※この作品はR-18です。

性奴隷と長身巨乳リョナグロ背徳性癖倒錯ふたなりが純愛に堕ちるまでの話   作:PP→KP

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本編:「私」の話
1話:性奴隷の「私」


「……っ、んぐっ……」

 

 ギッ、ギッとベッドの金属部品が軋む音が地下牢に響く

 ずちゅ、ずちゅと粘膜が絡み合う感触が私の体に伝わってくる。

 ぱん、ぱんと肉と肉が打ち付け合う音が下手な楽団のリズムのように感じられる。

 

「ああ、落ち着け。力を抜くんだ……力を入れていると辛いだろう」

 

 酷く胎を圧迫されている感覚に思わず呻く「私」の上から、甘く優しい声が落ちてきた。

 涙が出るほどに瞑っていた目を薄ら開け、仰向く私に覆いかぶさっている「彼女」の顔をどうにか見上げる。

 

 困ったように眉を寄せ、薄く穏やかな微笑みを湛えた美しい顔。かつての世界であれば成人しているかどうかというところだろう若々しいその顔は少し上気しているのか頬が赤く染まり、ほんのり汗ばむその顔にはセミロングの美しい黒髪が張り付いている。

 世の男がその姿を見れば誰もが見惚れるだろうその美貌には、やや不釣り合いとも取れるような大きく枝分かれした角が生えていた。

 

「……、……!」

 

 彼女の私を落ち着かせるための言葉に、私は返事をすることができなかった。とてもではないが今の私は誰かと話ができるような状態ではなく、はっ、はっと浅い息を吐くことしかできなかった。

 それでもせめて意思表示ぐらいは見せねばと頷くような動きを取れば、下がった目線にはまるで私の頭が並んでいるかのような大きな乳房が2つ、興奮して尖るその先端まで惜しげもなく晒されている。

 その左右から私の手に重ねるように伸ばした、豪奢な刺繍のオペラグローブに包まれた両腕も、そして顔も乳房もシミ一つない。精々右の乳房の付け根に小さな黒子が見えるくらいだろうか。

 

 今年で10歳になった、村でも同世代の平均よりやや小さい程度だった私に覆いかぶさる彼女は一口に言って「大きい」と大雑把に形容できるだろう。

 ひょろ長くバランスが悪いなんてことはなく、村の男達を超える長身に比して小顔で高頭身。四肢や腹筋周りには適度な筋肉に薄く脂肪が乗っており、(肉感的な面が強いが)理想的な女体と言っても誰も否定しないだろう。

 

「そう、そうだ……良いぞ。力が抜けてきているな。私と君では残念ながらやや体格差があるからな、こういう営みではお互いに息を合わせないとな」

 

(よく言う……なんて、口が裂けても言えないが)

 

 どうにか息を吐き全身から力を抜いた私に、彼女は花が咲いたような笑顔を見せそう言った。その間にも彼女にとっては小さい動きで、私にとっては大きな揺れと圧力が間断なく襲ってくる。

 正直今更が過ぎるだろう、なんて言えるわけがない。小さく刻む彼女の動きに対しその質量からぶるん、ぶるんと大きく交互に揺れる乳房を見ていた私の耳に、ジャラジャラと金属の擦れる音が聞こえた。

 瞳を少しだけそちらに向ければ、きれいに手入れされた(彼女ほどではないが)私の未成熟な細い手首にまるで罪人につけるような金属の古臭い手錠が繋がっている。

 手錠からつながる太い鎖はベッドの柱へと繋げられており、子供の私では壊すことや逃げることはもちろんのこと、よしんば外せたとしても重くてなかなか身軽に動くことすら叶わないだろう。

 

 性奴隷、ソレが今の私の立場であり──。

 

「──っ!」

「だめだ、私の方を向くんだ。……そもそも、それは君にはどうしようもないのだから気にするだけ無駄だろう?」

 

 意識が手錠に逸れた事で、主人である彼女の動きが1度だけとても大きく、強くなった。

 たった1回、たったそれだけ。彼女にとっては先の刻む動きより少しだけ大きく動いただけ。その1回に、私ははらわたを持ってかれるような強い錯覚を覚えてしまう。

 意識がはじけ飛びそうなその快楽ともつかない苦痛に耐えながら慌てて彼女に目線を向ければ、先程までの優しい顔ではなく「怒ってるぞ」と小さく頬を膨らませている。子供らしいとも取れるそんなコミカルな表情ですら、実際に子供である私よりよほど様になっていた。

 

 ふるふる、と震えるように何度もうなずく。怒らせたくはない。

 

 従順な私の様子に満足そうに笑った彼女は、私の右手に優しく重ねていた左手を離し、私の頬を優しく撫でた。

 角や乳房を含めば相応の重さになるだろうに、揺れるベッドの上で重ねている私の左手にわずかにも重さを感じさせずに右腕一本で上体を支えているのに全く危なげがない。

 健康的で肉感的な美女、という見た目より遥かに膂力に優れているということを改めて突きつけられている気分だ……なんて、今まで何度も確認してきたのだけれども。

 

 自分の腹があるかどうか、なんて何度繰り返したかもしれない馬鹿げた確認をしたくなり顔を下に向ける。

 

 彼女の細くたおやかな左手の指が最初に目に入り、その奥にはいつもどおりの扁平な私の体。上にぶら下がっている巨大な乳房のほうが私の体より分厚いのではないだろうか、なんて現実逃避じみた思いが頭をよぎるが、しかしすぐに現実に引きずり戻された。

 ぱあん、と勢いよく「彼女」が私に打ち付けられる。それは先程の1回より更に私に強い衝撃をもたらした。

 

「ゔっぶ、ぐ、ぅぅ……」

「ああ、大丈夫か?だから力を抜けと言っているだろうに……。全く、困った子だな君は」

 

 薄く現実逃避していた体に叩き込まれたその1回で私はえづき、涙をこぼしながら彼女を見やれば慈しむような、やんちゃな子供を見るような苦笑を私に向けていた。

 

 だが、そんな優しく穏やかな、私を心配する彼女の顔とは裏腹に──先程まではくびれもない平原としか言えなかった私の子供腹は、まるで腹に腕を入れられたかのように歪に膨らみ、胸骨のすぐ下辺りまで押し上げられていた。

 

 ぐちゅ、と彼女の腰が軽く動くだけで私の腹が音を立てて形を変えて歪む。薄く汗ばむ彼女の体は先程より大きく揺れ始め、ソレに合わせてベッドがギイギイと不快な合唱を始めた。

 彼女にとって、先程までは慣らすための軽い準備運動だったのだろう。ずるん、と内臓が引きずり出されたように思えばずぶん、と柱が胎に突き入れられる。

 

「あっ、あっ、あ゛っ……!」

「……辛いか?まあ、まだ体が小さいからな。大丈夫、私が魔法をかけているだろう?」

 

 そう言って腕を戻して再度私の両手を抑え込み、彼女は腰を打ち付け始める。苦痛の中にわずかに、だが確かに感じる快楽で自分を麻酔しながら。私は毛も生えていない、どころか成熟とは程遠い自分の腰に突き挿入れられている「彼女」を見た。

 

 すらりと、しかし柔らかそうな太ももは腕のオペラグローブ同様豪奢な刺繍のはいったガーターソックスを履いており、私の開いた膝の裏に差し込まれている。

 体重差が大きいためか、彼女の動きに合わせて私の体が持ち上げられたり降ろされたりしている。形の良い臀部は男に好かれそうな肉感的なもので、私と彼女の肉がぶつかるたびにぷるんと小気味よく揺れいている。

 

 そんな(男性から見て)女性の理想とでも言えるようなその腰に、しかし異常が2つあった。

 1つは、臀部の上の方、人間で言えば尾てい骨がある当たりだろうところから黒い尾が生えているということ。彼女の感情に合わせて揺れ動くらしいのだが、残念というべきか幸いというべきか、今の尾の動きから感情を読み取れるほど私は彼女に詳しくはなかった。

 

 そしてもう1つは──。

 

「ん、ん……いいぞ、私も少しずつだが気持ちよくなってきた。悪いな、君も苦しいだろうけど──」

 

 彼女のその言葉に合わせるかのように、胎の中をかき回す「彼女」が更に大きく、硬く、引っかかるように張り出していく。

 そしてそれが私の小さな膣壁に擦れるたびに、彼女も柔らかく目をつむり、小さく、しかし蠱惑的な嬌声を喉の奥から出していた──まるで、その部位が彼女の肉体の1部であるとでも言うように。

 

(……っ、いつもいつも、飽きもせずよく言葉だけ優しくできるものだ。そもそもなんで女なのに生えてるんだ、それもこんな──)

 

 ──彼女は男と女、どちらの性器も持っていた。半陰陽、アンドロギュノスなんて古くは言われていて、昨今であれば俗にふたなりとでも言えるだろうか。

 本来の男であれば存在するはずの精巣や睾丸と言った臓器は淫魔である彼女に必要ないのか、あるいは体内にあるのか。屹立した陰茎の根本には愛液をぱたた、とベッドに飛ばす女性器がちらりと見える。

 彼女の従者いわく女性である彼女には本来はないものだが、種族が淫魔(まさにファンタジーにしか居なさそうな種族だ)の上位種であり、昇格時に発生するものであるらしい。

 

 したがって、彼女が私に腰を打ち付けるたびに私に挿入ってくるものは正しく彼女のペニスであり、彼女は性奴隷である私を存分に犯している、ということである。

 この家(家と言うには立派だったが)に買われたとき、男の淫魔もちらほら見かけたが彼女のようなモノではなかった。なにせ服を着れば普通に隠せる、人間と同じようなサイズでしか無いからだ。

 

 だが彼女は違う。先祖回帰として発露したペニスだからなのか、それとも彼女が特別だからなのか(従者なんかの反応を見る限り後者のようだが)、彼女のペニスは彼女自身の前腕と同じぐらいには大きく太いものだった。

 だからか彼女は他の淫魔のように同族とそういう行為をせず、彼女自身が買い付けた私という性奴隷にばかりその性の猛りをぶつけていた。

 

 子供である私でも「受け入れられる」ように、肉体へ作用させる魔法に優れた彼女によって改良された肉体の変化・賦活魔法により、私の体は彼女のペニスに蹂躙されてなお膣や性器から血が流れ落ちる様子はない。

 そんな魔法があるなら同族にも使ってやればいいのにと思ったりもするが、彼女は私にばかり構い私ばかりを犯している──なんて、理由もわかりきっているのだが。

 

 あっ、んぅ、という愛情ある性行為をしているかのように錯覚させる甘く小さな彼女の嬌声に、あ゛っ、い゛っという拷問を受けているかのような私の声が輪唱のように響く。尤も、そのどちらもずぶん、ずぶんという全身から伝わる振動音で私の耳に届く前にかき消えてしまうだろうが。

 そもそも元来は犯罪者を捕らえるための地下牢(私以外の住人を見たことがないが)であるらしいこの部屋は堅牢な石造りであり、私程度の子供がどれだけ泣き叫んでもまず地表には届かないだろう。反応できるのは精々部屋の前で待機している従者ぐらいだろうか。

 

 動き以外はとても真っ当な性行為とは思えない暴虐に、そんなことを考えてしまう。それは結局いつも似たように晒されていたからであり、だからこそ私は少し、油断していたんだと思う。

 

 グシャリ、という何かが潰されるような音がして、なにか痛みを覚えて、苦痛に耐えるべく目をつぶっていた私は、彼女が抑え込んでいた両手を見やった。

 興奮していたのか、あるいは私が目をつぶっていたからなのか。彼女の手は強く握られており──そこにあったわたしの、従者に少しだけ手入れされていた小さな手は、真っ赤な鮮血とともにひしゃげ、潰され、彼女の手の隙間からぼろり、と千切れかけた指が垂れ下がっていた。

 

「ぎ、あ───」

 

 全く関係ないところからの激痛に、思わず全身が硬直する。どうして、というような表情で彼女に怯えた目を向けた私を見返していたのは──あ、と少し口をあけ、だめだよ、とでも言いたげな彼女の顔だった。

 

「あ、こら……力を入れちゃ駄目だと言っただろう。それも全身でだなんて……こんなに良く締まってしまうと、もう──」

「──え」

 

 待って、待って、待って。

 お腹の痛み、手の痛み、困ったなあとでも言いたげな優しそうな彼女の顔、揺れる乳房、流れる汗。

 

 

 まだ、まだ言ってない、まだ聞いてない、まだ──今日の、死を、迎える覚悟ができていない。

 

 

 思わず叫びだしそうになる私に、彼女は強く抱きつき、その美しい顔で、唇で私の小さい口を塞ぐ。目を見開き硬直した私の目に最後まで写っていたのは、いつものように私を見る、困ったような美しい顔で──

 

 

 

「──射精る」

 

 

 

 そう、最後にすこしだけ唇を離し、何かを宣告するような顔で──彼女は、私の中に精を吐き出した。

 一瞬で、私の胎が大きく膨らむ。ボビュ、ともドビュ、とも形容できそうな、高粘度の液体がホースから吐き出されるような音が、私の膣と子宮を通して私の体に響き渡る。

 彼女を受け入れるために魔法がかけられていた私の子宮と膣は彼女の精を溜め込み風船のように膨らみ、当然のように他の内臓を押しつぶす。お腹の皮膚が裂け、潰れた内蔵が肛門から血となって流れ出て行く。

 彼女を満足させるために魔法で柔軟で強靭になった外性器は、もともと大きすぎる彼女のペニスとの隙間をしっかりと埋めてしまい、吐き出される精が外に流れ出ることを許してくれない。

 

 一瞬だけ唇を塞がれ、その瞬間だけ叫ぶことを止められた私は。上半身にまで届く程に膨れ上がった子宮と膣に肺を潰され、もはや何も言うことすら出来ず。その間にも私の細い肋骨があっという間にこじ開けられ、薄い胸を構成する血肉や骨が、比較にならないほど大きな彼女の乳房とベッドを赤く汚した。

 

 そして最後は、膨れ上がった子宮と膣が精液の圧に耐えきれず破裂して。

 

 生命力を賦活する魔法の残滓によって残された意識の中で、激痛と言うには生ぬるい喪失感を味わっていく。涙と血、そして彼女の精液に歪む私の最期の視界には──上体をそらし、美しい印象を上書きするような淫蕩で豊満な乳房を揺らす女体。

 クチュクチュと淫蕩な音が耳に届く。上半身とかろうじて繋がっているだけの痙攣する私の下半身の、その小さなの爪先に跨りくわえ込む彼女の女性器が大きな体の揺れと小さな残骸の痙攣に合わせてリズムを刻んでいる。

 

 私の意識が残っていることに気づいているのかいないのか、私と彼女の視線が交錯する。

 

 暗く消えていく視界の隅に映る彼女は、私の残骸と血と臓物で彩られ壊れた蛇口のように精を私の中に溢し続ける自身のペニスに、握っていた私の砕けた手を充てがい、快楽に委ねるように最後まで扱き続けていた──。

 

 

──────

 

────

 

──

 

─

 

 

「……ああ、起きたか?」

 

 やがて、私は目を覚ました。

 のろのろとベッドの上で上体を起こした私の体は、先程の惨状は夢と言わんばかりにきれいなもので、相変わらず凄まじい蘇生魔法と驚くほかはない。

 

「蘇生させるついでにもう一つのベッドに運び込んでおいたぞ。元あったベッドの方については、君の分なんだから何時ものように自分で片付けてくれ」

 

 と彼女が指差す先を見れば、そこには多量の精液と、血と、臓物と、硬そうな骨の一部が飛び散ったベッドが鎮座していた。

 ゴミ処理場だって、何なら家畜の処理場だってここまで匂わないだろうという生臭さだが、驚いたことにベッド以外に飛び散ったであろうものは全て片付けられており、痕跡すら見られない。

 

 性奴隷としての私に与えられた領域は、今いる新しいマットレスのベッドと、さっきまで行為に及んでいたベッドの2つだけ。行為の度にこの用にもう一方に運ばれ、使ったほうは私が片付ける。

 奴隷なのだから自分の場所くらいは片付けるのが当然だ、なんて言われたらそれまでだ。他の領域はどうやってるのか、私が目を覚ます頃にはきれいになっているから何も言えるわけがない。

 

 既に服を着ていた彼女の、服から露出した肌を見る限り私の血の痕跡は見られない──が、何故か毎回オペラグローブには血痕が残っているし、ガーターソックスには精液だろう粘液が付着した跡が残っているのだが。

 

「やれやれ、私の言うことを聞かないからこうなるんだ。性奴隷として買ったんだから頼むから行為中ぐらいは言うことを聞いてくれ」

「……はい」

「淫魔の王だと言われている私だって生き物だ。性交中くらいは自分のことを見て欲しいし、急にあんなに締め付けられたら我慢が効かなくなってしまう。まったくもう、もっと一緒に楽しみたかったんだがな」

「…………はい」

 

 聞き分けの悪い奴隷に対して奴隷としての役務の範疇だけはちゃんとするように指導している、と彼女のことを表現すればさも奴隷の役務外の自由は尊重する優しい主人のように見られるだろう。

 何を思ったかは知らないが唐突に私の手を握り潰して全身に力を入れさせたのはお前だろ、という思いはあるがしかし口答えするわけにはいかない。

 

 だって、先程私を壊したペニスは、何やら美しい布地でできたカバーで覆われたソレは──まだ、ゆらりと持ち上がりかけているのだから。

 

「良い子だ。じゃあ、最後にもうひとつだけ」

 

 と、彼女が私に歩み寄る。多分そうなるだろうな、と思っていた私は、それでも体は先程の恐怖を覚えて硬直してしまう。

 そんな怯える私を見て、脅かすつもりはないのになと言わんばかりの苦笑とともに、ベッドに腰掛けた私の頭を優しく撫でた彼女は。

 

「──最後まで絞ってくれ。優しくだぞ?」

 

 と見上げた私に見えるような可愛らしいウィンクをしながら、私に半勃ちのペニスの亀頭を有無を言わせず咥えこませた。

 ここで驚いて噛んでしまうと彼女が興奮してしまうため、あくまで歯を立てずに甘噛する。

 そうして小さな手で布で覆われたペニスを優しく愛撫すれば、彼女はその体幹を微動だにさせず、先程の射精とは比較にならないほど少量の、しかし私の胃が物理的にもたれそうなほどの精液をただただ事務的に私の喉の奥に吐き出した。

 

 こうやってペニスを咥えさせられる時、私はどうしても彼女の顔を見ることが出来ない。彼女の長身もそうだし、ペニスを口いっぱいに頬張らせられると頭を上に向けられない。

 それでも気になって目線だけでも上に向けるが、見えるのは私の頭より重そうな乳房と、それを先端から半分程度だけ覆う露出多めの革と金属でできた豪奢な鎧だけだ。

 3日に一度私を精液で脅かす彼女は、一体何を思ってこんな後処理をさせているのだろうか……なんて、益体もないことを考えていた。

 

 

 

(神や仏がいるなら聞いて欲しい。私はここまで……いや、このような罰を受けるような罪を犯したのですか?……万死に値する罪を犯したというのは──そのとおりではあるけれど)

 

 勃起状態ではなくなりだらりと垂れ下がったペニスの亀頭に美しく刺繍されたカバーを付けて、それを覆うようなロングスカートを履いた彼女は私の部屋である地下牢を出ていった。

 私は全裸のまま、備え付けの掃除用具を使いどうにかベッドの上にある精液と血肉内蔵をより分けていく。布団は部屋の外に待機している従者に声をかければ片付けてくれるので、とにかくやるべきことは精液とソレ以外の分別である。

 

(確かに私は前の人生では碌でもない行いをした。しかし、このような殺され方をされ続けるような罪の内容だったのか?)

 

 私は、かつて別な世界で人間として生まれていた。

 

 かつて送った人生は総じて碌でなしとか屑としか呼べない、そんな人間。頭の中で告解するように前の人生では犯罪者だったし、最終的には死刑になったような悪人であった。

 だからコレが刑罰なのだ、と神様に言われたらそうかもしれないなんて思うことはある。だが流石に内容には物申したいというものだ。

 

(罰にしてももう少し内容というか、そういうものは考慮されないのか?もっとこう、針山に串刺しにされるとか炎に炙られ続けるとかじゃないのか?)

 

 死刑になるような輩が何を、と思うだろうがしかしそう思うのもしょうがないと思うのだ。だってあまりにもおぞましく恐ろしい。

 淫魔の王だとか言われている彼女だが、地獄の獄卒だってあんな手段で人を壊すことを楽しんだりはしないだろう。アレで慈愛があり、生命を深く知る者にのみ使えるという蘇生魔法や回復魔法、肉体強化魔法なんかの腕前が世界有数というのはなにかの間違いではないだろうか。

 

 一通り分別を終えた私は従者を呼び、たらい1杯分にもなった精液を渡す。血と精液が染み込みまくった寝具はフレームから外して地下牢の外へ置いておく。

 あとはバケツいっぱいの、血とそれ以上の精液がこびりついてピンク色に染まった私の内蔵を持って従者の後ろについていき、ゴミ捨て場に廃棄するだけだ。

 

 運び出すために地下牢を出るか、と思ったところでやるべきことを思い出し、従者に許可を得て地下牢の隅に向かう。

 

 そこに刻まれたていた32本の傷のその下に、私は今日の死を1本刻んだ。複雑そうな目を向けてくる従者に努めて平静であるかのように振る舞い、私はかつて自分だった血なまぐさい生ゴミの入ったバケツを持って歩き始めた。




私(10):主人公。性奴隷。133cm。将来性が期待できる可愛らしい見た目と彼女の中でもっぱらの評判。前世も人間で死刑判決食らって死んだ犯罪者だった。今の世界は地獄(仏教的な意味で)と思ってる。固有人名を使いたがらない人間の屑。
彼女(33):ふたなり。淫魔。180cmを超える長身で8.5頭身ぐらいある。111/67/99のNカップ。おっぱいだけで10kg近いけど全然垂れない超クーパー靭帯の使い手。回復魔法や肉体強化魔法などが得意で死後半日ぐらいなら万全の蘇生が可能。淫魔のくせに誘惑系魔法がからっきし。
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