デカパイエルフに産まれたからにはエッチな目に逢いに行く。 作:伊倉米磁
概ね一月が過ぎ、ケティ達もすっかり仕事に慣れた。
もちろん採掘だけしていたわけではなく、ミラが今後に必要なものを買い集めたり、冒険者たちの関係を調べたりもした。
ミラの買い物は、エロダンジョンには必要なかったダンジョン内でのキャンプセットや魔物避けの香だ。
香は見つかった後では無意味だし量を焚かねばならないので使い捨てだが、ちゃんと役に立つらしい。
職場の同じ冒険者たちとは全員セックスする気なので、彼女や妻がいるかどうかをちゃんと聞いてある。
相互に訊いて裏どりもしたが、本当に全員独り身であるようだった。
まあ採掘はあまり人気のある仕事ではないので、そこに留まるしかできないのでは単純に実力が無くモテないのだろう。
ケティ位に働ければそこそこの稼ぎにはなるのだが……それには鍛え抜かれた肉体か、魔力による強化が必要だ。
同僚たちは肉体8割強化2割という感じでガチムチだが、これはジェイクと同じく魔術が苦手なだけだ。
採掘を強化で乗り切れるような奴は、ダンジョン奥で魔獣なりを相手にしている方が稼ぎが良くなる。
なのでケティ達がずっと採掘をしているのを不思議がられたが、これは素直にこの町の冒険者たちの様子を見ていると答えた。
エロダンジョンに誘ってきてくれる人材は慎重に見極めたい。
同僚たちは気の良いやつらではあるが、今の安定した職場が気に入っているようなので、ケツを掘られる危険を冒して移ってくれるかというと微妙だった。
もちろんケティやミラとセックスする機会が沢山あるという餌で釣る事は出来るが、そんなのは今後も使える手ではない。
できれば、最初こそ円満にエロダンジョンを選んでくれる人が望ましい。
理想を言うと性欲を持て余した女冒険者が大量に入ってくれると、男も呼べるようになるので最高だ。
なので、ラザロのダンジョンで活動する女冒険者の事を探ってみたのだが……
「あぁ……あいつらなあ……」
「ケティちゃんたちは関わり合いにならない方が良いよ」
などと歯切れが悪い。
夕飯を一緒に食べている時にテーブルに乳を乗せておねだりすることによりようやく口を開いてくれた。
「ぜ、絶対に俺から聴いたなんて言わないでくれよ?」
「もちろんだよ、ダヴィドさん」
ケティは当然のようにうだつの上がらない筋肉男どもの名前とプロフィールを全員覚えていた。
それどころか、テーブルの上でそっと手を重ねる。
「だから、詳しく教えて欲しいな♥」
「お、おうっ!」
目に見えてやる気を出すダヴィドに、周りの男たちが殺気立つ。
しかしケティとミラがにこりと微笑みを返すと「しょうがねえな」とか口々に言って話を遮る事は無かった。
「で、だ。あいつらは『女クラン』とか呼ばれてるよ。正式には何だったかな。これ……これ……」
首をひねるダヴィドに、テーブルの向こうから声が上がった。
「『コレクトネス・クルセイダース』だろ! ま、結局呼ぶときは
「ありがと、マークさん♥」
ケティがニッコリと笑顔を向け、ヒラヒラ手を振ってやるとマークはでれっと相好を崩した。
説明に瑕疵があればケティからの寵愛を奪えるとみて、男たちが戦意を高める。
「で、でだな! そいつらは、そう、もう10年位前に結成したっつー話なんだよ」
これ以上の失点を防ごうとダヴィドも場にそぐわないほど真剣に記憶を探り、語り始める。
結局ダヴィドの知識だけでは足りなかったので、皆の話を整理するとこうだ。
昔、ラザロのダンジョンでは女冒険者に厳しい環境だった。
新人はいびられ、甘い顔をした先輩たちにダンジョンの奥深くで酷いことをされ(ぼかされたがレイプなのは理解できた)、そのまま引退(妊娠して放置されたりしたのだろう)したり引退すらできずに奴隷扱いされたりした。
ある日酷い事をされた女冒険者3人が意気投合し、女を守るためのクランを立ち上げた。
色々大変だったようだが、一人また一人と賛同者が現れて大きくなっていった。
最初の三人は今やリーダーと副リーダーとして青、緑の冒険者に成長し、クランメンバーは50を超える。
だからこそ、ここ数年で入ったメンバーは横柄になっている。
古参はむしろマトモなのだが、新入り達が男たちを黙らせているのを止めるでもない。彼女たちも根深い恨みのある世代だからだ。
女クランは冒険者ではない町の人たちを味方につけて男冒険者全員を悪に貶め、我が物顔でのさばっている……
「なるほどー。でも、リーダーってそんなに強いの? 青ランクだったら上に藍と紫がいるわけだよね?」
こてんと首を傾げたケティに、我先にと男たちが解説を入れる。
「ラザロのダンジョンはとっくに『枯れて』て、新しい探索のネタがねえからさ。最上位の冒険者なんかほぼいねえ。んで、そいつらは金持ってるからギルド酒場みたいな所に顔出さなくて会わねえんだよ」
「ダンジョンの出入りの時、女たちが高位の奴らと会ってるの見た事あるぜ! あいつらその時だけはお上品にしてやがった」
「ありがと、ケビンさん、ヘンリーさん。『枯れて』るってなに?」
「地図が全部出来上がったダンジョンの事をそういうんだぜ! ま、ダンジョンに住んでる魔物が勝手に掘る事も多いから歩きつくしたってわけじゃないんだが……」
「少なくとも魔族どもが最初に作ったモンは全部確認済みってワケ!」
師匠からも聞いていたが、ダンジョンとは魔族がこちらに侵攻するために作ったもの。
今のケティには想像もつかないが、最初は魔族側の物品が残っていたりしたのだろう。
「そうなんだ、知ってるなんてすごいね、マイケルさん、バリーさん♥」
ケティが小首をかしげると、仕事あがりにもかかわらずエンチャントでサラサラの髪が流れる。
「でも、それ以外に女冒険者って誰か居ないの?」
「ラザロじゃあもう女と言えばあいつらだなあ、なんせ外面は良いし」
「だな、後は元から身内でパーティ組むとか、クランに入らず一人で男引っ掛けて護ってもらってるか……」
「そうなんだ……ねえコリンさん、ダニエルさん、CCの人って、そもそもどうしてポスターに載ってるの?」
「そっ、それはな? えー……」
「ベルカント商会って、商会長が怖えババアの商会があるんだけどよ、そこにうまい事取り入ったって聞いたぜ!」
ありがと、とケティにきゅっと手を握ってもらい、ダニエルはデレデレと相好を崩す。
「ぐっ、ほら、やっぱ冒険者って基本品がねえからさ、食べ物とか化粧の宣伝にお上品な冒険者を使うって始めは結構な話題だったんだ。それに乗っかって商会もどんどん拡大してよ、今じゃ行きつけの店とかでもCCと知り合いじゃないか、とかサイン貰ってくれって言われる事あるぜ」
「そうなんだね……冒険者の間で評判悪いのは大丈夫なの?」
「ギルドの酒場じゃ相当横柄にしてるが、外じゃ大人しいもんよ。ま、それで調子に乗って煽ると人目のないとこで酷い目に遭わされるって話だ……」
詳しくありがとね、とコリンの手をさすると顔を真っ赤にしてズボンの前をムクムクさせていた。
大体全員1回以上デレデレになったところで、その日の情報収集はお開きになった。
初日にギルド併設の酒場で出会ったのでそのうち会えると思ったのだが、女クランは採掘や採取など地味なことはやりたがらないらしく、ラザロのダンジョンの各地を転々と魔物狩りをするらしい。
冒険者として普通程度の実力は持っており、それなりに討伐依頼をやっていて大けがなども無いようだ。
この辺りは指導できる大人数クランの有利な所だろうか。
大体、ラザロのダンジョンをめぐる冒険者たちの関係は見えた。
ケティ達は2人で連れ込み宿に入り服を脱ぐと、松葉崩しの体位でネチャネチャと股間を擦り合わせながら話し合う。
「うーん、やっぱり女クランの人たちは取り込めないかなあ」
ミラのむっちりした脚を抱え、ふくらはぎに唇を這わせつつケティが口を開く。
「あ、ん……♥ そうねえ、男に厳しい人たちにエロダンジョンの多数派になってもらっても、ケティは困るんじゃない?」
すっかり当たり前のように組み敷かれてセックスを受け入れるミラ。
「はあ……残念。一か八かで、同僚の皆を誘ってみて、ダメなら別のダンジョン行った方が良いかなあ」
ため息をつきつつもケティの股間はトロトロに濡れており、敏感なデカクリを正確にミラのクリトリスとぶつけあう。
「あっ♥ あはぁんっ♥♥ ケティ♥♥ 早すぎるわぁ♥♥」
動きが、ではなく、もっとじっくりケティとのセックスを楽しみたいと言っている。
ケティはクスリと嗜虐的な笑みを浮かべると、ミラがイく寸前で動きを緩めた。
「あぁ……♥ もう、意地悪……♥」
「んへへ……♥ ね、ね、そろそろ1か月だしさ、もう……良いよね? 私たち、真面目に仕事できるってギルドの人も思ってくれたよね?」
ケティの目は爛々と輝き、もう待ちきれないとばかりに興奮している。
「そうね、ヨハンさんも働きぶりを褒めてくれたし……なんで採掘ばっかりやってるのか不思議がってたけど……」
ヨハンも、ケティが同僚全員と乱交したいと思っているとは想像すらしないだろう。
「よーし、明日からセックス解禁ね♥ ミラも……付き合ってくれるよね♥」
このおねだりのために焦らしたのだとミラにはとっくにわかっていたが……イきたくて我慢できないというテイで接した。
「し、してあげるから……♥ ケティと一緒に皆とセックスするから……♥ もう、イきたいの……♥♥」
「んへへ♥♥ だからミラだーすき♥♥」
「んはぁあっ♥♥ イック♥♥♥」
ケティが満面の笑みで好き好き言ってくれるので、クリと同時に脳で絶頂するミラだった。