性奴隷と長身巨乳リョナグロ背徳性癖倒錯ふたなりが純愛に堕ちるまでの話 作:PP→KP
「んっ、あっ……!」
いつもの地下牢、いつものベッド。私と彼女の二人分の汗と愛液、そして結合部から溢れ出てくる彼女のカウパーが綺麗に漂白されたシーツをべっとりと湿らせている。シーツの吸水性を超過した水分が小さな水溜りを形成し、地下牢のランプの光ををキラキラと乱反射させている。
ねっとりとした粘液の絡まりは私達の結合部からベッドまで蜘蛛の巣のように糸を引いていて、さながら相手を食らう蜘蛛の交尾と言えなくもないのかもしれない。蜘蛛と違って雌の私が雄の彼女に捕食されているわけだが。
嬌声を上げて大きな乳房を揺らし、彼女は腰を振り続けている。私の頭より重いだろう乳房が彼女の腰の動きに合わせて振り子のように動き、遠心力なのか動作の反動での圧迫に拠るものか、その先端から吹き出す母乳は尽きることなんて無いかのように私の全身に降り注ぐ。
強化魔法が存分にかけられているとは言え、行為が始まってまだ1時間程度。
未だ強化が完了していないため全部を受け入れられない私の性器を物理的に広げていくかのように、彼女が少しずつ挿入れるペニスの深さを増している。1時間もかければそれなりに柔らかく伸びるようになっており、彼女はペニスの大きく傘開いた亀頭から2/3程度の位置まででストロークを繰り返している。
とはいえ、彼女が少し深く突き入れただけで形が丸わかりになるような、そんな巨大なペニスだ。まだ全部は入っていないにも関わらず、彼女のピストンに合わせて私の胎がぐねんぐねんとうねり、大蛇でも居るのではと思わせるような程に腹を隆起させてくる。
ごりゅ、と彼女が腰を少し押し込めば亀頭が私の子宮を突き刺し、ごぶ、と彼女がその腰を引くだけで広がったカリが子宮口を外へと引きずり出そうとする情景が脳裏に浮かぶ。実際にどうなってるかなんてわかる訳がないし、見たいとも思わないのだが。
「……っ、ゔっ、うぅっ……」
「ああ、大丈夫か?ふふ、私達の娘もおっぱいを飲む回数が安定したからね。随分と久しぶりだろうけど、私も久しぶりなんだからお互い少しずつ勘を戻していくとしよう。君も大きくなったことだしね」
うめき声を上げる私に、彼女は表面上は心配そうな声で、困ったような顔で私を労り、そして一切止まることなく犯し続けている。
当たり前だが、とても痛い。彼女はわざわざ挿入時にペニスの角度を合わせ、無理やり私の子宮を犯している。本来ペニスを出し入れするような器官でもない子宮に性感帯なんてあるわけがなく、コレは彼女の快楽のために一方的に私の内蔵をえぐっているようなものだ。
そもそもあの夜以降彼女のペニスは以前にも増して肥大化しており、今私の胎に入っている分だけでもかつての彼女のペニスを根本まで挿入する以上の苦痛と圧迫感がある。
私が妊娠してから今に至るまでに頭半分くらい背丈が伸びたというのに、それよりも彼女のペニスの伸びの方が大きいのだ。そんな彼女から大きくなったからなんて言われても不条理も良いところだ、なんて思ってしまう。
(つまり、まあ、いつも、通りなんだけど……)
私が子供を出産してから3ヶ月が経った。良くも悪くも自分が決めたことに対しては真摯な彼女は、娘の授乳頻度が安定するまでは私に精液を飲ませるだけで犯すことは決してしてこなかった。その分性交ではないからと言い訳しながら毎日のように地下牢に来ては私にペニスを咥えこませてきてはいたが。
酷いときなど授乳中に地下牢に現れて、娘におっぱいをあげながら私の口を犯したことまである。その時は父親である彼女が娘に乳首を吸わせながら母親である私にもペニスを吸わせるという状況に興奮したのか、一気に跳ね上がった彼女のペニスに私の上顎の骨がへし折られてしまい意識が飛ぶかと思ったほどだ。
……すぐに回復されたとはいえ、どうにかそのまま搾精を終わらせられた時点で私も大概慣れてしまっているのかもしれないが。
そして今日、ようやく夜の間の授乳が不要になったということで──いつも以上に興奮した面持ちの彼女に前戯も甘いままに押し倒されて。これ以上無いぐらいにガチガチに固まった太く血管が浮き上がったそのペニスの先端を小さな性器に強引に突き入れられて、今に至るというわけだ。
彼女と私の関係は、結局変わっていない。私は変わらず性奴隷で、彼女は変わらず奴隷主だ。
彼女の性欲というか性癖──性行為という生命を作る営み、愛し合うという行為を憎い相手に、生命を奪うために行うこと。それこそが性的快楽と愛を満たすものであり、だからこそ彼女は性奴隷であり、粗雑に扱われても文句を言わない──言えない私にぶつけてくる。
今だって強化が終わってないのだから乱雑に扱えばすぐに死ぬというのに、興奮してきたのか突く力が強くなってきてしまい、ペニスに引き伸ばされた子宮に腹の皮膚が追いつかず少し裂けてしまって血が出てしまっている。……どうやら、その血が自分の体に跳ねたことで少し冷静になり、強化限界ギリギリのストロークに戻ったようだが。
「ううん、どうにも堪えきれていない……すまない、痛くしたな。こんな久しぶりのコトなんだ、少しでも長く続けたいものだ──君もそう思うだろう?」
「……っ、はい。そう、ですね」
彼女の愛を確認するような問に、彼女のペニスに根こそぎ掘り返されるような感覚を受けながらもどうにかそう返す。コレで否定したとしてなにか変わる訳では無いが──でも、次以降を考えるとやはりご機嫌取りはしておきたい。
先程付けられた私の腹の傷が、まだジクジクと痛んでいる。人体とは思えない剛直に体を蹂躙するときの内臓の痛みに比べたらなんてことはないとは言え痛いのは痛い。というか抑えめになったとは言えペニスが突き入れられる度に内側から傷口が刺激されるから余計に痛む。
こんな傷ひとつ彼女ならすぐ治せるだろうが……まあ当然そんなことはしてくれない。これは性行為でついた傷であり、性行為で相手を傷つけることは彼女にとって当然の営みだ。
痛みに耐え、従順な私を見た彼女はにこりと優しく笑いかけ、更にストロークを強く、深く大きくしていく。奥底に突き刺さったペニスは私の子宮をぐにゃりと押し曲げ、胸の奥まで届かんとしている。彼女の長大なペニスとその体格差を考えれば、最後まで入れたときに下手したら私の首元まで突き破ってくるんじゃないかなんて怖気が走る。
最悪の妄想としては私の頭が彼女の亀頭カバーになってしまうことだったが、多分そんなことにはならない。そうなればどう考えても私は即死であり、彼女にとっての快楽の絶頂にはならないからだ。性交で相手を傷つけた上で性的絶頂「で」私の生命を犯したい彼女にとって、ピストンで即死させることはマイナス以外の何物でもないだろう……希望的観測だが。
今や彼女のペニスが押し込まれる度に、膨らみ始めた私の胸のすぐ下の皮や筋肉が亀頭の形に浮き上がる。おそらく肋骨も持ち上げているのだろう、体側部などは肋の形が明確に浮き上がってだいぶグロテスクだ。内部から突かれる度に、多少膨らんだ胸から出産当時は全く出なかった母乳がびゅうと吹き出して彼女の顔や胸を白く染めた。
「ふふ、はしたなく私におっぱいをかけてきちゃって。なんて、私も他人のことは言えないか……ん、美味しい」
小さい私から赤ちゃんを育てるための母乳が噴出し、それが犯している彼女にまでかかったことでより興奮したのだろう。彼女は顔にかかった私の乳を舐め取ると笑みを深め、より母乳を絞り出そうとでもように両手を当てながらピストンの勢いが更に増していった。
ここまで来ると全身が変形し、私が彼女の自慰の道具になったかのような有様だ。当然呼吸も苦しく、潰れたカエルのような声しかあげられない。彼女が腰を引き、ペニスをズルズルと抜いたタイミングでどうにか素早く息を吸わなくてはならないのだが……。
「あ、あ゛、はぁ、ふぅ、んっ……!」
「ああ、良かった。少し私も大きくなったから心配ではあったけど……君もいい具合気持ちよくなってるみたいだ」
と、息を吸って口を開けた瞬間。見計らったかのように彼女の亀頭が私の性器を刺激して思わず嬌声を上げてしまった。
控えめに言って暴虐、虐待。直接的に言えば拷問や処刑でしか無い彼女との性交だが……そんなセックスをもう何十回とやっているのだ。どう考えても苦痛なだけのはずのピストンでも、私が一瞬でも快楽を覚えられるように工夫はしており──結果的に、私は彼女に殺される中でも快楽を覚えてしまっている。あまりよろしくはないな、とは思う。
とはいえ、殺されながらの快楽にいずれ染まるのかと言えばまずそんなことはない。苦痛のほうが遥かに上だし、かつての人生では互いに性的快楽を十全に満たせるようにと技術を磨いても居た私にとって、これで味わえる快楽はまだまだ微小なものでしかない。それになにより──。
「でも、そういうのは今日はここまでにしておこうか。魔法もそろそろ完全に浸透してきたみたいだしね」
「──あ、カ、ハッ」
ズン、とひときわ深く彼女のペニスが突き入れられ、思わず息が詰まる。肋骨の内側が彼女のペニスで強打されたことで体の芯まで響くような痛みが走りると同時に、彼女の柔らかく熱い腰の肉と私の少し丸みを増したがまだまだ薄い尻がぶつかり、愛液とカウパー、私の母乳と彼女の母乳が私達をべシャリと濡らす。
彼女は私が性交の苦痛の中で快楽を感じることは良しとしても、ソレが常態化するのは好まない。この激痛と暴虐の性交で快楽を感じてしまうのは総じて私にとって苦痛ではあるが、しかし私と彼女の行為それ自体に私が快感を覚えてしまうようになるのは、性交での加害を目的とする彼女にとっては良くないことなのだろう。
私の上で大きく動き、その長大なペニスで私を下から上まで串刺しにする彼女。私達の結合部からは彼女が腰を引く度に中身が掻き出されるかのように多量のカウパーと私の少しの愛液が混ざった粘液がベットへ吐き出されていき、今や私の背中辺りまでねっとりとした熱い水たまりが広がっている。
「あん、ああっ、んぅっ!良い、ぞ。すごく、良い……」
パンっ、パンっ、と肉のぶつかりあう音がだんだん速く、大きくなっていく。動きが激しくなればなるほど、びゅう、びゅうと彼女の、そして私の乳房からは母乳が後から後から出てきて止まらない。
さっきまでの長大なペニスを慣らすような動きは鳴りを潜め、まさに貪るような腰つきで彼女は私に性欲を叩きつけてくる。突かれる度にぐぼっ、ぐぼっという奇矯な民族楽器が鳴らすような音が私の体か発せられている。
「ハ、ハッ、ハッ……」
私はいつの間にか、彼女のペニスで貫かれる動きに合わせて浅く息するようになっていた。彼女が腰をぶつける度に、彼女のペニスが胸の奥の私の肺を潰して無理やり息を吐き出させる。
彼女がペニスを引き抜く度に、生存欲求から私の肺は本能的に空気を吸い込み膨らんでしまう。彼女の興奮に、私の生命活動が支配されてしまっているかのようだ。
そんな、逃げられない、死ぬのだとわかっているのに生存本能を見せてしまう私に、彼女はその興奮を最高潮に高めたのだろう。その大きな体を私に向けて倒し、私の耳元にその唇を寄せた。
「ふ、ぅ。じゃ、あっ、これで、最後だから。──今までで一番、すごいから。だから、力を、抜くんだ」
「──っ!」
そんな荒い息遣いながらも優しいつぶやきとともに、彼女は私の首に手を当て、少しずつ、しかし万力のように締め始めた。私の少し膨らんだ胸が肋骨ごと彼女のピストンの度にペニスで押し上げられ、覆いかぶさるような姿勢になった彼女の巨大な乳房と私の少しだけ大きくなった乳房がぐにゃりと変形し密着し、その先端同士が互いを舐るように愛撫し合う。今日一番の圧迫感に、乳房の密着した隙間からは2人分の母乳が混じり合って溢れ出し、私の体表を流れていく。
肺が潰れても息が吐けず硬直しそうになる身体を、しかし私は無理やり脱力させる。
だって、これで最後だと彼女は言っていた。弱い私の首を絞めたら直ぐに死ぬと彼女はわかっているのに、それでも彼女の手は私の首を握っている。それはつまり、私の窒息は最後の痛みであり──彼女の絶頂と、それによって私が殺されるということを教えてくれたのだから。
だったら、最期は覚悟を決めるだけ。
「あ、あ、あっ……イ、くぅッ!」
す、と目を閉じた私を見て。今日も生命が害されることを覚悟した──諦めた私を見て。彼女はひときわ強くペニスを突き入れ──私を、精液で蹂躙した。
ボビュウ、とポンプが稼働するような音とともに、私の身体が一気に膨らむ。ドパァン、という安い火薬が炸裂したような音が鳴り、私を構成した全てが周辺へと弾け飛ぶ。
そこまでいってもなお、賦活魔法が完全に掛かっていたためか激痛で朦朧としながらも継続する意識の中で。
恐らく背骨と背中の一部ぐらいしかベッドに残っていないだろう。首から上に精液が逆流してこなかったのは私の首根っこを物理的に絞めていた彼女の握力の賜物に違いない、なんてどうでもいいことを考えていた私の目には。
──今までにないほどに気持ちよさそうに、これ以上無いほどに愛しそうに、私の残骸に押し付けたペニスから壊れた水道管のように精液を噴き出し絶頂する彼女が焼き付いていた。
「ん……うぇっぷ」
むわり、とした熱気に合わせて鼻に来た異様な生臭さに、意識が覚醒する。
身じろぎに合わせてギシ、と軋む音がする。いつものベッドなのだろうか……と思って目を開いた私の視界に飛び込んできたのは。
「…………」
「ひっ……」
美しい黒髪、珠のような白く透き通った肌。最期に見た私を犯して乱れていた顔なんてなかったかのように穏やかな顔で、長い睫毛のある瞼でその瞳を覆った彼女。小さく可愛らしいぷるんとした唇はほんの僅かに開いており、そこからすぅすぅ、と気持ちよさそうに寝息を立てていた。
「────」
正直、絶句した。隣に寝ていたことではない。いや確かに今まで私より先に起きていなかったことなんてなかった。何ならここで寝たことなんて無いんじゃないだろうか?なんて思えるほど私は起きた彼女しか見たことがなかったからそっちでも驚いた。
でも私が言葉を失ったのはそんなことではなく。
「嘘だろう、なんでこんな状況で眠ってられるんだ……?」
彼女は、控えめに言ってその美しさを持ってしても相殺しきれないくらいには酷い有様だった。
全身は精液と母乳と血と内臓がごちゃごちゃに混じり合った生臭い薄ピンクの粘液がこれでもかとへばりついており、辛うじて顔は無事というぐらい。射精時に弾け飛んだのだろう、私の腸か何か長ったらしい内臓の切れ端が枝分かれした大きい角にだらりとぶら下がっており、控えめに言ってホラー以外の何物でもない。
なんで口を開けているのかと思ったが、鼻呼吸をしたら生臭さで目覚めるだろうから本能的に口呼吸に変えたに違いない……なんてどうでもいい真実に意識を飛ばしてしまうくらいには、今の彼女はスプラッターの権化だった。
ふと息苦しさを感じ目線を下に向けてみれば、もう全く力の入っていなさそうな太いゴムチューブの如き彼女のペニスが私の腹にのしりと乗っかっている。分厚く塗りたくられた精液が乾燥し固まったその根本には私の外性器の残骸が不細工な指輪か何かのように嵌っていて、思わず頭がくらりとした。
とりあえず流石にこの状態はまずいと思ってそろりそろりと動こうとしたとき、もはや模様が見えないぐらいに体液という体液が染み込んだオペラグローブに包まれた細く美しい彼女の手が、今まで置いていたであろう私の首からずり落ちた。
(……もしかして、昨晩あの後すぐに寝たのか……?)
私を殺したとき、彼女はかつて無い絶頂具合を見せていた。私が妊娠してから13ヶ月。彼女にとっては口でしてもらう以上のことがない1年以上の禁欲生活の果ての最初の夜だ。きっとさぞ気持ちよかったのだろうが……。
しかし、そうなると彼女は私を犯して絶頂して殺して、その後ギリギリで蘇生させて眠ったということになる。下手したらそのまんま蘇生限界を超えて墓の下に送られてたんじゃないかと思うと一気に背筋がぞわりとする。
姿勢を変えるべくベッドに手を付き、べっちょりと背中についた乾きかけの粘液を剥がしてどうにかこうにか体を起こしてあたりを見回す。流石に奴隷主が眠ってる状況で性奴隷の私が勝手に動くわけにも行かないだろうと思い、従者あたりが来てくれないか……と思ったが、部屋の惨状を見て流石に無理だな、と諦めた。
「……ここまで来ると、冗談も良いところだなあ……」
その惨状たるや、私がそう言って引きつった笑いが出てくるほどだった。
普段は石造りの暗い灰色一色の地下牢だが、今は床がちょっと黄ばみが混じったような不透明感の強い白が敷き詰められている。ところどころ赤いアクセントがあり、これがカーペットとかであれば普段よりは飾ってるなあ、なんて思えたかもしれない。
当然、白いカーペットなんて敷いていない。床全面が彼女の精液に沈んでおり、まだ多少温かいのか部屋全体を温い精液臭さで包んでくれてしまっていたのだ。
もう一方のベッド(普段は蘇生された私の身体を置いておくベッドだが、今はそちらも精液に塗れている)の足の沈み具合を見る限り、私が踏み入れたら私の足の指くらいは見えなくなりそうなぐらいには水深?がありそうだ。
何で流れていないんだと排水口に目をやれば、そこにはグロテスクな肉と骨の塊が。どうやら流れ着いた前の私の中身がせき止めてしまっているらしく、これ以上は流れ出てくれないようだった。目覚めたときやたら生臭さかったのも当然であり、如何に世話を任された従者といっても流石にこんな部屋に入る気はあるまい。
下手したら排水設備とか壊してるかもしれないと思うと全く持って申し訳ない……いや、私のせいではないんだけれども。
本当に全く見たことがない(なんて表現で済ませて良いのかは謎だが)射精。その精液量は明らかに射精した本人の体積を大幅に超過しており、自身の魔力で行為対象の相手に合わせて肉体機能を作り変えられる淫魔、その昇格者であり現代最強の淫魔と謳われる彼女ならではの異様さなのだろう。
とはいえ、これだけ射精してしまえば如何に彼女であっても精根尽き果てるか、なんて思ったところで。
「ん、ぅ……朝ぁ?なんか臭ぁい……?……あれぇ?」
「!」
そんな、これっぽっちも繕ってない口調で、彼女はぼんやりとした顔で目を覚ました。
現状がいまいち読めていないのか、寝転がった姿勢で薄っすらと目を開け、体を起こした私をぼんやりとした目で見上げている。
そのうち、昨晩に何があったのかを思い出したのか。薄く開けていた目を大きく見開き、がばり、と一気にその体を起こした。巨大な乳房がその動きに合わせて躍動し、危うく私の顎をカチ上げそうになる。
動きに合わせて立派な角に引っかかっていた私の内臓が大きく弧を描き宙を舞い、精液の湖にばちゃりと音を立てて着水?する。その音で部屋の異様に気づいたらしく辺りを見回して、自分の股間のダランとした、少しだけ残った精液が尿道の先から垂れているペニスを見て顔を青くしていた。
嘘、嘘だぁ……なんて俯いてブツブツ呟いている。恐らく彼女自身、ここまで射精することは未だかつてなかったのだろう。自分の限界すらわからないほどに強大な力を持っていた、なんて言えば格好はつくのかもしれないがそれが射精量の話だと途端に間抜けな話になってしまう。
なんとも気まずい空気で、なにか声を掛けたほうが良いのだろうか……と思ったところで、彼女は私の顔を上目遣いでじろりと睨め上げた。
「……まあ、その。うん、気持ちよかったよ、今までで一番……。だから、えっと、その……だ」
彼女の口から出た言葉からは、とりあえずなにか普段のような口調で話をしようとしているような気配は感じる。とは言え起きぬけで、先程のように素で喋ってたところを私に見られているわけでどうにも精細がない。
さりとて、じゃあと私が気を使って気持ちよかったなんて言えるわけもない。ペニスが大きくなった分今まで以上の苦痛と恐怖があり、いつも以上に無惨な死を迎えることへの覚悟の時間だったわけで……そこで気持ちよかったなんて言ったら私が彼女に気を使ってることが一発でバレる。
彼女が私に求めるのは怯えながらも従順に従うしか無いという立場であり、媚売りではないことを考えればそんなことを言っても無闇に怒らせてしまうだろう……多分、きっと。自分で言ってて頭を抱えたくなる話だ。
「…………」
「…………」
一時の静寂。何も言えない私と、何を言ったものかわからなくなった彼女の間に沈黙が落ちる。行為を終えた二人がベッドの上で裸で並んでいるというのに顔を見合わせるだけで何も言えずに時が過ぎるという今の状況は、まるで初体験を終えた恋人のようだ──なんて馬鹿なことを思ってしまう。
恐怖と憎しみが歪んだ性欲で結び付けられている間柄でしか無いのに何を、と色々と考えていた私の前で、彼女はゆっくりと頭を上げ、私を真正面からじっと見つめて口を開いた。
「……私は、君のことが憎い。前の私を、恨んでいるわけでもない私を、復讐に関係ない私を殺した──助けてくれたと思ったのに、すぐに裏切って首を絞めて、かつての父のように私に跨り蹂躙して殺した、君が憎い」
「…………はい」
ぽつり、ぽつりと語られるのは、あの夜に彼女が突きつけてきた彼女の思い。
おぞましい前世の父親に子供ながらに道具のように犯され、痛めつけられた彼女。
そんな彼女の父親を彼女同様に憎らしく思い、彼女の父親を殺した私。
そして──そんな私に、復讐を完遂するための偽装工作のために道具で犯され、父の精液をねじ込まれ、首を絞められて殺された、彼女。
憎いに決まってる。殺したいに決まってる。同じ立場に私が居たら何度殺しても飽き足りないだろう──手段は異なるだろうが、それこそ、今の彼女のように。
「──でも同じくらい……いや、同じくらいじゃないな、それ以上に私は君のことが好きだった」
「…………」
だから、そんな言葉があとに続いて私は思わず目を丸くした。
前世の私と彼女の間柄だと良くて精々親愛程度で、好きになる要素なんてどこにもないだろうと思った。彼女が口にする「愛」も、彼女が歪められた性愛を持つが故だろうとも。あくまで娘を守ってくれたのは、彼女が高潔だったからであって、私のことは憎いからこそ「愛」を覚えてしまっただけだろう、そう思っていたのに。
困惑する私に、非常に珍しく作られていない困り顔というか、少し悲しげな顔を見せる彼女。
「多分、刷り込みと言うか、自分の心を守ろうとしたんだろうとは思う。でも、私は君に殺されるとき、こうも思ってしまったんだ──憧れていた貴女が、かっこいい大人のお姉さんが、私の身代わりになるかのように、かつての父に犯されてくれていた貴女が──あのおぞましいかつての父のように、私を求めてくれたんだって」
「それは……」
「わかってる。言ったろう、関係ない私を殺した、道具のように殺しただけだっていうのはわかってるんだ。私を犯したわけじゃなくて、棒かなにかで私の胎を突いただけだってことも。それでも……それでも、あのときの私は、貴女が憎くて憎くてたまらなく好きになってしまったんだ」
私の言葉を遮り捲し立てるように感情を吐露する彼女の姿は、自分がおかしな思いを抱いていることを知っていてなお、その感情を大切にしていることを嫌でも教えてくれる。
「今の優しいお父様とお母様に教えてもらったんだ。こういうことは、好きな人同士で愛し合うためにやるのだと。淫魔でも人でも、他の生き物でも──お互いに気持ちよくなって、愛を確かめて、次に生命をつなぐための営みなのだと」
「だけど、君は知ってるだろう。私にとって性交は、人を犯すことは相手を痛めつけて支配して一方的に性欲を満たす恐ろしい行いで、同時に私の生命を奪ったモノだ」
「前世だとぶつけられて怖いだけだった筈のその行為が、今ではこんなにも快楽を味わわせてくれるのだと知ってしまった。とてもじゃないけど好きな人に向けるなんて恐ろしくて、考えることすら出来なかった」
「だから君は、私にとって誰よりも大切なんだ。他の誰にも向けられない私の思いを、私の好きを、私の嫌いを、私の殺意を──私の嗜好を、性欲を受け止めてくれる君が、私には必要で、だから──ずっと、ずっと一緒に居て欲しい」
「私は、好きな君をこれからも犯したい。嫌いな貴女を殺して、昏い情熱で昂りたい。私自身の手で君を壊して、私自身の性器で君の胎を貫いて、苦しめて、犯して、中に射精すことで殺したい──かつて、君が私にしてくれたように。だからどうか、私に君の、生命の全てを犯させてくれ──愛してるんだ、貴女を」
改めて、彼女は自分の欲求を口にする。今まで何度も口にしてきた「私が買った性奴隷だから」「お互いに気持ちよくなりたいから」なんて建前のような理由ではなく、およそ偽らざる彼女の本音を彼女はしっかりと言葉にしてみせた。
ふぅ、と私は息を吐く。最後の最後が殺人性欲の捌け口になってくれ、なんてあんまりにも酷すぎるプロポーズという名の殺害予告。だけどそれは、私にしか向けてくれない、彼女の思い。
未だに、彼女のことは怖い。ぶつけられた思いの丈は好意よりも性欲と殺意のほうが大きくて。これからだっていっぱい無惨に犯されて殺されて、きっと最後まで私から彼女を……恋人のように、好きになることは無いだろうな、なんて思ってしまう。
でも、それでも。前世で散々な目に合わせてくれた私に対しても誠実に、正直に思いをぶつけた彼女を──今度こそ、裏切りたくなくて。
「……ええ、こんな私で良ければ」
仏頂面で、だけど努めて少しでも笑顔を見せられるようにと口角を上げ。
どこか不安そうにも見える彼女の一世一代……いや、前世の因縁だから二世二代だろう告白に対して────私は、その思いを受け取ることにした。
私の答えを聞いた彼女は、耐えられないとばかりに口元が緩み──今までにないぐらいの、感情いっぱいの笑顔を花開かせてくれたのだった。
──────
────
──
─
「ところで、どうして以前私が娘に授乳できなかった顔を見てその、興奮していたんですか?」
「うん?」
これまでになく穏やかで、素が見えてる彼女。お互いに裸でベッドに並んで、極大のペニスは私のお腹のうえにのしりと乗っかっている。私の呼吸に合わせてわずかに揺れ動いてるにもかかわらず、そのペニスにはこれっぽっちも力が入っておらずピクリともしない。
寝落ちしてしまうぐらいに射精した今ならきっと性欲もだいぶ収まってるのではないかと思っていたので、私は普段なら聞けないそんなことを質問してみた。
何のことか思い浮かばなかったのか少しだけ何かを思い出すように目線が宙をさまよい、ああ、と彼女は口を開いた。
「それはまあ、私の性癖だ」
「性癖」
ものすごいシンプルな答えが返された。
しかし性癖、と言われても首を傾げる。彼女の性癖は好きな相手にやる性交を憎い私を相手に行い、本来なら生命を作るための射精で孕ませるべき相手である私を殺すことだった筈……言っててあまりにも酷い。
「ううん、まあそうだな。私が一番興奮するのは君との、その、セックス、なのは間違いない。でもそれに端を発していることではあるんだ」
と、彼女なんか少し恥ずかしそうに前置きをして説明を続けた。セックスなんて恥ずかしがることでもないだろうに。
「私はね、今は倒錯した性関係が好きなんだ。好きで憎いな君を性の営みで殺すことが性癖になってしまって、そこからもっと、こう、そういう歪んだことをするのが好きになったと言うべきか」
「父親である私が母親である君ごと犯して殺そうとした子供。母親である君が無力なりに父親である私から守ろうとした娘。だけどその娘が育つために母親が与える筈の母乳は、母親である君ではなく犯して殺そうとした父親である私が与えた」
「父親から娘を守ろうとした母親である君は、本来母親にしか出来ない授乳という行為を父親である私に奪われたわけだ。このあまりにも矛盾した私達の関係が君を傷つけていると気づいた時にはもう……ふふ、君との逢瀬が控えている時以外であそこまで興奮したのは初めてだったよ」
「……………………なる、ほど」
と、穏やかな口調で長々とそんなことを言われてしまえば、私はもう何も言えない。これも私のせいなのだろうか、と思うと頭が痛くなる。
「ああ、勿論そんな倒錯関係のためだけに授乳したわけじゃない。私は娘が好きだよ。とても愛してるしずっと守ってあげたい。……あんなに可愛いくて私のおっぱいにむしゃぶりついて、あんな姿を見てしまえばかつての父のように性の対象としてはまず見れないから安心してくれ」
「それは、まあ、はい」
ちょっと答えに詰まった私に勘違いしたのか、彼女は少し慌てたように言葉を付け足していく彼女。付け足しすぎて余計な一言まで追加されたのは安心して良いのかどうかよくわからない。
しかしまあ、通りで母親らしい行動の全ては制限しなかったわけである、と私は子育ての時期を思い返した。
彼女はあの期間は基本娘と一緒にこの地下牢にきていて、私に精液をたっぷり飲ませた後は娘を抱かせてくれたり、一緒に簡単な言葉の練習もした。はいはいができるようになったときはベッド2台しかないこの部屋に一時的にだが広いマットが置かれ、一緒にそこで遊んであげたりもした。
あくまで母親にしか出来ないはずのことを父親である彼女が母親のようにして解決するという性的倒錯的な立場が大事なのであり、そもそも性別の関わりなく可能なことについてはあまりこだわらないというわけだ。
「しかしそれがどうかしたのか?」
「いえ、ただ……私に母親で居させてくれて、ありがとうございます」
「?母親は君なのは変わらないだろうが……まあ、そうか」
一応感謝を述べれば、返ってくるのはそんなそっけない言葉。あくまで倒錯した関係が好きで倒錯した行いが好きな彼女は、しかし良識も常識もまあまあ持ち合わせている。彼女の性自認は生まれを考えれば女だろうに、それでも娘の母親が私であることは当然なのだろう。
やはり彼女は本質はだいぶ真面目というか、普通の価値観を持っているのだと再確認したところで、さて、と彼女が呟いた。
「まずは、ここを片付けようか──いつも通り私はベッド以外を片付けるから、ベッドは君が片付けてくれ」
と言って、彼女は精液の海に足を踏み入れる。淫魔なら平気なのかと思えば、すごく顔をしかめて慎重に歩いているあたりやっぱりどこか普通だな、と思ってしまう。
下手に自分で射精したせいで誰に文句をつけるわけにも行かず、排水口のつまりを取り除くためにゆっくりと進む彼女を見て、私もベッドに備え付けるように裏にくくられたたらいを引っ張り出すのだった。
私(11):人間。女。母親。産んでから3ヶ月で胸も(彼女基準で)多少膨らみ母乳も出るようになったが、結局娘に授乳することは出来なかった。授乳期が終わって最初のセックスで無事爆死。ある意味一番生死の境をさまよった。一方通行の殺し愛宣言を受け入れることにしたのは彼女が自分を犯して殺すことに拘る理由に納得がいったので後は罪滅ぼししないといけないということもあるが、何よりも殺人鬼に裏切られた「彼女」が、歪んでいるとはいえ自分の愛をしっかり誠実に伝えて来たことを裏切らないようにしたいという義務感というか責任感が生まれたため。144cm(+11cm) 80/55/79のDカップ。11歳とは思えない恵体。身長はともかくぺたんこだった胸が3ヶ月でここまで育つとか妊娠+成長期で済ませられるレベルじゃないのだが、当人はかつて中学の内にB95とか行っていたし高校ではメーター超えしたのでDカップでも「多少膨らんだ」程度の認識しかない。女の屑で貧乳の敵。
彼女(34):淫魔。ふたなり。父親。娘への授乳を完遂した。背徳的・倒錯的な性関係が趣味になってしまっている。赤ちゃんにあげなきゃいけないおっぱいをお互い絞り合って身体に掛け合いながらえっちするのは大変に興奮した。原点は過去の体験と祝福から生まれた「好きで嫌いなお姉さんを愛しながら殺したいし犯されたように犯したい」という難儀過ぎる性癖が発展したもの。原因は主人公だがそこから倒錯した方向にどんどん傾きが進んだのは当人の素質もある。久々のセックスではハッスルしすぎて床一面を自分色に染め上げた。自分でもドン引きした。自分で出した精液だからって足で踏んで平気なやつは多分世の中にそうは居ないし彼女は平気じゃなかった。ここから2日ぐらい回復魔法とか使ってもピクリともしなくなってしまったため、次の日までに戻せるか戦々恐々としていたらしい。