「ねえ、コハルちゃん」
「なによ」
リンゴは隣で一緒に書類仕事をしているコハルに話しかけた。
「この間、ミレニアムのメイド部の人達が来たじゃない?」
「それがどうしたの? まさかメイド服がエッチだとかいいたいんじゃないでしょうね!!
あの時は全員制服だったじゃない!!」
先日彼女達が訪れた時は、任務じゃないので普通に制服だった。
「それなんだけどね。
あの時アスナさんとカリンさんを見て、私思っちゃんだ……。
……あれ、なんで制服のコスプレしてるんだろう、って」
「失礼すぎるでしょ……」
「同じことをハナコちゃんに言ったら、じゃあ私もメイド服を着ましょうかって」
「何でそうなるのよ」
「ほら、見てください!!」
「もう着たの、あいつ……」
コハルは呆れながらも、リンゴのスマホを見た。
そこには、クラッシックなメイド服に身を包んだハナコの姿が映されていた。
ミニスカだったりフリルが多かったりしない、コスプレ用の露出度の高いなんちゃってメイド服ではなかった。
「あ、意外とまともじゃない」
「えっっっっっろッ!!
どちゃくそエロくないですか!!」
「おバカ、どこがよ!!」
「だってあのハナコさんがこんな清楚なメイド服を着てるんですよ!!
仮にバニースーツとかを着てもこのエロさは出せないと思いません?」
「ハナコをエッチな目で見るの禁止!!」
「じゃあコハルちゃんをエッチな目で見る!!」
「……」
コハルは無言で立ち上がってラックに置いてある己の愛銃を取りに向かった。
「ごめんごめん、冗談だってば!!」
「嘘吐き、死刑!! この間私を三回オカズにしたって言ってたじゃない!!」
「あ、あれはご飯のおかずで……」
「あの人と同じ言い訳するな!!」
コハルにぽかぽかと叩かれるリンゴだった。
「ヒナさんとアコさんも、そう思いません?
メイド姿のハナコちゃん、エロくないですか?」
リンゴはそんな彼女から逃げるように他人に話を振った。
「あ、そういう雑談は業務に入ってないので」
ヒナ――そっくりの格好をしている影武者のバイトがそう言った。
最近の悩みは偽装用ヘイロー(エンジニア部謹製)が重くて肩が凝ること。
「セクハラで訴えますよ、ギルドマスター」
アコ――そっくりの格好をしている影武者のバイトがそう言った。
最近の悩みは業務用の服装の露出度から当人にセクハラで訴えられないかと悩み中。
「それにしても……近くで見ると雑よね」
そんな二人を、半目で見やるコハルがそう言った。
彼女には二人が極秘任務で不在であるとしか聞かされてないのだ。
「いったい何をしてるんだか」
コハルは事務室に設置されている防犯用の監視カメラを見上げながら、そんな風に呟いたのだった。
§§§
一方その頃。
ヒナとアコと言えば。
「ねえ、面白いと思わない?」
大勢のヘルメット団を引き連れ、とある学校の校庭に押しかけていた。
「わ、私達に何の用ですか!?」
全校生徒、およそ二百名ほどの小規模な、どこにでもある工業高校の生徒会長が恐怖に震えながら精一杯叫んだ。
五人しか居ない風紀委員が銃を構え、臨戦態勢だった。
校舎からは、不安そうにヘルメット団を見ている生徒達が見て取れる。
「この学校は連邦生徒会に加盟しているけど、所詮それだけ。
連邦生徒会から自治区を設定されているけども、それも校内と隣にある工場くらい。
授業で銃の撃ち方ぐらいは知ってるけど、実戦経験なんて不良相手に撃つくらいでまともに集団戦闘もしたことがない」
ヒナはそんなちっぽけな学校を見渡した。
「仮に私達が、悪意を持って目に見える全てを破壊したとしたら、彼女達は路頭に迷うの。
連邦生徒会に訴えても何もしてくれない。精々転校をするか、それまでの間の蓄えが無ければあなた達と同じ、無学籍の名も無き浮浪者に身を落とすの」
彼女の言葉に、この学校の生徒会長と風紀委員が震える。
全て事実だった。
彼女がヘルメット団に号令を下すだけで、それは現実となる。
「ば、バカにするなよ!!」
「……」
「この辺りは三大学校の自治区から離れてる。
だから、私達みたいな弱小学校は寄り集まって戦力を出し合って自警団を作ってるんだからな!!」
風紀委員の誰かが、精一杯の虚勢を張った。
「それと一戦交えるのも楽しそうですね、ボス」
「つまりそいつらを撃退したら、この辺りの学校は全部滅茶苦茶に出来るわけね」
アコの軽口に、ヒナは軽口で答えた。
「ぼ、ボス、本気ですか?
本気でこの辺りの学校と一戦交える気で?」
「い、幾らなんでもやりすぎじゃあ……」
「あの連邦生徒会でも、流石に何か手を打ってくるかも……」
しかし、二人の率いるヘルメット団達も不安そうだった。
「何を震えているのよ」
ヒナはヘルメットごしに、手下たちを見やる。
「あなた達はこれまで誰を襲い、奪ってきた。
そのレベルがひとつ上がったくらいで、弱音を言う資格なんてあると思う?」
「それは、そうっすけど……」
「流石にそこまでやるのは……」
自分たちのボスが本気で複数の学校に喧嘩を売ろうとしていると見て、不良たちが不安がっていると。
「だから、あなた達はダメなのよ」
そんな情けない姿を見て、ヒナは首を振った。
「私に付き合えない者は今すぐ去りなさい」
そして、そう告げた。
「い、嫌だ!! 見捨てないでください、ボス!!」
「ボスの為ならなんだってします!!」
「こ、こいつらを全員、ぶっ殺せばいいんですよね!!」
不良たちが、或いは悲壮な覚悟で銃を構えた。
一触即発、そんな状態で。
「――――冗談よ」
ヒナは肩竦めた。
ヘルメット団の不良たちも、弱小学校の生徒達も、へっ、と声を漏らした。
「私達が何もしなくても、あなた達の破滅は近い。そうでしょう?」
「ッ!?」
「この学校は企業の下請けで糊口を凌いでいたけど、先日の一方的に契約を破棄された。
スズメの涙ほどの違約金を貰っただけで、稼ぎ口なんてどこにも無い。
廃校は秒読み段階。数年後には、誰もこの学校のことなんて覚えていない」
どこぞのアビドスのように、切り売りする土地も無ければ、自治区には住人もいない。
廃校になるとなれば、あっさりと通るだろう。その程度の、どこにでもある学校で、ありふれた台所事情なのだ。
「お前たちに何が分かる!!」
生徒会長が不良たちに、ヒナに向かって叫んだ。
「企業の工場の機械化で、私達は仕事を失った!!
所詮、私達は大人の都合で吹けば飛ぶような小さな学校だよ!!
それでも、あんた達にくれてやるものなんて一つもない!!」
それは悲痛な叫びだった。
それに共感したのは、誰よりも不良たちだった。
退学になったり、休学になってバイトしたり、彼女達だって彼女たちなりに自立しようとしたこともある。
でも所詮、経済のルールを決めているのは企業で、大人たちだ。
子供たちは学籍が無いというだけで安く労働力を買い叩かれる。
次第に、真面目に働くことがバカらしくなる。
そして、一度暴力の味を覚えてしまえば簡単だ。
そうやって、彼女達は害獣になった。
「何を勘違いしているのかしら」
ヒナはアコに銃を預け、生徒会長に歩み寄る。
「ねえ、私の手下たちと、貴女達。その境界はほんの紙一重。
貴女達も、私の手下たちも結局、何者でもない」
「……わ、私達は」
「ねえ」
ぬぅ、とヘルメットごしでも素顔が見えるほど、ヒナはその生徒会長に顔を寄せた。
「――友達になりましょう」
「え?」
「私達はきっと、仲良くなれるわ」
ヒナはそっと、ハンカチで彼女の涙を拭いた。
その時だった。
「皆、生徒会長を、私達の学校を守れ!!」
校舎から、大勢の生徒が飛び出してきた。
全員武装し、警備用ドローンも飛ばして、全面戦争の構えだった。
それを見て、ヒナは笑みを深めた。
自分の目的のモノが、しっかりとここに在ったことに喜んだのである。
「大丈夫よ」
ヒナは、生徒会長に微笑みかける。
一切の敵意を感じさせない、優し気な声だった。
「私が、あなた達の“安心”になってあげる」
§§§
ヒナたちヘルメット団が本拠地の廃墟。
彼女の私室に持ち込んだピアノを弾いていた。
騒音被害に誰も文句を言わせない、最高の練習環境だった。
「報告です」
「続けなさい」
「先日に傘下に収めた例の学校から、ブツが納品されました」
「傘下に収めた?」
ヒナは名曲『乙女の祈り』を弾きながら、アコを一瞥する。
「私達は友達になったのよ? 違ったかしら」
「失礼しました。我々の友人の仕事は十分な出来です。
早速、改造に取り掛からせています。友人に、兵器を作らせるわけにはいきませんので」
「そう、順調ね」
「はい、全て滞りなく」
ヘルメット団は雑兵なので、雑兵なりの戦い方を教える必要があった。
先日の学校遠征は、それを手に入れる為だった。
「ジャックは不良たちの取りまとめになって欲しいみたいだったけど、私はその程度では満足できない」
現実は残酷で、不良たちとあの生徒達との境なんて無かった。
「あの子たちは、うちの不良たちと変わらなかった。
なら、私が手を差し伸べても別に構わないわよね?」
「素晴らしい志です」
「別に、大したことないわ」
ヒナの演奏は続く。
何度か音を間違えている、曲に集中できていない証拠だった。
「先生なら、そうしたはずだから」
その物言いにアコは少しばかり嫉妬心が湧いたが、ヒナの行おうとする偉業の前に私心を踏みつぶした。
すると、ヒナの演奏中はマナーモードにしているアコのスマホが振動した。
届いたメッセージの内容に、眉を顰めた。
「ボス。トラブルです」
「そう」
譜面が最終節を迎える。演奏が終わる。
「じゃあ、行きましょうか」
§§§
「う、うううッ」
ヒナは先日赴いた工業高校に赴いていた。
彼女は“友人”として、生徒会室に招かれていた。
そこでは、先日対応に出た生徒会長が泣いていた。
「ねえ、いつまでも泣いていては分からないわ」
「では代わりに私達から話を聞いてください」
生徒会のメンバーの会計の生徒がそう言った。
その表情は怒りに満ちていて、他のメンバーも同じだった。
「先日、うちの工場と企業の契約が破棄されたのは御存じのとおりですが」
「うん、そうね」
「どうやら、うちと契約を打ち切って建てた自社のオートメーション工場に不備があったらしく、不良品が出回ったらしいんです」
「連中は、その責任を私達に擦り付けたんです!!」
「不良品を製造したのは私達だって、喧伝してるんですよ!!」
「それは、……赦せないわね」
不良品を製造したという悪評は、この学校には致命的だ。
廃校が秒読みから、確実なものになるのは目に見えている。
「それで、あなた達は物申さなかったの?」
「無理を言わないでください……」
泣きはらしている生徒会長が血を吐くように言った。
「相手はこの辺りで幅を利かせている軍需企業ですよ……。
独自の兵隊も抱えているし、私達が騒ぎ立てて何をされるか……」
ヒナは彼女の言葉を聞いて、スマホで相手の情報を検索した。
流石にカイザーコーポレーションとは比べるまでもないが、そこそこ力のある企業のようだった。
「一応クリーンな企業でこれなのね」
カイザーのように特に後ろ暗いところのない企業なのに、この横暴だった。
ヒナは心底呆れかえった。
相手が殴り返してこないと分かっているから、こんな横暴も行えるのだろう。
「それで」
ヒナは全員を一瞥した。
「私に、それを聞かせて何をしてほしいの?」
ヒナの問いに、生徒会の全員が黙り込んだ。
「……だって、私達の今の
若干の逡巡に後、会計の生徒がそう言った。
「そして、これは愚痴ですよ。“友人”へのね。
それにうちの製品の出来は他ならぬ貴女達が知っているでしょう?」
「それもそうね」
ヒナは踵を返し、生徒会室のドアに手を掛けた。
「安心しなさい。私達が何とかする」
そう言って、彼女はスマホを手に取り行動に移した。
「アコ、人を集めて」
そして、翌日。
とある軍需企業の本社ビルの前に、大量のデモ隊が行進していた。
「アーミーテック社は自分たちの間違いを認めろー!!」
「企業の横暴を許すなーー!!」
「不良品を量産する工場の操業を停止しろ!!」
「子供に責任を擦り付けるなーー!!」
プラカードを持ったヘルメット団が、大声で周囲に叫んでいた。
「完全にヤクザの手口ですね」
「悪いのはあっちよ」
デモ隊を監督しているヒナとアコはそんな言葉を漏らした。
「あ、そこッ!! 列が広がり過ぎですよ、歩行者に迷惑をかけてはいけません!! 車両に道を譲って!!」
「これはいったい何の騒ぎだ!!」
アコが逐次指示を飛ばしていると、本社ビルから怒り心頭の様子の会社役員らしきロボットが飛び出してきた。
「見ての通りの、不良品製造に対する問題解決までの工場操業停止を訴える正当なデモ活動ですよ。
ほら、ヴァルキューレ警察のデモの許可証もちゃんとあります」
ちゃんと許可証を突き付けて、ヘルメットで隠れているのにドヤ顔を隠せないアコだった。
「ふざけるな!! 言いがかりはよせ!!
あれは星貫工業学校の不備だ!!」
「しかし、事実関係はSNSによって広がり始めています。
そちらが契約を打ち切った日付と最終納品日、そちらの工場稼働日時……時間は嘘を付けません」
「黙れ!! これ以上この下らないデモ活動を続けるなら、我々も黙っていられないぞ!!」
「――――やってみろ」
役員とアコの言い合いの横から、ヒナが言った。
「何だと!?」
「力づくで私達をどうにかできると思うなら、やってみろ、と言っているのよ」
「くッ、後悔するなよ!!」
そんな捨て台詞を吐きながら、役員は本社ビルへと戻って行った。
「イエロージャケット部隊に通達を」
「御意に」
「……さあ、私達の
アコはデモ隊や後方の部隊に連絡を飛ばす。
デモ隊はごく自然に、陣形を取り始めた。
「連中が来るまで暇ね。マンガでも読んでようかしら」
彼らの軍事施設は本社から離れていないが、10分以上は掛かるだろう。
彼女は余裕綽々で、その辺のベンチに腰掛けマンガを広げ始めた。
「……ボス、本当にうちらは企業の軍隊相手に勝てるんでしょうか」
ヒナが選んだヘルメット団の部隊長が不安げにそんなことを言ってくる。
「正直、その、うちらって弱いですし、この間の件も勢いだけっていうか」
「別に弱くても構わない。あなた達はそれでいい」
「え?」
「『どんな者だろうと人にはそれぞれその個性にあった適材適所がある。王には王の、料理人には料理人の、それが生きるという事だ』」
ヒナは丁度読んでいるマンガの台詞を諳んじた。
「貴女は、貴女の役目に徹しなさい。それを成し続けることが、何者かになると言うことなのよ」
「は、はい!!」
ヒナはそれだけ言って、マンガのページに目を落とした。
そして、時は来た。
街中を装甲車が列を成して現れたと報告が入った。
「戦争で勝つ秘訣は、相手に最初の一発を撃たせること。そうよね?」
漫画を畳み、スマホに話しかけると、スマホの中のアバターはニヤリと笑った。
「止まれ、貴様ら!!
これ以上は我々への営業妨害と見なすぞ!!」
装甲車が車道を占拠し、そこから無数のロボット兵が隊列を成した。
戦力差を知らしめるように、戦車が何台も後塵に排している。
「ボス、どうぞ」
アコが拡声器をヒナに差し出した。
そして、立った一言、こう言った。
「――来りて取れ」
「ッ――奴らを排除しろ!!」
向こうの指揮官の号令と同時に、銃撃戦が始まる。
銃撃戦が日常茶飯事なキヴォトスとは言え、この規模の闘いはそうそうない。
だが、戦争とは終わらせ方を決めるものである。
だからヒナは既に、準備を終えていた。
「……なんだ、この音は」
銃声や爆音に交じり、異音が聞こえた。
「上だッ!!」
彼らが気づいた時は、もう遅かった。
企業兵たちが上を見た。
そこには、ドローンが無数に飛んでいた。
十機や二十機どころではない、百機以上のドローンが急速に接近していた。
そしてこの速度は、援護射撃などではない。
「――自爆型ドローンだぁぁ!!!」
上空から敵兵に、爆弾を積んだドローンが特攻してく。
命を持たないドローンの絨毯爆撃は敵兵ごと路地や兵器をずたずたに破壊していった。
勝敗は、それだけで決していた。
「戦車で脅かすなんて、時代遅れだったわね」
ヒナは先日交友を結んだ工業高校に、安価で大量生産できるドローンを大量発注した。
機能性や耐久性は二の次で、爆弾を積める積載量と機動性だけに特化するように注文した。
単純なドローンの性能なら、キヴォトスで流通している物と比べて二世代は劣るような代物だ。
だが、爆撃機として扱うなら十分で、しかも安い。
ヒナは爆撃で伸びている相手の指揮官の首根っこを掴んだ。
「ねえ」
「ひ、ひぃ」
「不良品の改善が見られるまで工場の操業停止。消費者の真摯なお願い、聞いてくれるわよね? あなた達の工場が、こうなりたくはないでしょう?」
「た、担当者に伝えておきます……」
それを確認して、ヒナは撤収と皆に伝えた。
ほぼ無傷で勝利した彼女達は勝鬨をあげていたが、すぐにボスの命令に従った。
破壊された路地と、無傷の路地が、両者の勝敗を明確に表していた。
「これであなた達の製品が不良品ではないと分かるでしょう」
次の日には、テレビやニュースサイトで昨日の戦闘は大々的に報じられていた。
相手の軍需企業は社長が会見を開き、責任を取って引退する騒ぎにまでなった。
マスコミはそれを、顔無き者達の勝利だの、ヒナを指して蠅の女王の報復だの、好き勝手言っている。
「ありがとうございます、ヒナさ――」
「私はファムよ。友人の名前は間違えないことね」
「は、はい、ファムさん!!」
ヒナの両手を掴んで工業高校の生徒会長は大喜びしていた。
「うちの
会計の生徒も頭を下げてお礼を言った。
「それにしても、今時AIの補佐やカメラ機能も無い古いドローンが欲しいなんて、最初はどういうことかと思いましたよ」
「最先端のドローンはハッキングのリスクがあるから。
コントローラーのリモコン操作の方が、反って有用なのよ」
高性能のドローンで、爆弾を投下し帰投する方が無駄が無いのかもしれない。
だが鹵獲のリスクもヒナは考慮し、高価な兵器は必要無いと判断した。
そして、この学校ならそれを量産できる生産ラインを有しているのが分かっていた。
だからヒナは“友人”に彼女達を選んだ。
そして彼女の――。
「ところで、あなた達に頼みがあるの」
「はい、なんでしょう!!」
「あなた達の、自警団の寄り合いを紹介してほしいの」
友人作りは、まだ終わっていない。
ゲーム開発部サイドの続きは、時間経過を表現する為に一旦お休みということで。
最近はメインストーリーでヒナちゃんの出番が多くて久々に筆が載りました。
この調子で、後編も書きたいですね!!
では、また!!