記念すべき五十話、やっと更新できました。
世俗のしがらみが無ければ、もっと早く更新できたものの!!
それでは、本編どうぞ!!
ミカとの密会を終え、二人は教室に戻ってきた。
「あ、先生方!!」
「“ごめんね、ちょっと遅くなっちゃった”」
「プールに怪我した鳥が迷い込んでてな」
「いえいえ、そういうことなら。
あッ、ところで、見てください!!
こちら、ちょうど先ほど受けた模試の結果です」
ヒフミは部長としての責務を果たしていたらしい。
二人はヒフミから渡された模試の答案を見た。
第二次補修授業部模試の結果。
ヒフミ:68点。結果──合格。
アズサ:66点。結果──合格。
コハル:55点。結果──不合格。
ハナコ:69点。結果──合格。
ウズキ:50点。結果──不合格。
「見てください、アズサちゃんとハナコちゃんが合格ラインに達したんですよ!!」
「“コハルも大分伸びたね”」
喜ぶヒフミに、生徒を褒める先生。
「だって、もうあんな訓練はゴメンだもの……」
コハルはぷるぷると小動物みたいに震えている。
よほどあの行軍訓練が堪えたらしい。
「でもまだ不合格者がいるなぁ。
さてお前達、今日も可愛がってやろう」
「ひえッ」
模試の度に訓練は行われる。
男は愛銃をぽんぽん叩きながらニヤリと笑った。
「う、ウズちゃんも安定して50点は取れているんですし、過去問を中心に頑張りましょう!!」
ヒフミは涙目になってウズをそう励ました。
勿論彼女はウズが主催者側が用意したサクラなのを知っていて懇願しているのである。
「……」
ウズはそっと先生を見た。
先生は無言で頷く。
「わかりました。次からは
「ホントに頼むわよ、ウズ!! あとは私達だけなんだから、一緒に頑張りましょう!!」
「はい、コハルちゃん」
「それじゃあ、体操服に着替えろ。
ああそれと、内側に水着も着て来い」
「な、なんでよ、まさか、エッチなこと考えてるんじゃ……」
「ある意味では、そうかもな」
男は悪魔のようにコハルに笑って見せた。
「さて、お前たちにはこれを付けて貰う」
グラウンドに集合した5人に、男は濡れた布マスクを渡した。
「濡れたマスクですか?」
「も、もしかして、意図的に低酸素状態を再現するということですか?」
ハナコはすぐに気づいた。
高山地帯などの低酸素状態を、濡れたマスクをつけるだけで簡単に再現できるので、一部のスポーツの訓練に使用される。
「おう、今日はそのまま行軍演習だ!!
流石に銃弾は可愛そうだから、今日はこれを用意した」
そう言って、男はオモチャの水鉄砲を見せる。
それを見て5人はマスクを乾かさせるつもりが無い事を悟った。
「そんなの、ほとんどレンジャー訓練じゃない!! 私たちを殺す気!?」
「そうか。コハルは銃弾も欲しいか」
「な、何でもないです!!」
男が愛銃をちらつかせると、コハルはびくりと竦み上がった。
「そら、始め始め!!
不合格者が居たため全員ノルマ2倍だ!!」
「ひーー!!」
そして2度目の地獄の行軍演習が始まった。
「てめぇらはトリニティのカス、即ちトリカスどもだ!!
気持ち悪い笑顔の下で他人を嘲笑う暇があったら声を出せ!!
余計なことを口走ったら紅茶のゲロを出させてやる!! 分かったか、このトリカスども!!」
「「「「「サー、イエッサー!!」」」」」
「もっと大声を出せ!! そんなんで将来どこぞの御曹司の股の上でアンアン喘げると思ってるのか!!」
「「「「「サー、イエッサーッッ!!」」」」」
「貴様らトリカス雌豚どもが俺の訓練を生き残れたら、各々が本物のエリートだ!! どこの戦場に出しても恥ずかしくない、ヘリの中でティータイムをしゃれ込める本物のお嬢様にしてやる!!
それまではタダのトリカスだ、わかったか雌豚ども!!」
「「「「「サー、イエッサーッッ!!」」」」」
殆ど叫び声のような、悲鳴のような声を無理やり出させる男。
濡れたマスクが張り付いて、呼吸も難しいというのに。それに全身フル装備。死の行軍である。
「ヒフミぃ、お前、前回より点数が落ちたな!?
次に点数が落ちたらてめえの大好きなキモイ鳥人形でてめぇをクンニしてやる!! 嬉しいだろう!!」
「ぺ、ぺろろ様は、そんなこと、しません!! です、サー!!」
「口答えできるとは余裕だな、もっとスピード上げろ!!」
「は、はいぃぃ!! イエッサー!!」
「コハルぅ、お前また全員の足を引っ張ったみたいだな」
「ひえッ」
「次不合格になったら、てめぇのその飛ぶのにも役に立たなそうな羽根を毟り取って、てめぇに食わせてやる!!
ただでさえ役立たずのお前から役立たずな部位が減るんだ、嬉しいと言え、このトリカス雌豚!!」
「う、嬉しいです!! サー!!」
「なに悦んでんだ!! 罵倒されるのがそんなに嬉しいのか、このクソマゾトリカス雌豚が!!」
「サーイエッサーッ!!」
「アズサ、お前はよく頑張っているな!!」
「ッ、サーイエッサー!!」
「高山行軍中の注意点を述べよ!!」
「サー!! 落石、足元の不注意、それと――」
「ほら、水風船だ!!」
「ッ!?」
突如投げられた水風船がアズサの顔で破裂し、びしょびしょになる。
「今のが落石だったら死んでたぞ、間抜けが!!
可愛いお前が落石で死ぬのは居た堪れない。
代わりに俺がぶち殺してやる。死ぬ気で走れ!!」
「嬉しいです、サー!!」
男は一番体力のあるアズサを狙い撃ちしてゴム弾を浴びせた。
「そしてハナコ、もう息切れか?
それとも体操着が濡れて水着のラインが出てるのを見て発情したのか、この雌豚が!!」
「そうです、サー♡」
「信じられねぇクソ豚だな、この女!!
ならば公開SMプレイだ、生憎鞭は持ってないからゴムでてめぇのケツを揺らしてやる。嬉しいか、この雌豚!!」
「サーイエッサー♡」
「誰が喘ぎ声を出せといった、この救いようのないドマゾ雌豚が!!」
「あひぃ!!」
割と本気で気持ち悪そうに男はハナコにゴム弾をぶっ放す。
そんな感じで色々な意味で地獄絵図の訓練風景に、先生は見ていられないとばかりに目を逸らす。
飴と鞭なのは分かっていても、酷い惨状であった。
今回も病弱設定を理由に不参加のウズは労わるような視線を、自主参加しているトリコに向けていた。
そんな時である、合宿所の玄関チャイムが鳴ったのは。
それに気づいた先生はそちらに出向いた。
「貴様らは厳しい俺を恐れる。
だが恐れ、憎めば憎むほど、勉強に身が入る!!
俺は厳しいが公平だ。学校差別も許さん!!
ゲヘナのクズ、トリカス、ミレニアムの頭でっかち、椅子を温めるしか能が無い連邦生徒会のケツデカどもを、俺は見下さん!!
全て平等に価値が無い!!
俺の使命は、役立たずのケツを叩いて、社会に貢献できる歯車にすることだ。
わかったか、雌豚ども!!」
「「「「「サー、イエッサーッッ!!」」」」」
「誰が返事をしろと言った、そんなに俺の逸物をしゃぶりたいのか、ああ!!」
「きょ、今日も平和と、あ、安寧が、あなたと共にありますように……」
「あん? 総員駆け足ヤメ!! お客さんだ!!」
一緒に走っていた男が、涙目になって震えて祈りを捧げているマリーを見て号令を掛けた。
「あら、マリーちゃんじゃないですか?」
「は、ハナコさん……」
マリーは見た。
マスクを付けた体操着姿のびしょぬれの集団を。
どう見ても不審者集団だった。
「あ、シスター・マリーじゃないですか!?」
「あッ、ウズさん。こんにちわ」
やっとまともな人間を見れたと思ったマリーだったが、気持ち悪い速度で近づいてくるウズを先生はブロックした。
「その制服、同じトリニティ学園の所属だったのですね?
それとも今日も先生の当番でしょうか?」
「えへッ、えへへッ、そうなんです。今度教会に伺いますね?」
気色悪い動きでマリーの正面に立とうとするウズを、反復横跳びのように妨害する先生。
「お二人は知り合いだったんですね」
「ええ、以前シスターフッドの慈善事業で」
ハナコとマリーが話していると、ウズは視線を感じた。
「……」
「ひッ」
トリコだった。
マスクをしてびしょ濡れだからか、心なしか目に殺意があるように思えた。
「ごほごほッ、調子が悪いので部屋で休んでいます」
その視線に、すごすごと退散するウズだった。
「ど、どうやら訓練中にお邪魔してしまい、申し訳ありません」
「いえいえ、正直死ぬほどきつかったので……」
低酸素運動は通常の数倍の負荷があると言われている。
ハナコは滴る水と汗が区別がつかない額を拭った。
「それで、どのようなご用件ですか?」
「こちらに補習授業部の方々がいらっしゃると聞きまして」
マリーはアズサを訪ねに来たらしい。
先日、アズサが起こした騒動は、いじめられていた少女を助けたかららしく、その少女がお礼を言ってほしいと頼まれたからだという。
そのことを告げると、マリーは帰って行った。
「“いじめ、か”」
「そんな珍しい事でもないだろ。
俺も引き籠るまで万年いじめられっ子だった」
「“……想像できないな”」
ついさっきまで生徒たちを追い回して罵声を浴びせていた姿からは、先生は微塵もかつての姿が想像できなかった。
「“ああ、だからユズの時も……”」
先生は思い出す。ユズがいじめられているのではないかと疑惑が出た時、男の怒りようは異常だった。
「“いじめに暴力で対抗するのは、よくないからね”」
「キレイごとを言うな。イジメ、差別、それらは人間の本能に根付いている。
当事者間では絶対に解決しないとさえ、言われているんだ」
釘を刺そうとする先生に、男は不満げだった。
「お前も言った通り、大人に助けを求めることすら、恥ずかしいとさえ思う。俺もそうだった」
「“ああ、歯痒いね……”」
「それより前に、言うべきことがある」
実感を持って語る男に、先生は苦虫を嚙み潰したような表情になった。
そして、男はアズサの前に出た。
「アズサ、よくぞイジメに立ち向かった!!
偉いぞッ、勲章モノだ!!」
「ありがとうございます、教官」
すっかりアズサに教官として認識されている男に、彼女は敬礼した。
「“そうだね、アズサは偉いよ。でも次からはもっと方法を考えようか。他の人に相談してもいいからね”」
「わかった。でも別にそこまで褒められる謂れはない。群れないと何もできない連中だった。あんなのを倒したところで、戦果だと言われるのは、その、面映ゆい」
大人二人に褒められ、アズサは少し照れ臭そうだった。
「戦果か、違うぞアズサ。
法的には暴行罪や脅迫、傷害の罪に問われるだろう。
だが、そんなのは問題じゃない。
いじめとは相手の尊厳を奪う行為。
尊厳とはヒトをヒトたらしめるものだ。
アズサ、お前は作戦の為に民間人を攻撃するか?」
「そんなこと、するわけありません」
「なぜだ?」
「それは、あってはならないことだからです」
「そうだ!! お前が戦ったいじめっ子どもとか言うサルに退化した連中には、それが無い!!
それが有るか無いかは、ほんの些細な一線だ。だが、それを超えた者と超えなかった者は、天と地ほど違うのだ!!」
男はアズサの肩に両手を置いて、彼女を称えた。
「誇りを胸に戦えば、同じ誇りを持つ仲間と戦うことができる!!
血縁や家族よりも、強固な絆で結ばれた、真の仲間が出来る!!
仲間の為に戦え、そうすれば仲間もお前の為に戦うだろう。
そしていずれ、お前のその行いを人々は英雄と称えるだろう!!」
「家族、仲間……」
アズサは補習授業部の面々の顔を見渡した。
彼女達は、笑顔で返した。
アズサの胸に、熱いモノがこみ上げてくる。それは、彼女には経験の無い感情だった。
「わかりました、教官!!」
「では、引き続きお前たちに強固な絆を与えよう。
厳しい訓練を共にしたという連帯感が、お前たちの絆をより強くする!!」
「サーイエッサー、ご指導ご鞭撻をお願いします、教官!!」
「総員クールダウン終了!!
お嬢様らしく、ゲロの代わりに紅茶を、ケツからクソの代わりにロールケーキが出るまで可愛がってやる!!」
サーイエッサー、と全員が唱和した。
それを見て、先生はホッとした。
彼女達は厳しい訓練を糧に、仲間意識を強く持つようになっていた。
男の言う通り、連帯感と絆を芽生えさせている。
それは勿論、勉強にも役に立つ。
仲間の為に、というモチベーションが産まれるからだ。
それはただ座って勉強するだけでは得られない、経験と達成感を彼女達に与える。
男は厳しい訓練を課すだけでなく、お菓子などの差し入れもする。
本当に飴と鞭の使い方をよくわかっている、と先生は内心舌を巻く。
試験の合格ラインは六十点。
ならば、勉強漬けにするより、適度(?)な運動も入れた方がいいと男にそれを任して正解だと先生は思った。
のだが。
チャイムが鳴り、訓練の時間が終わる。
男に徹底的にしごかれた面々はグラウンドにほうほうの体で倒れた。
「よし、今日の訓練は終わりだ!!」
さーいえっさー……、と男の号令に力無い返答が返って来た。
休憩を挟み、皆の息が整った頃。
「おいハナコ、さっきのドすけべなシスターを紹介してくれよ」
「うふふ、嫌です♡」
「なにがドスケベよ!! シスターをなんて目で見てるの!!」
ハナコに話しかける男だったが、即座にコハルが反応した。
「だってドエロイじゃん」
「どこがよ!!」
「清楚なところ」
「エッチ!!」
「露出度が無いのも良いな」
「死刑ぇ!!」
「あのフードに隠れたケモミミなんてたまらん」
「ハレンチ!! いい加減にしなさいよ!!」
「いや、今挙げた特徴のどこがダメなんだ?」
男の言葉に、コハルはハッとなった。
「着エロが分かるとは、コハルもなかなか好きモノだな。
ちなみに俺は靴下とネクタイは残す派だ。ワイシャツだけも有りだな」
「わ、私をハメたわね!!」
「ハメる、だと? コハル、エッチだぞ。ダメじゃないか」
「むぎぃぃぃ!!!」
男にからかわれてコハルは運動後では説明が付かないほど顔が真っ赤になった。
「どうせ私の事もエッチな目で見てるんでしょ!!」
「は? お前に欲情したら人間として終わりだろ」
「あなただけは絶対に言ってはいけない台詞ですね」
「失礼な。抱くならヒフミぐらいが一番好みだ」
「ひゃい!?」
なぜか流れ弾が直撃したヒフミだった。
「わかるか? 第一次性徴と第二次性徴の間の頃の絶妙な頃合いが一番そそるんだよ。
コハルはあと半年は寝かせて様子見だな」
「もしもし、ヴァルキューレですか」
「止めんか!!」
遂には真顔で通報を始めたコハルを阻止する男だった。
「悪かったって。お前を見てるとアイシャを思い出してつい、な」
「……誰よ、それ」
「俺の真の初体験の相手」
「やっぱり通報する!! 終身刑適用!!」
「教官、流石にそれは不謹慎じゃないんですか?」
ハナコの苦言に、そうだな、と男は切なそうに笑った。
「なによ、不謹慎ってどういう意味!!」
「いや、生きてるお前に死者を重ね合わせるのもな、と思ってな」
「……な、亡くなってるの?」
「当然だろ。俺の故郷は滅んでるんだ」
「……」
何やら通報する雰囲気でもなくなったので、コハルはスマホを下ろした。
「まあ、あいつは俺の若い頃に死んだからな。
コハルぐらいの年齢まで生きれなかったから、世界の滅亡もクソもないんだが」
「“相変わらず、君の話は死の臭いしかしない”」
子供にする話ではないので、先生も咎めるようにそう言った。
やっと昨日死人が出ない話をしたと思ったら、あんなキツイ内容だった。
「ちなみに、その子はなぜ亡くなったんだ?」
「アズサちゃん……」
無遠慮に尋ねるアズサを、ヒフミが苦い顔で首を振って見せる。
「さて、な。ドブ川に浮いてたらしい。
ギャングだかマフィアだかに殺されたんだとさ」
「……ヒドイ、なんで」
「それこそ子供にする話じゃない。
復讐に狂った男の話なんて、聞きたくないだろ?」
「……」
ヒフミは無言で顔を逸らした。
「その話に、あんたの正義はあったの?」
「……」
「亡くなったその子に、顔向けできるの?」
「わざわざ聞かないとわからないようなら、お前はずっとおこちゃまのままだぜ」
男は軍帽を深く被って、逃げるように合宿所に戻って行った。
「コハルちゃん、あなたも言い過ぎですよ」
「良いのよ、あれくらいで!!」
ハナコの言葉に、コハルはぷんすかと顔を背けた。
「“後で仲直りしようね”」
「言っておくけど、私は悪くないからね!!」
「それはそうですけど……」
何ともデリケートな話題だけに、ヒフミもツッコミづらかった。
実際コハルは男にセクハラされただけである。
「なんというか、難しい人だな。教官は」
「変わり者ですからね♡」
「あんたがそれを言うの!?」
生徒たちの顔を見ながら、先生は思った。
「“復讐、か”」
とても行きずりの女の子に対して必要な入れ込みようとは思えない。
見た目通りの年齢とは言えない相手だが、噛めば噛むほどいろんな味が出てくる相手だ、と先生は感じた。
「そろそろ昼食の時間です。
十分に休息を取って、午後の学習に備えましょう」
トリコの声に、はーい、と補習授業部の面々が返した。
「“やっとお昼か。トリニティにいると一日が長く感じるよ”」
「心中お察しします、先生。
仕出し弁当をご用意しておりますので、ご自愛ください」
「“ありがとうトリコ。今日のおかずは何かな”」
「おかず!? エッチなのはダメ!!」
「“……”」
先生だけでなく、皆からの視線を受けてコハルは恥ずかしそうに咳払いした。
そうして、本日の午前は終わりを告げた。
今回全然話が進んでなくない? ただ女の子たちが罵倒されて終わってるようなきがする。
いや、コハルと主人公の関係性を深めるために必要な前振りだったんですけどね。
二話かけてまだ午前しか終わってないとか。
今日はお休みなので、出来れば今日中にもう一話書きます。
ではまた次回!!
Wolf小隊が実装されるなら誰がほしい? 或いどのキャラが好き?
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生真面目なトリコ
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舌打ちをしてくれるウズ
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サイコな毒女のムツニ
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正義の暴走車両なナバト