夏休みの思い出~田舎で いとこ とエッチするはなし~ 作:霧里
IFルート。ダイス判定をファンブルしまくれば、こんな事もあるかなって結果。
その日も唯は、学校のプールで泳いでいた。
夏休みも終わり頃。お盆も明けて、宿題も終わってしまって、和樹もお家に帰っちゃった。いつにない退屈と、同じくらいの寂しさを感じていた唯は、それを忘れるように水遊びに興じていた。
泳いで、泳いで、気づけば一人きり。
先生に呼び止められてようやく、泳いでいるのが自分だけになっているのに気づく。
だって、そうでもしなきゃ…。
胸がモヤッとした。
どうしたって、思い出してしまう。
夏祭りの夜。もしかしたらって期待して、でも結局なんにもなかった。
手だって繋いで、一緒に花火も見て。二人っきりの境内で、私も、和樹だって、ずっとドキドキしていたのに。
キスくらいして欲しかったな。
振られたって訳じゃない。嫌われてるってのはもっとない。
私は和樹を好きになっちゃってて、和樹だってきっと私のことが好きなはず。
でなきゃ、私を見ながらオナニーなんかしないだろうし。
でなきゃ、二人で触りっこしたのは何だったんだって思ってしまう。
「都会だと、あのくらい普通なのかな…」
いいよって、たった一言言うにも勇気がいった。
自分から和樹の手を取って、それで、後は勢いでしてしまった気がするけれど、あの時和樹は、何を思って私を受け入れたんだろう?
好きだって、言って欲しかった。エッチな事もされるんじゃないかって、ちょっぴり期待していただけに、何もなかった夜の思い出は、宙ぶらりんと私の心に引っかかり続けていた。
「あーもー…」
ほんとやだ。
和樹が帰っちゃってからずっとこう。
嫌いだ嫌い。嫌いになってやるんだって思っても、胸のモヤモヤは晴れないまま。
エッチな事しちゃったからかな? それとも、好きだからエッチな事したくなっちゃた?
分かんない。分かんないことだらけだ。
更衣室に戻った唯は、こんがらがった頭の上からタオルを被り、髪の毛をくしゃくしゃに掻き混ぜる。
「ほんと…なにやってんだろ」
ぼっさぼさになった髪の毛を指で摘んで ため息を吐いた。
恋って難しいな。慣れない感情を持て余してしょうがない。
いい加減着替えよう。
もたついている内に、濡れた体が冷えてきていた。
スクール水着の肩紐に指をかけた唯が、水着を脱ごうとしたその時。
ガチャリ…。
開いた更衣室の扉の音に慌てて手を止める。
先生に急かされるのかと思えばそういう訳でもない。だけど、見知ったその顔を前に、嫌でも警戒感が高まってしまった。
「幸太? なにやってんの? ここ、女子の更衣室何だけど?」
間違えて入りました。なんて、言い訳ができる場所じゃない。
男子の更衣室は管理室を挟んで向こう側だし、夏休みの毎日にプールに来ていた彼が、今更場所を間違える筈なんかなかった。
「唯、おれさ…」
「ちょっとっ。入ってこないでってばっ!」
様子がおかしかった。まるで、私の声なんか届いてないみたいに、フラフラと更衣室の奥へと歩いてくる。
「ねえってっ! 聞いてるの、こう…っ!」
手が上がる。
ばんっと、音がした。
身構えた唯の顔のすぐ横を通り抜けた幸太の手が、ロッカーの薄い金属の扉に叩きつけられる。
「え、なに? ちょっと…ほんとに、どうしたの? こうた…?」
初めて見る顔だった。怒っているみたいで、泣き出しそうでもあって、真っ赤になっている顔は、祭りの夜に見た和樹の顔にもよく似ていた。
「唯、おれさ…おれ、好きなんだっ、お前のことが、だから…」
どこか、思い詰めた顔をした彼からの言葉。異性からの告白。
前に何度か言われた事はあったけど、それが一度も胸に響いたことはなかった。
今だってそう。必死に、勇気を振り絞って言ってくれた言葉なのは分かるけど、急に押し付けられたって、私に同じものを求められても困るんだ。
「え、そんな…急に、いわれても…困る」
別に、幸太の事が嫌いだったわけじゃない。普通に友達だってくらいは思う。田舎で、家も近くって、そうなると小さい頃は自然と一緒に遊んだりもしていたっけ。
幼馴染だって、他の男子よりはちょっと特別には思うけど。男子と女子、そんな風に分かれるようになってからは、自然と一緒に居る事も少なくなっていた。
「やっぱり、アイツなのか?」
「あいつって、何?」
「和樹だろっ! 唯も、やっぱりアイツの事が好きっていうのかよっ。他の女子みたいにさっ!!」
「他の子は関係ないでしょ? おかしいよ、幸太? 祭りで喧嘩してたのまだ根に持ってるの? バッカみたい」
それが彼の心に傷をつけてしまったんだろう。
グラグラと、崩れそうな積み木みたいに積み上がっていた彼の心を、不用意に突っついてしまった私も悪い。
だって、いきなりだよ?
人が着替えようっていうのに、女子更衣室の中にまで入ってきて壁際にまで押し込まれる。それで、少しも怒るなっていう方が私には無理。
それに、彼の言ってる意味が少しも理解できなかった。
「バカってなんだよ。バカなのは唯の方じゃないかっ。だって和樹なんかとさぁっ」
今だってそう。私のことが好きって言いながら、私も悪いんだって指を指して責め立てられる。それがいつのまにか和樹の悪口へと変わっていって、聞いているだけでも我慢が出来なかった。
「最低…」
「なっ…」
たった一言。私のつぶやきに驚いた幸太は口を閉ざす。
我慢の限界だ。好きな人の悪口を聞かされて続けるのは、いい加減にうんざりだった。
そこで、やめておけばよかったんだ。
言いすぎかなとは思っても。この苛立ちを止めるまでには至らずに、思ったことをそのまま口に出してしまう。
「昔からそうだよね? なにかあると人のせいにして文句ばっかり。そういうの、カッコいいとか思ってるの? 全然だから」
「ちがっ…。唯、おれはただ、だって…唯が…っ、唯のこと」
「私は嫌い。これでいい? 早く出てって、これ以上は先生呼ぶよ?」
その瞬間、幸太をギリギリで繋いでいた糸が切れた。
理性とか常識とかいう日常の糸。唯に対する少なくない好意の一端。
まるで、首輪に繋がれていた犬の様。
欲望は理性の鎖を引き千切り、裏返った好意は憎しみにも近くなる。
「うっ、うぅぅ…っ。唯、ゆいぃ…っ。おれ、おれは…っ」
「ちょっ、離してっ。幸太っ…きゃっ…!?」
少年が、少女の肩を掴む。
ガシャンと金属質な音が鳴り、唯の背中がロッカーの扉に押し付けられた。
暴れて、藻掻いて、振り解こうとして、それが出来ない。
力が強い。男の子の力に真正面から押さえつけられて身動きが取れなくなる。
「せんせいっ、いつっ…! 先生っ、ちょっと、離してっ、幸太っ!!」
けれど、唯が幾ら叫んでも担当の先生は顔を見せなかった。
女子更衣室のすぐ隣に居るはずなのに。少し大きな声を出せば聞こえるはずが、いつまでたっても誰かがやってくる気配もない。
「唯っ! 黙れよっ、静かにしろってっ!!」
「いやっ、イヤだってっ。離してっ、はな…んんっ!!」
唐突に唯の唇が塞がれてしまう。
驚きに目を開いた唯の前には、幸太の顔があった。荒くなった鼻息が頬を、撫でていく感触が気持ち悪い。唇の薄い肌と肌とが擦れあい、溢れた唾液が塗りたくられる。
キス…。嘘でしょ? 初めてだったのに、和樹とするはずだったのに。
びっくりして、悲しくなって、涙が溢れ出した。
だけど、それが段々と腹立たしくなってくる。勝手ばっかり言って、こんな無理やりキスまでされて。
湧いてきた怒りに、固まっていた体が動く。
掴まれていた肩を強引に振りほどき、大きく払った手で幸太の頬を思い切り打ち据えた。
バシィン…っ。
大きな音が更衣室に響く。
騒がしかった部屋の中が、水を打ったように静かになる。
「な、え、唯…なんで、おれはだって」
「っ!」
この期に及んでまだそんな分からないことを言う。
もう、話すことなんて何もなかった。今すぐこの場から離れて先生に言いつける。それでおしまいの筈だった。
そう、早く逃げればよかったのに。
わざわざロッカーを開けた唯は、荷物の中からスマホを取り出してしまっていた。
それは、彼女にとっての宝物。
離れた所に居る和樹を、ぐっと近くに感じる魔法の道具。親に強請ってやっと買って貰って、最近では肌身離さずずっと持っていたお守りみたいなものだった。
10秒にも満たない僅かな時間。それは、唯に頬を叩かれ、呆然としていた幸太が逆上するには十分な時間だった。
「唯っ、待てよっ!」
「いやっ! 離してってっ! もう幸太なんか知らないんだからっ!!」
幸太を押しのけ、逃げ出そうとした唯の手が掴まれた。
振り解こうとして、手首を引っ張られる。もみ合って、暴れている内に、唯の肩を掴んだ幸太の指が水着の肩紐に引っかかると、彼女の胸元を大きく開いてしまう。
「やだ、はなし…っ、いやっ!!」
肌を隠そうとして慌てて体を引く。けれど、指が引っかかったままの水着は、更に肌色を広げていく。一瞬の引っ張り合いに、お互いが必死だった。
逃げたい唯と、逃したくない幸太。強引に引っ張られ続けた水着は、ビリっと音を立て、そのまま千切れるように解けてしまう。
ガシャンっと、また音がなった。
勢い余ってロッカーに背中を打ち付けた幸太が最初に見たものは、千切れた水着と唯の素肌。垂れ下がった肩紐、捲れた紺色の生地の下に隠れていたのは、可愛らしく膨らんだおっぱいだった。
ゴクリ…。
その光景は、少年を興奮させるには十分すぎた。膨らみの頂点を彩る淡い乳首に視線が吸い寄せられ、今までに無いほどの勃起が股間を襲う。
唯、唯、唯…。
理性の束を欲望が刈り取っていく。頭の中は少女の事で一杯だった。
倒れ込み、尻餅をついて、胸元を隠しながら後ずさろうとする彼女に襲いかかろうと手が伸びる。
「いやっ、こないで、こないで!」
伸ばした手が蹴っ飛ばされた。近づこうとしては何度も蹴り飛ばされ、唯の足を振り払い続けてようやく、彼女の足首を掴まえられた。
そのまま足を引きずって、引き寄せて、覆い被さろうとした唯に頬を叩かれる。
そこからはまた取っ組み合いだ。
暴れる唯の手に叩かれながら、なんとか押さえつけようと その手を掴む。
けれど、今度は体の間に足を入れられ、腹を蹴り出された。
掴んでいた手が離れる。逃げ出そうとした唯の背中に慌てて手を伸ばす。
足首を掴まえ、蹴り返された。肩を掴んだ手が弾かれる。
滑った指先が千切れた水着の端を掴まえ、それを引き寄せるように引っ張ると、四つん這いから体を起こそうとしていた唯の体が倒れ込んだ。
伸びたスクール水着が少女の肌の上を滑っていく。
四つん這いの態勢から足を取られ、浮き上がった膝の向こうへと脱げていく。
少年の手には脱げたスクール水着が握られていた。
少年の目の前には、裸になった少女の体があった。
理性なんてとっくに千切れてしまっている。
自分のものにならない少女に、腹立たしさだって覚えていた。
「いや、いや…こないで、幸太…おねがい」
気分がいい。尻餅をついて、後ずさる唯の姿に征服欲が刺激される。
何も難しいことはない。最初からこうすれば良かったんだと、男性的な欲求に突き動かされる。
ガタッと、その時、唯の背中が更衣室の扉に触れていた。
逃げられる? 一瞬、気が逸れてしまった唯の隙きを見逃さず、幸太は覆いかぶさっていく。蹴り出そうと伸ばされた足の間をすり抜け、太ももの間に体を押し込んだ。
暴れる唯の太ももを押さえつけながら、幸太は水着を下していく。すでに勃起していた肉棒は、見せつけるように大きく跳ね上がった。
自分に覆いかぶさってくる男の子。閉じようとした太ももが強引に開かされ、押しのけようとした手は、彼の体を支えられずに押し込まれていく。
興奮して、鼻息を荒くして、乱暴なくらいに体を押し付けられる。何よりも、固くなったおちんちんに肌を舐められる度、唯は寒気がする様な不快感に全身を襲われていた。
太ももの内側に擦り付けられながら、勃起したおちんちんが段々と股間へと近づいてくる。足の付け根に、おヘソの上に、人肌以上に熱を持ったモノを擦り付けられる。
嫌な想像をするのは簡単だった。
ついにはおまんこの縦筋にまで掠めると、いよいよ恐怖が確かなものとなっていく。
イヤだ、イヤだ。幸太なんかに犯されるのだけは絶対に嫌。
初めては和樹が良いって、いつかそうなるんだって、ずっと考えてたのに。
押し返そうとして手を暴れさせる。肩を叩き、頬を叩き、暴れる勢いのまま握りしめたスマホの角が、強く彼の頭に打ち付けられた。
「あぐっ…!」
「あっ…ごめ、私、ごめん…っ!」
一瞬、戸惑ってしまった。頭を抑え額から血を流す幸太の姿に罪悪感が湧いてくる。学ばないんだ、なんで逃げないの私。でもだって、こんな事今まで一度もなかったんだもん。
それでも、すぐに気を取り直した唯は、幸太を押しのけて更衣室の扉に手をかけようとした瞬間。
バシィン…っ。
大きな音が更衣室に響く。
騒がしかった部屋の中が、水を打ったように静かになる。
赤くなった頬を抑え、驚いた表情で幸太を見上げる唯。
なんで? なんで? なんで?
叩かれた意味が分からない。突然の衝撃に頭が混乱する。
誰かに叩かれたことなんてなかった、それこそ両親にだってそう。
多少ワガママを言ったり、困らせた事もあったけど、そこそこ良い子に育ってきた唯にとって、誰かに殴られる衝撃はあまりに突然過ぎた。
「唯がっ、唯が悪いんだからなっ!」
私が悪いの?
そんなはずがない。理由はどうあれ襲ってきた幸太が悪いに決まってる。
だけど、叩かれて、責められる。一瞬できてしまった心の隙間は、もしかしてっと、自分を責めている間にも、状況はさらに悪化していった。
まっさらな唯の股間。
太ももと太ももの隙間に出来た柔らかな恥丘には、ただひっそりと縦筋が引かれているだけだった。
その上に押し付けられたのは、勃起した男性器。男の子のおちんちん。
膨らんで、固くなり、波打つ度大きくなると、親指よりも太く、人差し指よりも長くなっていく。
ズリズリ、ズリズリ…。
擦り付ける度に、先端を覆っていた皮が捲れて、ツルっとした亀頭が顔出す。
ズリズリ、ズリズリ…。
擦り付けられる度、先端から溢れた先走りが唯の股間を汚し、湿った肌に引っかかっていた動きが、だんだんと滑りを増していく。
気持ちいい、最高に気持ちがいい。
何度も夢にまで見た光景だ。
唯をオカズにオナニーをした事だって片手じゃ足りない。
こんな風に乱暴してみたり、普通の恋人同士のように甘く愛し合ってみたり。想像の中では幾らもしてきたことが、今現実となって幸太のモノを震わせていた。
女の子の股間。おまんこにおちんちんを押し付け、滑らせる。
何度も何度も繰り返し擦り付けていく。
中に挿れる事さえ忘れていた。ただこうしているだけで気持ちがいい。
好きな女の子を押し倒して、乱暴する。背徳感と単純な快感に、頭の中が煮えたぎる。堪らない快感が おちんちんを喜ばせ、ビクン、ビクンと、一際大きく震えた後にはもう、我慢も忘れてしまっていた。
圧倒的な開放感。
溜まりに溜まった精液が、勢いよく飛び出すと同時に、体中が快感で満たされていく。
「うぐっ、あ、あ、これ、すげ…あぁぁぁ…!」
ぽたり、ぽたり…。
匂いがした。プール特有の消毒薬の匂い。それと、夏の暑さに蒸された精の匂いが更衣室に広がっていく。
ぽたり、ぽたり…。
髪に、顔に、胸に、お腹に、そして、おまんこに。
おちんちんの先から弾けた精液は、唯の体を汚していき、その肌の上をドロっと撫でた。
「いや…いやっ、いやぁぁぁぁっ! どいて幸太っ、離してっ、もういやっ!」
必死だったんだ。
自分が犯されるかもしれないって現実が、実感としてそこにある。
和樹の時には、あんなにドキドキ出来ていたのに。今は、ただただ薄ら寒い恐怖で胸が一杯だった。
暴れて、暴れて、もうただ夢中で。
「うるさいっ! 唯、逃げるなよっ、あばれるなって…このっ!」
バシィン…っ。
私は弱かった。
再び頬を打たれた時、叩かれ慣れていない私の体は その衝撃だけで固まってしまう。
バシィン…っ。
バシィン…っ。
バシィン…っ。
「っ…ぁく、ごめ、ごめんなさい。痛い、やめ。酷いこと言ったのもあやまるから、だから…それだけは、ほんとにやだぁっ…」
懇願するしかなかった。
だけど、気づける訳なんかない。
私が泣いて見せる度、幸太は興奮して、さらに強くおちんちんを苛立たせる。股間に、おまんこに、それが押し付けられる度、どんどんと熱くなっているのが分かってしまう。
止まる気なんかない。
あの時の私と和樹がそうだったみたいに。自分じゃもう止められない所にまで行ってしまっている。
「大丈夫っ、大丈夫だからさぁっ。やさしく、ゆっくり行くから。最初は痛いかもしれないけど。俺が気持ちよくしてやるから、二人で気持ちよくなったら、絶対和樹より、俺のほうが好きになれるから、な?」
言ってる意味がわからない。ある訳無い自分の姿を語られても、ただただ気持ちが悪いだけ。
「んぎっ…ん、あぁ、や、やだぁ…はいって、きちゃ…っ!」
おちんちんの先端に割れ目が開かれた。
まだ濡れてもないオマンコの中が、先走りと、精液の残りで汚されながら少しずつ開かされていく。
ぐっ、ぐっ…。
掘り進めるように、おちんちんが動く。
ギチ、ギチ…。
乾いていたおまんこの中が強引に引っ張られ、開かされて、おちんちんがどんどん奥へと迫ってくる。
「んぐっ、あっ、あっ…。やだ、だめ、ほんとに、それいじょうはっ…あぐっ!」
閉じていたおまんこの柔肉が引き剥がされていく見たいだった。
おちんちんが進む程に中はだんだんと狭くなり、お腹の奥に抱える異物感に息苦しさが増してくる。
ぐっ、ぐっ…。
繰り返し、何度も、私が音を上げるのを待つみたいに、おちんちんは中で動いて、それは段々と粘ついた水音を響かせはじめていた。
大量の先走りと、精液の残りが私の中に塗り拡げられていくの分かる。
ビクン、ビクンって、中で震える度に、グチュグチュとおまんこの中で水気が増していく。
痛い、痛い。
恐怖と嫌悪感で冷めきっていた おまんこが性感を感じるわけもなく、ただ乱暴に犯される刺激だけが唯の体を震わせる。
グチュっ、グチュっ…。
滑りを増した おちんちんは力強さを増して、唯の中を責め立てた。
おまんこの奥で、少女の体を守る為に閉じていた僅かな隙間が、引っ張られ、引きずられていく。強引に、乱暴に、最後の抵抗を引き千切るみたいに おちんちんが押し込まれた瞬間。
ブチッと…。
一瞬だった。なんて、あっけない。
その勢いまま、入り込んだおちんちんは、おまんこの奥から唯のお腹を ぐっと押し上げてしまう。
「あぐっ! あぁっ、いっ、やっ、やぁぁ、やだぁぁ…もう…ぃゃ、なんで、こんな」
初めてが、終わっちゃった。
和樹とするはずだった初めてのエッチが、こんなあっさり無くなってしまった。
バカ、バカ…。
和樹のバカ。あの時、祭りの夜の日に、どうして私を求めてくれなかったの。和樹がゆっくりしてるから、私、こんな奴に、初めて取られちゃって…。
じわっと、涙が溢れてきた。
体が震えて、ただただ嗚咽が溢れ続ける。
ああ、でも。ほんとに、馬鹿だったのは私の方。
男子たちの視線の意味も分かっていたはずなのに。相変わらずの格好のまま、無警戒にプールなんか入っちゃって、一人でなんかいるからこんな事。
「ごめ、ごめん…かず、き。あぐっ…!」
彼の名前を呟いた瞬間。胸に咲いた淡い想いを掻き消すように、おちんちんが下から突き上げてきた。
「やっぱりっ。やっぱりっ、和樹なのかよっ。俺だって、俺だって、唯のことずっと、前から…好きだったのにっ、なんでっ! なんで!!」
気持ち悪い。ただただ気持ち悪い。
自分のお腹の中で、熱いくらいの肉の塊がナメクジみたいに蠢いている。
閉じていたおまんこを無理やり広げられて、千切れた処女膜の跡を雁首に引っ掻かれる度に、鋭い痛みが体を怯ませた。
「あぐっ、ひっ、んあっ、かっ、はぁはぁっ、ぃぅっ!! もう、やめ、終わって、ぬいっ、あっ、でてってよぅ…」
せめて、せめて。抵抗だけはしていようと体に力を入れる。
勇気を振り絞り、スマホを握りしめた手を振り上げた。
だけど、幸太を叩くその前に、おまんこを乱暴な刺激に襲われて、ビクッと体が怯んでしまう。
「んあっ! や、だ…あ、あぁ、かずき…っ」
しっかりと、握りしめていたはずのスマホが零れ落ちていく。
慌てて拾い上げようと伸ばした手は、その直前で幸太に押さえつけられてしまった。
「やだっ、はなしてっ、幸太、いやっ、いやっ! 和樹、和樹っ!!」
「また、和樹なのかよ。なんで、俺のことは見てくれないんだっ、なぁっ、唯っ!」
ちがう。ちがう。
こんな風に抑えつけられたかったんじゃない。もっと優しく、もっと強く、手を繋いでいたかった。和樹と手を握り合って、あの時の快感よりも、大きい幸せを二人で感じていたかった。
「はぁっ、はぁっ! どうだっ、唯っ。唯も、気持ちいいだろっ。俺は、唯の中、気持ち良くって、うぐっ、あっ、もうっ!!」
ブルッと、幸太の体が震え上がった。
私の中で一段と強くなった痛みが、膨らんでいくおちんちんの存在を大きくする。
「いやぁっ、やだっ。ぬいてっ、中にだしたら、いやだから、いやいやいやっ。幸太の精液なんか、わたし、ぜったい…いらないもんっ」
せめて、中にだけは。それだけは嫌だった。
けれど、散々に抵抗を続けた私の体に、彼を振り払える体力なんて僅かも残ってはいなかった。
「うるさいっ。ぜったいっ、ぜったいにっ。唯も気持ちよくなるからっ、俺と一緒に、イったらさっ。だからっ、唯も、イケよっ、ほら、気持ち良いんだろっ、ホントはさ、なっ、なっ!」
ぐっと、上から押さえつけられるだけで身動きができなくなる。ただただ痛い。おまんこの奥を おちんちんで突き上げられる度、抵抗する気力までもが削がれていく。
気持ちよかった訳がない。気持ち良くなれるはずもない。ただ怖くて、ただ辛くて、少しでも早く終わって欲しくて、諦めの感情に支配されていっただけ。
「唯っ、唯っ、唯っ…ンくっ!」
ああ、ほんとに、気持ちが悪い。
和樹に名前を呼ばれていた時は、あんなにドキドキしていたのに。
今はこんなにも、不快感が肌を泡立たせる。
勃起したおちんちんが、私の中を強く打ち付けた。
おまんこの奥で大きく震え上がり、弾けるようにドクンっと波を打つ。
同時に、熱いものが一気に広がってくると、私の中に次々と注ぎ込まれてきた。
「あひっ! あ、くぅぅぅっ。あ、あ、あぁぁ…ダメって、ダメって、言ったのに、中に、なんで…。きらい、きらい…幸太なんか、もう大っきらい…」
じわじわ、じわじわ…。
中に精液を出されてようやく、体は性感を膨らませていた。
精液の熱に浮かされるみたいに、じっとり汗ばんだ肌が、嫌悪感で冷えていく。
まるで風邪でも引いた時見たい。体は熱いのに、どうしてか肌寒い。
「あっ、あっ、いやぁ、いやだぁぁ…。はぁはぁっ…ぅぁぁぁぁっ、あぅ…きもちわるい、こんなの、最悪…」
気持ち悪い、気持ち悪い、ひたすらに気持ち悪い。
あまりにも強い嫌悪感に、ブルッと体が震えてしまう。そのせいで、下腹部にも力が入り、中に挿っていたおちんちんを強く刺激すると、残っていた精液の全部が流れ込んでくる。
「あ、あぁぁ…なんで、俺、違うんだって…俺はただ、唯が好きってだけで」
精液を出し切ってようやく、幸太が私の体から離れていった
その瞳からは興奮の色は消え、何かに怯えた様に唇を戦慄かせながら、ゆらゆらと後ずさっていく。
「おれ、唯。ちが、こんな事、したかった訳じゃなくって…違う、違うんだ。だって、唯が、和樹がさっ…!」
また、言い訳ばっかり必死になって。乱暴した私を気遣うことなんてしやしない。そんな彼の姿に、私は何を思うことも出来なかった。
ひたすらに薄ら寒い。見知った幼馴染の姿とはとても思えず、気づけば何の感情ももたない冷めた声で彼を拒絶していた。
「そういうとこ、ほんと…きらい」
人の絶叫を初めて聞いた気がする。
声を上げ、意味の分からない言葉を吐き出しながら更衣室を出ていく幸太。その背中を心配に思う優しさは、流石にもう残ってはいなかった。
幸太がいなくなって、一人になって、静かになった更衣室で呆然としていた。
何をどうして良いか分からない。
こんな事、和樹にどう言っていいかわからないし。こんなになった私を和樹に見せるのが怖い。
「…。んっ、ひぐっ…ぇぅっ。あ、あ、あ、ぁぁぁぁぁぁぁっ!!」
悲しくなって、泣きたくなって、いつの間にか私は声を上げて泣いていた。
涙が頬を濡らすと、乾き始めていた精液が一緒になって流れていく。
嗚咽に揺れるお腹の動きに押されて、じわっとおまんこから何かが溢れてきた。見なくたって分かる。だって、私のものじゃ絶対にない。
ダラダラ、ダラダラ…。
プール特有の匂いを掻き消すほどに漂う湿った精液の匂い。
中途半端に開いた割れ目の向こうから、入り切らなかった幸太の精液が出てきちゃってる。
汚されちゃった。
見下ろした自分の姿。精液と、精臭に塗れた体に、酷くその事実を実感させられる。
♪♪♪
また涙が溢れでてくる。その合間に割り込むようにスマホが震え、待受にしていたメロディーが鳴り響いた。
「ぁ…和樹?」
ちょっとだけ、胸が温かくなる。
けれど、握りしめていたスマホの画面は、いつのまにか罅割れてしまっていた。ちょうど角から亀裂が入り、多分幸太を殴った時か、殴ろうとして落とした時か。割れた画面を見ているとまるで、自分の恋心にまで傷がついてしまったような痛みだけが残る。
今、なにしてる?
罅割れた画面にはただ一言だけ、何時もの様に何でも無いメッセージが書き込まれていた。
「ぁ、いま、今かぁ…。エッチされちゃったよ、ははっ…。初めて、取られちゃった。だって、和樹が、なんにも…してくれないから。うっ、ごめ、ん。いったのに、彼女作っちゃやだって、私が言ったのに…こんな、う、ぁっ…」
和樹のこと考えてた
でも、送ろうとした文字は右から消えていく。
多分私は、こんなになっても和樹に気付いて欲しかった、和樹に助けて欲しかった。無意識に文字を打ち込み、そのまま送信ボタンに指を掛ける。
ごめん
たった3文字のメッセージ。
だけど、既読がつくよりも早く着信音が鳴り響く。
「そういうとこ…好きだよ、和樹」
心も体もボロボロだった。
遠くに和樹の呼ぶ声を聞きながら、私の意識は泡みたいに溶けていく。
書けるかなって。書けたから書いた。
唯ちゃんに不幸になって欲しい訳もないが、それはそれとして泣き顔も見てみたかった。