この間ちらっと言ったように、『さらし者』の拷問にも色々と種類がある。
いっそこちらが『よくもまあこれだけ思いつくもんだ』って感心してしまうほどに……人を辱めて、尊厳をズタズタにするという点で、この監獄の職員の想像力は実に豊かだ。
あるいは、何百年もの間に、先人たちが培ってきた知恵やら何やらのたまものなのかもしれないけど……さすがに、あんまり尊敬する気になれない積み重ねの産物だな……
この間私は、全裸にされたうえ、『ギロチン拘束』でどこも隠せず丸出しの状態で見世物にされたわけだが……今日の拷問もまたひどかった。
話の流れから察している人も多いとは思うが、今日のも『さらし者』だ。
……こないだやった『ギロチン拘束』よりも、さらにひどい内容の。
全裸にされ、囚人達の前に連れてこられるという点については同じ。
しかし、今回は……どこかに連れていかれて固定されるとかではなく……連れ回されて、歩かされ続けている。どこかに向かうでもなく、延々と。
「ん~~~、遅いわよスゥちゃん、さっさと歩きなさい!」
「ん゛っ、むぅ……!」
さっきも言った通り、今、私は全裸だ。
身に着けているものは……3つだけ。
1つ目は、海楼石の手錠。
この監獄で常に身に着けているものだけど……今日はそこから鎖が伸びていて、その反対側の端をサディちゃんが持って、私を引きまわしている。犬の散歩用のリードみたいなもんだな。
2つ目は……口にはまっているギャグボール。これのおかげでまともにしゃべることができず、『ん゛ー』とか、くぐもった音しか口から出せない。
そして3つ目は……
―――ぐいっ!
「ん゛んんっ!?」
3つ目は……私の膣に挿し込まれている、ディルドだ。
かなりサイズが大きい上に、途中に返しがついていて、一旦差し込むとなかなか抜けないようになっているんだが……これを挿入した状態で、私は歩かされている。
そしてこのディルドからは細い紐が1本伸びていて……その先端もサディちゃんが持っている。
今みたいに、私が歩くのが遅かったりすると、サディちゃんがその紐を引っ張って急かしてくる。
当然、そんなことをされれば……返しのついていて抜けないディルドのせいで、膣内の肉壁ごとぐいっと引っ張られてしまい……私はくぐもったうめき声をあげることになる。
圧迫感とわずかな痛み……そして、それよりさらに大きい快感によって。
そして、そんな光景を見て……周りにいる囚人達は大喜び、というわけだ。
全裸で女が歩かされている上に、時々うめき声をあげて、艶めかしくびくん、と喘ぎ苦しむ姿もさらしているんだから……そりゃ、禁欲生活で溜まっている囚人達にはご馳走だろう。
ちらっと横に視線をやれば、盛大にズボンの前を変形させている囚人があっちにもこっちにも……
しかし、いつまでもそうしてよそ見して足を止めているわけには……
「遅いって言ってるで……しょっ!」
―――ぐい、ぐいっ!
「んうぅぅううっ!」
再びサディちゃんによって、ディルドごと私の下半身が引っ張られて、びくんっ、と大きく震えてしまう。
びりびりと走る快感、オマンコからとろとろと流れ落ちる愛液。太ももを伝って、ふくらはぎから足へ、そして石づくりの床に流れていくのを感じる。
足腰から力が抜けてしまいそうになるのを必死にこらえながら、足を動かして……それでも、やっぱりまともには歩けない。
もう実は歩き始めて1時間以上になるので……その間中ずっと、こんな風に『引っ張られながら』歩いていたから、足がけっこうガクガクで……
普段の調子ならまだしも、海楼石で力が抜ける中でこれは……きつい。
転ばないようにどうにか1歩1歩、踏ん張りながらついていく。
疲れから全身かなり汗が出ていて……それももしかしたら、男たちが興奮する理由になってるのかな? どんな風に見えてるんだろう、私……
しばらく歩くと……ひときわ大きな牢屋の前で、サディちゃんは立ち止まった。
ここでもやはり、囚人達から下卑たヤジやら視線やらが飛んでくるが、サディちゃんは気にせず……部下達に何か指示を出し始める。
その後、一旦足を止めて立たされている私の元に来て、
「それじゃあスゥちゃん、この壁に両手をついて……こっちにお尻を向けなさい。よく見えるように、突き出す形で」
「……!」
牢屋の向かい側にある大きな壁を指さして言う。
そんなことをすれば、姿勢的に……必然、牢屋の方に全裸のお尻を突き出して立つことになる。男性囚人達には、さぞかし素晴らしい光景が見えるだろう。
けど、逆らうこともできないので……恥ずかしさと悔しさをぐっとかみ殺しつつ、言われたとおりにする。
壁に両手をついて……お尻を突き出すように……
「ああ、よく見えるように、足は肩幅よりちょっと開いてね?」
…………言われたとおりにする。
囚人達のヤジは歓声に変わり、音量的にも内容的にも、耳を覆いたくなるようなものになった。
……さすがに耳障りすぎたのか(音量的に)、サディちゃんがちょっと睨むと、少しだけ静かになった……気がする。
このままただ耐えるのか……と、思っていたけど、どうやら違うようだ。
さっき、サディちゃんが指示を出していた部下の獄卒が帰ってきた。
何かを持ってきたようだけど、手元がよく見えないな……今、壁に手をついて動けない状態だから、角度が……と、思っていたその時。
「それじゃあスゥちゃん、今からその、オマンコに刺さっている張り型を交換するわね」
「……!?」
そんな言葉が聞こえて……次の瞬間、さっきまでとは全然違う強さで……ぐぐぐぐぐっ! と、オマンコに刺さっているディルドが引っ張られた。
深々と挿さって、簡単に抜けないようになっているそれが……それゆえに、歩いている最中、オマンコがぐちょぐちょでも安定して『挿さったまま』になっていたそれが、力任せに引っ張られる。
さっきまで以上に強烈な圧迫感と快感。
オマンコが中身ごと引き抜かれてしまいそうな感覚に、私は思わず……びくんっ!と体を大きくふるわせて……しかし、姿勢が姿勢だから動けず必死で耐えた。
しかし、耐えていると言っても……かろうじて倒れない、崩れ落ちないように、というだけ。
体の方は……与えられる刺激に対して、むちゃくちゃ正直に反応してしまっている。全然、我慢とかできていない。
ぐりぐり、ぐいぐい刺激されているせいで、さっきからオマンコも……もともと突っ込まれてたディルドで継続的に刺激されてて、ぐちょぐちょだったから……もう雨漏りみたいにぽたぽたたらたら流れ出て……足元に水たまりができてる。おもらしでもしたみたい。
「んん~~~? 中々、抜けないわね……こんなに濡れてるの、にっ……!」
言葉とは裏腹にサディちゃんは実に楽しそうで……上下左右前後に無茶苦茶にディルドを動かし、私の膣内でゴリゴリと音がするほど暴れさせる。
時に小さく、時に大きく、動くたびに私の体はびくびくっ、と震えて反応する。
「んんっ!? ん゛ん、んぅ……んぅうぅ!? うぅん、んん゛ん!」
手汗で壁についている手がずるっと滑りそうになる。
前かがみの姿勢だから、乳房2つが下に向けて垂れてて、震えるたび揺れる。
ガクガク震えて力が抜けそうになる足腰に懸命に力を入れて踏ん張る。……踏ん張りすぎて、膝が微妙に曲がってガニ股になっていく。
傍から見た私の姿は、さぞかし無様で、滑稽で……いやらしいことになってるだろう。
……私にはもう、そんなこと気にする余裕もないけれど。
しばらくそれが続いた後……気のせいでなければ、『ずぼっ』と音まで聞こえて、ようやく、オマンコからディルドが抜き取られた。
抜けると同時に、それによってせきとめられていた、膣内の愛液が漏れだして――それも結構な量だ――ばしゃっ、と下の水たまりに落ちて、派手に水音が立った。
わざわざサディちゃんが私の目の前に持ってきて見せてくれるディルドは、私の愛液でぬめぬめ、てかてかとひかっていて……その艶がなんともいやらしい見た目になっていた。
そしてその頃には私は……どうにか転んではいない、という程度の有様で耐えていた。
始まったころには『肩幅で立ってやや前傾姿勢』だったけど、今ではもう、ガニ股で踏ん張っていつつ、腰と同じくらいにまで頭が下がり、手を強引につっかい棒状態にしてどうにか崩れ落ちずに立っている……いや、立っているって言わない気がする、こんなの。
後ろから聞こえ続けている囚人達の歓声もより大きくなっているけど、途中からもう気にする余裕がなくなってたな……好きに見て楽しめよ、とすら思ってた。
しかし、『やっと終わった』と思っていた私に……サディちゃんは無情な宣告をしてくる。
「よし、じゃあスゥちゃん……次の張り型を入れるわね」
「…………っ!?」
ぎょっとして目を見開いた私に、サディちゃんは手に持ったそれを得意げに見せてきた。
それは、さっきの……『返し』こそ大きいが、それ以外は男性器を模した普通の張り方だったそれと大きく違い……形からして独特なものだった。
『返し』がついて抜けなくなっているのはもちろんだけど、なんか全体的にうねるような形になっていて、複雑……でもないか。形的には、まるで……螺旋? ドリル?
それを手にサディちゃんは、私の下半身の方に回って……今しがたディルドを抜き取ったばかりの穴に……押し込んだ。
「んんんんん―――っ!?」
まだ敏感なそこに、何の遠慮もなく……しかも、今度は入れる時からぐいぐい暴れるように動かしながら、奥まで……
……いや、違う。これ……捻りながらというか……回転させながら挿入してる!? あ、あの凸凹うねったドリルみたいな形は、このために……!
挿入するだけで膣内があちこち強く刺激され、普通より複雑な動きでこすり上げられ……とても姿勢を保っていられない。
力尽き、崩れ落ちて床に転がってしまう私。しかし、そんなことになっても……半ばまで入っているドリルディルドは抜けない。……この形、返し以上に抜けにくくなる意味もあるのか?
「もう……仕方ないわねえ。あなた達、支えてあげなさい」
「「「はっ!」」
サディちゃんの号令で、3人の獄卒達が私の裸体を抱え上げる。
1人が体を……お腹のあたりを支えて持ち上げる。
残り2人は……私の両足を持って、左右に引っ張り……大股開きにした。
よく見える姿勢だ。どこが? 全部だよ。
そして、そんなおっ広げの股間から生えているように見えるディルドを再び手に取り、ぐいぐい押して、ぐるぐる回してねじ込んでいくサディちゃん。
ギャグボールごしのくぐもった悲鳴と共に、体をよじって抵抗するが、がっしりした体格でしっかりと私の体を抱えて抑えている獄卒達ははがせない。
押し込まれる感覚が苦しい。けど同時に……気持ちいい。
両方の感覚が全身に回って、けど自由に体を動かせない、声も出せないもどかしさが……私を追い詰める。快感だけが自由に私の体の中を走り回って蹂躙する。
口にはめてるギャグボール……これが地味に厄介だ。
さっきから言ってるとおり、口をふさいでるから声があまり出せなくなるのに加えて……ボールに空いてる穴からしか空気が吸ったり吐いたりできないから、結構苦しい。
穴はいくつも開いているけど、それでも必死に呼吸をすると、入ってくる空気の量は少ないわ、出そうとしてもなかなか空気が出て行かないわで……
しかも、快感のあまりよだれとかがダラダラ出て、それが穴をふさいでしまうので、余計に苦しい。口が開けっ放しになるから、飲み込むとかもできなくて、ダラダラ垂れ流しになるし……呼吸の勢いとか、
ギャグボールの口元からだらだらこぼれる唾液……これも、傍から見たら、立派に『無様な私』を形作る要素の1つ、なんだろうな。
おまけに、呼気の量とか次第では、びちゃ、とか、ぶしゅっ、とか……勢いよく飛び散ってしまいすらする。絶頂した時に潮を吹くみたいに、口元からぶしゅっ、と唾がとぶ。
たっぷり何分もかけて、長くて太いドリルのようなディルドは、『返し』の部分も含めてすっぽりと私の膣内に収まった。
さっきよりも長いせいで圧迫感がひどいし……子宮口に押し付けられて、子宮が直接圧迫される感覚が……
こんなんで、歩けるとは思えない。
けど……そんな弱音を、サディちゃんが聞いてくれるはずもなく、『ほら、行きましょ?』といい笑顔で急かしてきて……。
「ん、ぎっ……!」
案の定……立てない。というか、まともに動けない。
どうにか立とうとするけど……足を、股関節を少し動かすだけで……奥の方で『ぐにゅっ!』『ごりっ!』と圧したりねじれたりえぐったりしてくる感触がひどくて、崩れ落ちてしまう。
どう動いても、体の中からいじめられて、こめた分力が奪われる……どころか、それ以上に抜けて行ってしまう。
本気で立てないらしい、ということを、さすがにサディちゃんも悟ったようだった。
「しょうがないわねえ……それなら……」
そして、その後。
私は、そこまで苦しいなら立たなくていい、と言われた。
「ほらほら、早く歩きなさい! まったく、トロくさいワンちゃんねえ」
「うぅ……んぅ……!」
代わりに……残りの『獄内引き回し』は、四つん這いで歩いていくことになったけど。
……言うまでもなく、余計に惨めな姿だ。
手錠がついた両手と、がくがく震えて力が入らない足をどうにか動かし、ハイハイして獄内をゆっくり歩いていく。
それを鎖をもって扇動するサディちゃん。……もう、完全に犬の散歩だ。雌犬の。
しかも、この歩き方でも……下半身が少しでも動く以上、膣内のディルドはゴリゴリ動いて私の精神を削ってくる。
オマンコの肉壁から絶えずしみだす愛液が、ぽたぽたと垂れていく。
その圧迫感と快感のせいで勝手に腰が動いて震えて、お尻をふりふり揺らしながら歩いてるみたいな感じになってしまう。
時々後ろに回って、後ろからその様子を見ているサディちゃんは、さぞかし楽しいだろう。
同時にその快感と、荒い呼吸のせいで……ギャグボールのハマった口元からもよだれがだらだら零れ落ちる。四つん這いの姿勢のせいで、漏れ出たよだれはすぐにぼたぼた地面に落ちる。
……時々、鼻水や、情けなくて涙も一緒に落ちるけど、気にしていられない。
手を動かすたびに、ジャラジャラ手錠の鎖が鳴る。
脚を動かすたびに、べちゃべちゃ液が飛び散って水音が聞こえる。
時々、よだれがぽちゃぽちゃこぼれる音もする。
時折、
「ほら、四つん這いでいいって言ってあげてるんだから……きちんとハイハイしな、さいっ!」
―――ガスッ!
「んん゛んん゛んっ!? んぅ……っ……!」
こんな風に、サディちゃんが私の股間のディルドを蹴り上げて来て、一気に衝撃が子宮まで……こんなことされたら余計に力が抜けるっていうのに……!
快感に変わるにしても大きすぎる衝撃に、肉壺が悲鳴を上げて、ぷしゃあっ、と潮が飛び散る。
崩れ落ちそうになるのをどうにかこらえて、ゆっくりと、でも急いで手足を動かす。
時々崩れ落ちて失敗する。その時は……倒れた時に下腹部に衝撃がきて、そこでもまた刺激が大きくて……腰がびくってなって……色々飛び散ってしまう。
一度倒れてしまうと、その状態からまた立ち上がるのはかなり厳しい上に、嬉々としてサディちゃんは追撃してくる。
さっき一度崩れ落ちてしまったときは……下腹部を踏みつけられてそのままぐりぐりと執拗に……何回絶頂したかもわからないってくらいになるまで絶え間なく責められた。
あんなの繰り返してたら、体力なんかすぐなくなるし、精神的にも……
その一念で、どうにか自分の足で……というか、手と足で動く。
私がゆっくり四つん這いでゆっくり進んだ後には……零れ落ちた愛液とよだれが、通った後がこの上なくわかりやすいような、べちょべちょに汚れた軌跡を作っていた。
それ以外にも、涙、汗、鼻水……色々な液体で、私は顔も体もべちょべちょになって……惨めな気持ちのまま、ハイハイでひたすら進む。少しでも早く終わると信じて。
その軌跡は……私がそのまま、たっぷりさらに数時間連れ回され……牢屋に戻ってくるまでずっと続いていた。
……否。
牢屋に戻って、ディルドを抜き取られてギャグボールを外されてからも……刺激が強すぎて、しばらく上下の口からのおもらしは止まらなくて……。
寝ている私の周囲は、とろとろ漏れ出る液で、静かにべちょべちょになっていった。
湿った感触が気持ち悪くて惨めだったけど、もう今日の私には……そんなことを気にする余裕は、あらゆる意味で残っていなかった。
そのまま眠りにつけたことは……逆に幸いだった、のかも。