性奴隷と長身巨乳リョナグロ背徳性癖倒錯ふたなりが純愛に堕ちるまでの話 作:PP→KP
ピンポン、と民家の呼び鈴を鳴らす。玄関前には俺と先輩、そしてインターホンから見えない位置には松井警部補や他の捜査員たちも来ている。
「なんですか、早朝に……ああ、この前の警察の方ですね!山本さんの件はどうなりましたか!?犯人は……!」
「ええ、その件です。…………」
興奮したような、ついに解決したのかと喜ぶような態度に対しても冷静に言葉を紡いだ先輩は、一呼吸置いて言葉を続けた。
「…………被疑者「白尾 修司」、8月2日深夜に山本俊英氏を公園内公衆トイレで殺害、遺体を遺棄した罪により殺人罪により逮捕します。8月6日午前7時、逮捕!」
「っ、ど、どういうことですか!?なんで私が……!?」
先輩の言葉に一瞬硬直し、すぐに取り乱した様子を見せる白尾。
だけど先輩は動じることなく、続いて更に1枚の書類を取り出した。
「同時に、こちらが貴方の自宅内の捜索差押許可状となります。捜索範囲は……」
「待って下さい、話を聞いてくださいよ!?」
「抵抗しないでいただきたい。捜索差押許可状が交付された状態での家宅捜索の拒否は公務執行妨害となりますよ」
「…………っ」
先輩の有無を言わさぬ言葉に押し黙る白尾。そんな彼を尻目に他の捜査員たちが押し入り……。
「……ありました!『人工指紋薬』、並びに『レーザープリンター』、『OHPシート』も押収します!」
「よし、端末も押収しておけ。ネットワーク上のデータも忘れるなよ!」
目的のものを確保したことで満足気に頷いた松井警部補の言葉を受けた捜査員達は、白尾の自宅にあった各種証拠物品をどんどんと運び出していく。その様子を見て観念したかのように項垂れた白尾の両手に、俺は手錠をガチャリと掛けた。
「まさか、白尾が犯人だったとは……」
連行されていく白尾を見ながら、どこかやるせない気持ちになる。
これから動機などが調べられることになるだろうが、OJTの先輩にやり方を教わって尊敬している、という彼の言葉に一方的な共感を抱いていただけになんとも虚しく感じてしまう。
「……それにしても、まさかあんなふうに視覚的に見えない場所が生まれるものなんですね」
「あくまで深夜、それも月光という環境光がない前提の話だからな」
そう。先輩が確認していたのは遺体の発見された箇所周辺の木の並びだったのだ。
気づいてしまえば、あるいはトリックとしては単純だったのかも知れない。
本来ならそこまで見通しが悪い訳では無い雑木林は、だけど夜になると横からの光を幹が遮ってしまい、その奥に死角ができていたのだ。
あくまで夜限定、それも月明かりが無く光源が道を照らす街灯だけだからこそ見えない領域。その死角ができている範囲を理解してしまえば、そこまで遠くもない「広場」に居る人間に気づかれること無く遺体発見現場とトイレを往復できる──つまり、トイレ内で殺害した遺体を別な場所に運び込む事ができたわけだ。
そして更に言うなら、ちゃんと把握できていれば公園の奥にある川までの移動だって見られずに行くことは可能だ。川底から見つかった安藤のものと同じ靴と血に染まったレインコートも、そうやって知られずに破棄したものなのだろう。事件当日は水曜日で掃除が入らなかったこともあり、早朝に公園に行ってトイレに道具を仕込んで、犯行時に個室で着用し、山本を殺害。後は遺体を公園の所定の場所に運び込んで、レインコートと靴は破棄して証拠隠滅。そうすれば自分が犯人だとバレることもなく終わり、というのが白尾の計画だったわけだ。
「メッセージの受信時に、スマホの光が2人分しか見えなかったっていうのも……」
「白尾がその「死角」にいたんだろう。万が一にも白尾が山本氏のスマホを使ってメッセージを送信している姿を見られるわけにはいかないからな」
誰からも見えない場所、というのは逆にそこから他の人が見えない場所でもある。言い換えれば、そこから誰も見えなければ他の人に見られていないというわけだ。
「新月の夜の林の中という光の少ない状況だからこそ、スマホの画面と捜索用のバックライトは非常に目立つ。山本氏の付近で待機していたであろう白尾の視界から他3人のスマホの光源が見えくなる瞬間に山本氏のスマホを操作してメッセージを送ることで、万が一にも山本氏のスマホを使用する瞬間が露見しないようにしたわけだな。もちろんその瞬間に他の者が光源の数を把握して「2人分しか見えない」という状況にはなるだろうが……酔いが回った深夜の森で、どの光が誰のスマホか、なんてそうそう分かるわけもないからな」
「……それならそれで、最初から適当に山本さんのスマホを使ってもバレなかったと思いますけどね」
「まあそうだな。白尾からすれば他の面々が散策に出るか不明である以上、誰かに証拠を擦り付けるためにも捜索のタイミングを作りたかっただろうからトイレで殺害してすぐに送信は出来なかっただろう。だがそれならそれで他3人とそれなりに距離が保てた時点でさっさと山本氏のスマホからメッセージを送信すれば光源の数にズレも無くなって安藤氏が違和感をおぼえることもなかっただろう」
無駄に慎重なものだ、とため息を吐く先輩。
まあ、確かに慎重さが仇になったところはあるかも知れないと思う。見られるのを覚悟で他の人から離れた位置で送信すれば、先輩が光学的な死角について思いを馳せることもなかっただろう。それがなければトイレとの移動や証拠品の破棄されている場所に検討をつけることも無かったわけだし。
「……そう言えば、あのナイフ。靴もそうですけど、なんで安藤に罪を擦り付けるような証拠品を揃えていたんですかね」
「そのことか。実際の理由は取り調べで明らかになると思うが……まあ、白尾がメッセージを送る前に誰かが遺体を発見した場合を想定した偽装だろう。警察が来て、証拠を調べて……ナイフには吹き残した指紋。そしてもし安藤が遺体周りを歩かなかったとしても、偽装用の靴を使って足跡を付ければ誤魔化せると考えたんだ」
「あー……」
鑑識の入念な調査でわかったことだけど、ナイフに残っていた指紋は白尾が作った物だったらしい。何でも職場の安藤さんの端末の指紋認証デバイスの読み取り面を拭き上げ、新しく押された安藤さんの人差し指の指紋を全員が帰宅した後で接着剤を用いて可視化。スマホで撮影したそれを高精細化した画像から疑似指紋を作ったとのことだ。
その指紋を本来なら指紋汚れテストなんかに使うための人工指紋液(上豆油製薬が開発中の新商品で、既存のそれらよりもより本来の指紋に近しい成分と挙動をするようになるとのことだ)を用いて実際に手で触れたように見せかけ、指の指紋だけを半端に残すことで証拠品を演出した、んだそうだ。
正直何がどうなってそうなるのかよくわからないけど、ともかくそう言う細かい手順を踏んでわざわざ偽装した、ということらしい。よくもまあ手の込んだ事をと一周回って感心するほどだったが……。
「まあ、ナイフに残っていた指紋である右手の人差し指、今は覆われてるんだがな」
だからまず犯行当日には指紋がつくわけがないのだ。もちろん絆創膏を剥がしてもう一度貼った、とでも言えば誤魔化せる範疇ではあるが……どうにもチグハグと言うか、肝心なところでミスをしていると言うか。
「白尾って、事前準備は得意だけど当日のアドリブが苦手だったりしたんですかね」
「かもしれんな……あるいは、微細な点を気にしすぎて本当の要点にまで思考を回せないのかもしれん」
先輩の言葉に、そうかもしれないとなんとなく納得する。
「今回の事件で白尾が一番に隠すべきは『光学的死角』が発生するという点だ。極論それさえごまかせれば全員の犯人としての可能性はイーブンなのだから、後はほんの少しの後押しで他の人間に犯人を押し付けられる」
「万が一にも操作画面を見られないようにする、って慎重を期しすぎて逆にその可能性に気づかれてますもんね」
今回はそこまで重要にはならなかったが、仮に事件直後に遺体が発覚したとして。指紋が見つかった段階では安藤さんが怪しまれるだろうが、そこでずっと絆創膏を着けていたという情報が浮き彫りになることでで逆に偽装だと見抜かれてしまうだろう。
というか、何ならナイフを刺しっぱなしにする必要だって無かった。靴も他者に揃える必要だって無い。指紋の無いナイフで刺殺して、サイズ違いの誰とも違う靴を履いて運んで、後はナイフも靴も適当に隠すだけで良い。自分の痕跡さえ残さなければ、着水音を立ててまでわざわざ川に捨てる必要なんか無いのだ。
「そうするだけで、とりあえず4人の内誰かが犯人になる。そしてその中で因縁の薄い白尾よりも他の3人のほうが犯人になる可能性は高い、ですよね」
「ああ。そうなったら私達で犯人を探すにはやや難儀しただろうな。まあ白尾の性格上そうならなかったというのもあるし、何よりそういう大雑把なようで要点だけはきっちり通すやり方ができるなら山本氏に学ぶような事もなかっただろうが」
先輩のセリフはなかなかに辛辣だった。まあ確かに、そもそもそういうやり方を強制されそうになったことで犯行に及んだことを考えると……いや、でもそれで殺す程なのか……?
「白尾の動機はこれから明らかになるだろうが……私見を言わせてもらうなら、白尾は自分のやり方に固執する人間だったが故の事件だったのだろうと思っている」
悩みこむ俺の姿に思うところがあったのか、先輩は言葉を続けた。
「自分のやり方に固執……ですか?」
「ああ。プライドを持っているとも言えるかもしれんな」
プライド。そう言えば白尾は昔は別な企業で働いていて、そこでは営業として鳴らしていたんだったっけか。
「調べてみたところ、前職での営業は新規開拓が多い分野だったようでな。微細な点まできっちり把握した上でそれを丁寧に説明することで顧客の数を増やしていったんだそうだ。おそらく白尾の細かいところに拘る性格に適した職場や商品だったんだろう」
「そうなんですか?でもそれじゃあ、今回の職場は……」
上豆油製薬は製薬会社だが、その商品は工業分野、あるいは商品開発分野などで主に扱われる薬品やマテリアルなんだとか。相手方も専門家が多いため、新規開拓と言うよりも今必要なもの、これから必要となるものを推定した上で要点をアピールするほうが効果的なんだそうだ。
だからこそ既存品との微細な違いなどの詳細はざっくり省いて、セールスポイントとなる新機能やそれを用いた開発手法なんかを明確にアピールできた山本さんの営業手法が上手くいって、逆に微細な点まで丁寧すぎる営業をしてしまった白尾は遅れを取ったということらしい。
「高賃金だからと自分の能力を売り込んで転職したのに、そこでは『そこそこ』の成績しか出せない。だが営業手法と商品が合致しないのに『そこそこ』の成績を出せる能力があったことで優秀な人材だと考えた山本氏が、親切心からだろうが強引にでも自分のやり方を押し付けたんだ」
「……だとしても、それで成績が上がったのならそっちに合わせていけば……」
「言っただろう。自分のやり方に固執している、とな。優秀な営業だった自分が、新しい職場だと燻らざるを得なくなり、押し付けられたやり方で簡単に成績が上がった。かつて自分を優秀な人材として押し上げたスキルが役立たずだと言われたと思ってしまってもおかしくはないし、それでプライドを傷つけられたとしても不思議じゃない」
先輩の評を聞いたとき、皮肉な話だなと思った。押し付けられたやり方で簡単に成績が上がった、と本人が感じていたとしても、そこには確かに白尾自身のスキルがあったはずだ。
同じように山本さんからの指導を受け続けてもなかなか成果が出せずパワハラなんじゃないかと思い悩むまでになった安田さんのような人も居たんだから、白尾を優秀な営業として認めさせたスキルはそういう商品に合わせた営業手法などではなく、もっと基礎的な能力が優れていたという証拠だろう。
そしてそういう基礎能力があって、押し付けられたやり方ですぐに頭角を示せるような人間だったからこそ、その優秀さを誤認してしまってこのような結果を招いてしまったのだからやりきれない。
「心理的リアクタンス、という言葉について何時だったか話したことがあったな」
そう言われて、今回と同じような公園でそんな話をされたことを思い出す。
「確か、強制されると抵抗してしまう心理的作用なんでしたっけ」
「そうだ。以前は「やるな」と言われるとやりたくなるという話をしたが、本来は今回のような事例を表す言葉として広く使われているんだ。……「やれ」と言われるとやりたくなくなる、反抗したくなるという人の心の動きのことを指すわけだ」
「?」
やれ、と言われてもやりたくなくないというのは確かにあるけど、今回のはそうすることで業績も伸びるし、良いことづくめなんじゃないだろうか……?
「…………?」
「なんでそこで言っている意味が分からないとでも言いたげな顔をするんだ、お前は……」
「え?だってやり方を押し付けられたとしても、それで成績が上がったのなら良いことじゃないですか?」
勉強だってなんだって、ちゃんと教えてもらえて力として身についたら嬉しいと思うんだけど。少なくとも俺は嬉しかったけどな、先輩にちゃんと仕事のやり方教えてもらえて実践できたときとか……。
はあ、という先輩のため息。なんか呆れさせてしまったらしい。
「……お前は素直で可愛いやつだなあ」
「え、なんですか急に……」
なんか生温い目線を向けられて妙な気分になってしまう。
というか、もしかして皆は違うのか……?ちゃんと教えてくれる人が上にいれば安心するもんじゃないのか……?
「まあ、必要なことを素直に受け入れられるのは美徳だから気にしなくていい」
「はあ」
「ともかく。心理的リアクタンスというのはむしろ『やれ』という強制に対して働くものとして語られることが多い。『やれ』という指示は『やるな』という指示と違って完全に行動を1つに制限させられるからだ」
先輩は何かを思い出すかのように遠くを見つめ、言葉を紡いでいく。その様子がなんとなく止め難くて、俺はただ聞き入るばかりだった。
「心理的リアクタンス自体は何もおかしなものではない。生物の本能として自己決定権を失うような事に抵抗するのは至極当然だからな。……だが同時に、そういった心理的作用を理性で抑え込んで自己に有益なことをしっかり受け入れられるようにするのが人間というものだ」
「白尾は、そういった面では未熟な子供だったんだろう。ただ少し先達の言葉を受け入れることが出来ず、無闇に練られた周到な殺人計画を実行に移してしまうぐらいには、な」
そうして、先輩は言葉を止めて口を閉ざした。
パトカーが走る中、無言の時間が続いて……なんとなく、俺は口を開いた。
「先輩は……その、白尾の心情が理解できるんですか?」
一瞬、怪訝な目線を俺に向ける先輩。だけどすぐに納得したかのようにほんの少し睫を臥せた。
「まあな。お前には何時だったか話しただろう。私の子供の頃の話」
「……ええ、聞きました」
先輩の幼少期。親から虐待まがいの教育を受けていて、先輩はそれが嫌で家に帰ろうとしなくなって……。
「当時の私は愚かにも親の言葉にイヤイヤと反抗する子供だった。虐待と呼べるような教育を無理強いしようとする両親も大概だが……しかし私の態度と両親の教育、鶏と卵のどちらが先だったのかは流石に覚えていないな。ともあれ私は自分のしたいことだけ優先しようとする性格で、痛い目を見るまで自分から勉強に取り組もうとはしなかったわけだ」
痛い目。先輩の過去、誘拐され、監禁され、暴力を振るわれたという話は聞いていた。どうしても気になって後で調べてみたが、その犯人は獄中で殺されてしまったらしい。
「痛い目を見て、親の言うことに従うようになって。自画自賛になるが頭が良かった私はそのまま東大にストレートで入学して……でも、ドラマで見た警察がかっこよかったからってだけでキャリアでもなしに警視庁に入ったわけだ」
この件を聞くと毎回この人の思考回路はどうなってるんだって思わなくもない。ロックな人だなあ……そう言えばロックも反体制的な音楽なわけで、その成立にも心理的リアクタンスとやらが関わってるのかも知れないなとぼんやりと思う。
「ともあれ、そんな性格の私からすれば白尾の気持ちもわからんではないよ。たとえどれほど有益だろうとも、自分が頑張ってやってきたことを否定されるような事が誰かによって強制されたら憎悪するし、拒絶したくもなるだろうさ」
まあ、だからって殺人に走るのはどうかと思うがな。と先輩は言葉を結んだ。
その時の先輩の表情は……運転のために前を向いていたからか、あまりよく見えなかった。
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……そういえば。と今回の事件で地味に気になっていたことがあったのを思い出した。
「今更ですけど先輩、どうやってこのトリックに思い至ったんですか?」
俺が覚えている限り、今回の事件の情報で今回の「光学的死角」を用いたトリックにたどり着けそうな情報は安藤さんの発言と、あとは精々知念さんの言った「トイレが長すぎた」という発言くらいだろう。
そこから先輩が連想できたのは間違いないんだろうけど……その割にはなんというか、煮えきらないような雰囲気を醸し出していたのが気になったのだ。
だから聞いてみたのだけど……なんというか、先輩の表情が味わい深いものに変わった。
「そのことか……。その、それは、だな……」
「あっ、嫌なら言わなくても良いんですけど……」
露骨に言い渋っているしあまり聞かないほうが良いのかも知れない。
だが先輩はそんな俺の言葉で逆に覚悟を決めたようにスゥと息を吸って、絞り出すように言葉を繋いだ。
「……あお、かん。出来そうな場所を、調べてて、だな」
「………………は?」
あおかん。青姦!?
え、何いってんだこの人……と思ったところでフラッシュバックする、一ヶ月前の記憶。月の出ていない夜の公園、俺が先輩と外に行って、屋外でヤッて……。そうだ、確か先輩が外に行こうと誘ったのは、俺が先輩のパソコンを見たからで……それで、その時の先輩のパソコンの画面には、精細な地図や地形図が出ていたんだ。
「えっ、あっ、アレってそういう……」
「…………似たような場所だったんだぞ、今回の現場と、その、お前と一緒にシた場所も……」
衝撃の新事実だった。えっ、マジで青姦するためにいろんな公園とかの地図や地形を調査してたの!?
あまりの衝撃にぽかんとアホ面を晒す俺を見て、不貞腐れたように先輩が唇を尖らせた。
「なんだよ。私だって溜まってたんだよ。マンネリ解消のために堂々と野外で露出しつつ、通りがかる人間には見られないような場所を吟味したんだぞ」
「その努力をもう少しまともな方向に使いましょうよ」
やっぱこの人頭おかしいんじゃないかな、なんて思いながら俺と先輩は署へと帰るのだった。
頼りになりすぎる先輩におんぶ抱っこなんじゃないかって思って地味に自信喪失したりしている。素直で人の指示を正しいと思えば特に反抗心を抱くこと無く受け入れられる。おそらく両親の教育が良かった。先輩のことをスケベに忠実なのにそこから犯罪を解決に導けるあたり頭がおかしい(褒め言葉)と思っている。
比較的常識を理解しているために目立たないが自分のやりたいことを優先して正しいことでもやりたくないなら突っぱねたくなる反抗心の塊。青姦マップを持っている女。まあ実際は仇の1人を暗殺する手段を検討していただけだけども。結局屋外だと誘いだしたり見られないようにしたりだので場所も状況も限られるなということに気づいて青姦に誘って殺して捨てるというプランはボツにした。でも証拠品を(遺体ごと)投げ捨てて見つからないようにするのとそこまでの移動経路の策定の役にはたった模様。白尾の心情は理解できるが殺人に走るのはどうかと思っている、というのは事実だが当の自分も同じように殺人に走るんだろうと理解している。度し難い。
営業課の中では3位の成績(2位は安藤)。かつて別な企業(自社開発可能なタイプの商品を提供する企業だった)で営業としてブイブイいわせており、その営業スキルの高さを評価されてより給与の高い大手製薬会社の上豆油製薬へと転職した。来た当初は中堅程度の成績で、実際そこまで成績が悪いわけじゃないのだがわざわざ転職してきた割には……みたいに評価されて燻っていた。そんな白尾を見てスキル自体はあると判断した山本がやり方を変えるように指導したことでプライドを傷つけられて犯行に及んだ。メンタル子供。微細な点をきっちり説明して顧客に心からの納得を得てもらうことでリピーターになってもらう手法が得意なのだが、そういう微細な部分に拘りすぎるあまりに無駄な手間をかけたことで逆に犯行が露見したのである。まあ決め手は青姦マップを持っていた狂人が警官やってたことなんだけど。