あ、肉体的にはBLじゃないんですけども、精神的には……??
え、でもこれ中身は(略
ねっとりとした愛液が糸を引く。真也は目を細めて口の周りを舐めてから静かに息を吐いた。
「おい、もう少し腰あげろ。お前のここ、ちゃんと見せてくれよ」
掠れた声で言ってから真也は立城の陰唇に指を入れた。蕩けた秘部からはしとどに愛液が漏れている。優しく抽送しながら真也は立城の腰に手を回した。ベッドにうつ伏せになっている立城の腰だけを持ち上げる。
「俺のを何回飲んだんだっけ? ここで」
そう囁いてから真也は再び秘部に口をつけた。指に押されて漏れた愛液を音を立てて啜る。枕に顔を押し付けた立城が力なく首を横に振る。
「ほら、ちゃんと言えよ。今日は何回だ?」
微かに嗤いながら真也は指先で陰唇を割り開いた。膣口の奥で肉の重なりがひくついているのが見える。その傍らで張りつめるクリトリスに舌を伸ばし、真也は立城の答えを待った。
舌先に熱い突起が触れる。それを待っていたかのように立城が顔を横に向けた。
「んっ、じゅうなな……かい、かな?」
潤んだ目からは昂奮のために涙が零れている。立城のそんな様子を確かめてから真也は再びクリトリスに舌を這わせた。膣壁に小刻みな振動を指で送りながら舌先でクリトリスを転がす。
二人はあれから交わっていた。途中で一度だけ食事をとった以外はずっとベッドの上だ。どちらともなく愛撫をして睦み合う。真也はまるで夢を見ているような心地で立城を抱き続けた。
やがて日が暮れる。それでも二人は飽きもせず抱き合っていた。窓から差し込む夕日に照らされて立城の身体がほんのりと赤く染まる。真也は枕と布団を丸めてそこに寄りかかった。足の上に立城を抱き上げる。
「ほら、乗れよ。自分で挿れてみな」
小さく頷いて立城が膝立ちになる。指で陰唇を開き、立城は自分から腰を沈めてペニスを膣内に挿入した。
「あっ、くふぅんっ!」
掠れた声を上げて立城が身体を震わせる。感度が高まっているために挿入しただけでも身体全体で感じてしまうのだろう。真也は挿入感に息を吐いて立城の腰を撫でた。両脇から腰をつかんで顎をしゃくる。
「クリ弄れよ。オナニーでいくとこ、見てみたいから」
「でっ、でも……したこと、ないよ」
途惑いがちに言って立城が視線を彷徨わせる。真也は苦笑して下腹の筋肉を締めた。するとペニスが膣内でぴくりと動く。あっ、と小さな声を上げて立城は切ない目をして腰を震わせた。
「こんっくらいの刺激でも感じるようになってんだから、多少ヘタクソでもいけるって」
そう言って真也は立城の手を取って股間に導いた。拗ねたように唇を尖らせて立城が頷く。互いの指を絡めたまま、立城は指先でクリトリスに触れた。立城が手を動かすのに合わせて真也の手も上下に揺すられる。立城がどこを擦っているのかがはっきり伝わってきて、真也は強く昂奮した。
「こう……かな? あっ!」
拙い動きで立城がクリトリスを捏ねる。細い指先がクリトリスを上下に擦り、時折真也の指を強くつかむ。真也はじっと立城の様子を眺めていた。乳首は見た目にもはっきりと勃っている。
「片手が留守になってんぞ。ここも弄れ」
そう言って真也は垂らしていた立城の腕を取った。手首をつかんで乳房に立城の手をあてがう。微かに眉を寄せて立城は弱々しく頷いた。恥ずかしそうに目を逸らしつつ乳房を揉み始める。その手つきもとても慣れているとは言い難い。
「すげえ可愛いぜ、立城。見てるだけで出ちまいそう」
「そっ、そんなこと、言わないで……」
ぴくりと立城の腰が震える。真也は薄く笑って絡めている立城の指を指で撫ぜた。小さな悲鳴を上げて立城が乳房をつかむ。最初は戸惑いがちだった立城の指の動きは次第に滑らかになりつつあった。指先で乳首をつまんで捏ねる。かと思うと乳房全体をつかんで揉む。クリトリスを擦る中指は上下にだけではなく、やがて円を描いてくるくると小さく回り始めた。
「あっ、やっ、うふ! ううんっ!」
泣きそうな声で喘ぎながら立城が腰を微かに動かす。快楽から自然と動いたのだろうが、その動きが真也の快感を一気に引き出した。中で擦りたくて堪らなくなる。真也はそれを堪えて立城の指を愛撫し続けた。
立城の手の動きが激しくなる。それと共に膣壁は徐々に締まり始めた。絶頂が近い。それをペニスで感じ取った真也は余った手で立城の尻を優しく撫でた。
「あっ、ああっ! しんや……しんやぁ!!」
高く鳴いた立城の背が大きく反り返る。がくがくと震える身体を真也は両手でしっかりと支えた。一気に膣壁が締まり、大きく脈動する。その後、立城は脱力して真也の上に覆い被さった。乳房が二人の身体の間に挟まれて押し潰される。
「どうだった? 俺の咥え込んでいった気分は」
「……ん……気持ち、よかった」
うっとりとした顔で立城が囁く。よかったな、と囁きを返してから真也は苦笑した。立城の髪を撫でながら下腹に力をこめる。脈動の残る膣内でペニスがぴくりと動く。それを感じ取ったのだろう。立城が目をしばたたかせて真也を見る。
「わりぃ。俺のもそろそろ限界。出させて」
「えっ、ぼ、僕が?」
そうそうと笑いながら真也は立城の身体を押し戻した。真也は立城の腰に手をあてがい、軽く前後に揺すってみせた。まだ快楽が残っているからだろう。立城はそれだけで身体をひくつかせる。
「こーしてな。腰振って中で扱いてくれ」
「う、で、でも、したこと」
「ないのは判ってるって。でもお前のここ、すげえいいから適当に動いても出そう」
そう言って真也はするりと手を動かした。張りつめているクリトリスを優しく撫でる。指先で二、三度ほどつついただけで立城は声を上げてよがる。どうやら思っていた以上に敏感になっているようだ。そのことを理解して真也はそっとクリトリスから手を離した。
「頼むよ。俺、もー限界。疲れて動けねー」
「……うそつき……。本当は僕が淫らに腰を振るのが見たいんでしょ?」
手を合わせて拝む格好をした真也に立城が拗ねた顔で言う。だがその声には甘い響きがこもっている。本気で嫌がっている訳ではないのだ。真也はくすくすと笑いながら当たり、と頷いた。
騎乗位できっちり射精した後、真也は立城と共にベッドに横になった。立城は眠るように目を閉じている。だが完全に寝てしまっている訳ではないのだろう。時折、目を薄く開けては真也を見つめる。
「なあ……。立城って後ろも処女?」
訊ねた真也を見つめて立城が苦笑する。それから立城は真也の胸に顔を埋めてこくりと小さく頷いた。細い身体をそっと抱きしめ、真也は続けた。
「後ろも欲しいっつったら……怒るか?」
「何で? 怒ったりしないよ」
胸に顔を埋めているために立城の表情は見えない。だがきっと苦笑しているに違いない。真也は髪に唇を落としながらそうか、と答えた。
ふと立城が顔を上げる。その顔には悪戯っぽい笑みが浮かんでいた。
「真也が先ね」
「えっ」
焦りながら真也は立城を見た。きっと冗談を言っているのだろう。そう思って一気に脱力する。
「ったく、びびらせるなよ。本気かと思って焦ったろ」
「僕は真面目に言ったんだけどな。大丈夫。排泄物は先に飛ばしてあげるから」
「そっ、そうじゃなくて! お前、マジか!?」
笑みを浮かべたまましゃらっと言った立城を凝視しつつ真也はそう喚いた。だが立城の笑みは一向に崩れない。うあー、と力なく呻いてから真也は天井を仰いだ。前立腺マッサージなどというものが世の中に存在するのだという知識だけはある。ちなみに過去に一度だけ麗花にさせてくれとねだられたことがあるのだが、真也はその時に全力で嫌がったのだ。
「うー……あー……。もっかい訊くけど、マジ?」
「だから僕は真面目に言っているってさっきも言ったでしょ。その後でなら僕もいいよ」
きっと立城は真也が拒絶すると踏んでいたのだろう。笑みは浮かんだままだ。真也は力なく笑いながら立城を見つめた。肩を竦めて頷く。
「いいぜ、別に。減るもんじゃなし」
「えっ!」
今度は立城が驚く番だった。目を見開いて真也を見つめる。その驚いた顔が可笑しくて真也はしばらくくすくすと笑った。立城の髪に優しく口づける。
「その手でたっぷりいかせてくれよな。ただし、今日は勘弁な。も、これ以上出したら死ぬ」
「ほ、本気?」
途惑ったように立城が言う。それを聞きながら真也は立城の顎を指で捕らえた。額と頬と唇に順番に口づける。軽く触れるだけの口づけをしてから真也は胸に立城を抱え込んだ。足と手を器用に使って足元の布団を引っ張り上げる。二人で布団に包まりながら真也は囁いた。
「じゃ、今日は早めに寝るか。明日は重労働だしな。お互い」
「言うんじゃなかった……」
後悔の言葉は力ない。真也はひとしきり笑ってから立城を腕に眠りについた。
らぶらぶになりました(死語