ゲームフェス 前編
「企画会議を始めます!!」
色々あったが、ゲーム開発部は四人揃った。
ゲームフェスに出展するゲームの会議が本格的に始まった。
のだが、ユズは部長として会議の開始を宣言した後、そそくさと席に戻った。
バツが悪そうにモモイが代わりに前に出た。
「えー、今回のフェスについてだけど……詳しくは臨時マネージャーのリオさん……どうぞ」
「ええ、承ったわ」
ちびっこ四人に交じって、リオが電源の入っていないマイクを受け取った。
彼女は現在、自主的に謹慎中であり、その間ゲーム開発部の協力者として名乗り出たのである。
「まずこの“メアリース・グランド・ゲームフェスタ”、略してMGGFの趣旨を皆は理解しているかしら?」
「はい、神ゲーをメアリース様に捧げて遊んでもらうことです!!」
「全く違うわ」
全く理解していないモモイの言葉を、リオは切って捨てた。
「MGGFは神事であり、その参加者の目的はいわば“名声”なのよ」
「名声、ですか?」
「或いは名誉と言い換えても良いかもしれないわ。
女神メアリースは己の楽園に持ち込む娯楽を求めている。
このフェスで総合部門で優勝した作品は、永久に記録として保存されるという名誉を得られる。まあ、これは各部門で優秀賞を得た作品も同様だけれど」
ミドリだけでなく、ユズやモモイも息を吞む。
永遠の記録に、名声。最も偉大なフェスで、記録に残る。
ゲーム開発者としてこれ以上の名誉は無い。
「つまり、これに総合優勝すると言うことは、スーパーマリオの開発者に準ずる名声を得られることになるわね」
「す、スゴイです!! 作品と共に偉大なるゲーム開発者として名を刻めるってことですね!!」
「そういうことになるわ」
興奮しているアリスに、リオは頷いて見せた。
それが彼女達の参加するフェスの趣旨だ。
「とは言え、総合優勝は現実的ではないわ」
リオがホワイトボードに、ジャンルごとに存在する部門を並べていく。
格闘ゲーム、RPG、シミュレーション部門等など。
「総合部門、これは要するに、なんでもあり、よ」
「“何でもありって?”」
「資金、人数、機材、それに制限が無いと言うこと。
例えば、格闘ゲーム部門にもいくつかレギュレーションがあるんだけれど」
先生の疑問にリオは、エメラルドのタブレットを操作して、ある映像を見せた。
「これはMGGFのある格闘ゲーム大会の映像よ」
「え、なにこれ……」
思わずモモイが絶句する。
その映像は、レトロな格闘ゲームの対戦風景だったが。
「これ、お互いに当たり判定が消えてる。
分かる範囲でもどっちも十以上のチートを使ってる」
ユズがそんな風にその映像を分析した。
「この大会のルールは、生身で参加すること、それだけよ」
「一周回って面白いけど、ひどすぎる……」
格闘ゲームで改造はある種の文化であり、それ自体は否定できることではない。これはその一種であり、そいうものなのだ。
「勿論これはそういうレギュレーションというだけで、チート禁止の大会も開催されているわ。
私達が総合優勝するというのは、これにチート無しで挑むようなものよ」
リオの説明に、漠然と優勝は難しいと感じていた四人は現実を突き付けられる。
「だから、私は総合優勝ではなく、別の方向でアプローチを提案するわ」
「“例えば、どうするんだい?”」
「女神メアリースは、自分の管理する世界の文明水準に数字を割り当て、管理しているの。
私達はキヴォトスの文明水準は66と判定されているわ。
つまり、このリミテッド60部門の優秀賞なら、十分狙えるというわけ。
これは、私達と同じ文明レベル60から69の参加範囲でのみの賞よ。
これなら他の参加者と同じ土俵で戦うことができる」
おおー、と皆がリオのリサーチ能力に感嘆を漏らした。
「でもその部門だと、賞金はどのくらいなの?」
「優秀賞の盾と、副賞の五百万円だわ」
「うーん……」
リオの答えに、モモイは腕を組んで唸る。
「アリスを人間にするには、900万円必要なんだよね」
「五百万円かぁ」
「言っておくけど、この賞を取れるだけでもキヴォトス全体でも十分快挙よ。初参加なら、前代未聞と言える功績だわ」
「“確かに、そうだね”」
先生としても、正直この賞を取れるなら副賞の500万円以上の価値がそこにあると思う。
だが、この四人にとって今はそれは手段に過ぎないのだ。
「アリス、人間に成れるならなってみたいです!!
皆や先生と同じ時間を過ごしたいですし、いつかえっちなことをして赤ちゃん欲しいです!!」
と言うことを、女神との約束を聞いたアリスは言った。
他の面々は顔を赤らめて、先生はたしなめたが。
「ハッキリ言うなら、このフェスである程度の実績を獲得し、キヴォトス内で資金を募った方が現実的だわ。
今のキヴォトスなら、アリスに寄付をしたいという者は幾らでもいるでしょう。
女神メアリースは費用の調達方法に指定や制限を設けなかったのでしょう?」
「……それは、そうですけど」
リオの正論に、ユズは俯く。
そう、女神が課した条件は、ゲーム開発部の面々が自力で900万円を調達すること。
その方法や手段を指定していないのだ。
それが出来ないなら、分割や後払いでも良いとさえ言っている。
女神にとってこれは自分が行っている公共の福祉を適用しただけに過ぎないので、彼女はゲーム開発部に無理をさせて破滅でもしたら本末転倒なのだ。
「私達は、ゲーム開発部です。
なら、ゲームを作ってやれるところまでやりたいです!!」
「うん、ミドリの言う通りだよ!!
まずは当たって砕けて、ダメだったらその時はその時に考えるよ!!」
才羽姉妹の意見に、ユズも小さく頷いた。
「私も、せっかくなら一位が良いです!!」
アリスもそう主張し、リオは分かったわ、と頷いた。
「なら、その方向でやりましょう。あなた達のやり方を尊重するわ」
そうして、リオは改めてゲーム内容についての会議を促した。
「先生、少しよろしいですか」
離れたところから四人を見ている先生に、リオが話しかけてきた。
「“どうしたんだい?”」
「ゲーム内容以外の戦略について、お互いの認識のすり合わせを」
「“そこは普通に相談って言えば良いんだよ”」
「なら、相談を」
あの騒動で機材をシャーレに持ち込んで持って帰るのが面倒なので、こちらで作業をしている四人を見ながら、二人は言葉を交わす。
「MGGFの出展作品は二百万以上、そしてそれは今も増え続けている」
「“本当に、とんでもない規模だよね”」
「例えばこの作品ですが、とても評価が良いです。
しかし、順位は最下位から数えた方が早い。どうしてだと思いますか?」
「“確かに、レビューは好意見が多いね”」
リオが提示したゲームの作品ページは、高評価とゲームの出来を評価するレビューで溢れていた。
しかし、それだけであった。
『なるほど、記念出展か或いは、宣伝がなされていないと言うことか?』
男のアバターの言葉に、ええ、とリオは頷いてみせた。
「全てのプレイヤーはプレイしたゲームに最大で10点の評価を下せる。これの肝は、平均点ではなく総数と言うところね。
このフェスの順位は、プレイヤーのポイントで決まる。
つまり、無関心のゼロ点より、悪評の1点が勝るのよ」
「“なるほど……”」
リオの言葉は極端だが、事実であった。
そのゲームをプレイしたプレイヤーは持ち点10でその作品を評価できる。
逆を言えば、それは。
「そしてルール上、集団投票の類は禁止されていないと言うことになるわ」
「“まさか、そんな”」
「勿論、お金で評価を買ったり、サクラレビューは禁止されているけれど、自分の故郷の作品というだけで評価すること自体はグレーなのよ」
「“それをキヴォトスでやるつもりかい?”」
「他の作品でもやっていることだわ。手っ取り早く評価を上げるには合理的だわ」
「“……”」
先生は唸って腕を組んだ。
「“私は、反対だよ。彼女達の作品は、正当に評価されるべきだよ”」
『これはあいつらの青春だからな。
そんな大人の事情なんて気にする必要なんてない。それはリオ、お前もだ』
「……そう、わかったわ」
二人の大人に諫められ、リオは身を引いた。
「“効率や合理性は大事だと思うよ。
でも、それをしなければ何かを失うわけじゃない。
リオ、今回は余裕をもってやらないかい?”」
「ええ、その通りね」
リオは先生に言葉に、前髪を払って頷いた。
『だが、資金や人員が多い方が有利だというのは事実だ。
点数が多ければ多いほど、リミテッド60賞以外の賞も狙える。
あいつらには賞金が多ければ多いほどいいのだからな』
「“そこが悩みどころだね……”」
何の作戦も無しに、彼女達が賞を取れる可能性は低い。
たとえどんな良作を作ったとしても、だ。
そんな時だった。
「先生、お邪魔します」
「お邪魔しますね」
ユウカとノアが事務室に入ってきた。
「“ユウカ、ノア!!”」
「ああ、やっぱりここに居た。
会長、謹慎するにしてもせめて引継ぎぐらいしてください!!」
「そうですよ、業務メールだけで終わらせるなんて、無責任です!!」
「ご、ごめんなさい……」
リオは二人に責められ、たじたじだった。
「まあ、それはいいとして、聞きましたよ。
あの四人のマネジメントをするんですよね」
「ええ、ただ優れたゲームを作るだけの難しいみたいだし、罪滅ぼしも兼ねて協力を申し出たの」
「会長……」
リオの話を聞いて、ユウカとノアも複雑そうな顔で彼女をみやった。
「リオ会長、私たちも協力します」
「え、でも、あなた達は関係ないでしょう?」
「そんな水臭いこと言わないでください。同じセミナーの仲間でしょう」
「私達だって、負い目が無いわけじゃないんですよ」
「……」
二人の言葉に、今度はリオが何とも言えない表情になった。
「それに、キヴォトス外最大規模のゲームフェスなんでしょう?
それに好成績を収めれば、学園としても利益になる筈です。
セミナーがそれをバックアップするのはおかしい事ではない。そうでしょう?」
「二人とも……」
「“協力して貰おうよ。彼女達も助かるし”」
先生はそんな三人のやり取りを微笑ましく見ていた。
「わかったわ、なら状況を整理するから聞いて頂戴」
そうして、リオは二人の助力を受けることにした。
「まず、このフェスの参加者の目的は大きく二つに分けられる。
私達のような出展者側と、プレイヤーよ」
リオがホワイトボードに情報を書き込んでいく。
「では、プレイヤーの目的はゲームのプレイなのか?
恐らくそれは違うわ」
「どういうことですか?」
ノアが尋ねる。
「出展されたゲームを遊ぶのは、一側面に過ぎないと言うことよ。
これは神の祭典。その頂点にどんなゲームが君臨するか、多くの人間が気にしているの」
「なるほど、野次馬根性って奴ですね。
スポーツでも、世界大会になると興味の無い人も注目するのと同じ現象ですね」
「ええ、そういった層を取り込む戦略を練るべきね」
リオの解説に、皆は納得したように頷いた。
『なるほど、奴らラーメンを食ってるんじゃない、情報を食ってるんだ、ってことか』
「確かに、ラーメンと同じね。
基本的に人間は一日三食しか食べない。逆に言えば、一人当たり三点しか点数を持っていないということになる。
ゲームも同じね、ゲームで遊ぶ時間は各々限られている」
最近読んだらしいマンガの台詞を諳んじる男のアバターに、リオは頷き返した。
「そう言う意味では、私達は他のどのゲーム出展者が持ちえない強力な武器を二つ持っていることになるわ」
「“強力な武器?”」
「ええ、未知と言う武器よ」
リオは皆に説明した。
これからゲーム開発部の創るゲームに注目を集める、その策略を。
§§§
そして後日。
『勘弁してください、先生……』
「“ごめん……”」
先生はリンに電話で平謝りしていた。
『連邦生徒会はキヴォトス外部から、テイルズ・サガ・クロニクルの件で問い合わせが殺到しています。
我々にどう対応しろと言うんですか。こんなの、マニュアルにありません』
そうだね、としか先生は言えなかった。
なんとか彼女を宥めて、先生はエメラルドのタブレットを手に取った。
そこに表示されたニュース記事に、ゲーム開発部の面々が取材されていた。
リオの作戦。
それは、人間の未知を刺激する方法だった。
キヴォトスという世界は、基本的に女神メアリースとは無関係の世界だ。
このゲームフェスは彼女の管理下の世界での催しであり、キヴォトスの住人は彼らにとって宇宙人も同然なのだ。
仮に宇宙人が、自分たちと同じ言語で、私達もゲームを作ったからそのお祭りに参加させてください、と言ったらどうだろう?
人間は未知に魅かれる生き物だ。
リオはそこを突いた。
「二十数社にもの情報誌の取材を受け、140ほどの紙面に私達のことが掲載されたわ」
リオはその成果を誇るでもなく、淡々とタブレットを弄りながら言った。
「思惑通り、このゲームフェス界隈で、キヴォトスの学生グループの参加と言うセンセーショナルな話題となっているわ」
「追い打ちをかけるように、あのゲームをアップロードしたってわけですね」
あのイカレたゲームの初期版をぶち込むリオに、ユウカも慄いていた。
「ええ、出展の条件は今年発売のゲームに限られている。
それはあのテイルズ・サガ・クロニクルも同様よ。
ひとつの出展者が十以上も作品を出展している例もあるし、ルールの範疇だわ」
「相変わらずの辣腕ですね、会長……」
イケイケゴーゴーな突っ走るリオにノアも唸る他なかった。
「“あれが、ビッグシスターか……”」
『セミナーの連中は、いつもアレに付き合わされているのか。大変だな……』
そんな生徒達を先生は遠巻きに見守っていた。
リオは本当にやり手だった。
ミレニアム学園はここ数年で台頭してきた学校で、その権勢を裏で支えていたのが彼女だった。やり手じゃないわけがない。
先生はそれを実感していた。
「インパクトが必要なのは理解していますけど、流石にこれは……」
ユウカはタブレットのニュース記事の見出しに目を落とす。
『学生世界キヴォトスからの殴り込み!?』
『ゲームテロリズム、神も畏れぬ世界キヴォトスについて』
『狂気のレトロ風RPGテイルズ・サガ・クロニクル』
『クレイジーワールド、キヴォトス特集』
『未開の天使たちのゲーム考察 世界観編』
「なんかキヴォトスが誤解されているような……」
「計算された印象操作よ」
顔を引きつらせているノアに、リオは表情を変えずに言った。
「リオ会長、奇抜で斬新な策略と、思いついても誰もやらなかったことは別ですよ」
そんな風に彼女はリオに苦言を呈した。
これは神事。神にクソゲーを捧げるなんて、誰もやろうとはしなかった。
そう、たとえ思いついても。そんな恐ろしいことを。
「ほら、この動画なんてこんなこと言われてますよ」
ユウカはニュース番組らしい動画を見せる。
『外部の世界からの作品が、偉大なるメアリース様の主催するゲームフェス界隈を騒がせているそうですね』
『神への敬意も何もない、不遜な輩ですよ』
『大丈夫でしょうか。またあの“撃墜王事件”のように、メアリース様の目の前で暴挙を仕出かさないでしょうか。私はそれが心配です』
『あの最低最悪の殺人鬼ですか……。流石にそれは杞憂でしょう。
アレは神前に出る実力があった。この外部の厚顔無恥な素人たちに神の御前に呼ばれるだけの作品など作れませんよ』
と、コメンテーターにボロクソ言われていた。
「撃墜王事件ですか?」
「女神様はゲームフェス以外も色々と名誉ある主催をしているらしいんだけど、その神前試合であるレースでやらかした奴がいるらしいのよ」
「私達ってそんな輩と同レベル扱いされているんですか……」
ユウカの解説にノアは遠い目になった。
『ああ、聞いたことがある。
神前試合で優勝したあるレーサーが、メアリース様に願ったらしい。
投獄された殺人鬼にして最強のレーサーと戦い、最強の座を奪いたい、と。
その結果、その殺人鬼はレース中に志願した参加者を全員後ろから追い落としたとかなんとか。
それで付いた異名が“撃墜王”。
俺が言うのもなんだが、メアリース様の顔に泥を塗ったイカレ野郎らしいな」
「“レーサーに付けられる異名じゃないね……”」
不安そうに見守っている先生は、男のアバターの解説に頬を引きつらせた。
『噂によると、そいつも我が主上は
きっと俺と同じようなクズ野郎なんだろうさ』
「“君は快楽殺人者ではないだろう?”」
『そうだな。ともあれ、リオのやり方は一定の成果を出している。そろそろ次の一手を出すのだろう』
と、二人が見守っていると。
「このままでは、あの子たちが可哀想ですよ、リオ会長!!」
「わかっているわ。では次なる一手を仕掛けましょう」
リオはノアの主張に頷き、次の作戦を決行した。
『それでは、インタビューを始めます』
『キヴォトスの外部の皆さん、こんにちわ!!
私達、ゲーム開発部です!! テイルズ・サガ・クロニクルの完全版は楽しんでくれましたか?
私達の成長を実感してくださると、うれしいです!!』
『私達は大好きなレトロ風ゲームの面白さを、外部の人とも共有する為にゲームを作っています!!』
『よ、よろしくお願いします!!』
『ははは、元気が良いですね。
さて、それではどうしてわざわざ異世界のゲームフェスに参加をしたんでしょうか?』
『それは、ゲームが好きな友達の為です』
『と言うと?』
『メアリース様が約束してくださったんです。
このフェスで結果を出せれば、友達に健康な体をくれるっておっしゃったんです!!』
『なんと……!!』
リオは外部の報道機関と連絡を取り、ゲーム開発部の面々に通信越しでのインタビューをさせた。
それと同時に、完全版を発表。
訳の分からない未知の参加者という印象からのギャップを狙ったのである。
良くも悪くも話題になっていた彼女達のメッセージは、センセーショナルだったのだ。
同時に、自分たちの支配者から参加を認可されているのも大きい。
「反応は上々よ。これなら、新作のゲームも正当に評価されるでしょう」
一仕事やり終えたリオはその結果に満足げに頷いて見せた。
彼女達の評判は一変。友達の為にゲームフェスに参加した健気な少女たちというフィルターが掛けられたのである。
「結構好意的な意見が多くて安心しました……」
「このゲームの参加者の目的の多くは名誉だけど、それ以外の理由から共感を生んでいるみたいね」
「共感、ですか?」
「女神メアリースは創造主にして、破壊神。
このゲームフェスに、世界そのものの命運を掛けている出展者もいるということよ」
女神メアリースは理由もなく、支配下の世界を破壊したりはしない。
だが、逆を言えば、理由があれば必ず破壊を行うのだ。
あの魔王を差し向けて。
このゲームフェスでの実績は、その理由を一つ消し去ることができる。
だからこのゲームフェスの参加者は、皆必死なのだ。
自分たちの故郷に名誉と言う実績を残したり、モモイ達のように願いを叶えて貰おうと心血を注いでいる。
「……凡作や駄作は必要無い、そう思われるのも仕方がないということですか」
セミナーの三人は、今も作業を続ける四人を見やる。
ゲームの締め切りまで、もう僅かだった。
一話で終わらせようとしましたが、これ以上は長くなるので二話にします。
幕間のネタはまだまだあるんですけど、五月病がまだ尾を引いている……。
ここ最近全然やる気が出ないし、暇があれば寝てるだけだし、ツライです……。
次回はなるべく早く書きます。
ではまた!!