デカパイエルフに産まれたからにはエッチな目に逢いに行く。 作:伊倉米磁
翌日。
今日も元気にダンジョンに出かける……前に、ギルドに顔を出した。
「おはようございます、ケティさん。今日は珍しいですね」
「ええ。新しく槍が手に入ったから、こっちは売ろうと思って」
ケティは今ミラの家に居候しているわけだが、鎧や長い槍を家の中に置いておくのが結構邪魔だった。
予備の武器というのも欲しくはあるが……自前の杖で十分という事にして、型落ち装備を売りに来たのだ。
「おお、そちらは確か、25階層近辺に出る魔物からでしたね。では査定はこちらになります」
ドロップアイテムといってもちゃんとした槍なので、結構なお値段になる。
銀の槍と比べれば半額にもならないものの、十分すぎるくらいお高い。
あれからヘビ女を何度も倒してきたが、鎧はドロップしても槍も盾もドロップしなかった。
というか盾は1度もドロップしていない。
ケティは金に困った経験がないのでありがたみを本当には分かっていないと自覚しつつも、懐が温かくなってニコニコだった。
といっても、持って行っても重いだけなのでダンジョン入口近くのロッカーに預けていく。
このロッカーも、ケティが最近よく遊びに来るからとナンナが特別に機能を開放してくれたものだ。
喜びのエアハグをナンナと交わし、ありがたく使わせてもらっている。
「でも、実際お金があっても使いどころがないよね」
住処はミラが提供してくれて、欲しいものは装備含めエロダンジョンにあるケティは金の使い道がない。
男に生まれていれば娼館に通う所だが、ケティはむしろ娼館で働く方になりたいのだ。
「まあ、貯金はあるに越したことはないわよ。先々、何が起こるか分からないからね」
ダンジョンに入ってドスケベボディに変貌したミラが、ローブからいつもの戦闘服に着替えながら言う。
ケティはいつもの魔法少女服ではなく、ボスサハギンの落としたファンタジックな鎧と、アイアンメイデンの落とした鉄色のスカートだ。
驚いたことに、金属部分も乳の形に合わせて大きくなっている。
「さて、お楽しみのスキルは……」
・魔法精度(水・小)・・・魔法で水を扱うときの精度が少し上昇する
・媚薬愛液分泌・・・興奮時の愛液分泌が増え、愛液に媚薬効果が追加される
「おお……モンスターがますます興奮してセックスが激しくなりそう」
期待通りのエロ装備で、お金を得た時以上にニコニコのケティを見て、ミラが苦笑する。
上機嫌のケティが先陣を切り、40階層へのワープ装置へと進んでいった。
そして、41階層。
「おおー、これこれ、こういうのを待ってたんだよ」
「ええ……? 本気で言ってるの?」
呆れ顔のミラをよそに、ケティは目を輝かせていた。
むわりと匂う甘ったるくよどんだ空気、
床は踏み出した一歩がニチャリと糸を引く粘液に覆われ、同じ材質の壁も表面がぬめっている。
床と壁全体に血管のような赤い管が張り巡らされ、かすかに脈打っており、所々に見える柱は生物的なコブが幾つもできている。
見渡す限りのピンクは内臓の色だ。
そう、エロ同人RPGでおなじみの肉でできたダンジョンである。
「うう……気持ち悪いわね。これ、触っても平気なのかしら? 転んだら酷いことになりそう……」
当然の感性として、ミラが顔をしかめていた。
「きっと壁や床にはエッチなトラップが仕掛けてあるよ。気を付けて行こう!」
ニコニコ笑顔でケティが宣言し、ずんずんと進んでいくと、ミラがため息を吐きながら付いてきた。
一歩ごとに足裏が糸を引くのにミラが顔をしかめつつも油断なく進んでいく。
20階台の洞窟よりは見通しのいい広場などが多いし天井も高いが、基本的には迷路になっていて下り階段を探さなければならない。
2人の先の曲がり角から、音もなく何かが出てきた。まるで水の中のように、ふわふわと宙を漂っている。
「あれは……」
「クラゲ?」
ミラが名前を出してくれたので、この世界にもクラゲが居ることが知れた。
「あの触手で媚薬とかを注射してきそうだね」
10メートル以上は離れているがケティの槍の間合いであるため、突くと同時に魔力の槍を伸ばす。
悲鳴すらなく、胴体の真ん中を突き破られて消滅した。ドロップは無い。
「ふむ……これならこの階層も楽勝そうかな」
「だといいけどね。油断せずに行きましょう」
2人で頷きあって、また奥へと進んでいく。
43階。
「きゃぁぁっ!」
ダンジョン探索をしていると、ミラが運悪くトラップを踏んでしまった。
長くしなやかな脚に床から生えてきた触手が絡み、ぬるぬるの粘液で塗れさせながらマンコに侵入しようと狙っている。
「ちょっと待っててね、ミラ」
付近にはクラゲが5、チンポのような棒状の蟲が10はおり、2人に今まさに襲い掛かっている。
1匹は弱いのだが、とにかく数が多いうえにトラップもあるのでなかなか厄介だ。
「はぁんっ♥」
トラップで現れた触手はヌルついていて手で押さえる事もできず、股間を抑えても隙間から強引に侵入してくる。
当然粘液は媚薬効果を備えていて、ミラの声はすでに甘く震えていた。
ケティも本当ならばミラと一緒に触手やクラゲと戯れ、チンポ蟲を前後に一匹ずつ挿入してアヘアヘになりながら探索したいのだが、今はミラのためのエンチャントオーブ入手が最優先だ。
小さくて軽いチンポ蟲がケティに一斉に飛び掛かってくるが、ケティは『拒絶』――全身から強風の衝撃波を出して押しやる技――が使えるため全く問題なくクラゲも蟲も切り刻んでいく。
「あっ、あーーっ♥ そこっ♥ だめぇ♥♥」
床から生えた触手で脚を固定されているため、傍からは棒立ちのままに上半身だけをくねらせて見悶えている。
「はあ、私も触手セックスしたいなー」
「い、ってないで、助けてぇ♥♥ だっ♥ っめ♥♥ イク、イクイクイクっ♥♥♥」
真っ赤な顔で目尻から涙を流しながら、ミラが腰をぐんっ♥ と前に突き出して全身を痙攣させた。
激しい絶頂とともに、嘘のように触手が離れ床へと収納されていく。
床に入った触手はもう痕跡すら無く、再度踏んでも出てこない。
絶頂してふらつくミラをケティが抱き留め、媚薬塗れの下半身を水で洗う。
「うう……早く助けてよぉ……♥♥♥」
ミラが少し恨めしそうに、イッた直後の赤い顔で上目遣いに睨んでくる。
「だって、ミラがイッちゃうの早いんだもん。触手チンポ気持ちいいんだよね?」
「そ、そういう事を言わないの……!」
むくれてそっぽを向いたミラが、三つ編みの先を弄っている。
「ミラ可愛いなー♥ 休憩室があったらセックスしていこうよ、まだ媚薬残ってるでしょ」
ケティがミラに抱き着いても、特に嫌がったりはせずミラからも腕を回してくれる。
「あ、あったらね……♥」
こんなこともあろうかと、鞄の中にはマイコニドのドロップアイテム、通称『ふたなり茸』を常備している。
41階層からずっと、甘ったるい匂いは漂い続けている。
当然のように媚薬成分を含んだこの空気のせいで、ケティもまたムラムラしっぱなしなのだった。
ミラが罠を踏んだのは偶然とはいえ、うかつに足を踏み出したり、すぐに絶頂してしまったのは媚薬にあてられたというのもある。
ケティは媚薬なしでも常にセックスの事を考えているので多少ムラムラした所で動きに影響は全くないが……
ミラは艶やかに白い肌を色っぽく上気させて、見るからに辛そうだ。
敗北エロは望むところではあるのだが、今はさっさと進んでエンチャントオーブを入手したい。
そもそもレアドロップアイテムらしいので、この辺りの敵もどんどんと倒しまくっていかなければならないのだ。
お楽しみの触手&蟲レイプはそれまでお預けだ。
「たぶん、43階だからここにはあると思うんだよね……」
エロダンジョンには、媚薬などでムラムラした冒険者が気兼ねなくズコバコセックスしまくれる退避部屋が一定間隔で設けられている。
31階からの海辺では探すこともしなかったが、多分どこかにはあったはずだ。
ミラがこの調子では本当に1日中敗北レイプで終わってしまうという危機感を持って、ケティはどこかにあるはずの休憩室を探した。
しばらくは魔力消費を度外視で普段より倍ほどもガスのように魔力を広げて索敵し、片っ端から魔力の槍で仕留めていく。
普通は休憩室を求める冒険者は魔物を避けるだろうという考えで、魔物の居ない方向へと素直に歩いていき……
「おっ、あった」
休憩室を見つけるのだった。
「それじゃ、一発ヤッちゃおっか♥」
扉を閉めて鍵をかけるなり、ケティが正面からミラに抱き着く。
「ごくっ……♥ ご、ごめんね、媚薬のせいで……」
「んへへ、私は媚薬なんかなくてもいつでもセックスオーケーなんだよ?」
ケティから見て見上げるような身長差ではあるが、ぐいぐいと迫っていくケティの長い巨乳に押しやられ、ミラが壁に背をついてしまう。
舌なめずりをしながらケティが留め金を外して軽鎧を脱ぎ去り、ダンジョン産のセクシーなレースブラが露わになる。
ミラの大きく柔らかな胸と、ケティの大きすぎる長乳がこすれて心地よい快楽が2人を包み、照れていたミラの目がとろりと快楽に蕩けていく。
「たっぷり、しようね♥」
「うん……♥」
ケティに手を引かれるまま、ミラは部屋に備えられたベッドへと導かれていくのだった。