デカパイエルフに産まれたからにはエッチな目に逢いに行く。 作:伊倉米磁
ダンジョン、6階。
「おっ、またチュートリアルだ」
ケティシュは宿屋でバックパックを整理し、空にして背負っていた。元々入っていた食料や旅の用意などは部屋に備え付けの貸金庫に入れてある。
がっつりとダンジョンを楽しむ気満々で、森林地帯を模した3~5階をサッと通り抜けてここまでやってきた。
ナンナが子供用と言っただけあって、言ってみれば本番の階層も特に難度が高くもなく、すんなりと通れてしまった。
「今度はなにかなー」
既におなじみの洞窟に4つの分かれ道。
ローパー、フェアリー、植物の花とツタ?、豚。
ほう、と関心したような吐息を漏らす。
「人間の女っぽいモンスター、結構早く出てきたなあ。男も楽しめるって言ってたもんね……」
オナホヒルやスライムや犬辺りで男も楽しめると主張されるのは、ダンジョン開発者の正気を疑う所だったが……上階の面子は基本的には女性用だったようだ。
男は戦闘が得意だから奥に配置する、というレディーファースト的な思想が1000年前の古代文明にもあったのかも知れないと思うと、考古学ロマンを感じないでもないが……
ケティシュとしてはより良いチンポを吟味できる方が重要なので、早速部屋の中へ向かった。
まずはローパーらしき絵の描かれた部屋。
「わーすごい」
ピンク色のローパーがピンク色の霧を噴射しており、室内も薄くピンクになっている。
当然、媚薬なのだろう。ケティシュの身体もじわじわと内側から熱くなってきている。
(この間、オナニーを3日間我慢した時みたいなムラムラが……発情効果ってやつ?)
入り口に身を隠し、ステータスオープンを唱えて確認する。
ご丁寧に状態異常欄が表示され、媚薬(微)が記載されていた。
・媚薬(微)・・・媚薬の影響を微弱に受けた状態。人によっては自覚症状がない程度。
だそうだが、ケティシュはハッキリとムラムラを自覚している。
(エッチな事に敏感なのは良いことだね)
舌なめずりをして、ローパーを観察する。
ローパーとは、直径60センチ、高さ1.6メートルほどの肉の棒から直径2~4センチほどの触手が無数に伸びたモンスターだ。
この世界においてもエロ同人RPGでよく見るローパー*1が存在するのは感動的だったが、師匠によれば創作エロモンスターではなく野良にも居るらしい。
魔界からの侵攻を防げず魔界化した土地で見られる魔物なのだそうだ。
(ムチのように振るわれる触腕は、骨をも砕く……魔力操作も巧みで防御も硬い、毒も使う……)
魔界に居るだけあってか師匠の知るローパーは強力だそうだが、エロダンジョンの第二段階でしかないこのピンクローパーがそんな強大な存在とは思えない。
それでもケティシュの身長より体高があり、しっかりと抱きつけるくらいの太さとなると威圧感がすごい。
毒を使うとしたら媚毒というやつだろう。触手の一つ一つはヌルヌルとした粘液に包まれ、先端は明らかに人間の男性器を模したカリ首がある。
(全穴同時に犯されそう……♥ これはなかなか……)
ハードなプレイが期待でき、なかなか柔らかそうな触手なので初心者にも優しい気もする。
我慢できなくなってきたケティシュが、ズボンの股をモジモジし始めた。
(う、ヤバい……性欲が増してる……♥)
そもそもケティシュはセックスしたさにここに来たので、少し媚薬を食らうだけでホイホイと股を開きかねない。
もっと見ていたい、犯されたいという心の声があるのを強く感じながらも、選択のために心を鬼にする。
入り口から現れて問答無用に斬った。
「きゅぴぃぃぃ!?」
グロテスクな見た目に反して可愛らしい感じの鳴き声と共にローパーが死んでいく。
後にはいくつかの双頭バイブが残った。
「おお……バイブ。ゴブリン以来かな……この太さ、ローパーの触手そのままだよね……♥」
そう言えば、ゴブリンのアレではまだ遊んで居なかったな、と思い出し、入り口に戻りながらローパーバイブを手に持って……キスした。
昂ぶる性欲に背中を押されるように、そのまま熱烈なフェラを始める。
「ん、ちゅ♥ れぅ……♥ はぁむっ♥ ぢゅっ、ぢゅぅぅっ♥」
スタスタと誰が来るかも分からない通路を歩きながら、下品なフェラ顔を晒してローパーの触手を口に含んで舌で刺激する。
(なんか、甘い……♥ これ、媚薬だ♥ 挿れたら染み出すようになってるんだ)
そんなものを縁日のりんご飴みたいに頬張りながら、ちゅるんと口から出してバックパックにしまった。
「あー……♥ セックスしたーい♥」
酔っ払ったような赤ら顔で言い放ったケティシュは、もう本気でこの階層で処女を散らそうかと考え始める。
「だめだめ……♥ せめて20層まで行って一通り見終わってからじゃないと……♥」
腰を左右にクイクイと振って、男を誘うような動きで歩く。無意識に、ケティシュのメスの部分がオスを誘おうとしていた。
幸か不幸か、次はフェアリーだ。
思った通りに女性型モンスターのようだ。こういうのも、魔界には割りと居るらしい。
身長は40センチ程度で、申し訳程度に乳首と股間を隠している以外は裸だった。
「フフフッ」
柔らかな笑い声と共に、ふんわりと宙を舞って近づいてくる。
良く見れば美少女と言って良い造作に、一体一体髪型も顔立ちも違う個性を感じる。
その中の一体が、ケティシュの乳房の上に女の子座りになり、鼻先に優しくキスした。
そこまでされてようやく接近を許したことに気づくが、媚薬でムラムラが高まり続ける頭に危機感が湧いてくれない。
「ウフフッ」
「アハッ」
既に4体のフェアリーが囲み、ケティシュの周りを楽しそうに飛び回っている。
フェアリーの小さな手がケティシュの顎を上向かせ、黒々としたフェアリーの目が合う。
優しそうな笑顔を浮かべた美少女であるフェアリーが、ケティシュの顔をその羽で撫でると……身体がふわりと宙に浮いたように心地よさに包まれた。
(あ……まず……♥ 媚薬効果……♥)
いつの間にか周りのフェアリーはケティシュに取り付き、ローブを脱がせていた。
ぱさりと洞窟の岩床に落ち、革鎧、シャツとベルトもちゃっちゃと脱がされてしまう。
ケティシュは、フェアリーの小さな小さな唇にキスされる快美感にウットリとしてしまい棒立ちのままだ。
ズボンを下げられ、小便でも漏らしたのかと思うほど濡れそぼったショーツが剥き出しにされる。
ショーツも脱がすと、むあっと広がる甘酸っぱい少女の性臭にフェアリー達はキャッキャと笑いあった。
立ったままのケティシュの股間に、フェアリーの一体が頭を突っ込む。
蜜の染み出す一本筋をベロベロと舐め始めた。
「ああっ♥ はあぁぁぁんっ♥」
指一本より小さな舌で舐められただけで、部屋中に響き渡る声で喘ぐケティシュ。
シャツも脱がされ、ブーツ以外は全裸になってしまったケティシュに更にフェアリーが群がる。
ぷっくりと勃起した乳首も、両乳房に一体ずつのフェアリーが取り付いてベロベロ舐め回された。
「ああーっ♥ もっと♥ もっとしてぇえ♥♥」
甘ったるい声で媚び、快楽をねだるケティシュ。
(気持ちいいっ♥ 気持ちいいっ♥ 気持ちいいっ♥ もっともっと♥♥)
頭の中も性欲一色に染まり、処女がどうこうという考えも吹き飛んでしまっている。
股間と乳首を舐められる快楽でへたり込み、尻もちを突いてしまった。
自分からもどかしげにズボンを完全に脱ぎ去り、大股を開いて愛撫をねだる。
フェアリーはニコニコ顔で愛液べったりの上半身を動かし、手をワキワキとうごめかした。
ぎゅう、と無遠慮にケティシュのはしたなく勃起したクリトリスを潰すように掴む。
「んひぃぃぃぃぃっ♥♥♥」
ぷしゃっ、と愛液が床に撒き散らされ、10匹ほどに増えていたフェアリー達が興奮したように笑いあい、踊りだす。
そこから先は、もうむちゃくちゃだった。
ケティシュの太もも、股間、へそ、乳房、腋、首、耳、唇、鼻……
砂糖に群がるアリのように、フェアリー10匹以上がケティシュの身体に取り付いてひたすらにペロペロと舐め回す。
繊細な刺激だが媚薬で頭が茹だったケティシュにはちょうどいい快楽で、全身を痺れるような快楽でかき乱されてしまい抵抗どころではない。
(あっ♥ お尻の穴も舐めてくれてるっ♥ じょうずっ♥ じょうずぅ♥)
フェアリー達はケティシュの汗や愛液が食事であるかのように舐め回し、特に愛液を求めて股間を重点的に責められた。
間欠泉のようにとめどなく愛液が溢れ、羽虫のような雑魚モンスターに良いように嬲られるケティシュは、敗北エロの良さを初体験し、貪欲に楽しんでいる。
(すごいっ♥ 私、負けちゃったぁ♥ こんな弱い相手にっ♥ 性欲煽られて♥ 処女喪失するかも知れないのにっ♥ それも良いかもって思ってるっ♥)
ケティシュはまんぐり返しの体勢を取らされて複数のフェアリーにクリトリスを吸われ、小陰唇を舐められ、膣口に顔を突っ込まれてジュルジュル愛液を飲まれている。フェアリーは樽に入った日本酒を柄杓で飲み合うオッサンのように、ゲラゲラと笑いながら汲めども尽きぬ愛液を貪っている。
宴もたけなわ、と言った所で、フェアリーの一匹が拳を振り上げ、ケティシュの膣にニュルリと突っ込んだ。
くい、と入り口近くの天井を拳で押される。
ケティシュが8年間どんな刺激でもイけるように育ててきた、ふっくらと肥大したGスポットが無遠慮に押し込まれた。
「んおおおぉっ♥♥♥」
びくん、びくん、とフェアリーが複数腰掛けているオブジェと化した太ももが大きく痙攣し、ケティシュが深く絶頂する。すぅ、とつま先からつむじへと何かが抜けて行く感触があった。
噴水のように潮を撒き散らすと、フェアリー達はシャンパンをかけられた球団優勝の祝賀会の選手のように笑い合っていた。
(ああ……♥ 知らない相手に、全然リズムも分からずイかされるの……良い……♥♥)
8年間、オナニーか師匠相手にしか経験を積めなかったケティシュは、モンスター相手に行きずりセックスの良さを教えられるのだった。
また一つ、ケティシュは妄想を実行に移し……自ら理想とするエロ同人RPGの女主人公へと近づく。
その事にたまらない充実を感じながら、本気絶頂により媚薬効果が抜けてきたケティシュに理性の光が戻り始めていた。
「ありがとう、皆。私の初めての敗北セックス、凄く良かったよ」
まんぐり返しで首と肩だけ地面につけて、太ももにも長い乳房の裏にも勝利宣言のようにフェアリーが腰掛けている状況の中、ケティシュは心の底から礼を言った。
「後はドロップを貰うだけだね」
言葉を理解しているかのように、フェアリーが危機を察して逃げようとする。
しかし座ったままの姿勢で動けない。
「本当は攻撃を防ぐ障壁として使うんだけど、相手の力が弱ければこういう風にもできるんだね。やっぱり実戦は学ぶことが多いなあ」
魔力のガスを極限まで濃く展開し、外部からの力では動かないように操る事で鎧のように纏っている。
師匠との修行も魔力の刃で斬り合うものだったため、杖を刃にするのとセットで覚えさせられた魔法だ。
もちろん『外部からの力では動かない』などという性能は額面通りの話ではなく、ケティシュの込める魔力と外力のトレードとなる。
修行の最後の方は樹も地面も切り裂く師匠の攻撃を防ぎながらの攻防を繰り広げていた。
非力なフェアリーを障壁に取り込んだら腕一本動かせないのは当たり前だった。
まんぐり返しのケティシュがコロンと反動をつけて尻を着き立ち上がると、振り向く事もできないフェアリー達が震えていた。
「君たちはどんなドロップかな……またオナホかな? それとも発情する羽?」
高出力の『拒絶』により障壁の中で全身をプレスされたフェアリー達は、少女の胴体を模したオナホと妖精の羽をドロップする。
「ほう! 複数種類ドロップ! そういうのもあるのか」
思えば、ゴブリンも何か別のものをドロップしても良さそうなものだ。
色々と倒し方を考えてみても良いかも知れない。
愛液で内股をベトベトにしながらも、イきまくったのでスッキリとした頭で考える。
「すっかり汚れちゃったな。ロビーに誰も居ないといいけど」
いつの間にか落としていたバックパックと、服を回収して裸のまま部屋を出る。
一応、つづら折りになっている目隠し用の通路の曲がり角で身体を魔法の水で洗い着替えた。
「イッた時に魔力を抜かれるって話だったけど、量はそんなでもないみたい……」
フェアリーに何度もイかされたはずだが、分かるくらいに魔力を抜かれたのは最後のガチイキだけだった。
これならいずれダンジョン内でセックスする時も遠慮なくヤれそうだ。
結局心配したような人の気配もなく、風呂上がりのようなさっぱりした気分で次の部屋へ向かう。
「植物系かー。また発情効果すごそうだなー♥」
ツルがあるので、負けたらきっと処女を奪われてしまうだろう。そのスリルもゾクゾクとケティシュの背筋を甘く震わせる。
口先だけでない変態女に近づいた実感に唇の端を釣り上げながら、次の部屋へと進んだ。