「あっ……ぎぃいいぃっ……!! 痛っ……さ、裂ける……っ!」
今日の拷問は……見た目だけなら、単に扇情的なエロ拷問……に見えるかもしれない。
しかし、やられている私にとっては……十分に痛くて、苦しくて……そんな、見てくれなんてものを気にしてる余裕がない、ガチの拷問だ。
私は今、連れてこられた拷問部屋で……あるものに座らせられている。
それは、自転車みたいにまたがって座るものなんだけど……お尻を乗せる部分が、屋根みたいに鋭角に尖った形になっていて……そこにまたがって座ろうものなら、股間に食い込んで激痛が走ること間違いなし、という形になっている代物。
エロ目的にも実用目的にも、あまりにも有名な拷問道具の1つ……『三角木馬』である。
部屋に連れてこられた私は、部屋のど真ん中に置かれているコレを見て、何をされるのかをすぐに理解した。……嫌でも理解させられた。
サディちゃんは部下に命じて、私の下半身の衣服を脱がせる。……もうこれに関しては、毎度毎度のことだから慣れてきてしまい、そんなに恥ずかしがりもしないし、抵抗もしない。
獄卒達は、私の両手を後ろ手に縛り、両足を正座みたいに折りたたんだ形で固定して縛り、動けないようにすると……その状態で持ち上げて、三角木馬の上にまたがらせた。
鋭角の部分に股間が乗り……次の瞬間、身を裂かれそうな激痛が走った。
アダルトビデオなんかで使われるような、鋭角に見えてちょっとだけ先が丸くなってて、実はあまり痛くないようなジョークグッズなんかとは違う……これは、正真正銘の拷問具としての『三角木馬』だ。
しっかりと鋭角に作られているそれが、本来は棒状のものくらいしか入らないようにできている秘裂の中に、オマンコを引き裂く勢いで無理やり食い込んで入ってくる。
自分の体重がそのまま牙をむいて、めりめりと音を立てて……このまま縦に体が裂けるんじゃないかって思うくらいの痛み。脂汗がどっと出て、全身をじっとりと濡らした。
女性にとって特にデリケートな、本来はこんな凶悪な刺激がもたらされるべき場所じゃないそこへのダイレクトな苦痛は……ものの数秒で、息も絶え絶えになるくらいのダメージをもたらした。
肉体的にももちろん痛いけど、精神的にもきつい……
股間から脳天まで、衝撃的な痛みが突き抜けて……もう何度も言っちゃってるけど、本当に体が裂けるかと思うほどだった。
(座らされただけでこんな……しかも、動けないから、ずっと……っ!)
正座の状態で固定された足。そのせいで、股間の部分でコレに乗っかることでしか体重を支えられない。
両手は後ろで縛られちゃってるから、手で支えることももちろんできないし。
このまま何時間も耐えなきゃいけないのか……なんて思っていた私だが……目の前で笑うサディちゃんを相手にして、それは、それですら全く甘い想定だったと、すぐに思い知る。
「うふふ……今日も奇麗よ、スゥちゃん♪ それじゃ、早速始めましょうか」
「……っ、え……!?」
数分後、
「はい、こっちにももう1つ追加」
「あ、ぐ……あぁぁああっ! やめ、が、はっ……いだ、いっ……裂ける……オマン、コ……裂けちゃうぅっ……!」
さっきも言ったようにだが……正座の形で固定され、ただまたがっている三角木馬を左右から挟んでいるだけになっている、私の両足。
そこにサディちゃんは、紐のついた重りをいくつも引っ掻けていった。
重りが追加されるたびに、ずしん、と足が引っ張られる力が強くなる。
その力はそのまま、鋭角の上に載っている私の股間に牙をむく。
―――ぎりぎり、みしみし、めりめり……
既にもう何分……あるいは何十分?も前から、オマンコから破滅的な音が聞こえるようになってきていた。
デリケートゾーンを申し訳程度に覆っている……酷使されることなんて想定していない、薄くてか弱い皮膚が、その向こうにある骨が、内臓が、悲鳴を上げている。
私の体重プラスいくつもの重りの負荷が、1本の線になって、断ち切るような勢いで下から上に力を加えている。
感じたこともないくらいの鋭い痛みが股間に走り……裂けそうどころか、もう裂けているんじゃないかとすら思えてくる。刃物のような鋭角が、とっくに私の、女としての大切な部分を破壊してしまっているんじゃないかと。
想像するだけでも怖いことだけど、そう思うくらいに……他に言い表しようがないほど痛い。
「ねえ大丈夫スゥちゃん、顔色、悪いわよォ……?」
そんな風に猫なで声で言いながら、サディちゃんは今度は、私の肩に手を置いて、力を込めて下に押して……っ!!
「いい゛ぃぃい゛ぃいぃ―――っ!?」
もっと食い込んできて……意味のある言葉がしゃべれないくらいの激痛になる。
もう声も自由に出す余裕ないので、目だけで『お願いだから許して』とサディちゃんに懇願する。
当然失敗する。喜ばせるだけの結果に終わる。
予想してしかるべきだろうけど、もう私そこまで頭回らな……っ! また、肩押されて……!
向こうでニヤニヤ見ている獄卒達からすれば、さぞかしエロい光景に見えているんだろうけど……私はこれまでのどの拷問とも違って、これだけの醜態なのに恥ずかしくない。
いや、恥ずかしさを感じてどうこう、って言う余裕がない。
ただただ苦痛だけが、声になって出―――
―――ガン!
「……っ……ぁっ……!?」
突然、横にいたサディちゃんが私の乗っている三角木馬の足を、強く蹴飛ばした。
その衝撃が、台を通って私の股間に届いて……突き抜けた。
股間から脳天まで、一気にぎゅん、と一瞬で行った。
痛くて……声も出ない。
それ以上に、精神的にも……思考が吹っ飛ぶほどの衝撃で……かろうじて残った思考力で、私は……
(痛い、とかじゃない……コレ……。裂けた、絶対裂けたぁ……!)
そう、直感した。
衝撃が、鋭角の痛みが、オマンコの入り口を通り抜けて、膣内を縦断して……一気に子宮に届いて、鋭い痛みで押しつぶしてきた。
そこまで鋭角が食い込んで、途中にある全部が裂けてしまった。そう本気で感じた。
(オマンコ壊れちゃった……真っ二つ……子宮も、入り口から、中から、ズギャって……ドシュって……赤ちゃん、産めなくなっちゃった……!)
一応この時……かなり食い込んではいたものの、別に私の秘裂は裂けてもいなかったし、子宮に傷も何もついてはいなかった。
けど、この時の私は本気でそう思ってた。頭の中に、そのまんま確信で『あぁ、裂けた』って浮かんできて……それ以外を考えられなかった。
ショックで何も言えず、ただただ痛みと悲しみに涙を流し、びくんびくんと体を震わせる私を見て……サディちゃんは、それはもう嬉しそうな笑みを浮かべていた。
「っ……ん~~~~!! 悲鳴はないけど、ないのに……最高だわ、その表情! ああ、やっぱりいい……先人達が考え出して作り上げた、芸術的な機能性の拷問道具……それを使ってもたらされる痛みと苦しみが作り出す、囚人達の表情! 涙! 絶望! ん~~~!! これだからここでの仕事はやめられないのっ!」
この時私、上の空だったので、詳細に覚えているわけじゃないが……パシャパシャと周りで光がたかれていたのをうっすら覚えているので、写真を撮られてたんだろう。
悲鳴ありきの拷問スキーなサディちゃんが、悲鳴なしでも満足してはしゃいでしまえるくらいに……私は壮絶な顔で絶望していたみたい。
しばらくそのまま、ずきずきと続く痛みに耐えながら……いや、耐えながらってのもおかしいな。
心が空っぽで、『耐える』って感覚もなしに、痛みを受け続けていて……受けた痛みがそのまま、耐えも何もせずに涙に変わって流れ続けていたから。
そのまましばらく放置された私は……その後、三角木馬から降ろされた。
ふと見ると、木馬の鋭角部分には……私の体液がどろっとついて汚れてはいたものの……血はついていなかった。
それと同時に、サディちゃんが私の股間をむんずとつかんできた。
三角木馬のダメージがまだ残っていたせいで、鋭く痛みが走るものの……その、『柔らかい部分をつかまれている』という感触が、私に『裂けてはいない』ということを教えてくれた。
痛みと、少しの快感に、私は安心してしまって……こらえきれず涙を流してしまった。
みっともないと思うかもしれないけど……そのくらい私、本当に今回ばかりは壊れたと……思ったから……無事だってわかって、本当に安心して…………
「それじゃ、休憩は終わりね。さ……もう一回座りましょうか」
「……ぁ……」
……そしてまた、絶望した。
拷問が本当に終わって私が解放されたのは、例によって昼頃のこと。
その頃には、私の股間は……裂けこそしていなかったものの、真っ赤になってしまっていたようで……ずきずきと痛くて、床に座ることもできなかった。
牢屋に入れられると同時に倒れ込んで、少しでもお尻とオマンコに負担がかからない形で寝転んで……痛みが引くのをひたすら待った。待とうとした。
それすら許されなかった。
昼食を運んできたのがサディちゃんだった――絶対に獄卒長の仕事じゃないのに――という時点で嫌な予感しかしなかった。
恐る恐るだけど、渡されたパンをどうにか食べようとして……
「あらぁ、だめじゃないスゥちゃん。寝ころんだまま食べるなんて、行儀が悪いわ……よ!」
思い切り、私のお尻から股間にかけて……そのハイヒールのつま先が鋭く食い込む形で蹴り飛ばされた。
「……っっっ……ぅぎあぁぁああぁあぁ―――っ!!!?」
その時の私の絶叫は、何コも離れた牢獄まで聞こえたそうだ。
後になってから聞いた。
三角木馬を蹴飛ばされた時の衝撃と同じ。
サディちゃんの靴の硬いつま先が、オマンコを突き破り、膣内を突き抜け、子宮を直接蹴り上げて潰した…………かと思うほどの強烈な痛みが走り、それが脳天まで一瞬で突き抜けて……いとも簡単に私の意識を刈り取った。
起きた時には、昼食はとっくに終わっていた。
私の分のパンは、『食べないなら持って帰る』と没収されていた。
……どっちみち、今度は痛みでろくに動くことすらできないから……どうでもよかった。
その日一杯私は、座るとかまたがるとかそれ以前に……ちょっとでも股間付近を動かそうとした時点で痛みが走るようになってしまったから。