※この作品はR-18です。

夏休みの思い出~田舎で いとこ とエッチするはなし~   作:霧里

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おまけ:はっぴーえんど?(Hシーン

 

 

早くこんな日が来れば良いのに。

そんな唯のささやかな願いは、思っていたよりも早く叶ってしまっていた。

 

同じ学校。同じクラス。隣の席には和樹がいて、ずっと一緒の毎日を過ごしていく。

なんでも無い事の様にも思う。けれど、初恋=遠距離恋愛だった唯にとってのそれは、喉から手が出るほど欲しい日常でもあった。

 

1月のある日。始業式が始まったその日に、唯は和樹と一緒の教室に入る。

 

季節外れの転校生。

 

理由は親の事情、お仕事の都合なんかで誤魔化した。

 

知ってる人は誰もいない。

 

私が向こうでどんな目に合ったかだなんて知りようがない。

それどころか、顔も、名前だって、私を知ってる人なんて誰もいなかった。

 

担任の先生でさえ、ただイジメに合っていたと突っ込みづらい理由でしか話を知らず。そのサポートの為に、和樹と一緒にいられるような配慮を求められただけ。

 

哀れみも、好奇の視線も此処にはない。

 

右も左も分からない事だらけなのに、そんな不安よりもむしろ、心持ちは軽くなっていた。

 

「どこから来たの?」「何が好き?」「なにか困ったことはない?」

 

クラスメイトの女の子たちの無邪気さに笑ってしまいそうだ。

 

何も知らないんだなって。きっと幸せな毎日を過ごしているんだろうなって。

本当なら、私だってそんな毎日を過ごしてはずなのに。

 

あれが好きで、これが嫌いで。ああしたくって、でもできなくて。

些細な事に文句が言えるのは、どれだけ幸せなことか。

 

私なんてもう、男の子が近くを通りかかるだけでも怖いのに。

ちょっとぶつかっただけで悲鳴を上げそうになり、ガタガタと体が震えて止まらなくなる。

 

あの子には、悪い事をしてしまった。

 

机の側を通っただけ。ちょっと肩に手が触れてしまって、それだけだ。

 

ごめんと謝ることですらない。

 

なのに、私が大げさに怯えてしまったせいで、他の女の子達から詰め寄られ、随分と困らせてしまった。

 

「ああ、悪い。コイツちょっと男が苦手なんだよ。本人も直そうとは思ってるんだけど、なかなか難しいみたいで」

 

そんな和樹の言い訳が功を奏したのか。それとも、季節外れに転校してきた理由に察しがついたのか。それ以上、何を言われるようなこともなく。

男の子達からは遠巻きにされ、女の子達からやんわりと守られる。転校してから一ヶ月と経たないうちに、クラスでの私の立場は微妙な所に収まっていた。

 

「で、二人って付き合ってるの?」

 

当然、そんな声もあった。

 

男の子が苦手と言いながら、和樹にはくっつきすぎるくらいくっついていて。

むしろ、今まで聞かれなかった事自体が不思議なくらい。

 

「いや、ただの従姉弟だって。面倒みる…じゃないけどさ。まぁ、そんな感じで」

 

言い訳としては十分だ。

 

先日の事もあってか、誰もそれ以上は突っ込みきれず「そうなんだ」で、納得して終わるしかないはずだった。

 

「でも、私は和樹のこと好きだけどな?」

 

私のその一言で教室が華やいだ。

 

近くで聞いていた女の子達が、きゃーきゃーと騒ぎ出し、その日のうちに尾ひれの付いた噂話は隣のクラスにまで広がると、気づいた時にはもう、私と和樹の関係は公然の秘密になっていた。

 

「イヤ、だった?」

「イヤっていうか。こうなるから、ちょっと言いたくなかっただけでさ」

「そっか」

 

そんなの私だって分かってた。ありふれた恋のお話に、女の子達がどういう反応をみせるかだなんて、和樹よりもずっと分かっている。

 

これは予防線だ。

 

私のだからって、誰かに盗られてしまわないように。

私はダメだからって、誰かが勘違いしてしまわないように。

 

唯一の懸念は、それで和樹が機嫌を損ねてしまわないかって事だけ。

一瞬とはいえ、女の子達に囲われてしまった和樹は、きっと辟易としたに違いない。

 

イヤな女の子になっちゃったな私。

 

そこまで分かっていて、そこまで和樹を困らせて、それでも和樹は私のことを見捨てられないって思ってる。信じてるんじゃない、すっかりと甘えてるだけ。私は和樹に依存しちゃってて、そんな私を和樹はきっと裏切れないから。

 

ー

 

放課後の教室。和樹と二人、机を並べて座っていた。

カリカリと、いつか二人で解いた夏休みの宿題みたいに、授業で出された宿題に鉛筆を走らせる。

 

「ね? 和樹…」

「もうちょっとで終わるから、ちょっとまってな?」

「うん…」

「ていうか唯は? 終わったの?」

「私? もう終わっちゃったよ?」

「早いな…」

「和樹の教え方が良いからね」

「それは、どうも…」

「照れてる?」

「照れてない」

「そっか…ふふっ」

「なんだよ?」

「別に?」

 

家でやればいいのに。

 

だけど、家じゃ集中できないからって言われちゃった。

 

漫画がある? ゲームがあるから?

 

ううん、それはきっと私のせいだ。 

 

家じゃずっと和樹に引っ付いて、勉強してようがお構いなし。

その内に、放課後に残ってまで宿題をするようになっちゃった。

 

失敗したなって。

 

和樹と二人の時間が減ってようやく、我慢の大切さに気付かされた。

 

教室じゃ、どうしたって人の目がある。

女の子たちの視線はともかく、クラスメイトとはいえ、よく知らない男の子からの視線を警戒しているうちは、和樹に甘えると言うよりも、その影に隠れているのが常だった。

 

「それじゃ、お二人さん。残るなら鍵閉めお願いね?」

「うん、分かった。また明日ね?」

「はいはい。ごゆっくりー」

 

けれど、今はどうだろう?

 

教室には私達が二人だけ。ちょっとイチャついてたくらいじゃ、すっかり何も言われなくなり「お二人さん」と、気づけば一括りで扱われるようになっていた。

 

「ね? 和樹…」

 

甘えるように和樹の肩に頭を乗せる。

 

ノートに走る鉛筆の動きを鈍くしながらも、纏わりつく私を努めて無視した和樹は勉強を続けていた。

 

「むぅ…」

 

それは、あんまり面白くない。

 

真面目なのは良い所だけど、それじゃあ私がつまらないんだ。

なんていうか、気まぐれにじゃれついてきた猫を軽くあしらうような物腰に、ついつい頬が膨らんでしまう。

 

気にしてないはずがないんだ。気にならない訳がない。

 

体を預けるどころか、ドキドキと、高鳴った胸の鼓動が分かるくらいに体を押し当ててるのに知らんぷり。今すぐにでも和樹の好きが欲しいのに、知らない振りをされるのは辛い。

 

ダメ、かな? 嫌がられる、かな? 少しくらいなら良いよね?

 

ちゅっ…。

 

遠慮が言い訳に変わる頃、私はその頬にキスをしていた。

 

「なっ、唯。ここ学校だって…誰かに見られたら」

「誰かって? もう皆帰っちゃったよ?」

 

放課後の教室。夕焼け小焼けの陽が差し始めた頃。

周囲に残る人の気配も遠くになると、教室の静けさは一層と浮き立っていた。

 

「ね? 誰も見てないなら良いでしょ?」

「良い訳あるかよ…。こんな、いつ誰に見られるかって」

「でも、お家に帰ったら おばさん達がって言うじゃん和樹はさ…。昨日だって」

 

もう一度、和樹の頬にキスをした。

胸板に指を這わせ、わざとらしく撫で回しながら、ゆっくりと誘うように下へと滑らせていく。

 

「あ、少し筋肉ついた? ちょっとガッシリしてきたよね? 私もさ? 前よりもおっぱい膨らんできたんだよ? ほら…」

 

固まって、動かなくなった和樹の腕を抱き寄せた。

無理に作った谷間に添えるように抱え込むと、柔らかく形を変えた おっぱいが彼の腕を包み込んでいく。

 

「分かる、かな? 見た目じゃさ? そんな変わってないかもだけど。最近はブラだって、着けるようになったんだよ?」

「ちょっ、待てって唯。わかったから、家に帰ってからにしよ? ここじゃ絶対…」

「あっ…」

 

ちょっと、照れてるだけ。ちょっと、勢いがついちゃっただけ。

それは分かる。だって調子に乗っちゃった私が悪い、それは分かるんだけど。

でも、腕を振り解かれたその瞬間。私はどんなに酷い顔をしていたんだろう。

 

時間が止まったみたい。

 

和樹の瞳の中に、私の顔が映り込む。

 

泣きそうで、怯えていて、まるでひび割れたガラスみたいに、今にもバラバラに壊れてしまいそうな自分の顔は、本当に酷いものだった。

 

「あ、あははっ。っ…ごめん和樹。私、ちがうの、ちょっと驚いちゃっただけで、大丈夫だから…ね? うん、もうやめるから…ちゃんと、言う事聞くから…だから、だから、ぅぁっ…っっ、ひぐっ…」

 

感情が溢れ出す。

 

ひびの入ったガラスの隙間から次々と、涙が滲んで頬を流れていく。

こんな事したら、こんな困らせ方したら嫌われちゃう。いくら和樹が優しいからって、ないちゃ、泣いちゃダメなのに、止まって、止まってよ…。笑って誤魔化さないと、いけないのに。

 

逃げ出したかった。とりあえずトイレにでも駆け込んで、どうにかして落ち着かないと、また和樹に心配を掛けてしまう。

 

それはイヤ。そんなのはイヤだ。

 

立ち上がり、後ずさり、もつれた足が椅子を蹴っ飛ばすと、身体がグラリと傾いた。

 

「唯っ、あぶなっ…」

「ぁ…」

 

倒れ込みそうになった私に伸ばされる和樹の手。

 

それは、私を捕まえようとする男の子の手だった。

 

「嫌ぁっ!!」

 

その瞬間、私は声を上げて和樹の手を振り払っていた。

 

呆然とする。自分が今、誰に、何をしたのかって。

分からない。分かっているつもりでも、自分を守ろうとした私の心が理解を拒む。

 

忘れようとしても、忘れられない。

 

男の子に乱暴された、あの日の記憶が、あの時の感触が、心と身体を蝕み始めるともう自分じゃどうにも出来なかった。

 

まるで、足元から崩れていくみたい。

 

暗い暗い場所へ、どこまでも落ちていくと、もう2度とこの場所から這い上がれないじゃないかって。

ずっと、ずっと一人ぼっち。蹲ったまま、閉じこもったまま、怖くて、寂しいまま、ずっと、ずっと、ずっと…。

 

「あっ、ちがっ…和樹。ごめんなさいっ、ごめんなさいっ。大丈夫、私、ちゃんと、大丈夫…だから、良い子にするから、だから…やだっ、やっ、あ、こないで、あ、はぁっ…わた、わたし…なんで、ちがうのに…。やだ、やだよ…和樹、一人にしないで、嫌いになっちゃ…やぁ…」

 

自分の声すらもう聞こえていなかった。直ぐ側に和樹がいて、ずっと呼びかけ続けてくれているのに、差し伸ばされた手を振り払い続けてしまう。

 

あの時からずっとそう。

 

男の子が怖くって、何よりも恐ろしい。

普段は何でもない振りをしていても、もう大丈夫だって思っていても、私の心はシャボン玉みたいに脆かった。

 

ただの痴話喧嘩。それだけだったはずだったのに、ぱんっと心が砕けてしまう。

 

あれは和樹だから、大丈夫だから…。

 

どんなに自分に言い聞かせても、あの時の出来事に頭を踏みつけられたみたいに顔を上げられない。ふとした瞬間にトラウマが蘇ると、和樹のことでさえ拒絶してしまっていた。

 

今までだって、今だって、多分きっとこれからもずっとそう。和樹の事が好きなのに、だけど、二人でちょっとしたケンカすら出来ない自分が、嫌で嫌で堪らなかった。

 

もしかしてって。弱った私の心が想像してしまう。

 

こんなになってしまった私を、和樹がいつまでも好きで居てくれるかなんて分かんない、分かんないのが余計に怖い。

ただの同情で一緒にいてくれてるんじゃないかって、ちょっとでも想像するともうダメだった。

 

何も考えたくない。考えるのすらもう怖い。

何も、何もはいらないから、だから、和樹だけ、和樹だけで良いから私に下さい。

神様でも良い。お父さんでも、お母さんでも、誰でも良いから、私から、和樹を持って行かないで…。

 

お願い、お願い、お願いだから…。

 

「唯っ! 唯ってば、こっち見てっ!」

「あ、はっ…あ、あ、ひっ…うぇ…ぁぁあぁっ、あぁぁ…かず、き?」

「大丈夫、大丈夫だから。怖いことなんてないよ。嫌いになんかなったりしない、ずっと好きだから。俺が側にいる、だから落ち着いて、な?」

 

唐突に唇が塞がれた。暴れる私を押さえつけるみたいに、強く強く抱きしめられる。

口を塞がれ、苦しくなり、息の仕方すら忘れていた私の体は、それだけで力が抜けていくと、やがて、掴んでいた和樹の肩から手が滑り落ちていった。

 

もう、こんな事を何回も繰り返していた。

 

私が発作を起こす度、強引に唇を奪われる。

暴れて、暴れて、苦しくなって、何も考えられなくなってようやく意識が戻る度、自己嫌悪で潰れてしまいそうだった。

 

「あ、はっ。はぁ…はぁ…私、また。ごめん。和樹、困らせたい訳じゃないんだよ? だけど、ううん。もう、大丈夫、大丈夫だから、ね?」

 

深呼吸を繰り返し、そう何度も自分に言い聞かせて、ようやく落ち着きを取り戻す。

けれど、一度バラバラになった心はそれだけで取り繕えるものじゃない。

砕けた心をなんとか集め、拾い上げては見ても、ぽろぽろと指の隙間から零れ落ち、いつまでも自分を取り戻せないままだった。

 

「唯、エッチするぞ」

「へ?」

「だからエッチ」

「まってっ。違うよ和樹。私、お家でで良いから。ちゃんとお家まで我慢するから。声も、おばさんたちにバレないようにするし。大丈夫だから、無理しないで、私は、私は良いからっ…あ、むっ、んんっ!!」

 

黙ってって。ううん、もっと乱暴に、黙れって言いたげだった。

 

再び私の唇を奪った和樹に、強く抱き寄せられる。

和樹を引き剥がそうとして、だけど、固い胸板に置いた手のひらは、まるで動かせないまま、彼の腕の中で、もぞもぞと身じろぎするのが精一杯。

 

そんな私の些細な抵抗なんて無視をするみたいに、服の中に和樹の手が入り込んでくると、ブラの上から強引に胸を揉みしだかれた。

 

「あっ、やだっ、おっぱい、いまだめって、和樹。無理しないでいいんだよ、違うから、私は、大丈夫だから…」

「無理、してるように思うのか?」

「そうでしょっ。だって、私がワガママ言うから…和樹、優しいから。ぁっ…!!」

 

強引に手首を掴まれ、その痛みに体が萎縮して力が抜けてしまう。

そのまま引き込まれた指先が最初に触れたのは、固くなった和樹の、おちんちんの感触だった。

 

ズボン越しにも分かる。

 

熱くて、固くなってて、大きく膨らんでた。

 

これが、和樹のが、何度も、何回も、私の中、めちゃくちゃにしてきて。

その時だけは、イヤなことの全部忘れられていた。

 

「ほら、早く触って。今しないなら、今日はもうお預けだからな?」

「いじわる…。イヤって言えないの、知ってて、そういうの言うんだ?」

「唯が悪い。だからお仕置き」

「そん、なの…」

 

ぐいっと、指先に股間が押し付けられた。

 

違う。こんなの、和樹を傷つけちゃってるだけ。和樹だって、こんな風にしたい筈がないのに。

 

戻ってきていた理性は何度も私に首を振らせるけれど、愛されるって、その誘惑に私は逆らうことが出来なかった。

 

チャックを降ろし、ズボンの中を弄りながらパンツの合わせ目を開かせていく。

 

見ないでも、それが出来るようになっちゃった。

転校してきて、和樹とずっと一緒に居られるようになって、覚えたのはエッチな事ばっかり。いつから、どうして、こんな事になっちゃたんだろう?

 

「ああ、でも…」

 

そんな事、もうどうでも良かった。

 

私の手の中で、和樹のおちんちんが元気よく跳ねている。それだけで、些細な悩みなんかは全部、どうでも良い事に変わっていく。

 

「でも、なに?」

「ううん。なんでもない…」

「そっか。じゃあ、こっち来て?」

「…うん」

 

椅子に座った和樹の上に、足を開いて立たされる。

 

こういう時、スカートって便利だな。

 

最初は、なんかヒラヒラしてて頼りなかったけど。ちょっと捲くってみせるだけで和樹とエッチできるんだって気づいてからは、ズボンよりもスカートを履く機会が増えていた。

 

「はぁっ、はぁっ…んっ。じゃあ、いく、よ?」

 

和樹が頷くよりも早く、脈を打ったおちんちんが跳ね上がった。

下着をずらし、おまんこの割れ目に這わせた指で隙間を開いていく。

 

ぴちゃっ…。

 

開いた割れ目の隙間から、愛液の雫が滴り落ちていった。

 

そう、だよね。

 

私が、こんなだから。すぐに、和樹とエッチしたがるから。

和樹だって、そんなずっと、我慢できるわけ無いもんね。

 

だから、せめて、和樹には…。

 

和樹だけでも、気持ちよくなって。

 

道具みたくでも使ってくれたら、せめて、せめて、それぐらいはしてあげたい。

 

「んはっ…挿って、あっ、和樹の…おち、ちん…私…あっ、あぁぁ…」

 

腰を落とした分だけ、和樹のおちんちんが私の中を広げていった。

お腹の中を広げられ、少し息苦しさを感じながらも、満たされていくことの幸せが、有り余って私を興奮させていく。

 

もっと、もっと奥がいい…。

 

して欲しいし、して上げたい…。

 

自分から足を開いて和樹の上に跨った。

すとんっと、それはあっけないくらいに私の奥にまで挿りこみ、早くと急かすように突き上げてくる。

 

最初に痛かった事なんて、まるで思い出せない。

もう、ずっとさ、何回もしちゃってて、忘れられないくらいに和樹の形を覚え込まされちゃった。

 

ちょっと苦しいのは最初だけ。入り口を、おちんちんの膨らんだ所で広げられて、一度挿りこんだらさ、私の中を擦りながら、奥に、奥に、沈み込んでくるの。

 

それから、処女膜があった辺りを通り過ぎると、快感の花が咲いたみたいに体が軽くなって、お腹の奥からゾクゾクって、甘い痺れが伝ってきてね、頭がクラクラとしてくるの。

 

そしたら、もっとして欲しいって、和樹の欲しいって、おまんこが喜んじゃって、和樹のおちんちんに抱きつくみたいに、きゅぅっ…てさ。お腹の奥が熱くなってくるともうダメだった。

 

もっと深くに欲しくって腰が落ちる。子宮が勝手に降りてきちゃう。

 

「あひっ…♥ んっ、はぁっ、あ、あ…んくっ」

「どうしたの? ちゃんと、声我慢しないと、誰か来るかもよ?」

「それは、そう…だけど、あっ♥」

「我慢するって言ったろ? こんなんじゃ、母さんたちの前に、クラスの誰かに見られるかもな?」

「うっ、あっ…やだ、意地悪、いわな…ひゃっ♥」

 

おちんちんに突き上げられた瞬間、私は言葉を失くしていた。

頭の中が真っ白になって、気持ちいい事以外が分からなくさせられる。

 

「まっ、だめ…和樹、ここ、がっこ、きょうしつ…で、ね?」

「知ってる。知ってて誘ってきたんだろ?」

「ちがっ、わた…あっ、ひゃっ…だめって、ばっ…んんっ!!」

「違わない。ほら、そんな気持ちよさそうな声出して。ここ、学校で、教室なんだぜ? 忘れてないか? それとも、そんなにイヤなら今日はもう止めとく?」

「あぁぁ…ぁぁあぁ…そんな、そんなの…」

 

出来るわけがなかった。

 

和樹にしがみつきながら、盗み見るように振り返った教室には誰もいない。

私達しかいない教室はガランとしていて、部活動に励む子たちの声が遠くに響くだけ。

 

自然と、扉に視線が向いてしまう。今、この瞬間にも忘れ物をした誰かが戻ってきて、扉が開いちゃったら、その子と視線が重なっちゃったりしたら。

 

「ひゃっ、あ、あぁ、かずき、だめ、つよ、うごかしちゃ…やぁぁっ♥」

 

声が弾む。胸が高鳴る。

 

いつ、どこで、わたし、なにを…。

恥ずかしいのに、気持ちが良くって。誰かに見られたらって思うのに、でも止められない。

 

ただ、抱き合ってるだけだからって、思ってくれるかな?

どうせ、いっつもくっついてるし、少しくらいなら誤魔化せないかな?

 

ああ、でも、そんな訳ないよね。私、自分から足開いて、腰おろして、おまんこにおちんちん咥えちゃっててさ。

 

すっごくエッチだった。

 

見られてる自分を想像しただけで、恥ずかしいのが胸に溢れて爆発してしまいそう。

なのに、そんな状況に満足して…ううん、違うの。安心している自分がいる。

誰が見たって間違いようもないくらい、和樹の物にされてる自分の姿に、心底安心してしまっていた。

 

「はやく、はやくして…かずきぃ。だれか、きちゃ…だめ、だよそんなのっ。わたしのせいで、和樹がおこられちゃう。それに、和樹以外の人に、私、見られたくなんか…」

 

それはそれで、本心でもあった。

まだ残っていた真っ当な恋心が、今の状況に悲鳴を上げて泣いている。

 

こんなの思ってたエッチじゃ全然ない。

もっと幸せなものだって。期待してると、一日中どうしてか落ち着かなくなって、和樹に愛されてるって、本当ならもっとずっと、温かいのに包まれてるはずだって。

 

でも、でも…。

 

とんっ、とんって、おちんちんで突かれると、お腹の奥がきゅんってしちゃう。

甘い痺れに体がゾクゾクとしてくるとね? 頭の中が しろーっくなって、なんにも考えられなくなってくるの。

 

声、出ちゃう。

 

気持ちいいって、分かっちゃう。

 

ダメだって、口に出したら絶対にダメになっちゃうのに。

 

でも、でも…。

 

我慢なんて、もっと無理。

 

「あ、あぁっ、んっ。きも、ち…いいっ。かずき…わたし、わたし…もう」

 

もうって、なに? イヤなの? ダメなの?

 

分かんない、分かんない。

 

だって、だって、こんなの、こんなに、気持ちよくって…だから、だから。

 

「もっと、もっとがいいっ。もっとして、もっと、きもちいいの、ほし、ほしいの…。すき、すきだから、和樹のこと私っ、好きだからっ。和樹もっ、私のこと好きにして良いから、だからっ、もっともっと、好きって言って、私のこと、すきって…ね? ねぇっ、ねぇってばっ!」

 

泣きながら声を上げ、和樹の事を叩いちゃってた。もう、自分で何をやってるかも分かんない。

快楽でのぼせ上がった体はそれだけで一杯になると、湧き上がる感情の全部を彼にぶつけてしまっていた。

 

和樹の おちんちんの上で体が弾む。

 

その先っぽが、私の一番大事な部分に触れた瞬間に、かぁっと体が熱くなった。

その快感がもっと欲しくなって、彼の体にしがみつきながら、自分から腰を落としにいってしまう。

 

「あっ…ぁぁぁぁっ。ひゅっ…ふぁっ、あ、あ、ぃぅ…はっ、はっ…はぁぁっ」

 

声が、声が出ない。全身が震え上がり、自分が今,どうなってるのかも分からない。

 

絶頂、しちゃってる。和樹、まだなのに、私一人だけ勝手に気持ちよくなって。

 

ダメ、なのに。こんな事してたら、和樹までダメになっちゃうのに。だけど…なんで…なんで…。欲しいの、もっと、ちが、ほんとに、私が欲しいのは、だって、和樹の…。

 

もう自分が分からなかった。

 

和樹に求められてる実感は、他の何にも代えられない。

オモチャみたくでも、乱暴にでも良い。ほんの一時の繋がりに縛り付けられてようやく、私は和樹の物だからって自分を納得させられていた。

 

「あひっ♥ あ、あぁぁっ。もっと、もっとしてっ。和樹、ほしい、ほしいよぉ…和樹の全部が。じゃないと、じゃないと私っ、もっともっと、もっともっともっとぉぉ…っ」

 

お尻に指が沈み込むくらい強く抱えられ、ぎゅっと和樹にしがみついたままの私に、おちんちんが強く打ち付けられた。

グリグリと、その先端にお腹の奥を舐め回され、無理矢理に開かされた入口の中に、ずんっと押し入ってくる。

 

声を上げて泣きじゃくる。本当に子供みたいに甘えてた。溢れさせた感情を受け止めてもらえるのが当然で、泣けば泣いた分だけ慰めて貰えるのが幸せだった。

 

和樹以外の事が見えなくなる。気持ちいい以外が分からなくされる。

 

何度も、何度も、私一人だけ絶頂させられて、早く和樹にも気持ちよくなって欲しいのに。

ああ、ちがう。違うんだ。それも嘘じゃないけれど、本当に私が欲しかったのは、そんなんじゃなくって。

 

「ふぁぁぁぁっ♥ あぁぁ、いい、もう…なんでも、きもちい、かずき、かずきぃ…っ」

 

和樹に乱暴されている。和樹が乱暴するのは私だけだから。

誰にも上げない。彼のを受け止められるのは、絶対私だけなんだから。

 

間違った自尊心と、狂った独占欲が、快楽に溺れた私の中でグチャグチャになる。その内に、混ぜ返された好意と愛情が、元の形さえ失くしている事に気づけもしなかった。

 

「あっ♥ あぁぁ、やった。和樹の…だ…」

 

快感の波が引かないまま、何度目かの絶頂迎え、壊れてしまった私の中に重たい快感が注ぎ込まれてきた。

 

ドクドクと、中に注がれる度、心と身体が満たされていく気がする。

 

やっと、やっと…。

 

欲しかった、これが欲しかったの。和樹に愛されたことの証明、彼に傷をつけられてようやく、抱えていた不安がやわらいでいく。

 

「はっ、ははっ…いっぱい、出しちゃったね? がっこう…で、ここ、教室なのにさ」

 

エッチな声も、沢山の精液も。出して、出されて、気持ちが良くって、幸せで。

 

「でも、良かったの?」

「何が?」

「ううん、ただね? たぶん今日、ダメな日だよ? 私…」

 

耳元で囁いた瞬間、和樹の身体が固まったのが分かる。

 

「な、唯…おまっ」

「ふふっ。いーけないんだーいけないんだー♥ 女の子のダメな日に、こんなたくさんだしちゃって、どうするの? 和樹?」

 

悪い子だ。こんな瞬間まで黙っていて。

 

でもさ、途中で気づいたってもう、止めるとかないじゃん?

 

くすくすと、からかうように笑いながら、気の抜けた声で和樹を囃し立てる。

もしかしたら、嫌われちゃうかもしれないのに。

 

心が温かった。まるで初恋を思い出したみたい。

 

愛された今この瞬間ばっかりは、お腹に彼の熱を抱いている間だけは、そんな不安も忘れられていた。

 

「んちゅっ…はむっ、んっ、んっ…はぁ…っ」

 

唇を重ね、舌を這わせる様な少し大人っぽいキスの後、熱の籠った息をゆっくりと吐き出していく。

 

「ね? 和樹?」

「いや、その…ごめん。じゃないよな、えっと、あの…」

「ふふっ…大丈夫だよ? ほら…」

 

慌てる和樹を尻目に、私はスカートのポケットから秘密兵器を取り出していた。

 

「それ、なんの薬?」

「うん。しちゃった後でも子供が出来なくなるお薬なんだって。持っときなさいって、お母さんが」

 

だからって、使わせるつもりではなかったはずだ。もしもの保険とお守り代わりに、少しでも私の気休めになればいいなって、きっとそれだけのはずだったんだ。

 

ごめんね、お母さん。

 

後で、ちゃんと怒られるから許してね。

 

ペリっと、錠剤の封を簡単に破いた私は、その一粒を和樹の手のひらに押し込んだ。

 

「飲ませて、和樹? そしたらさ、もっと一杯出来るよね?」

「…っ」

「あはっ…♪ おちんちん、またおっきくするんだ?」

 

気づいてた。私が子供っぽく和樹を囃し立てる間にも、射精を終えたはずのおちんちんがムクムクと私の中で大きくなっていくのを。

 

それが男の子の本能なのか、和樹の性癖だったのかは分かんない。

ただ、赤ちゃんできちゃうかもって、煽っていた私の方こそ、妙な興奮を抱えていたのは事実だった。

 

「かずきぃ…あー…」

 

甘えるように名前を呼んだ後、目を閉じ、薄く口を開いて、和樹が来るのをただ待っていた。

 

唇に指が触れる。舌先に異物が押し付けられる。

 

彼の指と一緒に、私はソレをペロッと舐め上げると、大げさに喉を鳴らして飲み込んでみせた。

 

はぁっ、はぁっ…。

 

私が薬を飲み込んだ瞬間に、二人の間から言葉がなくなっていた。

お互いに熱の籠った息を吐き出し、もうそれ以外が考えられなくなる。

 

ダメな日なのに女の子とエッチする。ダメな日なのに男の子を受け入れる。

 

無責任な愛情が、だけど、私達を堪らなく興奮させていたんだ。

 

「ゆい…」「かずき…」

 

ここは学校で、ここは教室で、明日も二人で登校しなきゃいけないのに。

見られるかも、誰か来るかも、先生に、お母さん達に怒られるかもしれないのに。

 

ダメな事が増えるほど、私達はもう、止まれなかった。

 

ー

 

最終下校のチャイムに押し出されるように、二人で校門の外へと出る。

 

「あははっ♪ びっくりしたね? バレるかと思っちゃった」

「ほんと、心臓止まるかとおもったよ、俺は」

 

チャイムのなる少し前。逃げるように教室を抜け出した私達の背中を見つけた先生に「早く帰りなさい」と急かされてしまった。

 

後少し、もう少し、何かが違ってたら見つかったのかって。そんなもしもが私達の胸を逸らせると、ちょっとした冒険を終えた後みたいで清々しい。

 

「あ、ちょっと待って…歩きづらくってさ」

「あ、悪い。結構無茶やったしな、どっか痛むか?」

「ううん。じゃなくって、その…出てきそうで、なんか、ね?」

「出てって?」

「だから、それは…」

 

そういうとこあるよね、和樹ってさ。

 

私がメチャクチャにして欲しい時は、本当に容赦がないのに。妙な所で察しが悪くなるのが不思議だった。

 

それとも、分かっていてやってるの? 私にエッチな事言わせたくって、とぼけた振りをしているのかな…?

 

言ったら、喜んでくれるのかな? ちょっと恥ずかしいけど、和樹が聞きたいんだったら、私がんばるんだけどな。

 

「和樹の…精液」

「ぅっ…」

「ほんと、赤ちゃんできちゃうよね…これ、こんなさ」

 

赤くなった。私の事で、和樹が恥ずかしがってくれるのがとっても嬉しい。

 

言ってる間にも垂れてきた精液は、下着の隙間から溢れだし、スカートの境を通り過ぎていく。

 

和樹にもバッチリと見られてしまった。

 

太ももを伝い、白く濁った精液がふくらはぎにまで流れ出してきていた。

1枚2枚とティッシュを重ね、垂れてきた精液を拭き取ろうとして前かがみになると、少し力の入ったお腹に押されて、じわっと、まだまだ溢れ出してくる。

 

「そんな赤ちゃん欲しかった?」

「今じゃないんだけど…。それは、やっぱり…いつかはって、うん」

「…」

 

ちょっと、からかうだけのつもりだったのに。照れながらも、妙に素直な彼の言葉に私の方が言葉を失くしてしまっていた。

 

プロポーズだったの?

 

でも、それならそれで、女の子としては もうちょっとちゃんとして欲しい。

 

「ね? 和樹。指切りしよ?」

「うん、わかった」

 

小指と小指を絡めて唱える魔法の言葉。

 

きっと、私達にはこれが似合うはずだから。

 

指切りげんまん、嘘ついたら…。

 

「ね?」

 

指を切るのも惜しんだ私達は、そのまま手を繋ぎ直すと、夕暮れも沈み始めた帰り道を二人で歩いていった。

 




共依存ルートエンディング。

せっかくだし、学校でのエッチシーンも欲しかった。
ボロボロになってる女の子って、なんでこう魅力的かな。
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