「う……ぐ……!」
今回の敗北は……相手が卑怯だったわけでも、私が油断したわけでもない。
ただただ純粋な敗北。それだけだった。
私より、相手が強かったから……戦って、勝てなくて、捕まった。ただ、それだけ。
「ふぅん……ま、『前半の海』にいるにしちゃ強かったんじゃねえの? 『覇気』も使ってたしな……けど、相手が悪かったなァ、お嬢ちゃん?」
そんなことを言いながら見下ろしてくる海賊は……人間ではなかった。
人と動物を足して二で割ったような見た目の種族……『ミンク族』だ。
しかも……女性である。
「懸賞金額……2億9千万ベリー……牙風のエルザ……!」
「おや、俺のこと知ってるのか。さすがは賞金稼ぎ、情報収集は得意なのかね」
(何で、こんなところに『新世界』の海賊が……)
今さっき、余裕たっぷりに峰打ちで私を沈めた、ワイルドなミンク族の美女は、にやりと笑いながらその剣を鞘に納めていた。
私は当初、こんな大物を相手にするつもりでいたわけじゃなかった。
全く別な奴を捕まえるつもりで、根城にしているっていうこの島に乗り込んだ。
しかし、ごく最近……私が捕まえるつもりだったその海賊を、このエルザ率いる海賊団が叩き出して、この島ごとアジトを乗っ取ってしまっていたのだ。
それを知らずに忍び込んだ結果、思わぬ大物海賊団を相手にすることになり……雑魚達は倒したものの、ボスであるこのエルザにはかなわず、負けてしまった。
覇気も、能力も使ったけど……我流でまだ未熟な私の腕では、『新世界』レベルの海賊には……さすがに勝てなかった。
相手も覇気や、『エレクトロ』とかいう種族固有の特殊能力も使ってきたし。
そして今、私は、武器や装備だけでなく……服も何もかも全部はぎとられてしまって、アジトの一室のベッドに縛り付けられている。
手首には、どこで手に入れたのかは知らないけど、海楼石の手錠。これのせいで、能力も覇気も使えない。
その哀れな私の様子を見下ろして笑っているエルザだったが……おもむろに私の目の前で、服を脱ぎ始めた。
……こんな有様にされてるんだから、これから手下の男海賊達に見せしめで輪姦かな……とは思って覚悟してたけど、自分で犯るんだろうか? そういう趣味?
……なんだかんだで私、レズプレイの経験はないな、そういえば……。
なんてのんきなことを考えていた私の目の前で……
―――ズルッ
―――ぼろん
「……え!?」
エルザがズボンとパンツを一気に脱ぎ捨てた瞬間……その中から、勃起したおちんちんが飛び出した。
……え、何で!? なんでそんなものついて……この人、女じゃ……!?
「何だよ知らねえのか? 俺はハイエナのミンク。そんで……ハイエナってのは、雌でもコイツがここについてんだよ。射精したり、妊娠させたりはできねえけど……」
そのまま私のすぐそばまできて、ずい、とその肉棒を目の前に突き出す。
むわあっ、とただ寄ってくる……男性器の匂いと、獣臭さが入り混じった臭気。鼻の奥につんときて……けど不快じゃなくて……。
私の中の雌の部分が、否応なしに刺激されてしまうのを感じる。
股間がむずむずして、じわりと濡れてきたのを感じた。
そして、鼻がいいエルザにもそれを気付かれてしまったみたい。
すんすん、と鼻を鳴らしながら、ちらっと私の股間に目をやって……にやりと笑う。
「おいおい何だよ、ばっちり期待してんじゃねーか……へへっ、こいつは参った。なら、きちんとそれに応えてやらねーとな?」
私の下半身側に回り込んでベッドの上に乗るエルザ。
そのまま私の両足に手をかけて横に押し広げ、よく見えるように開脚させる。
そして、私の膣口に顔を近づけて、すぅ~……とこれ見よがしに深呼吸して見せる。
「やっぱたまんねえな……色気づいた雌のココの匂いは。待ってろよ、今すぐぐちゃぐちゃにしてやるから……よ!」
言いながら、その開いた足の間に入り込み……勃起した肉棒……疑似男性器の切っ先を私の膣口にあてがう。
熱さも、硬さも、本物の男性器と変わらない……むしろ、下手なそれより立派なサイズのそれが、入り口を強引にこじ開けて……一気に奥まで入ってきた。
「んうぅぐぅっ、ん……んうぅぅうぅぅっ!?」
「おぉ、っ……こいつは、いいや……たまんねえ、すごい締まりのよさだぜ……!」
どちゅん!と一番奥まで一気に届いて、子宮口をぐいっと押し上げる。
その一撃だけで軽くイってしまった私だ。それを知ってか知らずか、エルザはそのまま少しの間だけ、挿入の余韻を楽しんでいたけど……すぐに腰を振り始めた。
ぱんっ、ぱんっ、ぱんっ……と、リズミカルに音を立てて私とエルザの腰がぶつかる。
エルザの肌は動物らしい毛に覆われていて、人間のそれとは違う感覚だけど、これはこれで新鮮で……むしろ、獣に犯されてるって言う感じがして、初めての感覚……!
その感覚は、エルザがそのまま私の上に覆いかぶさって、体ごと抑えつけるような姿勢になり、さらに激しく犯し始めてから……より一層強くなった。
ハッ、ハッ、ハッ……と、犬みたいな荒い息を顔のすぐそばで感じる。
獣臭の中にも、確かに人間の女の子のような独特なにおいがして……決して不快じゃない。
「んっ……!」
「んむ、ぐっ……ん……!?」
しかもそのまま、エルザは私の唇を奪ってきた。
口、というか顔の形が違うから、人間同士でやるみたいにうまくかみ合ったキスにはならなかったけど……私の口を強引にこじ開け、舌をねじ込んでくる。
ため込んでいたのか、それともそう言う体質か何かなのか……舌を入れられた瞬間に、どろっとした、大量のつばが流れ込んでくる感触がして……私の口の中が溢れそうになる。
つばもろとも入ってきた舌が口の中で暴れるせいで、嘗め回されながら、つばが口の中に塗り込まれていくみたいな……内側から汚されていくような感触が……
それと同時に、じゅるるるる……と私の唾液を吸い上げてなめとって奪っていく。
たっぷり数十秒もかけて、だいぶ量的に不公平な唾液の交換が終わると……エルザは、より一層興奮したように息を荒くしていた。
股間の肉棒がそれを如実に表してる。さっきよりさらに大きくなって……内側からみしみし音を立てて私の膣内を押し広げる。
愛液で濡れていても、動かすのも大変そうなサイズ。
しかし構わずエルザは、より一層腰に力を入れて、ガツンガツンと突き回していく。
「んぐぅっ、んぅっ……ぎ、ひぐ……んぅあぁああっ!! お、なか……壊れるっ……!」
熱くて硬い肉棒に、子宮口が突き破られかねない勢いで突き回されて……私はほとんど絶叫するような感じであえいでいた。
圧痛を押しのける勢いで広がっていく快楽に、私の頭の中は、まともなことを考える余裕すら奪われて……どんどん真っ白になっていく。
「人間の体は、そんなに簡単に壊れねえよ。もしガバガバになっても、俺が飼ってやるから安心しな……っ……!!」
「そん、なっ……あが、ぎひぃいいぃっ!? うあ、や……だめ、イ……っ、ちゃう……んぅあぁああっ!!」
そんな乱れた様子も気に入ったようで、エルザさんは私と体を重ねて抑えつけ……抵抗を封じる感じの体位でスパートをかける。
エルザ自身のおっぱいの柔らかい感触が、私のおっぱいとぶつかり合って両方がつぶれて変形して……乳首同士が擦れて……そんな感覚も気持ちいい。
そして、快感が頂点に達したその瞬間……全身がびくびくっ、と大きく震えて……一気に絶頂に持っていかれた。
頭の中は本当に真っ白になって、何も考えられないまま……ただただ気持ちいい、という感覚だけがガンガン鳴り響いて反芻されて、そればかりに心身全てを支配されて、委ねていた。
よっぽどわかりやすく、あるいは無様に絶頂してしまったらしい私を見下ろして、エルザは『あーあー……』って感じの顔になっていたけど……
「随分気持ちよさそうにイったとこ悪いけど……俺、まだイってねえんだわ。つーわけで……」
「え……!? あ、ぎ、ひぎゅぅっ!? あ……あぎぃあぁあ!?」
まだ絶頂している最中の私の腰をがっしりつかんで……何の遠慮もためらいもなく、ガツンガツンと一層激しく突き回してくる。
絶頂しているところを、さらに追加するような形で畳みかける快楽の連続攻撃に、私はもう何も意味のある言葉を発せられない有様だった。
自分が何を言ってというか、口走っているのかすら、もう全然わからない。
本当にこのまま壊れちゃうんじゃないか……そんな風に、わずかに残った思考の片隅で私が心配になりつつも、快楽に溺れてしまっている最中……エルザも絶頂したらしく、『んんっ……!!』と、びくびく体を大きめに震わせているのが分かった。
あくまで『疑似的』なペニスだから、射精とかはなかったけど……それでも膣内で震える感触だけで、絶頂してる、っていうのは不思議と伝わってきて……イったばかりだというのに、それにつられるように私の体もまた絶頂まで持っていかれてしまった。
さっきよりは軽めの、しかしまた頭の中身を持っていかれる感覚。エルザに負けないくらいに、体をびくびくっ、と震わせて……一気に脱力する。
しかし、そのまましばらく動けなさそうだな、と感じている私と違い、エルザは割とすぐに『ふぅ』と息を突きながら起き上がった。
そして、膣内に入っているペニスの感触は……全然まだまだ硬いままだった。
それに気づいた私が、足りない思考能力の中でもぎょっとしていると……エルザは私のことを見下ろしながら、まさに獣らしい、牙を見せた笑みでにやりと笑って見せた。
「悪ぃ……俺、まだまだ全然足りねーからよ……一晩中寝かさねえつもりでいくから、そっちもそのつもりでよろしく頼むぜ」
「え、えぇ……!?」
そして、私の返事何か待たずに……エルザはまた、腰を振り始めた。
一瞬で頭のてっぺんまで快感が突き抜けて、また私の絶叫が寝室に響き渡る……。
☆☆☆
雌ハイエナによる射精なしの連続レイプは、本当にそのまま朝まで続いた。
快感に耐え切れず私が気絶すると、体に電流が流れて――比喩じゃなくて本当に電流だった。ミンク族の『エレクトロ』とかいう能力だ――叩き起こされ、疲れても気絶すら許されずにそのまま朝まで突き合わされて……。
逆にエルザが疲れて少し休みたいときは、私に動かせたり、あるいはひとまずペニスを膣から抜いて……口や胸で奉仕させた。
『そうそう、上手いぞ、いい子だ……』なんてあやすように言われて、頭をなでられたりしながら。……私はそんな感覚を、嬉しく、心地よく感じてしまっていた。
そして、体力が戻ったらまた私の膣内に挿入して……という繰り返し。
結局私は、一滴残らず体力を使い果たすまで突き合わされて……アジトの窓の外がぼんやり明るくなり始めているのを見たのを最後に、力尽きて意識を失った。
そこから叩き起こされることは、なかった。
その後目が覚めると、座敷牢みたいな部屋に入れられていた。
どうやら、私はこのままこのアジトで……エルザの海賊団に飼われることになったらしい。
エルザは私を相当気に入ったのか、海賊団の男達には抱かせずに、自分専用の情婦にするつもりみたいだった。
昼の間はエルザは海賊として外に稼ぎに出ていく。そのまま、夜になったら帰ってくるか、あるいは数日単位で留守にすることもある。
そして、帰ってきたら、また……
そんな日々がこれから始まってずっと続くんだとわかった。
自由を失って、確かに落胆している自分がいる一方で……もうすでにその時のことを想像して、股間が濡れてきてしまっている私は、本当にどうしようもないな……と思った。