BL? ではないんですけど、真也の方が攻められてるので、逆転?
そんな感じのエロです。
「判った? 特によく使う部位は凝るんだよ」
「わかった、わかったから!」
肩を揉まれながら枕越しに叫んだ真也に立城は微笑みかけた。肩をつかんでいた手の力が緩む。真也は痛みから解放された安堵感に大きく息をついた。吐き出した息が熱く顔に触れる。
立城は真也が降参したことに満足したのか、それからのマッサージの加減は一変した。絶妙の手加減で筋肉の凝り固まった部分を丁寧に揉み解していく。あまりの心地の良さに真也は途中で何度か眠りそうになった。その度に立城が軽く真也の肩をつつく。だがそれで完全に目を覚ますことは出来ず、とうとう何度目かに真也は睡魔に負けそうになった。
心地良い眠りに落ちる寸前に焼け付くような痛みを感じる。
「うお!」
「目が覚めた?」
にっこりと笑った立城は真也の腰から尻に手を滑らせていた。肛門のごく近くを指先で強く押さえる。その途端に真也は再び激しい痛みに苛まれた。
「いてえ! 痛えって!」
「うーん……。やっぱりそんなに簡単には開きそうにないね」
思案顔で呟きながら立城は容赦のない力を指先にかける。真也は三度目の痛みに枕に顔を押し付けた。
「何してんだよ! 無理やり突っ込まねえっつったろが!」
余りの痛さのために真也は自分の肛門に立城が指を突き入れたのだとばかり思っていた。だが実際には立城はその周囲を指の腹で押しているだけだ。
「まだ入れてないってば」
苦笑しつつも立城が力を緩める。真也はほっと息をついて全身から力を抜いた。立城がベッドを降りてサイドテーブルから爪きりを取り上げる。それを真也はぼんやりとした眼差しで見守った。
ぱちん、ぱちんと小さな音が聞こえる。立城は両手の指の爪を綺麗に切り揃えてからやすりをかけ始めた。丁寧に一本ずつ、爪先を磨いていく。それが終わると立城は寝室を出て行ってしまった。戻ってきた時に立城は手にタオルを握っていた。どうやら手を洗ってきたらしい。
「清潔に清潔に……と。あれ? どうしたの、変な顔して」
真也はベッドにうつ伏せになったまま立城を横目に見た。
「昨日まで嫌そうだったのに、何で今日はそんなに楽しそうなんだよ」
少なくとも立城は自分の言ったことに後悔していた筈だ。そう思って真也は問い掛けた。だが立城はけろりとしたもので、当然と頷いてみせる。
「思考の切り替えは大事だよね」
「それ、答えになってなくないか?」
「いいじゃない、何でも。後で真也もさせてあげるって言ってるんだから」
そう言いながら立城はまたベッドにのぼった。抵抗することを諦め、真也は立城に言われるままに膝を立てて腰を上げた。枕を抱えて痛みに備えて目を閉じる。だが待っても痛みが来ない。それどころか立城は真也に触れようとすらしない。怪訝に思った真也は肩越しに立城を見返った。
立城は真也の足元に正座をしていた。その身体が淡い紫の光に覆われているのを見て真也は仰天した。一体何事だろう。思わず身体を起こしかける。
「もう少し待って。今、読んでるところだから」
「よ、読む? 何をっ」
だが立城は真也のその質問には答えなかった。おもむろに手を伸ばして真也の腹と腰に手をあてがう。真也は大人しくされるがままになっていた。
「ちょっと痛いかも知れないけれど我慢して」
感情のこもらない声でそう言った後、立城は唇を引き結んだ。真也は緊張した面持ちになった立城をぼんやりと見ていた。立城が何をするのかは判らない。だが紫の光に包まれた立城の姿はとても綺麗に見えた。
不意に痛みが訪れる。だが真也は立城に言われていた通り、痛みを無言で堪えた。先ほどのマッサージ開始時の痛みに比べれば大したことはない。しかもその痛みはほぼ一瞬で過ぎ去った。深く息をついて立城が手を離す。真也は吸い込まれるように立城を見つめていた。
光が徐々に消える。立城の様子をじっと見守っていた真也は光が完全に消えたところでようやく我に返った。
「あ、あれ?」
「軽くなったでしょ。腸内の便を消したから」
そう言ってから立城はにっこりと微笑んだ。確かに言われた通り、やけに腹が軽くなっている気がする。だが不思議と空腹感はない。真也は戸惑いつつも立城に頷いた。
じゃあ、と立城が真也に向き直る。真也は半ば諦め気分で大人しく枕を抱えた。立城はマッサージゼリーの蓋を開ける。プラスチックの擦れる音を聞きながら、真也はどうにでもなれと呟いた。
「駄目だよ、そんなに力を入れたら」
数分後、立城はゼリーをたっぷりと手に取り肛門に指をあてがった。これまで経験したことのない痛みをついつい想像してしまうために、真也のペニスは萎えきっている。立城はやれやれと肩を竦めて萎えきったペニスを片手に軽く握った。
「そんなに怖いの?」
「ったり前だ、ばか! 怖くないわけねえだろがっ」
すかさずわめき返した真也に立城は寂しそうな笑みを向けた。肩越しにそれを見た真也は思わず息を飲んだ。
「僕、本当は嬉しかったのに」
「え?」
驚きに目を見張った真也の身体から無意識のうちに力が抜ける。その隙を狙い澄ましたように立城の指はするりと肛門の中に入った。途端に強烈な異物感に襲われる。真也は低く呻いて枕を抱く腕に力を込めた。
クリスマスイブにこれって酷い気がしますがw
メリークリスマス!★