※この作品はR-18です。

夏休みの思い出~田舎で いとこ とエッチするはなし~   作:霧里

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唯が悪いんだ(Hシーン

卓袱台の向かい側。頬をづえをついている唯と、二人で宿題をしていた。

 

先に帰った事を とやかく言われるかと思えばそうでもなく、居間で顔を合わせてそれっきり。何でも無いように宿題を広げだした唯に付き合う形で、俺も持ち込んだ宿題に手を付けていた。

 

宿題を始めてから少しの間。お互いにもくもくと、静かな時間が流れていく。

 

カリカリと問題用紙を引っ掻く鉛筆の音。ジリジリと鳴く蝉の声。

扇風機の風に遊ばれた風鈴がチリンと響く中。

チュンチュン、クルックー。雀と鳩の合唱の間を縫って車が走り、終いにカラスがカァーと鳴く。

 

静かだと思っていたけど意外と田舎も喧しい。

都会の人混み、学校とは違う喧騒に、何だか物寂しさ様なものを感じていると、机を叩く鉛筆の音が聞こえてきた。

 

とんとんとん…。

 

迷うような仕草の後、ついに唯の手が止まる。

チラリと感じる視線に気づき、俺が顔を上げる前にはもう、ちょんっと鉛筆の先が俺の手を突っついてきていた。

 

「ねぇ…ここなんだけど」

「え、ああ、ここはな」

 

指摘された問題は、ちょっと前に授業で終えた所だった。

塾で復習も済ませていたし、教える事に関してはそう難しくもない。

 

唯の覚えが早かったのもある。

 

その問題から応用して、発展させて、次の問題にまで口を出す。

はっと気づいた時にはもう遅く。うん、うん、と、素直に頷く唯に乗せられる形で、ついと調子づいてしまっていた。

 

「あ、悪い…。なんか、喋りすぎた」

「ん? どうして? 分かりやすかったよ、ありがと」

「お、おぅっ」

「ふふっ。へんなの…」

 

なんか、ドギマギする。

 

友達に教えた時とは違う感情に、胸をくすぐられた気がした。

もっと頼って欲しいだなんて、どうしてか考えてしまい。だけど、それはそれで気が引けるような、調子に乗ってしまった自分に恥ずかしさも感じてしまう。

 

ノートに視線を戻し、唯は再び鉛筆を走らせ始めた。

 

さっきまで顔を突き合わせていたせいもあるんだろう。少し前かがみ気味に崩れた姿勢は、緩んだシャツの胸元を大きく広げて見せる。

 

膨らみが見えそうだった。

 

去年とそう変わってないように見えても、成長期の一年は大きい。

なだらかに膨らんだその先を、目を逸らさなきゃいけないのに、どうしたって視線が吸い寄せられていく。

 

「なに? 何処か間違ってた?」

「あ、いや、別に…大丈夫、つづけて」

「ん? うん」

 

俺の視線に、唯が気づいた様子はない。

 

その事に胸を撫で下ろした反面、悪い事をした後の様な気まずさが、ザラリと胸を撫でた。

 

それはダメだろう。イケない事だって分かる。

 

なのに、服の隙間から覗く唯の素肌が気になってしょうがない。

白い肌を際立たせる小麦色。開いた胸元に残る日焼けの跡が、プールでの水着姿を重ねてしまう。

 

紺色のスクール水着。白い素肌と日焼けの跡とそれから。

 

一瞬だけ。一瞬でも。

 

紺色のスクール水着を塗りつぶしてまで想像してしまった唯の裸に、ドキンっと強く心臓が音を立てる頃にはもう、宿題どころじゃなくなっていた。

 

「唯も、なんか飲む?」

「あ、うん。ありがと」

 

逃げ出した。

 

適当な口実を作ってまで居間を抜け出すと、その足を台所へと急がせる。

 

ゴク…ゴク…ゴク…っ。

 

冷蔵庫から麦茶を取り出して、冷えた小麦色を一気に飲み干した。

さらに、水道を全開に開き、頭から水を被るように顔洗った後、ビショビショになった頭をタオルで扱く。

 

「すぅ…はぁ…」

 

浮ついた心を撫でつけるように、わざとらしい程大きな深呼吸を繰り返しても まだ落ち着かない。ふと、唯の事が頭に浮かぶ度に胸がざわついてしまう。

 

それが、悔しい。

 

そうじゃない。そういうのとは違う感情なんだと薄々分かってはいても、言うことを聞かない自分の感情を殴りつけたくはあった。

 

「なんだよ…それ」

 

ラブコメだって、もうちょっとマシな理由を作るだろう。

小さな頃の約束だとか、ちょっと助けて貰った思い出だとかのお約束。

取ってつけたような理由だとしても、今の俺にはそれすら無い。

 

小さな頃の約束も、困った唯を助けたやった事だって。一緒に過ごした時間ですら、唯の学校の男子連中の方が多いくらいじゃないか。

 

それでも、素直に可愛いって思えたら良かった。

一目惚れだなんて都市伝説みたいな言い訳でも構わなかった。

 

こんな、ただ可愛いって、そう思ってしまっただけで、好きとかそんなの全然わからないまま、唯の事をそういう風に見てしまう自分が分からなくなる。

 

「エロ本…読みすぎたかなぁ」

 

読むなと言われないでも、読むものは選べって。こっそりと、父さんに耳打ちされた理由が、今になって身に染みた気がしていた。

 

 

ー

 

 

戸棚からお菓子をつまみ、麦茶と一緒に居間へと戻る。

 

「唯…? 寝てるし」

 

人の気も知らないでっていうのは、流石に八つ当たりなんだろうか?

 

プールの後で疲れてしまったのか、畳の上で少し横になってそのまんま。ついと寝落ちしてしまったような格好は、どこまでも無防備なままだった。

 

クルクルと、回る扇風機の風に撫でられながら、寝息を立てている唯。

ムクムクと、落ち着けたはずの興奮が湧き上がってくる。

 

袖のないシャツと、短いズボン。ラフな格好から覗く肌の白と、スクール水着を象る日焼け跡がいやに艶めかしい。

 

すぅ…すぅ…。

 

規則正しい寝息に上下を繰り返す胸元。

そこに扇風機の風が入り込み、緩んだシャツの胸元が大きく膨らんでいく。

 

見えそうで、見えなくなって。

 

けど、はためく服の隙間に、もしかしたらと期待を重ねてしまう。

 

右に、左にと、扇風機の首が揺れる。

ハタリ、ハタハタ。吹き上がった服の隙間に下心が煽られる。

 

見ちゃダメだ。3度と唱える間にも誘惑は収まらない。

これは事故なんだから。無防備に寝てしまっている唯が悪いって。身勝手な言い訳をぐっと飲み込み瞼を閉じて、引き剥がすように顔を逸らす。

 

もう一度、顔でも洗ってこよう。

 

そう思い、瞼を開いた先には、お腹を見せるように寝転がる唯の姿。

お腹が見える。おヘソが見える。パンツのゴムの部分だって、チラッと見えてしまっている。

 

いつもは服に隠れている部分が惜しげもなく晒されて、そこに異性を感じた途端に心臓が大きく跳ねた。

 

袖のないシャツに半ズボン。そんな男みたいなそんな格好が許されていたのはだって、気にもしなかったのはだって、お互いにまだ異性に無頓着で、体だってまだそんなに違ってなかったからで。

 

「唯…。なぁ、唯ってば…」

 

声をかけても返事はない。

 

震えた手が、麦茶の入ったコップを波打たせる。

音を立てないようにゆっくりと置いたつもりでも、机にコップが触れた途端にカタリと音が鳴ってしまった。

 

すぅ…すぅ…。

 

寝息に変化はない。その事に、どうして俺は胸を撫で下ろしているんだろう?

 

さっさとトイレにでも駆け込めばいいのに。

 

そうじゃなくたって、田舎の、広いだけの家なんだ。人目につかない所はいくらでもあるのに。

 

唯から目が離せなかった。

 

薄い日焼けの跡と、元の白い肌色との境目が、嫌なくらいに女の子の裸を意識させてくる。

 

ズボンを下ろす、パンツを下ろす。

 

取り出した俺のモノは苦しいくらいに大きくなっていた。

 

そりゃ見るだろう。少年漫画のお色気シーンにだって、反応せずにはいられない。自分の体がなんでこうなっているかって、分からないほど子供でもなくなっていたが、だからって、それを我慢できるほど大人にはなりきれない。

 

朝からずっとだ。

 

久しぶりにあった唯は、随分と女の子らしくなっていた。なのに無警戒というか、無防備っていうか。自分がどんな風にみられているかなんて、まるで無頓着なままで。

 

可愛いって、そんなんじゃないのに、そうとしか言えない。

 

無意識にも唯の姿を探してしまう。その事に気づいたのはプールの中でだった。他の女子だって居たはずなのに、あの時、真っ先に見つけたのは唯の背中。

 

好きだって、そんな訳無いのに、そんな言葉しか思いつかない。

 

それでもダメだからって、ずっと我慢をして。でも、ここまで警戒心が無いと流石に収まりがつかなくなってくる。

 

唯が悪いんだって、完全に八つ当たりだ。

 

コイツだって、もう子供じゃないんだ。男みたいだなって、からかってみたあの頃みたいには戻れない。女の子なんだなって、ハッキリと意識させられると、気にしない振りをし続けるのにも限界があった。

 

「ぅぁっ…」

 

勃起したモノを手で掴まえて、乱暴に擦り上げた。

堪らず声が上がる。ゾクッとした感覚が全身を駆け巡ると同時に、素直な衝動に支配されていく。

 

唯、唯、唯…。

 

頭の中はそれきりだった。

 

チラと、晒された唯の肌を盗み見ては、その裸を想像してしまう。

水着姿に重なる日焼けの跡。白い肌が魅せる女の子の体。

 

チカチカと頭の裏側で、映像が切り替わり続ける。

 

まるで、壊れたテレビみたいだ。

 

雑誌や漫画でみた、女の子の裸と重ねて見てもまるで似つかない。

唯のおっぱいは、まだそんな大きくもなってはいないし。ビキニとか、そんな露出の大きい水着を着けるような奴じゃない。

 

まだ、そんな、俺と変わらないはずなのに。

 

でも、丸みを帯びた体つきは男の俺には無いもので。同世代の女の子の裸は、わざとらしいエロ本の女の人なんかよりも生々しく、より現実的に異性を実感させてくる。

 

扇風機の風に揺られる服の隙間から唯の体を覗き見る。

 

胸の膨らみ、体の丸み。それは、パズルの様に積み重なっていって、拙かった俺の想像の穴をどんどんと埋めていった。

 

もう、止まれない。

 

俺の想像の中で、唯はすっかりと裸にされていた。俺に見下されながら、恥ずかしそうに体を寄せていて、ちらりと上目遣いに見やる視線にドキドキさせられる。

 

小さな胸が呼吸に合わせて上下に揺れる。恥ずかしそうに太ももすり合わせて身を捩る。伸ばした手が唯の体に触れると「ぁっ…」と、小さな声が漏れると同時に、おっぱいが柔らかく弾んで見えた。

 

それは、女の子特有の柔らかさ。幼いながら手を繋いだ時の感触を必死に思い出しながら、勃起したモノを扱き続ける。

 

気持ちいい、気持ちがいい。

 

もう、それだけが全部だった。

 

おっぱいに触れる。肌に指を這わせる。唇を重ねてキスをする。

考えつくだけのエッチな事を、いくらも想像して、想像の中で唯の体を楽しんだ。

 

でも、そこだけは分からない。

 

閉じた太ももの隙間に手を差し込み、恥ずかしがる唯の声を押し切って、無理矢理に足を開かせる。

 

おちんちんが無いのは分かる。だけど、それ以外はどうなっていたっけ?

 

エッチな漫画や雑誌にも、そこまで描かれてはいなかった。

 

ネットで軽く調べた程度じゃ、そこだけは全部見えないようになっていて。

唯一の記憶は、小さな頃に一緒にお風呂に入れられた時くらいのもの。

 

あの時は、だって、ただ、おちんちんが無いってだけだった。何もない股間に、すっと縦筋が入っているのが印象的だったくらい。

 

そこに、入るんだろうか? 本当に穴なんてあるんだろうか?

 

勃起したおちんちんをそこに挿れて。

 

ああ、でも…。

 

自分の手で扱いてるだけでも、こんなに気持ちがいいんだ。

 

愛液でヌルヌルになった女の子の体の中ならきっと。見ているだけでも柔らかそうな唯の肌に包まれたなら、それはどんなに気持ちが良いんだろう?

 

唯、唯、唯…。

 

おちんちんを握り込む手に力が入る。ガサゴソと音を立てながら、根本に溜まった快感が今にも弾けそうなほどに膨らんでくる。

 

勃起したおちんちんを唯の股間に押し付けて。

 

グチャグチャにしてやるんだ。

 

エッチな漫画でそうしていたように、メチャクチャに腰を動かして。そうしたら、きっと、唯も気持ちよくなって、声を上げて、最後は、最後は…っ。

 

その瞬間に、考えていたことの全部が弾け飛んだ。

 

パタパタと、畳の上に水をこぼした様な音が、何処か他人事の様に聞こえてくる。

 

ぐっと、おちんちんを扱いていた手が根本にまで滑り、手の平の中で大きく震え上がると、先端から勢いよく精液が噴き上がった。

 

ドクン、ドクン…。

 

おちんちんが大きく跳ねる。射精を繰り返して、その快感に目が回る。

 

止まらない。

 

こんなに出るなんて思ってもなかった。今までみたいに、ちょっとだけ、ぴゅって飛び出して、それだけで済むと思っていたのに。

 

まるで、全然、止まる気配がない。

 

壊れた水道管みたいに、おちんちんは射精を続け。もう、止めなきゃいけないのに、でも、止めたくなくて。

 

精液が噴き出す度に、堪らない快感が全身を駆け巡った。

 

「あっ、ぐっ…ぅぁっ…!?」

 

声が抑えられない。無理矢理喉を絞ったせいで、余計に変な声が上がってしまう。

 

ゾクゾクと、体が震え上がった。

 

ポタポタと、飛び散った精液が畳の上を汚していく。

 

「はぁっ…はぁっ…。あ、く、そ…なん、だよ、もう…っ」

 

射精が止まったのが先か、快感が引いたのが先だったのか。

勢いをなくした精液が、先端から滲み出す程度になった頃。体の奥に残っていた興奮が「はぁ…」と、重い溜息となって抜けていった。

 

俺のオナニーなんて見ていない振りをして、回り続けていた扇風機。

唯に悪戯を続けていた その風に頬を撫で付けられると、妙な匂いが鼻につく。

 

古い家の木の匂い、薄れた畳の匂いに混ざる生活臭。

唯の家の匂いの中に感じた違和感は、今しがた自分が吐き出した精の匂いだった。

 

汚してしまった。

 

むわっと、夏の暑さに蒸された精の匂いが、扇風機の風に乗って部屋中に広がっていく。チリンっと、涼やかになった風鈴の音が何かの冗談みたいだ。

 

点々と、畳の上から続いていく白い跡。自分の我慢のなさを見つめながら、ただ呆然と、快感の余韻に浸ったまま動けない。

 

それでも強く残る快感の名残りは、俺を許してはくれなかった。

 

精液の匂いに包まれながら、寝息を立てている唯の姿。何も知らない無防備な寝顔を前に、酷い罪悪感と後悔に襲われる。

 

でも、ちょっとだけ、思ってしまったんだ。

 

俺の精液で汚れた唯の姿が、なんかエッチだなって。仄暗い興奮を確かに感じていた。

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