※この作品はR-18です。

サキュバス化催眠アプリ 〜巨乳黒髪眼鏡の図書委員の彼女に〜   作:Rオウ

2 / 14
第02話 催眠アプリ

 学校の校門で青子さんと別れて家に帰宅すると18時を回っていた。

 図書委員の関係で金曜日は帰りがいつも遅くなるんだ。

 

 

 家族と晩ごはんを食べてから自分の部屋に戻り、下着を脱いで下半身裸になった。

 日課のオナニーの時間だ。

 

 夜、寝る前にオナニーしないと夢精して下着を汚してしまうという割と切実な理由から、毎晩オナニーするのが日課になったのは中学生の頃だ。

 すでに僕の股間では普通の男性を遥かに上回る大きなペニスが勃起して反り返っている。

 

「大きすぎるんだよな。人並み……よりほんのちょっと大きいくらいが良かったのに」

 

 精液を受け止めるためのいつもの広口のビンを用意して、スマホ片手にベッドに横になる。

 噴き出す精液を受け止めるのにビンが必要なのだ。

 ティッシュ程度ではとても受け止めきれない。

 

 小学校高学年で精通してから、何も知らなかった時はこんなものかと思っていたけど、中学の時に男子で猥談してて射精をティッシュで受け止めると聞いて「そんなの無理に決まってるだろ?」って言った時の友達の表情を今でも思い出す。

 

 ネットの情報や文献によると、どうやら一回の射精で0.2cc〜6.6ccの精液が出るのが普通らしい。平均だと3.5cc。さすがに友達が射精するところを実際に見たりなんかできないから、これが本当なのか確認はできないけどウィキペディアに意味もなく嘘は書かれないだろう。

 まさか射精の精液量で編集合戦が行われるわけないし。

 

 なので正しいのだろうと理性では分かってるんだけど、心の何処かで違っていて欲しいと願ってしまう。だってそうじゃないと自分が普通じゃないってことになってしまう。

 

「はぁ……」

 

 精液の量が多いと女の人に気味悪がられたり……するのかなぁ。

 それは嫌だよなぁ。

 

 どこかに精液が多く出過ぎる男子の方が好みだったり、おまけにペニスも巨根の方が良いって思ったりする女子が……いるわけないか。

 

 そんな都合の良い女の子なんて妄想とかエロ創作物の中くらいにしかいない。

 

「よっ」

 

 気分を切り替えよう。

 

 ベッドに横になって、スマホを操作してオカズにする写真を表示させる。

 スマホの写真フォルダの中には制服姿の青子さんの写真を山程格納している。

 もちろん僕は盗撮なんかしない。

 ちゃんと青子さん了承のもとで撮らせてもらってるし、撮った写真も後で青子さんに確認して貰ってる。

 

 「青子さんが綺麗だから」とか「夕日と一緒に撮ると青子さんがすごく映えるから」と言い訳しながらお願いすると、青子さんは照れながら意外と色んなポーズで撮らせてくれるのだ。

 

 誰もいなくなった図書室で、両手を左右に広げて手ぶらの状態でおっぱいに本を乗せて運ぶ悪ノリ青子さんとか、背伸びして爪先立ちで本棚に本を片付けていく青子さんの写真とか図書係の仕事をこなす青子さんの写真が毎週のように増えて行ってる。

 

 ……まあその写真がナニに使われてるかまでは彼女は知らないだろうけど。

 

 ダース単位の人気グラビアモデルを小指で蹴散らせる青子さんの抜群のスタイル。制服のブラウスを内側から異様なレベルで盛り上げているおっぱいの部分を拡大すると、純白の下着(ブラ)がうっすらと透けて見える。

 柔らかそうなおっぱいの脇にワイヤーが食い込んで、すごく我儘そうな肉が盛り上がってるのだ。

 

 彼女は意外とスカートは短い方だったりする。ウエストは細くお尻は大きくてボディラインが美しいので、お尻を包む短いスカートの裾から飛び出してるむちむちの太ももを拡大すると大変だ。僕のペニスがもう本当に大変なことになるのだ。

 

 こんな不純な動機で彼女の写真を撮り貯めておいてなんだけど、青子さんはちょっと無防備すぎると思う。

 いや無防備と言うより僕に気を許してくれてるのだろうか? 

 僕の勘違いでなければ、彼女の距離感が最近どんどん近くなってる気がするんだ。

 

 金曜日の夕方とか、図書室から生徒が誰もいなくなると、わざわざカウンターの中で椅子を移動させて僕にくっついて来るのだ。腕と腕はもちろん、お尻だって接触した状態で彼女は割と動くから何回も彼女のおっぱいに僕の腕が当たってしまう。

 

 先週なんか特にひどかった。

 

 小説の感想をお互い言い合う内にいつの間にか身体が密着していて、気づいたら僕の肘におっぱいがめり込んでいたのだ。肘とおっぱいが触れるとかのレベルではなく、肘がおっぱいにめり込んで二の腕が彼女の胸の谷間に完全に挟み込まれた。

 

 すっごい柔らかいのに弾力もあって、もう最高だった。

 あの日は家に帰って金曜の夕方から日曜の夜まで彼女のおっぱいの感触を思い出しながら何回も射精しまくった。腕が挟み込まれた感触をペニスに置き換える妄想をすると自分でも信じられないくらい興奮して、勃起が全く収まらなくなってしまったのだ。

 

 このままいくと僕は青子さん以外では勃起しなくなるような気がする。

 

 もちろんネット上にはいくらでもモロの写真とかモロの動画が転がってて、僕も高校に入学するまではお世話になってたんだけど、高校に入ってからはそういうのではなぜかあまり勃起しなくなってしまった。もちろん全然勃起しないわけじゃないけど、あまり興奮しなくなったというか。

 

 世界(ワールド)クラスの美女のヌードやセックス動画よりも青子さんの写真とかおっぱいの感触の方が僕のペニスを簡単に勃起させてくれる。

 

 ネットで調べると、関係性の薄い見知らぬ女性の裸やセックスなんかよりも、身近な女性の方が興奮するのは割と普通らしい。関係性なんたらかんたらとか。

 

 ……というわけで、悪いと思いつつも毎晩青子さんの写真を使わせて貰っていて、そして今晩も使おうとスマホを操作して……?

 

「──っと、なんだこれ?」

 

 スマホの画面に見慣れないアイコンがあった。

 

「こんなアプリインストールしたっけ?」

 

 黒の背景に赤い目が浮かんでいる比較的シンプルなデザインだ。

 とりあえずタップして起動してみるか。

 

 すると画面がぐるぐる回るようなエフェクトの後、起動ロゴが表示された。

 半裸のエッチなお姉さんがおっぱいを持ち上げてる構図の絵だ。

 

「エッチなゲーム……かな?」

 

 ストアにはR18のゲームは登録されてないけど、ギリギリを狙ってるっぽいアプリは偶に見かける。

 そういうゲームをインストールすると、基本的にゲーム性もエロも皆無のハズレばっかりだ。

 

 分かっていても懲りもしないでそういうゲームをインストールしてしまう辺り、僕は普通の男子より性欲が強いのではないかと最近自分を疑い始めた。

 青子さんと一緒にいると、すぐにペニスが勃起してしまうようになったっていうのも理由だ。

 以前はこんなに頻繁には勃起しなかった。

 

 勃起していることが青子さんにバレないようにペニスを太ももに挟んで隠すんだけど、最近青子さんは僕の身体にやたらタッチしてくる。

 横に座って雑談で笑いながら、肩はもちろん太ももをパンパンと叩いたりするのはしょっちゅうだ。太ももの間に挟んで隠してる勃起ペニスに彼女の指先が触れてしまうことだってある。

 

 もちろん彼女は全然気づいてないだろうけど、勃起した僕のペニスを初めて触った女性は青子さんだ。膨らんだ亀頭に触れた青子さんの指先を思い出すだけでペニスが一瞬で勃起する。

 

 こんな状態をいつまで隠し通せるのかと、自虐的な苦笑いを浮かべながら待っているとアプリが立ち上がった。

 

 

 【女の子をサキュバスにしちゃう催眠アプリ】

 

 瞼を開いた状態の目の中にハートマークが浮かんでる背景絵の中央に、身も蓋もないようなアプリ名が表示された。

 

「催眠アプリ?」

 

 記憶も見覚えもないけど、どこかでインストールしたかな? 

 寝る前とか、ウトウトしてる時とかにこのアプリをインストールして、そのまま寝てしまってインストールしたことを忘れてたとか? 

 

「うん、あり得るな」

 

 アプリのロゴ表示の後、初回起動時によくある説明画面が表示された。

 右下にはスキップのボタンがあるけど、中身が分からないからスキップせずに素直に読み進める。

 

『このアプリは貴男が興味がある女の子、気になっている女の子に催眠をかけるためのアプリです』

 

 気になっている女の子という言葉を見て青子さんの顔が脳裏に浮かんだ。

 いやいやいやと首を振って打ち消して、【次へ】をタップする。

 

『このアプリは一流の科学者が新しく考案した催眠導入技術を採用しているため、使い方は極めて簡単です。スマホに表示される催眠画面を女の子に見せるだけで一瞬で催眠がかかります!!』

 

 一瞬って……盛ってるなぁ。

 ジョーク系アプリだったかと、心の中の期待値が減少し始めた。

 もちろん、本気で信じてたわけじゃないんだけど。

 

『このアプリで催眠にかかった女の子は自分のことをエッチが大好きなサキュバスだと思い込みます! そしてペニスを射精させたくてたまらなくなるのです!!』

 

「ほぉ…………」

 

 ペニスを射精させたくなる、と。

 あの、青子さんが。

 

 全裸の青子さんが妖しく微笑みながら僕ににじり寄ってきて、股間で勃起しているペニスを弄び始める光景が脳裏に浮かぶ。

 僕のペニスを握りしめた手を左右に動かすと、彼女のスイカみたいなおっぱいがバルンバルンと揺れて、尖り立った乳首が物欲しそうに上を向いて屹立しちゃうのだ。

 

「……いやいやいや、何考えてるんだ。ダメだろそんなこと」

 

 浮かんでしまった妄想を口に出して否定する。

 彼女のおっぱいはすごく大きいけど、彼女がそんなことをするわけがない。

 

 この催眠アプリはジョークアプリなんだろうけど、万が一、億が一にも彼女が催眠にかかってしまい、自分のことをサキュバスだと思いこんでしまったら……僕以外の男性のペニスも射精させたがるってことだろ? 

 

 校内にも街にも僕なんかより遥かにイケメンの男性が山ほどいる。

 僕のことなんか無視して、校内のイケメン男子や街を歩くイケメン男性のペニスにむしゃぶりつく彼女を想像するだけで、胸が締め付けられるように痛む。

 

 だめだ。

 そんなことになったら僕は耐えられない! 

 

 ぐっと拳を握りしめて最悪の想像を頭から追い出す。

 何度か深呼吸して落ち着こうと呼吸を整える。

 

 いかんいかん。単なるジョークアプリのことを真に受けてどうする。

 

 首を左右に振りながら【次へ】をタップする。

 

『ご安心ください! 催眠にかかった女の子は貴男と二人きりになった時だけサキュバス化するんです!』

 

「え? そうなの? 思ってたのと……違う?」

 

 サキュバスってゲームとか小説でも手当たり次第に男の人の精液を搾り取るものだと描写されることが多いけど。

 

『そうなんです! この催眠アプリは女の子を貴男専用のサキュバスにしちゃうのです!! 大丈夫です、サキュバス化した女の子は貴男以外の他の男の子には見向きもしません!』

 

 他の男には見向きもしない? 

 

「青子さんが…………僕専用のサキュバスに!?」

 

 僕だけのエッチなサキュバスになった青子さんを想像して股間のペニスが滾り始めた。

 

 すぐに【次へ】をタップした。

 

『周りに貴男以外の人がいたり、もしくは貴男以外の誰かに見られる恐れがある時はサキュバス化しない親切設計なのです! しかも! ここ大事ですよ!? サキュバス化した女の子は満足するまで催眠は解除されないのです!』

 

「満足、するまで……」

 

 それってつまり僕が射精して満足するまで青子さんはサキュバス化の催眠にかかったままってこと? 

 

 青子さんが大きなおっぱいを揺らしながら僕のペニスを捧げ持って……熱い吐息をふーっと吹きかけたりして、限界まで膨張した亀頭に舌先を伸ばしてチロチロ舐めながら僕を上目使いで見上げたり? 

 それでもって唇を歪めながらゆっくりと亀頭を咥えこんで……その舌で舐(ねぶ)って舐(ねぶ)って舐(な)め回して亀頭をしゃぶり続けてくれる…………その行為を僕が射精するまで、ずっと? 

 

「いや! いやいや!!」

 

 そんなの絶対にどこかに落とし穴がある。

 そんな都合のいい話があるわけがない。

 

「……そうだよ。そもそも催眠が解けた後、青子さんとどんな顔して会えるって言うんだ?」 

 

『ご安心ください! 催眠が解除されると催眠にかかった間のことを女の子は覚えてないのです!』

 

「え!?」

 

『記憶に残りません!』

 

「……覚えて、ないの?」

 

『はい!』

 

「全然?」

 

『全然覚えてません! 催眠でサキュバス化した時のことは思い出せなくなるのです! しかもですね!? 覚えてない間のことは女の子の中で自動的にいい具合に補完されるので、後になって疑問とか違和感を覚えることも絶対にないのです!』

 

 スマホの画面の中ではガイド役の可愛いサキュバスの女の子が良い笑顔でサムズアップしている。

 

「おぉ! 凄い! このアプリ凄い!!」

 

『でしょうっ! 凄いんです、このアプリ!』

 

 デフォルメされたサキュバスの女の子の絵がピンクのフキダシでほとんど雑談みたいに説明を繰り返してる。

 

 ……この説明文を予め用意してたのだろうか? 

 

 なんかやたら打てば響くような説明だし、まるで人間を相手に説明を受けてるような感じだった。

 AIでも搭載してるのかな。

 

 

 ピっ♪ 

 

 ようやく冒頭の説明が終わったのか、画面が切り替わって登録画面になった。

 想像していたよりシンプルな画面だ。

 画面には空欄がたった2個しかない。

 

 

 【催眠にかけたい好きな女の子の名前】

 【サキュバス化した女の子の主となる男の子の名前】

 

 

 そして画面の下部に【登録】ボタンがあり、注意書きみたいなものも書かれていた。

 

 【悪用防止の為、このアプリは生涯で一度しか使えません。そして催眠にかける女の子は貴男に好感を持ってる必要があります】

 

 

 なるほど。

 

 まあ、怪しげなスマホの画面を見てくれる女の子なんてある程度仲が良くないと無理だよな。

 当たり前と言えば当たり前か。

 

 つまり僕のことを全く知らないアイドルの美少女とか通りすがりのクール美女とかにスマホの画面を突きつけても催眠にはかからないわけか。

 

「まあ残念…………でもないな」

 

 だってアプリの説明を読みながら僕はずっと青子さんのことばかり考えていたから。

 

 股間を見ると、ペニスが限界ギリギリまで勃起していた。

 説明文を読みながら妄想の中で青子さんが僕のペニスを愛情たっぷりに弄り回していたのだ。勃起しない方がおかしい。

 

 そしてそんな妄想が実現するかもしれないんだ。

 

 青子さんの琥珀色の宝石のような瞳。

 青子さんの芸術作品の彫刻のように整った唇

 青子さんの白磁のように繊細な指。

 

 そして……重力を無視したように盛り上がった大きなおっぱい。

 それに短めのスカートに包まれたお尻とむっちりとした太もも。

 その奥の誰にも見せたことが無いはずの陰り。

 

 ……まだ誰のものでもない青子さんを僕だけのものする妄想に突き動かされて、興奮に震える指先で空欄をタップして名前を書き込んだ。

 

 

 【催眠にかけたい好きな女の子の名前】

  久米 青子

 

 【サキュバス化した女の子の主となる男の子の名前】

  鬼頭 大

 

 

 このアプリが本物の催眠アプリだと僕は本気で信じてるわけじゃない。

 これはジョークアプリの類のものだ。

 彼女にスマホの画面を見せてもきっと何も起こらない。

 

 だけど股間ではズキン、ズキンと痛いほどに勃起したペニスが上下に律動を繰り返してる。

 本物の催眠アプリである可能性はほぼゼロだけど、もしこのアプリが本物だったら催眠でサキュバスになった青子さんが……僕のペニスを……射精させてくれる。

 

 好きな女の子が僕のペニスから精液を搾り取るのに夢中になるのだ。

 他の男子を見向きもせずに、僕のペニスだけを嬉しそうに愛撫する青子さんの姿を想像すると、興奮でペニスがいきり勃ち亀頭が膨らんで鈴口がぱっくりと口を開ける。

 

 ぽたっ。

 

 鈴口からガマン汁がこぼれ落ちて、ベッドのシーツに染みが広がっていく。

 

 そして僕は大きく息を吐いてから…………【登録】のボタンを押した。

 

 すると画面が切り替わり記入欄が現れた。

 

 【サキュバス化したい女性を選んだ理由を書いてください。好きな理由でもいいです。※ちなみに書けば書くほど、サキュバス化の催眠は深く強く掛かるようになります】

 

「理由か……」

 

 熱く堅くなったペニスに後押しされて、僕は青子さんの好ましく思っている所を書き込んでいく。

 

 青子さんの顔が好き。目が好き。髪も好き。笑っている顔が特に好き。拗ねてる時の顔も実は好き。大きなおっぱいが好き。細くくびれた腰が好き。大きなお尻も好き。むっちりした太ももも好き。拗ねてほっぺたを膨らませる子どもみたいなところも好き。彼女のお父さんやお母さん、そして妹のことを喋る時の青子さんも好き。板書された内容を丁寧にノートに書き込む彼女の綺麗な文字が好き。ネット小説の感想を語る時の青子さんが好き。感情を籠めて手を振り回す青子さんが好き。意外と熱血なところも好き。頑固でムキになるところもちょっと好き。嘘が下手な青子さんも好き。実は料理が下手でそれを隠せてると思ってる青子さんが好き…………。

 

 青子さんの容姿から始まって、話し方や性格や癖まで自分が好きな青子さんのことを書き連ねていく。書いても書いても次から次へと彼女の好きなところが浮かび上がってくる。

 

「──ああ、そうか。つまりはそういうことなんだ」

 

 僕は最後に、『青子さんの全部が好き』と書いて登録ボタンを押した。

 

 すると【サキュバスの主に相応しくなる催眠を開始します】と表示された後、記入欄を埋め尽くすほどに書きこんだスマホの画面がぐにゃりと渦を巻いてぐるぐると回転し始めた。

 

 スマホの画面に表示された黄色と赤の渦巻きを見ていると、苦笑いが出てきた。

 やっぱりただのジョークアプリだ、これ。

 だけど、問題はそこじゃない。

 

「こんなに青子さんのことが好きなのに、その青子さんに催眠にかけようとか…………バカか、僕は」

 

 頭が冷えた。

 

 だけどこのジョークアプリのお陰で気持ちを整理することができた。

 このふざけたアプリをアンインストールしかけて…………気が変わった。青子さんへの気持ちを気づかせてくれたこのアプリを残しておいた方がいいように思えた。

 

 自分の気持ちを自分で汚さずに済んだのだ。

 だけど青子さんが好きだということ以外は綺麗さっぱり忘れてしまおう。

 

 僕はスマホの画面を消して、今日は自分への罰として日課のオナニーをしないまま、ベッドに横になった。

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。