※この作品はR-18です。

大文豪に私はなる! R18版   作:破戒僧

22 / 35
DOG DAYS(後編)

 

 

午後4時 サディちゃん帰宅

 

 少し早く仕事が終わったみたいで、サディちゃんが帰ってきた。

 それがわかったので、四つん這いになって部屋の奥からどたどた玄関まで走っていく。ワンちゃんはご主人様が帰ってくると嬉しくてお出迎えするのだ。

 

「わんわんっ! おかえりなさいませサディちゃん! わんわんっ!」

 

 犬らしく、帰ってきたサディちゃんの周りをくるくる回る。……ホントの犬みたいにすばしっこくはできないけど……十分楽しめたようだ。

 けらけら笑いながら、『ただいまスゥちゃん、いい子にしてた?』と撫でてくる。

 

 その後サディちゃんは、私の首輪にリードをつないで散歩に出かけた。

 

 当然ここでも四つん這いのままで……連れていかれた先は、普通に囚人がいる牢獄のフロア。

 

「ん、おいおい何だありゃ?」

 

「獄卒長のサディだ。なんでこんなところに……っておい、マジかよあれ!?」

 

「うおっ、すげえ……あれも拷問の最中なのか?」

 

「へへへ、いいもん見れたな……すげえ美人じゃねえか」

 

 男性囚人達に多く見られる道を通って散歩する。

 『さらし者』の拷問と同じようなものだと思って、気にしないようにして歩き続ける。

 

 途中で、看守長のドミノと会った。

 

 サディちゃんがひいている私を見て、サングラスの向こうからでも分かるくらいに、明らかに侮蔑しあざ笑う視線を向けてきながら……サディちゃんと、他愛ない世間話をする。

 

 その間ずっと、私は『おすわり』の姿勢で待ち続ける。

 当然その間中ずっと、見られ続ける。

 

 別れ際に、ドミノがポケットから取り出したお菓子を『ほら、餌よ』って投げ渡してきた。

 もちろん、喜んで四つん這いになって、犬食いでがつがつ食べた。

 

 

 

 その後しばらく歩いて……少し前からあることを我慢してたんだけど、我慢できなくなった。

 ……いいや、言っちゃおう。その方がサディちゃんも喜んで、また私を笑い者にしてくれるだろうし……この際、利用しよう。

 

「くぅーん……サディちゃん……」

 

「あら、どうしたのスゥちゃん?」

 

「スゥ……おしっこしたくなっちゃったわん……。おうちまで我慢できそうにないわん。……ごめんなさい、ここでしちゃっていいですかわん?」

 

「っ……!? ぶふふっ……あらあら、それは困ったわね……うう~~ん。仕方ないわね、この近くにはトイレはないし……ワンちゃんだもの、しょうがないわよね! いいわよ、そのへんでささっと済ませちゃいなさい!」

 

「はい、ありがとうございますわんっ!」

 

 すぐそこに『職員用トイレ』があることなんて気にしてはいけない。

 サディちゃんも確実に気づいてるけど、何も言わずに許可してきたわけだし。

 

 電信柱……は無いから、すぐ近くにある適当な柱のところまで走っていく。通行の邪魔にはならないような位置にある、これでいいか。

 

 普通ならここで、しゃがんでするところだけど、今の私は犬だから……四つん這いのまま、片足をぐいっと股関節から大きく横に広げて、持ち上げる。この時、ちゃんと向きをわざと調整して……サディちゃんの方から、広げた股間が、そこにあるオマンコが丸見えになるように。

 その上さらに、上げていない方の足も少し伸ばして、腰を上の位置に持っていく。

 

 変な姿勢で力が入っている上に、おしっこが漏れそうになって、オマンコがひくひく動いてるのを、ご主人様にじっくり見てもらう。それ以外の人にも見てもらう。

 この姿だけでも相当に無様だ。

 

 周囲の囚人達が、『おい、あれまさか』『嘘だろ』とひそひそ言ってるのが聞こえる。

 

 人間の体っていうのは不思議なもので、心の中でやりたくないと思ってることは、やろうと思ってもできないようにできている、と聞いたことがある。

 今のコレも同様みたいで……私の股間は、その中にある膀胱は……大勢の視線の前でそんな無様はさらすまいと、勝手に、必死にブレーキをかけてくれていた。

 

 せっかくのそれを無視して、わたしはぐっと下腹部に力を入れる。悲鳴を上げる体を無視して、無様をさらして笑い者になることを受け入れる。

 そして……

 

 

 ―――ぢょろぢょろぢょろ……びちゃびちゃびちゃ……

 

 

 爆笑。

 失笑。

 哄笑。

 興奮。

 欲情。

 侮蔑。

 嫌悪。

 失望。

 

 色んな笑い、色んな感情、色んな視線の真ん中で、私は放尿した。

 

 放物線……を描くまではいかないけど、金色の水がゆるい軌道を描いてオマンコから吹き出し……床に落ちていく。水たまりを作って……ほんのり湯気が立つ。

 

 わざと高い位置に持ってきたことで、落ちた時の飛び散り方が気持ち派手になってて、その音もばちゃばちゃ大きく聞こえる。しぶきが跳ねて太ももにかかる。

 途中でちょっと腰を動かし、ちょうど柱にあたるように調整してみた。

 

 そうして一滴残らず出した後、腰をぶるぶる振って追加の笑いを取った後、すっきりした表情でサディちゃんの元に戻る。

 そして、そのままリードで引かれてその場を後にした。

 

 

 ☆☆☆

 

 

午後5時 

 

 散歩が終わって帰宅した後、サディちゃんに呼び出された。

 というか、また家から連れ出された。

 『夕食までまだ少し時間があるから、楽しく遊びましょ』だそうだ。

 

「さあスゥちゃん、あなたがすっごく賢くて、何でもできる優秀なワンちゃんだってことを見せてあげるのよ! がんばりましょうね!」

 

「はい、頑張りますわんっ!」

 

 連れていかれた先は……施設内にあるかなり大きな、体育館みたいなホール。

 そこには、サディちゃんの部下である獄卒達が何人かすでにいて……私達の到着を待っていた。

 

 ここでやることは簡単。

 様々な犬の『芸』を披露するのだ。

 

 サディちゃんの命令通りに動き……成功したらご褒美がもらえる。

 ただし失敗したら、罰を与えられる。

 それを、彼らは見物して……笑い者にする、というわけだ。

 

 最初のうちは、簡単なものばかりなので、普通に成功した。

 

「お手!」「わんっ!」

 

 差し出された手に、私も手を載せる。

 

「お座り!」「わんっ!」

 

 手足を床についた状態で足を折り曲げて背中を伸ばし、『お座り』の姿勢。

 この姿勢だと、前から胸とかオマンコが丸見えになる。

 

「ちんちん!」「わんっ!」

 

 二本足で立って両手を丸めて前に出し、『ちんちん』のポーズ。

 胸もオマンコも、さっきの『お座り』の時以上に丸見え。がに股だからより一層卑猥に見えるポーズだ。

 

 3つ連続でポーズが成功したので、ご褒美にクッキーをもらえた。

 投げ渡されたのを、口でキャッチして、その場で食べる。

 

 その次は……

 

「まんぐり返し!」「う……わ、わんっ!」

 

 最早犬の芸じゃないけど……そんなの気にしても仕方ない。

 M字開脚の形のままで、座ったまま逆立ちするような感じで……下半身を上に向けて、全部、ぜーんぶよく見えるように……

 

 オマンコも……『尻尾』が刺さったままのお尻の穴も。

 逆立ちの姿勢のせいで、おっぱいは重力に従って顔の方に垂れてくる。

 

 そんな私の姿をみて、いやらしい視線を向けて来たり、げらげらと蔑むように笑う獄卒達。

 

 

 続いて、

 

「よし、じゃあ……取ってこい!」

 

「わ……わんわんっ!」

 

 今度は、投げられたフリスビーを追いかけて、キャッチして持ってくるやつ。

 サディちゃんが投げたそれを、走って追いかける。……四本足で、だ。

 

 犬が二本足で立って動くわけにはいかないので、四つん這いのまま走る……けど……そんな走り方じゃ、さすがにフリスビーに追いつくことはできない。海楼石の手錠で力が抜けちゃうから、なおさらだ。

 

 間に合わず、地面に落としてしまった。

 それでも一応、それをくわえて戻ってくるものの……

 

「こらぁ、ダメでしょスゥちゃん、ちゃんとしないと。はい、お尻を出しなさい!」

 

「はいっ、ごめんなさいわんっ!」

 

 戻ってきたときには……既にサディちゃんは、手に鞭を持って待っていた。口調とは裏腹に、すごく楽しそうな、嬉しそうな顔で。

 この後何をされるか察して怖くなるものの……言われたとおりに、後ろを向いて四つん這いになり……お尻を突き出す。

 

 次の瞬間、そこに『ピシャアン!』と響く鞭の衝撃。

 

「わひぃんっ!?」

 

 思わず声を上げて、お尻をびくん、とはねさせてしまった私にかまわず、そのまま何度もぴしゃん、ぴしゃん、と叩いていく。

 10回たたいたところで、『もういいわよ』と許された。

 

「はい、お仕置きはおしまい。次は頑張るのよ、スゥちゃん」

 

「はい……ありがとうございますわんっ! 頑張りますわんっ!」

 

 

 その後も、芸の披露会は続いた。

 

 成功すればご褒美。クッキーとか、お菓子類をくれる。

 失敗すれば鞭。お尻や背中に。

 

 鞭を受けて悲鳴を上げる姿も含めて、ギャラリーたちを満足させるいい『見世物』になったようだった。

 

 それでも……やっぱり、犬にはできても、人間には無茶な内容の『芸』も多くて……何度も、何度も失敗してしまった。

 そして、そんなことがしばらく続いた後。

 

「全くもう……しょうがないわね、このダメワンちゃんったら。こうなったら、ちょっときついお仕置きをしないといけないみたいね! あなた達、こっち来て!」

 

「はぁ……はぁ……はぁ……!」

 

 息も絶え絶えな私を放って、ギャラリー達に声をかけるサディちゃん。

 言われたとおりにやってきた獄卒達は、私の周囲に集まってきて……私を取り囲む。

 覆面をかぶっていてもわかる……一様に、にやにやした表情になって。

 

「あらあら、でもお尻も背中ももう真っ赤っか……これじゃあこれ以上叩くのはかわいそうねえ。仕方ないなあ……それなら、こっちでお仕置きしちゃいましょ!」

 

「ぎひぅ!?」

 

 言いながら、サディちゃんは私のオマンコに手を突っ込んできて……そのまま。ぐちょぐちょといじる。その様子を、獄卒達に見せつける。

 獄卒達の表情が、いっそういやらしく歪む。

 

 ここから何が起こるか、何をされるか、なんて……もう想像するまでもない。

 

 

 

「ほら、スゥちゃん。今からこのだらしないワンちゃんにお仕置きしてくれる皆に、スゥちゃんからもあいさつしなさい?」

 

 私は言われたとおりに、真っ赤に腫れ上がったお尻をそっちに向けて、ふりふりと揺らしながら……これから使ってもらうオマンコの穴がよく見えるように、ぐっと下半身を持ち上げて、

 

「よ、よろしくお願いしますわんっ! この……出来が悪くて芸の一つもできなくて、お尻もオマンコもだらしない、スケベな体だけが取り柄の犬を……どうか、お仕置きしてくださいわんっ!」

 

 その直後、

 

 私の、プライドも何もない懇願に応える形で……ずぶり、と肉棒が突き刺さった。

 

「んおっ……おぉおぉうっ……わ、わぅんっ! 入ってきたぁ……わんっ!」

 

 そのままお尻をガシッとつかみ……激しく腰を振る。

 既に準備が出来上がってぐちょぐちょのオマンコを突き回し、かき回していく。

 

 『わんわんっ』と泣きながら、嬉しい嬉しいって媚びを売る言葉を並べる無様な私を、にやにやと見下ろしながら……欲望のままに膣内を滅茶苦茶にして……犬とか獣どころか、道具として私の下半身を扱って、快楽をむさぼる。

 

 そして最後、興奮が最高潮に達したところで……遠慮も何もせず、膣内の一番奥に突き立てて……精液を吐き出した。

 

 どくん、どくん、と脈打って熱いものが流れ込んでくる感触。

 膣も子宮も喜んでそれを絞り出し、飲み干そうとするのを私自身も感じながら……私もその衝撃で絶頂してしまい、四つん這いの姿勢が崩れそうになる。

 

 けど、ここでそんなことをしたらまた鞭打ちだ。

 どうにか、どうにか踏ん張って耐える。

 

 しばらく膣内で休むようにしていた後……ゆっくりとその肉棒が引き抜かれる。

 

「うふふ、きもちよかったかしら? 手伝ってくれてありがと。ほら、ワンちゃんもお礼を言いなさい……お客さんの立派なおちんちんで、気持ちよく躾してもらえたんだから」

 

「は、はいぃ……わ、私みたいなダメなワンコに……躾してもらって、濃ゆいのどぷどぷ注いてくれて……あ、ありがとうございました、わんっ……!」

 

 息も絶え絶えのまま、どうにかお礼を言った私だけど……まだ、休むことは許されない。

 まだまだ何人も、『お仕置き』するために獄卒達が……ちんぽが待っているから。

 

「はい、じゃあ次来てちょうだい! ほら、スゥちゃん」

 

「は、はいぃ……お、お願いします……わんっ……わうぅうんっ!」

 

 

 ☆☆☆

 

 

午後7時30分 お風呂

 

 といっても、もちろん普通にお風呂に入れるわけもなく。

 

 私が連れてこられたのは、サディちゃんの部屋のお風呂じゃなく……広い、大人数用の洗い場。

 それも、拷問用の。裸にした囚人達に冷水や熱湯を浴びせる拷問のための部屋だ。

 

 そして、そこで……

 

 

 ―――バシャ―――ッ!!

 

 

「ほーら、どうかしらスゥちゃん、熱湯シャワー……気持ちいい?」

 

「ぁ、ぐ……き、気持ちいいー! き゛も゛ち゛いいですわんっ! すごく体が、さっぱり、する……わんっ!」

 

 普通の水道やシャワーヘッドじゃなく……おそらくはもっと水圧の強い、園芸用か何かのホースとヘッドで、熱湯を浴びせられていた。全身くまなく、汚れを洗い流せるように。

 さっきまで受けていた『お仕置き』のせいで、オマンコの中だけじゃなく、体も……ぶっかけられた精液まみれだから。

 

 逃げることもよけることも許されず、私は大人しくその熱すぎるお湯を浴びせられる。

 

 熱い上に水圧が強くて、痛い……。

 

 お腹やオッパイにあたると、その部分の肉が圧迫されて波打ち、押しのけられそうになるくらいの感覚がする。数秒と同じところに受けていられない。

 色んな所に順番にかかるように回ったり動くから、なんだかはしゃいでいるように見える。

 

 顔のあたりにも容赦なくかかるから、口に入らないように注意しないと……。

 

 一通り汚れを流し終えた後は、これは一応、ちゃんとした石鹸を使われて、体を洗われる。

 ただ、使われている道具は……デッキブラシのちっちゃい奴みたいな、かたいブラシだ。絶対に人間の体を洗うためのものじゃない。

 ガシガシこすられて……痛いったらない。熱湯で赤くなってるから、余計に……。

 

 股間とかお尻のデリケートな部分は、さすがにそれは使わないでくれたけど……代わりに……

 

 ―――がしがしがしがし……!

 

「わうぅぅううっ! 気持ちいいわんっ……こすれて、気持ちい゛いわんっ!」

 

 股の間に、前から後ろにタオルを通し、それを前後に勢い良くこすってがしがしと……オマンコとお尻を一度に洗われた。

 刺激が強くて痛いけど、同時にこすれて気持ちよくて……

 

「うふふ……喜んでくれてうれしいわ! ……あらぁ? なんだかちょっとまだぬるぬるしてるみたいね……もっとよくこすって落としましょ! 一回洗い流してからまたこするわね!」

 

「わうぅぅうぅんっ!? あ、ありがとうございますわんっ! お手間かけちゃってごめんな、さい……わんっ!」

 

 

 

 これらすら、まだまだ前置きに過ぎなかった。

 

 手袋をはめたサディちゃんは、『さて』と一言呟くと……今しがた全身洗い終えた私を、排水口の近くに連れて行く。

 

 ……さて、ここで思い出してもらいたいんだけど……私は今日、起きて朝一番に、お尻にバラ鞭を詰め込んで……今日ずっとそのまま過ごしていた。

 つまり……今日はまだ一度も、お尻を、本来の用途に使えていないのだ。

 

 それをサディちゃんは理解している。

 ……ずっぽりとはまっているバラ鞭によって、『せき止められている』ということも含めて。

 

 サディちゃんは、排水口のすぐそばにの壁際に私を立たせると……壁に手を付けさせて、ガニ股で立たせる。

 そして、そのまま動かないように言って……私のお尻のバラ鞭に紐をくくりつけた。

 

 それをもって少し遠くに……しかし、私の突き出したお尻がよく見える位置に下がるサディちゃん。

 そして……

 

「それじゃいくわよぉ……さーん、にーい、いーち……ゼロ!」

 

 

 ―――ぐいっ!!

 

 ―――すぽんっ!

 

 

 ―――ぼっちゃぁあぁん……!

 

 

 

 思い切りひもを引っ張った結果、お尻がめくれ上がりそうな勢いでバラ鞭が引っこ抜かれ……そして、それが止めていたものが……全部出た。

 ぼたぼたと零れ落ちて流れ出ていくそれが、一折出て止まるのを待って……サディちゃんは再びシャワーを出して、私のお尻にかける。色々なものにまみれてしまっている私のお尻を、きれいに洗い流していく。

 熱湯じゃなくて冷水だったのはよかったけど……

 

「んぅ……んおぉおぉっ……ぅぐぅ……! はぐ……ふぅっ!」

 

 当然、そんな勢いの冷水が肛門に直撃すれば……痛い。

 

 しかも、水の勢いがかなりあるせいで、お尻の中にまで入ってきて……中であふれた水で、じゃばじゃば腸内が洗浄されていく感じ。

 

 その水が出る時に、まだ中に残っていたものも一緒に流し出していく。引っこ抜かれて洗い出されるような感触が、お尻の奥からずっと感じている。

 

 その後、仕上げとばかりに肛門を……ペットボトルとか瓶を洗う時に使う、スポンジ製の棒を突っ込まれて中までこすり洗いされた。

 

 ちょっとでも汚れが残っていたら……追加でホースで水を注ぎこまれて現れた。

 

「あら、まだ汚いわね……もうちょっと洗いましょ、それ♪」

 

「わぎゅっ!?」

 

 シャワーヘッドを外したホースを直接肛門に突っ込まれ、

 

「わがぁ……ぁあぁああぁ……!」

 

 お腹が水風船みたいになって破裂しそうになるまで注がれたうえで……

 

「はい、出しましょう……ねっ!」

 

「ぐぎぃ、わぎゃあ―――ん!!」

 

 ―――ぎゅむっ!

 ―――ぶびゅう―――っ!! びちゃびちゃびちゃ……

 

 ホースを引っこ抜いて、お腹を踏みつけていきおいよく水を全部出して……またスポンジをつっこんでごしごしごしごし……

 

 

 

 綺麗に洗えはしたものの、すっかり痛く、そして緩くなってしまった私のお尻に、サディちゃんは『洗った後はふいてあげないとね♪』と、薄手タオルをこすりつける。目が粗いせいで痛い。

 

 ただでさえ、今の今までバラ鞭がずっと入っていた上に、勢いよく引っこ抜かれたり、色々なものを大量にひりだしたり、その後冷水を叩きつけられたりしてボロボロになってるわけだし……。

 

 しかしそんなことは構わず、ごしごしと乱暴に吹いた後……あろうことかそのタオルをお尻に詰めて栓にした。

 

 そして、

 

「さっぱりしたわねー! さっ、帰りましょう♪」

 

 だってさ。

 

「あ……ありがとうございました……わんっ」

 

 

 ☆☆☆

 

 

午後10時 就寝

 

「それじゃあ、また明日ね、スゥちゃん♪」

 

「はいっ、おやすみなさいませ、サディちゃん! また明日来ますわんっ!」

 

 最後の最後まできっちり媚びを売って……犬小屋に戻る。

 戻ったら、お尻の穴に詰められたタオルを外し……少しマッサージする。幸い、中身はお風呂で全部流れ出たので、漏れ出てくるものは何もない。

 

 ……お尻の穴、広がっちゃった……もとにちゃんと戻るかな……?

 

 今日1日……つらかった。

 けど、これでひとまず1日、2人を守れた。

 

 ネガティブなことは考えるな。1日1日を乗り越えることだけ考えていよう……。

 2人も……3、4日もすれば回復するだろうから、それまでの辛抱だ。それまでは私は……せいぜい無様にワンちゃんをやって、監獄中の笑いものにだってなってやろう。

 

 我慢しろ、我慢……大丈夫、大丈夫……!

 

 自分にそう言い聞かせながら……私は朝と同じように、犬小屋の中で縮こまって寝て……

 

「うっぐ……ぅえ……うえぇっ……!」

 

 ……ちょっとだけ、失敗した。

 

 

 

 

 その後。

 ……結局私は、10日近くもの間、ワンちゃんでいることになった。

 

 2人は、監獄生活で体力も落ちちゃってたらしい。回復するのに時間がかかったようだ。

 

 それでも、きちんと回復できたのは……よかった。ほんとによかった。

 

 

 

 私が、心も体も、尊厳も……そして、お尻も……ボロボロになるまで頑張ったかいは……あったんだ。

 

 

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。