

 ――「お父さん…♡♡」

 

 ――「おじさま♡♡」

 ――「ししょー♡♡」

 

 ――「…おじさん♡♡」

 

 

 五人の女の裸体が、坂本に絡みつき、媚びるように唇を捧げている。

 

 菅田真奈美は。見覚えしかない寝室で坂本と正常位ナマパコえっちをしており、局部しか隠せていないマイクロビキニを着た菅田真奈美以外の五人の女たちと彼が仲睦まじくベロちゅーしている光景を見上げながら「ぷしっ♡♡ ぷしっ♡♡」と負けメス汁を噴いてしまうと、その見事な無様アクメっぷりを、彼女たちに「くすくすくす…♡♡」と笑われてしまう。

 

 マナミって、ほんとうにザコメスだよね~♡♡ す~ぐマン汁ぷしゃっちゃうし…♡♡

 …私たちのなかでいちばん年上なのに…いちばん独占欲つよいし…♡♡

 

 もう、ダメよふたりとも。そんなにいぢめたりしちゃ…♡♡ たしかに真奈美さんはおじさまが私たちとベロキスしてるところを見たら、それだけでかんたんに嫉妬アクメしちゃうくらい救いようのないマゾメスだけど…いちおうはおじさまの(暫定)正妻なんだから♡♡ ねー、おじさま…♡♡ ちゅっ♡♡ あむっ…ちゅむっ♡♡ れろれろれぇろ…ちゅぱっ♡♡ …ふふ♡♡ もーっといっぱい見せつけてぇ~♡♡ くすくすくす♡♡ 年増メスの嫉妬ザコまんこ、ぱこぱこハメ遊んじゃいましょーね~…♡♡

 

 ぷしっ♡♡ ぷしぷしっ♡♡ ぷしししーっ♡♡

 

 …おいおい、それくらいにしとけよ。さっきから真奈美サン、オホ声あげながら泣きそうになっちゃってるだろ…♡♡ はっぷ♡♡ ぢゅるっ♡♡ ちゅるっぢゅむっ♡♡ ちゅぱっ♡♡ ぢゅぱっ♡♡

 あら、そっちだってさっきからマン汁たらして腰ヘコはめ乞いアピールしてるじゃない…♡♡ 自分だけイイ子ぶってイイ思いしようったって、そうはいかないわよ…♡♡

 うるせぇっ♡♡ こんなに交尾臭キメまくってる空間で師匠に密着ベロちゅーしてたら、勝手にチン媚びアピっちまうのはあたりめーなんだよっ♡♡ フィジギフのマゾメス感度なめんな妹っ♡♡

 

 …こらこら、喧嘩するんじゃない。というか君らの言い方だと、真奈美だけじゃなく私も年増になるんだが…?

 

 え~?♡♡ そんなことありませんよ~♡♡

 

 どちらかというと、お姉さまって感じがする…

 たしかに! マナミは、なんだろ、…オツボネさま…ってかんじ?

 

 ほー、そんな生意気な君らにはあとでオシオキするとして…いまは…ふふ…♡♡ おじさん? そろそろイキそうなんだろう…?♡♡ 真奈美のおまんこに…ぴゅーってナカ出ししたら…そのつぎは…私のナマ(ちつ)で…ハメパコ…しよ…?♡♡

 

 ちょっ、ずるいだろそれはっ♡♡

 そうよ、抜け駆け禁止ですよっ♡♡

 

 ふふ…年長者の特権だよ。ねぇ…おじさん?♡♡ …ちゅっ♡♡ れろれろれろぉっ…♡♡

 

 菅田真奈美は抽挿が早まるのを感じ、再び絶頂を駆け上がってゆく。

 はしたなく喘ぎ、あられもなく乱れ続け、そのときを迎える。

 

 どちゅっ”♡♡ どちゅっ”♡♡ どちゅっ”♡♡ ごぢゅっっ”♡♡

 

 びゅくびゅくびゅるるるぅうううぅぅぅぅぅ~~~~~~~♡♡♡♡

 

 菅田真奈美は数秒間の(イメージ)から我に返った直後、どぷどぷどぷ~~~~~っ♡♡♡♡と攻め込んでくる夥しい勢いの白濁で負けメス子宮を隅々まで蹂躙(とろか)され、マゾメスの弱点箇所に焼印(タトゥー)のように刻まれる快楽刺激で弁解しようのないド下品アクメっぷりを晒しながらも、必死に意識を保とうと坂本にしがみついた。

 

 …ォ”…ホォ”…っ♡♡♡ ………………オ”…ォ………ぁ”っ…………♡♡♡♡

 

 がくがく♡♡ びくびく♡♡震えっぱなしの菅田真奈美は、耳元で「頑張ったな。気持ちよかったよ」と囁かれ、彼の唇が瞼にそっと落とされるのを感じる。そのやさしい声色と気遣いのせいで更にびくびくびくっ♡♡♡♡と追いアクメまでキメてしまい、そしていつもどおり、徐々に意識が遠のいてゆくのを感じて――限界が訪れ、完全に手放してしまう前に。

 今しがた「予測」した(イメージ)を想いながら、抱きしめてくれている彼を視ようとした。

 

 嗅ぎ分ける(・・・・・)

 

 坂本から向けられている、疑いようのない確かな“親愛”を感じる。

 大切な人が自分のことを大切に想ってくれているという奇跡のような陽だまりの幸福に“安堵”を覚え、それと同時に、どうしようもなく。己の内に誤魔化しきれない強い“呵責”が重く穿たれているのを自覚する。

 常の「予測」とは違い、入力値の不足した(イメージ)は“未来”に起こり得る可能性の断片/信頼性に欠ける確率に過ぎないが。

 

 でもそれって、わたしではあなたを満たしてあげられない(・・・・・・・・・・・・・・)ってことでしょう?

 

 双子を引き取って暮らすようになってからか。それとも禪院家に出入りするようになってからか。あるいは私の知らない、もっとずっと前から? 入力値となる因果は至るところにある。こんなにも近くにいるのに遠ざかってゆく“未来”を嗅ぎつけてしまう。そのひとの“心”が私から離れて誰か別のひとのものに変わりゆく可能性を見せつけられてしまう。

 

 菅田真奈美は。押し寄せる“哀切”に涙が込み上げてくるのを感じながら、坂本に口づけした。

 舌を絡めながら。舌に吸い付きながら。唾を啜りながら。

 

 わたしの特別なあなた。心のなかで、小さく祈りながら。ねえ、お願いがあるの。

 

 

 自分がこんなにも、誰かに――男に狂う人間だなんて思ってもみなかったけど

 

 それでもね、だからこそ、どうかお願い

 

 母みたいにはなりたくないから

 

 もし……もしも、ね、あなたにとって、わたしが、いらなくなったら……

 

 

 そのときはわたしのこと、ちゃんと捨ててね

 

 

 

 未練なんか残らないくらいに

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「なんか悩んでる?」

 

 え?

 

「そんな顔してる」

 

 べつに――

 

「嘘だな」

 

 嘘なんか……

 

「舐め過ぎ。俺がおまえのことで、気づかないと思ってるのか?」

 

 そんなことは……

 

「俺には話せないのか」

 

 えっと、その……

 

「……決めた。話してくれるまで、今日は許さないから」

 

 え……?

 

 ちょ、ちょっとまって――ァひ”っ♡♡ へうっ♡♡ ちょぉっ、まっ♡♡

 きっ、きいてっ♡♡ おねがい…おねがいだから…っひんっ♡♡ ホァ”ッ♡♡ へぅっ”♡♡

 

 ん”ほぉっ♡♡ ほぉ”おおおおぉぉぉぉぉぉ~~~~~~~っっ”♡♡♡♡

 

 ふみ”ゅ”っ♡♡♡ ひゅ”ぎゅっ”――う”う”う”う”ぅぅぅ~~~~~~~っっ♡♡♡♡

 

 ~~~~~~っ”♡♡♡♡

 

 ~~~~♡”♡”♡♡

 

 ~~♡”♡”♡”♡”

 

 ~…

 

 

 

 

 

 

 

 

 18.

 

 

 

 

 

 朝食を作っていると、菅田真奈美が起きてくる。

 

「おはよ」

 

「おう」

 

 いつものようにシャワーに向かうのだろうと思っていると、そのまま後ろから抱き着かれた。

 

 無言で、ぎゅっと抱きしめられる。

 

「どうした?」

 

 返事はない。

 

「……真奈美?」

 

 一〇秒ほど、そうしてから。菅田真奈美は腕を解いた。

 

「ううん。なんでもないの」

 

「大丈夫か?」

 

「だいじょうぶよ。どこかの誰かさんのおかげで」

 

「そうかい」

 

「シャワー借りるね」

 

「ああ」

 

「……そうだ。ねえ」

 

「うん?」

 

 脱衣所に向かおうとした菅田真奈美が、足を止めた。

 振り返り、坂本を見つめている。

 

 見惚れてしまいそうなほどに自然で、透明な笑顔を浮かべていた。

 

 

 

「好きよ。――愛してる」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 





・菅田真奈美 … 原作の素性が不明なので過去を超絶爆盛された。裏社会で多くの悲劇と悪辣を目撃しており、今が幸せ過ぎて逆に「私じゃ彼を幸せにしてあげられない、私は彼に相応しくないかも…」と拗らせかけるも、つよつよかれぴのマジカルチンポにラブハメえっちで不安ごと抱き潰された結果、キズナが深まった(おのろけ)。いずれ訪れる坂本との“未来”をワカラされて脳が破壊されかけたが、どのみちクソザコ敗北ガチ恋オナホまんこからの脱却はできそうにない。
◆坂本に“呪い”を掛けた。

・家入硝子 … あのあと自分でも引くくらいオナニーして、めっちゃくちゃに濃いやつ(潮)が出た。我に返ってからの自己嫌悪は凄まじく、翌日はずっと寝不足気味で不機嫌ムーブだった。


・菜々子(未来) … 「お父さんっ♡♡」 

・美々子(未来) … 「お父さん…♡♡」

・禪院真依(未来) … 「おじさま♡♡」

・禪院真希(未来) … 「ししょー♡♡」

・家入硝子(未来) … 「…おじさん♡♡」





・坂本 … “愛ほど歪んだ呪いはない”。












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