性奴隷と長身巨乳リョナグロ背徳性癖倒錯ふたなりが純愛に堕ちるまでの話 作:PP→KP
突然だが、私はこちらの世界に生まれてから特段勉学に励んだことはない。
生まれた村では勉強なんてする暇もなかったし教材もなかった。そもそも親から受け継いだ知識だけでどうにでもなった。性奴隷となってからは彼女に犯され、死んで、次の苦痛に恐怖しながらもただぼんやりと館の中をうろつくだけ。
転生者周りを調べるために図書館で本を読んだ時も、実のところ単純に知っている言語で書かれている本を読んでいただけだ。
この世界には古くから転生者の手が入っている。書物や図書館周りなんて最たるものだろう。
なので固有の単語はともかく、言語の大半はかつての地球で使われていたものだった。生まれた村も今いる王都も日本語が第一言語として使われているし、第二言語は英語だ。……まあ、時間の流れが違うこともあってかつての世界とはやや異なる表現もあったりはするが、それでも言葉周りで不自由することはなかった。
そんなわけで、日本語や英語、大学で学んだドイツ語やフランス語、論文の読み書きに必要だからと学んだ学術用語としてのラテン語やギリシャ語で書かれている本なら前世の知識だけで問題なく読めたので特に追加で勉強する必要がなかったわけだ。
勉強なんて必要ならすれば良い、と私は思っていたし今も思っている。モチベーションも指針もなく勉強しようとしても身につかないものだ、とかつての人生から生まれた哲学を抱えている。
必要なら、やりたいという目的が生まれたなら、その時に勉強すれば良い。それが私の主張だ。
つまり、何が言いたいのかと言うと。
「お母様あ!もう私お勉強やだあ!」
わざわざ地下牢まで来て、私の膨らみが目立ち始めたお腹にやんわりとしがみついてわんわん泣いている4歳を半分過ぎた可愛い娘のやる気を出させる方法はないかな、ということだった。
私は15歳になった。小さかった身体もぐんぐんと育ち、前世同様170cm程度に落ち着いた。余談だが、どのくらい伸びたかを測る際にメジャーを持ち出されたことでようやくこの世界でもSI単位系が使われているとわかった。
この世界では魂が肉体に影響を及ぼすらしく、特にも転生者はかつての自身の要素が出てくることが多いらしい。だからそこまで背が高くなかった農村の両親からこんなのっぽな娘が生まれたのだろう。スタイルに至っては前世より育っているようで、前世より気持ち大きめの乳房がずっしりと肩に負荷をかけてきて、体幹の鍛え方が足りないからか非常に肩がこる。……前世に比べて運動量が少ないからたるんでいるだけではないかと思わなくもない。
……こうやって豊かに実ると、個人的には淫魔が元来性的魅力に優れた形質を持ち、肉体を変化させられる種族であったことが幸いだった。ある程度サイズを可変させられる淫魔の需要に答えるためか市井で購入できる大きいサイズのブラやショーツに可愛いものやセクシーなものが多く、着飾る楽しみが得られたのである。まあ彼女に犯されるときは汚さないために全部脱いで退避させておくのだが……。
そんなわけで、まだ15歳の私は現在妊娠5ヶ月。何もなければお腹に抱きついて勉強が嫌だとグズる娘に続いて、私が出産する2人目となるだろう。
閑話休題。
我が娘の勉強について話を戻すと。
「お勉強が嫌、と申されましても。アビゲイル様、貴女は」
「アビー!敬語もだめ!」
諭そうとしたが間髪入れずに返された。
一応扱いとしては正妃ではあるが、同時に性奴隷としての立場は変わらない。そんな私が次期当主の長子にタメ口で話すのはまずかろうと思っていつも敬語で話しかけるが、大体こうやって返される。
まあ、一種の様式美というか。そうやって相手から許可を得て初めて母子らしい口調で話せるのだ、面倒くさい私という人間は。
「そうか、じゃあアビー。勉強が嫌だというのはわかる。でもやらないと、将来御主人様みたいにはなれないんだぞ?」
「だってぇ……」
ぷぅ、と頬を膨らませ唇を尖らせる姿は愛嬌にあふれていて、失礼ながら私と彼女の娘とは思えないと心から思う。
娘は現状、彼女の子として次の次の当主継承権の第一位である。
彼女が産んだ2歳違いの長男は居るが、淫魔は基本男女で継承権の区別をつけないので単純に早く生まれたほうが一位になるのだ。
そんな我が子だからこそ、当主教育に必要な基礎教育を早い内から始める必要がある……ということで、つい3ヶ月ほど前から簡単な勉強が始まったのだが……まあ、その結果が先の有様である。
まあ、気持ちはわかるのだ。なにせ私もそうだったのだから。
無理に勉強なんて押し付けられても嫌に決まってるし、よくわかんないからと時間を掛けてたら虐待された身としてはこの子の気持ちは凄く良く分かる。やりたくもないことを何でやらなくてはならんのだと常々思って生きていたものだ、当時の私は。
だが悲しいかな、所詮は一般庶民だった私ですらなんだかんだ保護者の義務から始まる教育を無理やり教え込まれたのだ。況や支配者層に生まれてしまった我が娘をや、である。
そんなわけで、せめてモチベーションを持たせてやりたいという親心がある。
「御主人様はちゃんと勉強して、基礎を固められたからこそ今は当主様のもとで次の当主となるべく経験を積んでいるんだ。アビーは御主──お父様のこと、好きなんだろう?」
「……うん」
娘は自分の父親である彼女のことが好きだ。
圧倒的な美貌を持ち、その美しさは彼女から見た祖父母である当主夫妻すらも凌駕する。まさに美の極地であり、そんな父親の血を継いでいる娘もまた小さいながらに明らかに将来性を感じさせてくれる。くりくりしたぱっちり開いた目も、小さくきれいなピンク色の唇も、その全てが彼女を彷彿とさせる整い様であり、きっと美人になるに違いない。今から楽しみだ。
それはともかく。そんな父親である彼女は戦場ではその美しさから一転し勇猛果敢で知られており、かと思えば味方を癒し死したる輩を呼び戻す姿はまさに聖なる大輪の華。それでいて市民に対しても別け隔てなく接することで、国全体から尊崇の目で見られている。
それが父親──次期当主たる彼女の世間からの評価である。
そんな父親に対し、当然ながら娘も憧れと尊敬を常に抱いている。父親みたいな綺麗でかっこいい大人になりたいと常頃私に話してくれているのだ。
ちなみに私に対しては「かわいい」という評価だった。まあ今は大きくなったが去年や一昨年あたりはまだ子供な見た目だったので是非もないだろう。仏頂面とかではないだけ高評価だ。
「それじゃあ、お父様のようになるためにも勉強を頑張らないとな」
「はぁ~い……」
ともあれ、そんな父親をダシにすればこの子も発奮するかなと試してみたが、あまり効果があるようには見られない。
多少はマシになったようだが、それでも嫌なものは嫌なのだろう。
(こういうときは……そうだな、競争相手とか、わかりやすい目標やエサで釣れば良いんだろうか)
私だったら「彼との蜜月」という大目標1つで勉強を頑張ることができたのだが、自分で言うのもアレだが頭のおかしい人間を参考にするわけにもいくまい。
例えば順位を競う相手だとか、一定の課題をクリアするごとにご褒美をあげるとか。そういうやや即物的と言うか、そういう何かを用意してやれば良いのかなとは思う。
(……まあ、あてがあるわけじゃないんだがな)
教育係が牢屋に入ってきて、脱走した娘を連れて行く。
しょんぼりして、私に後ろ髪を引かれている娘の姿を眺めつつ、さてどうしたものかなと頭を悩ませた。
たぱんっ、たぱんっ。という大きく重く、そして柔らかな肉塊の躍動する音が地下牢に響く。
「んっ、くっ、ふぁっ!」
どうにか嬌声を上げないようにと堪え、それでも口を閉じきれずに快感を漏らしてしまった。そう感じさせる喘ぎが頭上から聞こえてくる。
ちらり、と目線を上に向けるが──彼女の顔は見えない。ただ、それでもびく、びくと震える身体と、ピンと伸びた爪先が彼女が感じている事を如実に示している。
ふう、とため息を吐いて目線を正面に戻せば、そのため息を浴びたことで彼女がまたぴくん、と震えた。
私は自分の乳房を持ち上げ、両脇からぎゅう、と圧迫する。柔らかく、しかし乳腺が詰まっていてどこか弾力のあるそれは今、硬く太く、何より強い熱を持つ剛直を強く包み込んだ。
いいや、包み込んだと言うには語弊があるだろう。かつて同様に胎児の頭ぐらいはありそうな程に豊かに実った私の双丘から、ソレは半分以上もはみ出しているのだから。
なんと例えれば良いのだろうか、と改めてしっかり見て思う。ぎゅうと持ち上げた乳房で根本から包み込んでいるのに、その亀頭は私の目線より上まで伸びている。
凡そ人間と交わる為には過剰過ぎるソレは、普段は私を貫き殺すために使われているのだが──今はこうして両側から乳房に挟み込まれるのが余程の快楽なのか、カウパーをダダ漏れにして互いをベタベタに濡らしていた。
「あ、あぁっ!い、イく、
我慢できなくなった彼女が私の乳房を掴み、ぎゅう、と一際強く扱く。そしてその快感に耐えきれなかったことを示すように──彼女は己のペニスから、火山の噴火のようにドロドロとした精液を解き放った。
ぼびゅる、ぼびゅる、と二度三度噴き上げ、互いの身体にシャワーのように降り注ぐ。どろっとした粘液の塊が顔にかかると割りと真面目に呼吸困難になるので、口元に来た生臭いを慌てて拭き取る。
そうして勢いが無くなったところで、多少息を乱し、とろんとした目つきになった彼女の無言の要求に答えるように、私は彼女の亀頭をぱくりと口に含んで、再度乳房で揉み込むように扱いて尿道に残った精液を絞り出したのだった。
「なるほど、そういう事があったのか」
「ええ、それで御息女様に何かこう、やる気を出させてあげられるようにとは思っているのですが……」
今日の分の精液をたっぷりと吐き出させた後、互いにシャワーを浴びた私達は先程まで使っていたものとは異なる真っ白なベッドの上で今日あったことを報告した。
この部屋に椅子はない。向かい合うなんてこともなく、横並びでベッドに腰掛けている。
「ううん、私はあまり勉強は嫌ではなかったからな。やる気を出させると言っても……」
「ですので、目標を達成された時にお菓子とかで……」
ご褒美だとかを用意するにしても私に宛てはないので、やるなら彼女に頼るべきだ。そう思って話をしていたが、私の言葉を聞いた彼女は渋面を作った。
「……誰も見ていないんだし、もっと砕けた話し方でもいいぞ?」
「はあ」
そっちか。まあ、彼女は私をなんだかんだ妻として迎え入れているのだから敬語はやめて欲しいのかもしれない。そう思うなら性奴隷の立場も止めてほしいが、そうするといよいと私を犯して殺すことの罪状がえげつないことになってしまうので無理なのだろう。
「……では、まあ、すこし崩します。それで、あの子もきっとモチベーションが必要だとは思うんです。私も勉強が嫌な人間だったので、何か目標が無いとすぐに手を抜いてしまって」
「敬語……まあ今はまだいいか。モチベーションが大事なのはわかるが、報酬が前提になるのもな」
むむむ、と悩む彼女。懸念する理由もわかるが、自分の経験から言えばとにもかくにも勉強するという習慣に慣れていかないと今後が大変なのだ。
かつての私みたいに物理的に机に縛り付けても絶対に勉強に慣れることはないので、報酬でも何でも自発的に机に向かってくれるようになるのが一番だと思うのだが。
「あるいは、そうですね。競う相手が居れば良いかも知れませんね」
「競う相手か。負けたくないとかそういう思いは大事だからな。……でもバーティはまだ2歳だからな……」
バーティことバーソロミューは私が孕ませ彼女が産んだ息子であり、まだ2歳で勉強なんて出来るような年齢ではなく、娘の競争相手としては不適当だろう。
はあ、と彼女が天井を仰げば負荷がかかったベッドがギシリと軋む。そんな彼女の挙動に合わせてマットレスが僅かに歪み、思わずバランスを崩してしまった私は彼女に寄りかかってしまった。
「あっ、すみません。」
「いや、大丈夫だ。君こそなんともないか?」
心配そうな声を上げる彼女。その声音にはかつてのような狂気が含まれていない。
はい、と居住まいを正した私に、彼女はそっと手を伸ばし──大きくなったお腹に触れた。
「……ふふ、大きくなったな。ちゃんと産まれてくるんだぞ」
穏やかで、どこまでも親の愛情に溢れた言葉。
優しく触れる手は温かく、細い指が繊細な動きでお腹を撫でてきて少しくすぐったい。
かつて私を犯して、胎の子供を殺そうとした彼女とはまるで別人。
これだけを見れば彼女の精神性が改善していると思えるだろうが──まあ、子供相手への感情は間違いなく改善はしていると思うが、それでもここまで安定して、夜に並んで穏やかに過ごせるだけの理由は他にもあった。
隣にいる彼女を見上げる。枝分かれした立派な角に、この世のものとは思えぬ美貌。この世界でも人間の女性なら十分な身長と見做される170cmの私より頭半個分以上は大きい身体。
今も腹を撫でている彼女に倣い、私もそっと手を伸ばす。──自分のものではなく、彼女のお腹へと。
「おっと、ふふ。お父さんも次の子が気になるのか?ほら、お腹を蹴ったぞ?」
私に触られてくすぐったそうな、そんな彼女のお腹は──これまた、私より大きく膨らんでいた。
張り出したお腹は大きく、丸く。普段出るとこは出ているが細いところは非常に美しい細さを持つ彼女の美しい女性というシルエットを一気に母親という印象に近づけていた。
私が彼女を犯す結婚記念日は、彼女が私を孕ませられる聖都出仕の日から凡そ3ヶ月前だ。
結婚記念日は元より後者の聖都への出仕というのもこの世界の実力者たちが多く関わるため、日程が大幅にずれることはまあ殆どないと言って良い。
つまりお互い妊娠できる時期が限られている私達の場合、同年にお互いが妊娠すると必然的に彼女のほうが大きなお腹を抱えることとなるのだ。
今は妊娠8ヶ月。服を着てですら到底誤魔化せないほどに大きく張り出しているお腹を淫魔である彼女は隠すことなく露出している。元気がいいのか軽く触れている間にもお腹の中で動いている胎動が伝わってきて、思わず心が暖かくなる。
「こんなに大きくなると流石に戦場にも出向けないし、家でのんびりするしか出来ないな」
「そうしてください。お腹の子のためにもいっぱい食べて、よく寝て、軽い運動をして体力を維持するのも大事ですよ」
「分かってるさ。私だって二人目なんだぞ?」
そう言う彼女は母性に満ちた顔で、愛しそうに私と自分の腹を撫でている。
……彼女は、自分の腹に胎児がいるときはむやみに激しく動こうとはしない。私を犯すときだって騎乗位で、正常位や後背位のように自分の体を動かさないようにする。
私からの要望もあってのことだが、彼女自身も自分のお腹の中にいる子供はとても大切にしている。こういう言い方はどうかと思うが、それこそ彼女は生まれる前の子供については私のお腹の子供より自分のお腹の子供の方をより大切にしていた。
これについては理由は単純で、淫魔の感情を読み取り共感する性質が自分の中で繋がり育っていく胎内の子供に対しては非常に強く働くためだ。好悪による順位付けではなく、淫魔としての生理的本能によるのだからしょうがない話だと思う。
ともあれ、そういった理由もあって彼女は自分が妊娠しているときは子供に万が一があってほしくないために派手に動こうとはしない。……じゃあそれで私を犯すことをやめるのかと言えばそうでもないのだが。
彼女が私を犯して殺すのは最早習慣になってきている。彼女自身が妊娠している状態で仮に私が犯されまいと抵抗すれば、私を押し倒して犯し、大きくなった腹の中の子供を大きく揺らしながら私の胎を抉り射精で殺すだろう。
そんな状況に持ち込むのは、私としても非常に嫌な話だ。そうなるぐらいなら自分から跨って彼女に殺されたほうが遥かにマシだ──そう心から思えるぐらいには、彼女の心も、彼女との間に出来た子供にも大切にしたいと思っている。
ともかく、彼女は自分が妊娠していようとも私を犯すことを躊躇うことはない。では何故こうやって横並びで語り合えるのか、胸でするだけでセックス同様に大量に吐精して、それで満足できているのか。
それは彼女だけでなく、私も妊娠しているからに他ならなかった。
生まれる前の扱いに差が生まれるとはいえ、私が妊娠している赤ちゃんだって彼女にとっては愛する子供だ。産まれてからは別け隔てなく扱うことからもそのことが良く分かる。
自分が孕んでいる赤ちゃんを守りたいから派手に動きたくないし、その上で犯すべき私が妊娠しているともなれば、いくら彼女とは言え私への殺意よりも子供への愛情が大きく上回る。そのため、彼女は犯そうという意思を母性愛で軽く塗り替えて穏やかになっているのである。……あとは、まあ、その、妊婦同士で性の営みをすることへの背徳性で十分興奮できるので胸でも射精できるようではあるが。
だから、こうやって穏やかに話ができるのは今だけの奇跡と言えるだろう。彼女が出産したら私への殺意を抑えられなくなる可能性があり、そうなると今まで大切にしていた筈の胎児ごと私を犯そうとするかつての事件が再発する恐れがあるため、そうなる前に互いに隔離される手はずになっているのだ。
「そう言えば」
「?」
と、そんな事を考えていた私の耳に何かを思いついたような彼女の声が届く。
「競争相手の件だけど、少し考えていたことがあったんだ」
「本当ですか?」
それはありがたい。ツテも金もない私では無理なことも彼女なら出来るだろうと相談した甲斐があった。
期待する目を向ける私に、彼女は面白そうな、何処か楽しそうな目を向けてきた。
「さっき気づいたんだけど、居るじゃないか。ちゃんと勉強する姿を愛娘に見せてあげることができて、一緒に勉強することで競り合うことが出来る子が」
「…………?」
そう言う彼女の視線は、しっかりと私の顔を捉えていた。
「お母様もお勉強するの?」
「ええ、そうでs「敬語だめ!」……そうだな。私も生まれてこの方お勉強したことがなくて、それだと正妻としてどうなのかって御主人様に言われてな」
キラキラとした目で私を見つめる愛しい娘に、二人で相談して決めた建前(半分本音だが)の理由を説明する。
彼女の提案は単純だった。碌に勉強してこなかった元村娘の性奴隷であり、次期当主の正妻かつ娘と仲が良い母親が一緒に勉強するならやる気を出すのではないか、ということだ。
「私も勉強自体はあまり好きじゃないからね、アビーとおんなじだ」
「お母様も好きじゃないの?」
「そうとも。だからこそ、それでも勉強は大事なんだよって教えてあげたいんだ。だから一緒に頑張ろう?」
「うん!一緒に頑張る!」
ぱあっ、と花のような笑顔を見せる娘に私も思わず顔がほころぶ。
……まあ、一緒にと言ってもまだまだ初級の教育で、前の積み重ねもある私のほうが有利だろうが。これは言わぬが花と言うやつだろう。
そんなこんなで、私と娘は共に勉強するようになり、適度に娘を煽りながら勉強に自分から取り組めるように努めた。
「ほらアビー、私はもう終わったぞ?ふふふ、アビーが終わんないと一緒に遊べないな」
「むぅ~!ほら、私も終わったもん!一緒に遊ぼ!」
「やったあ!今日は私のほうが早く終わったよ!」
「おお、凄いなアビー。よし、私も負けないぞ」
「計算問題難しいよ~。お母様教えて~」
「ああ、それなら解き方に辿り着くまでを教えてあげるから、あとは自分で考えてみるといい」
「うん!」
「先生に教わったんだけど、私達のお家ってすごかったんだねぇ」
「そうとも、アビーはこの家でお父様みたいに頑張れるかな?」
「頑張る!」
時には先を行くことで負けん気を刺激し、時には勝たせることで優越感を満たさせ、時には優しく教えることで勉強への意欲を落とさないようにする。
こうして種々様々な手段を用いて刺激し続けた結果、少しずつではあるが娘は無事自分から勉強できるようになり、知識をため、将来に向けて力をつけていけるようになった。
半ば道化を演じているようではあるが、それでも娘がやる気を出して先へと進む手伝いが出来たというだけで、私は大きな満足感とともに自慢げな娘の顔を見て破顔しながら褒めちぎってやるのだった。
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なお、この話にはちょっとした後日談があった。
「助かりました、お嬢様もやる気をお出しになられたようで……」
「いえ、こちらこそ助かります。御息女様がしっかりと学びを得られるのは私にとっても大変喜ばしいことですし」
嘘偽りない本音だ。娘が今後この家でどのような役割を担えるかは不明だが、少なくとも知識を身に着けておく必要はある。
だからこそこの世界での常識をしっかり教えてくれる教育係には頭が上がらないし、その教育係の言うことを聞いてくれるようになってくれてとても嬉しいというものだ。
だがまあ、想定外の問題もあった。
「えー、とは言え、そう長くは持ちませんよね、これ……」
「……まあ、そうですね」
教育係が苦笑いを浮かべた理由に私も心当たりがあったため、私もどうしたもんかと悩む。
かつての世界に比べて、この世界の教育水準は低い。
それは偏に安定した農作物供給などによる文明の安定、それに伴う発展度合いの低さが理由となっているのだが──その教育水準が低いというのが問題だった。
いや、別に教育レベルが低い事自体が問題だったわけではない。少なくともこの世界ではそれで十二分だし、帝王学的な部分についてはちゃんとしているだろうし。
問題なのは──。
「まさか今後10年分の基礎教育内容を1ヶ月全部習得されてしまうとは……。あれですね、やっぱり傑物たる方の正妻となる方も傑物なんでしょうかね」
「いやこれはまあ……昔取った杵柄と言いますか」
……まあその、かつての人生で学んだことの焼き直しだったし。基礎教育内容なんてそう難しい話ではなかったし。
強いて言えば歴史がやたら長ったらしいことや多言語を使用することによる文脈の組み合わせなどはまあ、ほんの少し難解だったが……。それも精々が高卒レベルだったし、一国の最高峰でも比較的上の方だった私にとってはまあ、はい。
そんなわけで、娘が頑張ってこれから習得(当主教育とも並行していくが)していく予定の内容を全部把握して余裕で暗記してしまった私は。
いっぱい悩んで頑張って、私に対して追いつけ追い越せしているつもりの娘にだけは絶対バレないようにとかつて同様に隠蔽能力にばかり磨きがかかってしまったのだった。
私(15):人間。女。1児の母で父。現在2児の母で父になろうとしている。知性も肉体も間違いなく国の1流に届く優秀な人間であり、マルチリンガルかつ優れた学習能力を持ち体躯も大きいと生物的な欠陥がおよそ存在しない。あとはモチベがないと屑なのにモチベが生えた時におかしな方向に向かってもっと屑になってしまう畜生メンタルさえどうにかなれば……。
170cm(+14) 103/60/92のJカップ。かつての人生よりカップ数が大きいが単に前より相対的に脂肪が増えて筋肉が減っているから。
彼女(38):淫魔。ふたなり。1児の父で母。現在2児の父で母になろうとしている。9話あたりでも説明があったが、彼女が性的に犯したい、殺したいという認識を抱くのは憎い相手かつ好きな相手で、かつ愛情が大きく上回っていない相手である。主人公相手には好意>憎しみぐらいなので犯して殺せるが、胎児相手の場合は好意>>>>憎しみ(主人公に優しくしてもらえる、守ってもらえるという嫉妬)という状況なのである。その上で主人公の中に居るだけなら主人公への好意・憎悪の絶対値の大きさから堕胎レイプしかねない危うさがあるのだが、自分の中にも居て育つ過程で純粋な好意を寄せてくるため子供を危険に晒せなくなる。主人公がかつての「警察のお姉さん」に近い見た目になって嬉しい。
アビゲイル(4):淫魔。女。長女。弟が居る。弟妹が合わせて2人増える予定。4歳になってから種々の教育が始まったのだが勉強嫌いで逃げ出した。そこで大好きなお母様が一緒に勉強してくれるようになったので、憧れのお父様を目指すように頑張ろうと決めた。なおお母様はあっという間にカリキュラムを制覇してしまったが、高い演技力と証拠隠滅技術を無駄に発揮しているため未だに気付いていない。
バーソロミュー(2):淫魔。男。長男。姉がいる。弟妹が合わせて2人増える予定。まだ幼いからか女の子と間違われる。実は成人しても女と間違われる。成人すると母親すら超える兄弟でも一番の長身になるのだが、両親どっちもデカパイ長身美女であり兄弟姉妹全員160後半は最低でも到達するのっぽ家系になってしまい結局姉妹と思われる宿命を背負っている。今はまだいいだろうが性の目覚めの時に周りにデカパイ親族しかいない環境になるので多分性癖が歪む。いや長身巨乳は哺乳類が雌に求める基準として真っ当だから歪んでないな!ヨシ!