夏休みの思い出~田舎で いとこ とエッチするはなし~ 作:霧里
気持ち悪い。ひたすらに気持ちが悪い。
幸太に襲われて、そのまま犯されて、中にまで出されちゃった。
痛くて、辛くて、悲しくて。
抵抗したのに出来なくて、止めてって言ったのに止めてくれなくて。
気持ち悪い。ただひたすらに気持ちが悪い。
肌に触られる感触が。自分の中に挿ってくる感覚が。
無理矢理におまんこを広げられて、強引に中を掻き回された。
ドロっと、重たい熱感がずっとお腹の奥に残ってる。
気持ち悪い。ただただひたすらに気持ちが悪い。
「ぅっ、ぁ。ぃゃ、ぃゃ、もう…やだ。ひっ…ぐっ、ぇぅっ、かず、き。たすけ…ぅぁぁっ…」
心も、体も、ボロボロだった。
抵抗する体力も、気力さえも無くなった私に出来ることなんてなんにも無い。
ただ、幸太が飽きるまで嬲られる。いつか終わるだろうと、早く終わってと震えながら願うだけ。
一度射精をされた後も、幸太の指が、その舌が、体中を這い回っていた。
太ももの内側を、お腹の上を、胸も、おっぱいも。
乳首に触れて、ちゅっと吸われて、ベロベロと舐められた。
「はぁっ、はぁっ。唯の体、何処触っても気持ちいいな。なあ? 唯はどうだ? 気持ちよくなれてるか? なってるよな?」
そんな訳無い。そんな事あるわけ無い。
今だって、傷ついた処女膜がジクジクと痛む。
出された精液とはまた別の熱がおまんこを苛み、その熱は太ももの内側から、お尻の方へと流れ出てきていた。
精液の、白濁に混じった赤い雫。
仰向けに押し倒された態勢から、ゆるゆると視線を下へと向ける。
お腹の向こう側。太ももの内側に隠れた おまんこがどうなってるかだなんて見えはしないけど。
混じり合うことなく自分の中から流れ出る二つの熱感が、嫌でもその事実を私に伝えてきていた。
「なんでっ、なんでだよっ。そんな我慢ばっかりしてさっ。もう良いじゃんっ、唯は俺のになったんだからっ。ほら、前は二人で一杯遊んだだろ? あの時から好きだったんだぜ? 俺っ。唯もさ? 好きだったから、俺といつも一緒に遊んでたんだろ? 和樹が来るようになって、それでちょっとおかしくなっただけでさ? な?」
そんなの、そんなに前のこと言われても困る。
それに、私が幸太から離れたのはだって、何でもかんでもすぐ自慢して、大口叩く割にはすぐ逃げて。そんな幸太が苦手に思ったからだ。
和樹は違ってた。
田舎じゃ分かんないこと、色んな事を知ってた。
きっと都会じゃ当たり前の話しでも、私にとってはどれも新鮮な話題で、ついつい聞き入ってしまう。
分からないことは分からないって、ちゃんと言ってくれたし。それについて二人で話し合うのも楽しかった。たまに話し込みすぎて、言葉に熱が入ることも合ったけど。うんうんと私が頷いてるその横で、急に恥ずかしそうに顔を赤くするのも可愛く思えた。
和樹に会いたい。声が聞きたい。今すぐにでも抱きしめて、それから…。
助けて、欲しい…。
「かずき、かずき、かずき…」
体を這い回る気持ちの悪さを少しでも誤魔化そうと、好きな人の名前を呼び続ける。つぶやく度に胸にぽっと温かい火が灯り、だけどそれはすぐに不快の波にさらわれていった。
私は気づかない。いや、気付いていて、それで余計に自分を追い詰めることになっても、そこに縋るしか自分を守る方法が無い。
言えばよかったんだ。
幸太の方が好きって。触ってもらって気持ちいいって。エッチしてくれてありがとうって。適当に言ってこの場をやり過ごした後は、先生にも、お母さんたちにも言いつけて、ちょっと嫌なことを我慢すれば、それで、それだけで、終わったのに。
そのちょっとを口にする自分がどうしても許せない。
私が和樹の名前をつぶやく度に、幸太はイライラを募らせる。
私の中から和樹って灯りを吹き消そうと、躍起になって、必死になって、雑な愛撫を繰り返してくる。
「なぁっ、なぁっ。気持ちいいんだろ、ほんとはさ? 乳首とか、おまんことか、女って、そういうとこ触れると感じるじゃないのかっ、なぁっ、唯!」
そんな事無い。和樹はもっと優しくしてくれた、和樹はもっと気持ちよくしてくれた。和樹に触れてもらえて恥ずかしかったけど、あの時は、ずっともっと幸せだった
「きもちわるい…だけ。下手くそ…」
ゆるゆると首を振って幸太を否定する。
そんな余計な一言が、更に彼の心を煽ってしまった。
もしかしたら気付かれてしまったのかもしれない。下手だって、それは一体誰と比べてだったのか。その一瞬、驚きに目を開いた幸太の雰囲気が、さらに嫌なものに変わっていった。
「ははっ、あぁ、あっ、そっか、そうだよな。ここ、まだ触ってなかったもんなっ、ここなら、唯も絶対気持ちよくなるだろ、な? ほらっ!」
おまんこの浅い所を弄っていた幸太の指が滑る。
割れ目を形作る柔肉の隙間。その頂点に結ばれたしこりを引っ掻かれた。
「あひっ! あっ、あぐっ、いぁ、はっ、あ、あ、な…いま、の…?」
「な? な? 気持ちいいだろ? やっぱ、女ってココを弄られると感じるんだな、ほら、ほらっ!」
「…っ!! ひぅっ、あぁぁっ、やめっ、こう、あっ、はっ、くぅぅっ…いっ!」
強い、強い、ただ刺激が強い。強すぎる刺激に目が回ってしまう。
その刺激は痛みにも似ていて、だけど決定的に違っていたのは性感を伴っていたこと。
今、自分が、エッチな事をされているんだって。心では否定していた事も、体が分からせられてしまう。
あんなに、必死で、ダメだって、感じるのはイヤだって、思っていたのに。
「やっ、あっ、きゃっ、んはっ、ふぅふぅっ、あ、あひっ、うあっ…あぁぁっ!」
声が出る、腰が震えて、背筋が反り返る。
強すぎる刺激、強すぎる快感に、体が引き込まれていく。
ドクンっ、ドクンっ…。
心臓が強く波打つ度に体温が上がっていった。心は冷めきったままでも、体は熱を持ち、肌が汗ばみ始めてしまう。
なによりも、私の心を追い詰めたのは、下腹部に浮かんだ熱感だった。
ジクジク、ジワジワ…。
痛みの残る お腹の中から、溢れてくるものがある。
こびり付いた精液の残りを、滲む初めての跡を洗い流すみたいにして。
ジクジク、ジワジワ…。
乱暴にクリトリスを弄られて、嫌なのに、痛いのに、気持ち悪いのに。強い性感を伴う刺激に体は反応してしまう。
それは多分きっと、火傷する前に慌てて手を離すみたいな反射的な事。
乾いたままの おまんこで おちんちんを受け入れて、傷ついてしまわないための今更な反応だったんだと思う。
でも、十分。それで十分だったんだ。
自分の手で愛撫した女の子が、愛液を流しながら声を上げる。
きっと、男の子なら誰でも勘違いしちゃうような反応をする私が悪い。
「いやっ、いやっ。気持ち良くなんか、こんなのぜんぜん、あっ! きゃっ、は、は、は、ふぅ…くぅ、あ、あ、んぅぅぅっ…気持ち悪い、だけ…あっ!」
クリトリスに触れられる度、感覚が弾けたみたいだった。
全身が痺れて、震えて、かと思えば硬直した体から力が抜けていく。
今の私に出来たのは。止めてって泣いて、許してって叫んで、気持ち良くなんか無いんだって、自分に言い聞かせる事くらい。
「嘘つけよ。そんな声初めて聞いたぜ、俺。感じてるんだろ? それに、おまんこも、めちゃくちゃ濡れてきてるし、乳首だってほらっ」
ピンっと、張り詰めていた乳首を指で弾かれた。
極度の緊張と興奮で、敏感になっていた薄い肌は、それだけで強い刺激を返してしまう。
痛みにも似た快感。快感にも近い痛み。
どっちもそう変わるものじゃない。問題だったのは、その刺激が和樹と触りあった時とよく似ていたという事だけ。
体が浮かされ熱を持つ。舞い上がった肌が敏感になる。
これから、エッチなことされるんだ。いま、エッチな事をしてるんだって。望まない快感に引っ張られていくのが恐ろしい。
「唯…っ。やっべ、今の唯、めっちゃえろい…。な、も一回? 良いだろ。今度は絶対、唯も気持ちいいって、だから、な?」
いやだ、いやだ、いやだ…。
また、幸太に犯される。想像しただけで死にたくなった。
もう良いやって、思っていたはずなのに。
和樹に上げる筈だった取って置きの私を、これ以上汚されるのに耐えられない。
おまんこにおちんちんが入ってくる痛み。おまんこに射精される気持ちの悪さ。
思い出しただけで鳥肌が立った。幸太の下から逃げようと足を動かし、彼を蹴飛ばすように後ずさる。
「いやっ、もうやだっ。こないでっ、こないでよっ。私、幸太となんかしたくないもんっ」
度重なる凌辱と、続く愛撫にヨロヨロになった体をみっともなく引きずりながら、扉に手をついて体を起こしていく。
はやく…はやく…はやくしないと。
2回3回と蹴っ飛ばしたくらいで幸太が諦めるわけがない。背中を向けた向こうからいつまた襲われるのか。今にも肩を掴まれるんじゃないか。また何処か打たられるんじゃないかって、幸太から少しでも早く逃げだそうと必死だった。
でも、泥の様に重くなった体は言うことを聞かず、無理に動かそうとする度にズキリと下腹部に痛みがはしる。
ペタリ、ペタリと、扉に手を付き、やっとの思いで体を起こす。
ドアノブに手をかけ、取っ手を回して。
けど、それも、全部無駄。肩を掴まれ、背中から押さえつけられただけでもう、私にはどうすることも出来なくなった。
「やだ、やめっ、離してっ。幸太っ、やだ、やだっ…!」
暴れさせた後ろ足が何処かに触れる。空を切り続けていた足が柔らかい場所に触れ、押し込むと同時に、幸太の口から痛みが滲んだ。
「唯っ、暴れるなって、静かに…くっ、あっ…このっ!!」
バシィンっと大きな音がした。
逆上した幸太が大きく手を振り上げると、容赦なくお尻を強く打ち付けられる。
「ひぅっ…!? ぁ、ぁ、やめ、叩くの、やだ…」
それだけで、ドアノブを掴んでいた手が滑り落ちていった。
体勢が崩れて、一度は開きかけた扉を自分から閉めてしまう。
ガチャリ…。
聞こえた音に心が冷えた。
ようやく、たどり着いたのに。あとちょっとで外に出られたのに。
痛みと衝撃に体が竦む。怖くて怖くて、心が凍りついてしまう。
また、オモチャみたいに使われちゃうんだ。
あはっ、オモチャだって…。
今の私にピッタリかも。
自暴自棄だ。
どうせまた犯されちゃうんだって、もう諦めてしまっている自分がいた。
私は幸太のオモチャで、幸太が飽きるまで犯されるんだって。
そんなの…。
「いやぁ…っ」
とっくに枯れたと思っていた涙が流れ出る。
私ってまだ泣けたんだ。そんな綺麗な自分が未だに残っていて、でもそれも、たった今、自分の中から流れ出ていっちゃった。
「うぁっ…ぁぁぁぁ、んぃ、くぁ…ふぅ…はぁ…いや、いやぁ…っ!!」
ズルっと、体が引きずられる。
ズルっと、引きずられる度に出口が遠のいていく。
床を引っかき、爪を立てて、それでもまた、ズルっと、音がする度に更衣室の奥へと体が引き戻されていった。
逃げられない、逃げられない。
また、犯されちゃう。
背中から体を押さえつけられ、うつ伏せのままお尻を掴まれる。
愛液で濡れたおまんこに、固さを取り戻したおちんちんが挿ってくる。
先端が割れ目を開き、雁首に押し広げられた。
ヌルっと、ヌルヌルと。最初の時とはまるでちがって、私のおまんこは、おちんちんをあっさりと受け入れていった。
まるで、おまんこが幸太の形を覚えてしまったみたい。
一度広がってしまった風船みたいに、抜け出たって元には戻らない。
再び挿ってきた おちんちんにおまんこの中がざわつき、きゅぅっと反応を返してしまう。
下腹部に力が入ると、おまんこの中でムズムズが大きくなった。敏感になった内側から、おちんちんが脈打つ感覚までもが伝わってくる。
それは、拒むみたいに。でもそれは、受け入れるみたいでもあって。
性感を高められていた体が、素直な反応を返すと、その境が曖昧になって崩れていく。
「はっ、やべっ。唯の中、ヌレヌレで、さっきより、全然気持ちいいっ。唯もどうだっ。俺の気持ちいいだろ? 中で一杯動かしてやるからなっ、一緒に、今度こそ、一緒にイケるからなっ」
抽挿が始まった。さっきとおんなじ乱暴な抽挿だ。
床と幸太の間に挟まれながら、パンパンと腰を打ち付けられる。
けど、さっきと違っていたのは、グチャグチャと泡立つ様な音が聞こえてきた事。
溢れた愛液が中で掻き回され、腰が打ち付けられる度に、おまんことおちんちんの隙間から滲み出す。
腰が引かれ、隙間が大きくなればなるほど、次に腰を打ち付けられると、どっと私の中から溢れ出てしまう。
違うのに。違うのに。
気持ち良くなんか絶対ない。
でも、体を蝕むこの刺激を、他になんて呼んで良いか分からない。
快感だった。
おちんちんで、おまんこを刺激されて、甘い痺れが全身を駆け巡る。
ぽっと下腹部に火が灯ったみたいに、大事な所に浮かんだ熱が温度を上げていく。
ああ、これが和樹とだったら、どんなに幸せだんだろう。
目を閉じて、現実を忘れようとそれを思い描いてはみても。
「ゆいっ、ゆいっ、ゆいっ…!」
追い掛けてきた現実に、肩を掴まれ引きずり戻される。
「うぐっ、あっ、やめっ、もう…やだぁ、やだぁぁっ!」
ジタバタと体を暴れさせた。けど、うつ伏せにされたまま、全身で体を押さえ付けらた私には、抵抗の一つも敵わない。
ペタリ、ペタリ。力の入らない手で床を引っかきながら、幸太を振り払おうと足に力を込める。幸太が腰を引いた瞬間に体を浮かせて、だけど、次にまた おちんちんが入ってくると、一緒になってその場に崩れてしまう。
おまんこの中で暴れるおちんちん。幸太に上から伸し掛かられて、潰れたおっぱいの先が床と擦れると、感じる痛みの中に甘いものが混ざり込む。
いらない、いらない、そんなの、快感なんか、いらない。
なのに。
「きもち、よく…なんかっ。あっ、あぁぁぁぁっ…」
びくっと、腰が大きく跳ねてしまった。びりっと、甘い刺激が体を痺れさせる。
目が回る。壁が、床が、天井が、グルグル回って、視点が何処にも重ならない。一回、一回。おまんこが、おちんちんで擦られる度、快感に頭を白くさせられた。
白と、黒と、切り替わって、繰り返して、段々とそれがぼやけてくると、息が詰まっていく。
絶頂の予感。それを振り払おうとして、駄々をこねる子供みたいに首を振った。
いや、いや、いやだ…。
だけど、私は弱かった。
自分で思うよりも簡単に意識が削られていく。
いや、いや…。
もう…。
やだ…。
体が強く震え上がった。下腹部にもきゅっと力が入る。
このままじゃイッちゃう。もう我慢できない。
そのまま、意識を手放そうとした私を引き止めたのは、耳元で温かいメロディーを鳴らすスマホの音だった。
「え、あ…かず。いやっ、やだっ、返してっ、幸太!」
頼りなく伸ばした指が触れる直前、転がっていたスマホが幸太に取り上げられてしまった。
「なんだ、和樹かよ。そうだ唯、俺たちの関係教えてやろうぜ。あはっ、どうせお前目当てだろうし、これでアイツ来年は来ないかもな」
「やだっ、止めて、返してっ!! 和樹には何もっ、いやっ!!」
抵抗した。それだけは止めてって、もう必死だった。
幸太に挿れられたまま、敵わないって分かっていても、和樹との繋がりを取り戻そうと手を伸ばしつづける。
「ああ、もうっ。うるさいな、唯っ。大人しくしてろってっ!」
バシィンっ…。
その音に私は滅法弱かった。
私のお尻を叩く音。今まで生きてきて、一度も聞いたこともない音と衝撃に、どう対応していいか分からず、怯んだ体から力が抜けていく。
「あひっ。やめ、叩くのやだ…」
「ごめんな。でも唯が悪いんだからな…」
慰める様に叩かれたお尻を撫でられると、ヒリついた刺激が全身を震わせる。
そんな訳無い。悪いのは幸太に決まってるのに。叩かれるって、単純な恐怖で体が縛り付けられてしまう。
♪♪♪
次に私の耳に聞こえてきたのは、メッセージの通知音ではなく、電話の着信音。和樹と二人で聞いたお気入りの曲だった。
「あ、あぁぁ…だめ、和樹。電話、きって…やだぁ…」
そう、だよね。
和樹なら絶対そう。
私が困っていれば、すぐに電話で返してくれるんだから。
でも、今だけは、今は…。
その気遣いが恨めしかった。
「よう、和樹。お前がゆっくりしてるからさ、俺が唯のこと貰ってやったぜ。大丈夫、ちゃんと、俺が、幸せにしてやるからさっ」
和樹が何を言ってるのか分からない。でも、スマホから漏れ聞こえてくる音は、いつになく怒ったような感じだった。
それは、誰に対してだったのか。
幸太に? それとも私に?
「ほら唯からも言ってやりなよ? もう俺とエッチしちゃったからって、俺のモノにされちゃったからってさ」
受け取ったスマホのスピーカーから、和樹の声が聞こえてくる。
「唯っ!」
それは、今一番聞きたい人の声で、でもそれは、今一番合わせる顔がない人の声。
「ごめ、ひくっ…かず、ごめんね。わたし、だめ、いやって、やめって、いったのに、ごめんね。がんばったんだけどさ…私、でも、ダメだった…ごめん。和樹の初めて、とられちゃ…ごめん、ね?」
ごめん、ごめん、ごめんね…。
それしか言えない。それしか何も思いつかない。
「良いんだ唯っ。それより、回りに誰かっ。クソ、俺が、ああもうっ、なんでこんなっ!」
ああでもない、こうでもない。和樹の悩む声が聞こえてくる。
いつもの癖だ。考え込むとついつい口に出しちゃって。
私のこと、必死で助けようとしてくれてるのがよく分かる。
それだけで、今はもう十分だった。
何が合っても、和樹は私のこと嫌いにならないって信じられるから。
だから。
「あうっ! あ、あ、あっ。やめ、こう、たっ。今動かし、ちゃっ、あ、ふぁっ、和樹にきかれ、ああっ!」
「良いじゃん。聞かせてやりなよ、そしたらアイツも諦めつくかもしれないし。おい和樹、なんだったら、そこでシコってても良いんだぜ?」
再び、幸太が私の中で動き出す。
絶頂寸前だったおまんこは、すぐに熱を取り戻し、おちんちんの一突き毎に意識が削り取られていく。
「ごめ、かずき、電話切って、きいちゃ、やだっ、やだ、こう、やめ、てっ。はぁっ、はぁっ、ふぁ、あんっ、やっ…ああっ。ごめん、ごめんねっ…かずきぃっ」
だったら、自分で切ればいいのに。
もう、そこまで頭が回っていなかった。
悪夢みたいな現実に、一人じゃ耐えられない。
一分でも、一秒でも長く、和樹と繋がっていたかった。
そうじゃないと、そうでもしないと。
「ふぅ、ふぅっ、ひぃぅっ、あっ、ぁっ、んっ。やっ…あぁぁっ。やだ、だめ、いちゃっ、わた…こうた、もう、やめ、こうた、こうたっ、おねがぃっ!」
流されてしまいそうだった。
あまりにも強すぎる快感に耐えきれず、和樹より幸太の事が好きなんじゃないかって、心臓のドキドキを間違えそうになってしまう。
泣き叫ぶ私を犯しながら、幸太は更に興奮を強くしていく。
「はぁっ、はぁっ」と、吐息を荒くして、おちんちんを更に強く、大きく膨らませていった。
射精の予感と、絶頂の予感が重なっていく。
イキたくないのに、イかされそうで。今、中に出されちゃったら、その刺激で自分がどうなるかが分からない。
こわい、こわい、こわいよ…。
和樹、和樹、和樹…。
「たすけてよぉ…和樹ぃ」
「大丈夫っ、大丈夫だからな唯っ。お前のこと絶対にっ。お母さんっ、ねぇっ! 唯の家っ、電話、警察呼んでっ!!」
ドタバタとスマホの向こうで走り回る音が聞こえてくる。
大丈夫、大丈夫だからって、私を安心させようとしてくれるのはわかるけど。
でも、そんな言葉だけじゃどうにもならなかった。
「あひっ♥ はっ、あっ、んっ、ひぅっ♥」
変な声が出ちゃった。和樹にしか聞かせたことのないエッチな声が、不意に口から飛び出して顔がかぁっと熱くなる。
お腹の奥、おちんちんが深い所に入り込んでくると、先端に何か別の所を引っかけられた。
すごく、堪らない刺激に体が震えちゃった。
クリトリスを虐められた時よりも強い性の気配に忌避感を感じながらも、体が落ちていくのがわかる。
そこは、そっちはダメ。
少しでもそこから遠ざけようと、腰を引いておちんちんから逃がす。
だけど、私の変化を感じ取った幸太は、すぐに腰の動きを変えると、私が逃した方へ向かって、おちんちんを押し出してきた。
「ああっ、ここかっ。何だよ唯、降りてきてんじゃないのかっ、ほんとにそんななるんだな」
「やめ、やめてっ! いわないで、違うから、そんなんじゃっ、あひゃっ、や、や、やだぁ…ぁ♥」
ビクッと腰が跳ねた。ブルっと体が震えてしまう。
自分の体の変化を知られたくなくて、違う違うと繰り返しても、強い快感に震える声までは誤魔化すことが出来ず、耳に押し付けたスマホの向こうからゴクリと、和樹が息を呑む音まで聞こえてくる。
「もぅ…やだよぉ…っ」
心が、折れた。
無理やり犯されて、感じちゃって、イキそうになって。助けてって、助けて欲しいって、なのに、和樹は私の声で興奮しちゃってる。
「バカ…。かずきの、えっち…っ」
そう、呟いた私の手からスマホが零れ落ちていった。
「な? 和樹なんてそんなもんだったろ?」
「うるさい、うるさいっ。幸太もそんな変わらないじゃないっ!」
「ああ、そうっだなっ! だからさっ、もう和樹なんて忘れちゃえよっ! 俺が和樹の分まで気持ち良くしてやるからさっ!」
おちんちんの先端に、子宮の入り口を突き上られた途端、私の体は落ちた。
折れて、壊れて、諦めてしまって。
今まで我慢してきた快感が、一気に溢れかえった瞬間、情け容赦のない絶頂に襲われる。
「あっ、あ、あ、あ、ぁぁぁぁぁっ。んひっ、ふぁぁぁぁぁっ!!」
全身が震え上がる。おまんこが痙攣して、おちんちんにしがみつく。下腹部にきゅぅっと力が入り、降りてきていた子宮に おちんちんが口づけると、先端がピッタリ入り口に重なってしまう。
「あ、はゃっ♥ あ、あ、あ、やっやっ、いって、わたし、いっちゃ、だめなのに、またまたまたっ、んっ、や、ふぅふぅふぅっ、んひっ、あぁぁぁぁあっ…♥」
絶頂、絶頂、また絶頂。
子宮の入り口を おちんちんに責め立てられて、堪らない快感に身を捩る。力の入った下腹部が子宮を更に押し出すと、深く突き刺さったおちんちんに押し返された。
「ゆいっ! いま、出すからなっ、俺たち、今度こそ二人で…くっ。気持ちよくなろうなっ。一緒に、いくんだ。だから、だからっ、くぁぁっ!!」
もう、誰の声も聞こえなかった。
ううん、何も聞きたくない。
気持ちいいことだけ。今にも、体から溢れ返ってくる快感だけが、私の拠り所になっていた。
「あはっ、んっ、ぉっ、はっ、あ、あ、あ、あ、またまたまた、わたしっ、いっ、あぁぁぁぁっ!!」
絶頂して、おまんこが震えて、おちんちんを締め付ける。
締め上げられたおちんちんは私の中で跳ね上がり、子宮の入り口に突き刺さると同時に、ドクンっと強く波を打った。
快感が、すべてを遠ざけていく。
私の中にドクドクと、熱いものが注ぎ込まれてくる。
気持ちいい。気持ちいい。
頭がポヤポヤする。体がフワフワして、何処かに飛んでいってしまいそう。
それも。
そうなっても。
もう、良いかなって。
「ぁ、ぁぁぁぁ…はっ、んっ、ぁ、ぁ…んっ、ふぅ…ふぅ…んぁ…はぁ」
何も、何も、分からない。
もう、なんでも、良い。
だって、こんなにも気持ちがいい。
おちんちんに犯されて、快感に襲われる。
下腹部に広がる熱が、おまんこに、子宮に注ぎ込まれる精液の存在を教えてくれていた。
気持ちいい。気持ち良い。
気が狂うくらいの快感と、気が滅入るくらいの多幸感に包まれて、何もかもがどうでも良くなっていた。
「はっ、ははっ。やった、唯と俺、ついに。できた、できた、唯と付き合ってっ、恋人どうしだっ」
私の中でおちんちんを震わせながら、彼が何かを叫んでいた。
よかったね? おちんちん気持ちよくなって満足したのかな?
投げやりに、ぼんやりに、そう、思っていた私を助け出したのは、お母さんでも、警察の人でも、もちろん和樹でもなくって。
「唯ちゃん? なにをさわい、で…っ。ちょっ、幸太くんっなにをやってるのっ! 離れなさいっ!!」
職員室にでも行ってたのだろうか? いつも のんびりとした顔を見せる先生の、めずらしく慌てた表情だった。
やっぱ快楽落ちも必要かなって。