※この作品はR-18です。

エンゲージリング   作:伊駒辰葉

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エロシーンです!
あ、フツーに生身のエロなので念のため。


エンゲージリング 5

 卒業したらあんまり会えなくなっちゃうから。だから……。

 

 泣きそうな顔で言ってきたことを思い出す。ベッドに横たえた美鈴に口づけしながら、真也はそっと手を伸ばした。指先に美鈴の濡れた髪を弄ぶ。美鈴はしっかりと目を閉じている。

 

「んだよ。そんなびびらなくてもいいだろが。キスくらいいつもしてっだろ?」

 

 笑い混じりに言いながら真也は美鈴の頬を指先で撫でた。かたく閉じていた目を開けて美鈴が間近に真也を見つめる。灯りを半分ほど落とした薄暗い部屋の中で見ると、見慣れた美鈴の顔が違って見える。真也は美鈴の唇をそっと指で撫ぜ、再び唇を寄せた。

 

「だって……いつもと違う、から」

 

 口づけの合間に美鈴が掠れた声で答える。そうか、と応えつつも真也は内心では舌打ちをしたい気分だった。いつもと違っているのはシチュエーションと場所、そして美鈴の気分だ。口づけの仕方はいつもと大して変わらない。

 

 まあ、これなら早目にいけるかな。心の底で呟きながら真也は頭をずらした。あっ、と美鈴が小さな悲鳴を上げる。

 

「なんだ? 耳は嫌いか?」

 

 わざと美鈴の耳元に囁きながら真也は舌を伸ばした。先だけで触れるか触れないか程度の愛撫を加える。

 

「く、くすぐったい、かも」

「あ、そう」

 

 なるほど、ここもチェック、と。真也は美鈴が身をよじるのを防ぐために、肩を手で押さえた。避けようと顔を背けた美鈴の耳たぶを歯で軽く挟む。

 

「んっ! 吉良瀬く、ん! そこ、駄目だったら!」

「ほー。じゃあ、これは?」

 

 そう言うなり、真也は舌先を美鈴の耳の中に滑り込ませた。複雑な溝をなぞるようにして舌を動かす。すると美鈴は息を潜めて身体を小刻みに震わせた。くすぐったいと言いつつ身体は反応している。

 

 しばらく耳を攻めてから真也は頭を下にずらした。細い首に舌と唇で触れる。少しずつ場所を移動して美鈴が反応する部位をチェックする。真也がそうしていくうちに美鈴の呼吸はどんどん荒くなっていった。

 

 不意に美鈴が真也の頭をつかむ。真也は顔を上げて美鈴の顔を覗き込んだ。

 

「あ? もうギブアップ?」

「だ、だって」

 

 もういいから挿れて。囁き声で告げた美鈴を見下ろして真也は首を傾げた。まだバスローブすら脱いでいないのだ。

 

「んなこと言っても、まだ無理だって」

「でも」

 

 潤んだ目で真也を見つめる美鈴は、先ほどまでとは明らかに違う雰囲気をしている。情欲に溺れかけた女の特有の眼差しだ。へえ、と内心呟いて真也は微かに笑った。初めての割に身体は随分こなれてんじゃねえか。思わずそう口から出そうになる。だがぎりぎりのところで押し留めて真也は美鈴のバスローブに手をかけた。

 

「なあ。大崎ってオナニーしてる?」

「え!?」

 

 のんびりと美鈴のバスローブを開きながら真也は訊ねた。驚いたように声を返した美鈴は真也を凝視している。肩越しにちらりと天井を仰いで真也は美鈴に向き直った。硝子に映る美鈴はいつもとはまるで別人だ。

 

「べっつに驚くことねえだろ。してんじゃないの?」

「そっ! そんなことないわよ! なんでそんなこと訊くのっ」

 

 半ば怒ったように美鈴が言う。その隙に真也は美鈴の胸に顔を埋めた。気を逸らされていたためか、美鈴がびくりと身体を震わせて吐息をつく。真也は美鈴の乳房を両手に包み込んで愛撫をし始めていた。

 

 美鈴の乳房は真也が思っていた以上にボリュームがあった。指を一杯に伸ばしてもまだ余る。張りのある乳房の先ではつんと尖った乳首が上を向いている。片方の乳首を口に含み、もう片方の乳首を指で捏ねる。そうしながら真也は空いた片手をじわじわと美鈴の胸から腹へと移動させた。

 

 肌の感触は麗花さんのがいいかな。などと不埒なことを考えながら真也は少し強めに美鈴の乳首を吸った。その途端に美鈴が仰け反る。続いて真也はもう片方の乳首を指の間に挟んで捏ねた。

 

「どうよ? けっこう感じるだろ? これ」

 

 執拗に乳首を捏ねまわしながら真也は腹に這わせていた指を動かした。美鈴が唇を噛んで声を殺す。

 

「あんだよ。声だしても他に誰も聞きゃしないって」

 

 それに出してくんなきゃつまんねえし。そう思いながら真也は美鈴の腹に顔を伏せた。先ほど指先でなぞった辺りに今度は舌を這わせる。運動系の部活動を行っている美鈴の腹に余分な脂肪は少ない。薄い皮膚を通して舌先に感じる硬さに真也は少し感心した。小さなへそをなぞって頭をさらに下げる。閉じていたバスローブを開きながら進む真也の動きに合わせ、次第に美鈴の口からも喘ぎが漏れ始めた。

 

「うんっ……」

 

 乳房を弄っていた手を引き寄せて真也は美鈴の下腹部に触れた。翳りを指で分けて美鈴の腿に手を滑らせる。

 

「舐めにくいから足、あげろ」

「えっ!?」

 

 慌てたように美鈴が身体を起こそうとする。真也はそれを片手で押さえた。胸を強く押された美鈴の身体がベッドに逆戻りする。

 

「足開いて。ほら」

「で、でもそんなとこ……あの」

 

 うるせえ。とっとと開け。そう言いたいのを我慢して真也は無言で美鈴の腿を持ち上げた。抵抗する気はさほどなかったのだろう。素直に美鈴の膝が上がる。ひらいた腿の間に頭を沈め、真也は美鈴の秘部に唇をつけた。

 

 小さな突起は既にしこっている。真也はわざと音を立てて美鈴のクリトリスを舐めた。舌先の感覚だけを頼りにクリトリスの周辺をなぞる。尖らせた舌先でつつくように舐めると、それだけで美鈴は声を上げて身体を反り返らせた。

 

「すっげ、びしょびしょ」

 

 笑い混じりに言うと美鈴が恥ずかしそうに首を横に振る。そんなこと言わないで、と掠れた声で訴えた美鈴に笑いかけ、真也は再び秘部に顔を埋めた。よほど感じているのだろう。美鈴の陰唇からは透明な愛液が漏れている。それを指にすくって真也は口に入れた。

 

 まあ、普通っぽいかな。美鈴の秘部を眺めながら真也は思った。クリトリスのサイズもさほどではない。色味もごくありふれたものだ。強いて言えば陰唇が少々、肉厚だろうか。だがそれも特筆すべきほどではない。女性器など個体差があるのが当り前だ。

 

「指いれるぞ」

 

 そう告げて真也は小指を美鈴の膣内にそっと差し込んだ。やはり思った通り、狭い。だが美鈴の秘部はかなり緩んでいる。これなら大丈夫かな、と真也は頷いた。呟きを聞き取ってはいなかったのだろう。美鈴はシーツを握り締めて目をかたく閉じている。次にどんな刺激を受けるかを見るよりも身体で感じようという訳だ。そして想像力を掻き立てているのだろう。その方が効率よく欲情できることを、美鈴は恐らく経験から知っているのだ。

 

 オナニーしてんじゃんよ。そう思いながら真也は手早くコンドームをつけた。器用に片手で装着する様を見たら、美鈴はきっと仰天しただろう。だが実際には目を閉じているために真也がなにをしているのかを美鈴は見ていない。

 

 片手でクリトリスを上下に細かく擦りつつ、もう片方の手で陰唇を左右に分ける。開いた美鈴の膣口にペニスの先をあてがい、真也は一気に腰を進めた。

 

「いったーい!」

「そりゃ、痛いだろな。俺も痛い」

 

 顔をしかめながら答え、真也は美鈴の腰を両手にしっかりとつかんだ。痛さに驚愕したのだろう。いつの間にか美鈴は目をはっきりと開いている。痛さに顔を歪める美鈴を眺めながら、真也は手を強引に自分の方へ引き寄せた。骨盤を頼りにしっかりと握った美鈴の腰が完全に真也の腹部に密着する。

 

「ってーな、畜生……。やっぱきついなあ」

 

 美鈴は相当に辛いのか、声を殺してシーツをつかんでいる。狭い膣の奥までペニスを突きこんだところで真也はしばらく静止した。このまま動けば射精は出来るだろうが、美鈴は単に痛いだけで終わってしまう。

 

「シーツは目一杯つかんでろ。でも腹から力抜け」

「そ、そんな器用なこ」

 

 美鈴の反論を封じるタイミングで真也は身体を傾けた。腰を両手につかんだままで美鈴に口づける。美鈴の口の中を舌で弄りつつ、真也は手を動かした。腰は固定したままで指先だけを二人の密着した部分に運ぶ。

 

「ほら。舌出せ」

「ん」

 

 言われるままに出された美鈴の舌を舌先でなぞる。そうしながら真也は指先に感じ取った小さなしこりを静かに弄り始めた。先ほどよりは幾分かかたさを失ってはいるが、完全に興奮状態から冷めた訳ではないらしい。クリトリスに柔らかく触れながら真也は美鈴に深く口づけた。

 

 徐々にクリトリスが張りつめる。異物を狭い膣内にねじ込まれていても、動かさなければ多少は痛みが薄れるようだ。そのことを確かめながら真也は徐々に指先に力を加えた。シーツを力任せにつかんでいた美鈴の腕がゆらりと上がる。背中に腕が回ったことを確認してから真也はそっと顔を上げた。とろけそうな顔をした美鈴が喘ぎ混じりに真也を呼ぶ。

 

「くぁっ、あふん! くぁああん!」

「いきそう?」

 

 そう囁いて真也はクリトリスに触れさせていた親指を上下に細かく動かした。切羽詰った声を上げた美鈴が真也を抱き寄せる。

 

 緩んだ、かな。真也がそう思った通り、絶頂に達した美鈴の膣壁は挿入の瞬間より少し緩んでいだ。それを見計らい、真也はゆっくりと腰を動かし始めた。美鈴の反応を見ながら慎重に腰を前後に揺する。愛液と血によって多少は滑りがよくなったためか、ほどなく真也は射精することが出来た。

 

 ぐったりと横たわる美鈴の上から退く。真也は大きく息を吐いて枕元のテッシュを抜いた。血と愛液に塗れている美鈴の秘部を静かに拭う。

 

「まだ入ってるみたい」

「まあ、しばらく違和感あるかも知れねえな」

 

 潜めた声で答えて真也は腰を上げた。汚れたティシュをごみ箱に放り込む。美鈴はまだぼんやりとしている。どうやらこれ以上、身体を重ねるのは無理らしい。

 

 まあ、俺もごめんだがな。内心でそう呟き、そっと布団を引き寄せて美鈴の身体にかけてから真也はバスルームに向かった。




久しぶりに人間相手のエロシーンの気がします。
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