――それは遠い記憶……。私がまだ小さい頃の話だ…… まだ幼かった私はある日の晩、夜中にトイレに行きたくなって目が覚めたんだっけ……。その時に見たものは今でも忘れられないものさ。
「お母さん?どこ行くの?外は真っ暗だよ?」
「セレナ…お母さんたちが朝になっても帰ってこなかったら、すぐ家から出て、王都へ行きなさい。」
「え…なんで…?」
母は私の言葉を聞かずに出て行ってしまった。妹を連れて…
~~~
「…はあ…過去のことばかり考えて、らしくないな…」
ここは王宮騎士団長の自室。ソファーで少し休憩していたセレナはふと昔のことを思い返していた。
(あれからもう20年経つのか……)
そう思った直後である。コンコンッとノックする音が部屋に響く。
「入っていいぞ」
すぐさまドアが開かれ、兵士が1人入ってくる。
そして彼は何か焦っている様子だった。顔色が良くないのだ。
「要件は?」
兵士の男は一息つくように深呼吸すると、
「団長!実は……」
彼が言った内容はとても信じられないことだったが、どうやら事実らしい。
「わかった。今すぐに支度をする。馬車を用意してくれ!くそ…想定より一年は早い…!」
その報告はグリフォンの一種、ドレッドタロンが再びやってくるという情報だった。ドレッドタロンは4年前にセレナたち騎士団が瀕死まで追い詰めたものの逃がしてしまった凶悪な魔物である。その傷が癒えるまで5年はかかると見込んでいたが、想定より早く回復していたようだった。
「よし…!」
セレナは団長専用の女性用装備を身につけた。ちなみにセレナは女性の体だが股間に大きな男性器がある、いわゆるふたなりなので股間が少し膨らんでいるのが見える。
(今度は絶対に逃さない……!私が必ず……守る!!)
彼女の脳裏には幼い日の妹の顔が浮かぶ……。
***
ドレッドタロン討伐部隊は現在グリフォンが済むクレジー渓谷にいる。全速力で馬車を走らせているため、あと10分ほどで到着するだろう。この渓谷は元々魔物が多く、凶暴なものばかりが棲みついていたため人がほぼ住んでいない場所だ。そこに生息しているドレッドタロンはこの渓谷の主と言っていいほど強い個体だと言われている。しかし今の自分であれば倒せる見込みはある。いや、倒さなければならない。絶対に。セレナ揺れる馬車の上で闘争心を燃やす…
「只今到着した!現況はどうなっている!」
「セレナ団長!まだドレッドタロンは現れておりませんので、近くにあるロイア村で皆戦闘の準備をしているところです。」
「承知した。では私も村へ行ってみるか…」
5年前。その時私は20歳で成人して間もないころだったかな?あの時のことは今でも覚えているよ…… 当時の私はただのひよっこ団長でしかなかったんだ…… その頃は本当に強くてみんなに期待されてたなあ……「聖剣姫様」なんて呼ばれて、簡単に言えば"調子に乗っていた"。だがあの時と同じ失敗はもう二度としないと誓い、この5年間修業を怠った日はない。今では私は王国最強と言われてるし、自分で言うのも何だけど結構モテる方でもあると思う。それでも……まだまだだ。ドレッドタロンのような強大な力を持つ魔物を倒すことはもちろんのこと、"あいつら"に私を強いと思わせることも出来ない……私はもっと強くなる必要がある……
村に到着すると、騎士団の人たちがぽつぽつといた。装備を磨いて整えているもの、村の宿屋で昼寝をしているもの、兵士仲間と雑談をしているものなど色々見られる。すると、一人の女性騎士が私に話しかけてきた。彼女は4番部隊の副隊長を務めているものだ。
「セレナ団長じゃないですか!?来てくれたんですね!!」
4番部隊副隊長のユイは安堵の表情を見せると同時にどこか悲しげな顔をしていた。きっとドレッドタロンが現れるという恐怖によるものだろう。
そんな彼女を元気付けようと私は声をかけた。
「私も協力するよ。4年前の悲劇はもう繰り返させないから」
「…!助かります!」
そして2時間くらい経過したころだろうか、渓谷から伝令係がやってきた。
「報告します!ドレッドタロンの鳴き声が聞こえたとの事、間もなく渓谷に現れるでしょう!」
「よし…全員渓谷へ集合!戦闘準備!」
私の合図に合わせて全員が武器を手に取り駆け出す。私もそれに続いて走り出した。その時、 ドオオォン……!! 突然爆発音が響いたかと思ったら辺り一面火の海になったではないか!いったい何事だ! すると遠くから……
「ワオオオオンッ!!!!!」
忘れもしない…4年前に聞いたドレッドタロンの鳴き声だった…
「やあ…4年ぶりだな…!」
セレナは飛んでいるドレッドタロンに剣を向け、号令をかける。
「総員!陣形を組め!戦闘開始だ!」
その号令とともに全戦力を投入した戦いが始まった。
***
「ガアアッ!」「グアアァ!!」
ドレッドタロンは吠えると、その大きな体からは想像できないほどの俊敏性で攻撃を仕掛けてくる。
ドレッドタロンは空から急降下してくると、その大きな翼を羽ばたかせ突風を巻き起こす。
「うわあああ!!」
「と、飛ばされるうう!」
多くの騎士が立つことすらままならない状況の中、
「隙だらけだ!」
大ジャンプで風の弱い頭上へ飛んだセレナは勢いよくドレッドタロンの頭に剣を突き立てた。だがしかし、致命傷には至らなかったようですぐさま起き上がりこちらを向いて威嚇をする。
「…!セレナ団長!ドレッドタロンがまた逃げようとしています!」
目の前では兵士たちがドレッドタロンを逃がしはしまいと応戦している。ユイや他の兵士の言う通りドレッドタロンは渓谷の奥深くへと戻ろうとしている。まずい。このままだと……
(絶対に逃がさない……!絶対に!!あの日の私にはもう戻りたくない!!!)
セレナの心の中に今まで感じたことのない強い闘志が湧き上がる。すると…
「あれ…?」
セレナが驚くのも無理はない。なぜなら、セレナの股間にあるチ〇ポがビンビンに勃起していたのだから。鎧の布地に巨根がくっきりと浮かび上がる。それは傍から見たらとてつもなくグロテスクなものだったに違いない。だが今となってはそれさえも愛おしく思えた。自分の意志とは裏腹に興奮する身体を止めることはできない。セレナは己の理性とは逆に体が動いてしまうという謎の症状に襲われてしまう。
「なんだこれは……こんな感覚初めてだ……今ならどんな相手にも、負ける気がしない!」
今までで最高速度のダッシュでドレッドタロンに急接近し、急所である首元だけを凝視する。
「これで…終わりだあああああ!!!」
全速力のダッシュ切りがドレッドタロンの首を一刀両断した。(勝てた……のか?)地面に倒れた巨体を呆然と見つめるセレナ。そこに……
『セレナはすごいな……私はいつもセレナを尊敬してるよ!』
いつも私を支えてくれているサシャの声が脳裏に浮かんだ。そうだ、私には守るべき仲間がいる。国がある。そのためならこの体は無限の力をくれるんだな…
「うおおおおお!!!勝ったあああああ!!!」
地面に倒れこむセレナをよそに騎士たちはドレッドタロン討伐に大はしゃぎのようだ。そしてそんな彼らとは対照的にひとりぼっちになった森の奥地には……真っ二つになり、血の海の中で倒れるドレッドタロンの死体があった。
~~~
少し時は流れ、渓谷にある泉でセレナは全裸になった。
「鎧も体もやつの血液で真っ赤だ…体だけでも洗っておかないと…」
陶器のような真っ白な肌、生糸のように美しい髪、誰もが見とれる大きな乳、そしてそれらとは合わない大きな男性器がそこにあった。セレナが一人で体を洗っていると、そこへ誰かがやってくる音がした。
「あの、団長?私も一緒にそこへ入っていいですか?」
4番隊副団長のユイだ。彼女も体を洗いに来たようだ。
「ああ、こっちに来るといい。」
2人は水に浸かりながら話し合う。ユイの顔を見ると、セレナは胸がきゅっと締め付けられる思いになった。
「なあ、ユイは私のことを恨んでいないのか?その、あの時のことを。」
「はい、全く気にしていないと言ったら嘘になりますけどね。あの時、私の恋人はドレッドタロンに殺された。それを『セレナ団長が弱いせいだ!』って怒鳴ってしまいました。あの時は本当に申し訳ございません。」
「いやいい。私が弱かったのは事実なのだから。だが今は違う。私はもう負けない。誰も死なせない。そう決めたんだ。」
「はい、わかっております。私たちはあなたの命令に全て従います!それが4番隊の掟ですから!」
「すまないな。では、その……なんだ……あ〜……これからもよろしく頼む。それと……」
恥ずかしいが仕方がない。セレナは口を開きかけたその時、ユイも「わかっている」と言わんばかりに答える。
「団長さんのおちん〇んですよね~?戦闘中からずっとビンビンで苦しそう~。兵士の前だとオナニーも出来ませんしね♡」
「うっ…!全部見透かされてる…!」
「はいはい♪任せてください♪」
ユイはセレナの男性器を優しく握ると、上目遣いにセレナの目を見ながらゆっくりと扱き始めた。セレナにゆっくりと刺激が襲いかかる。思わず変な声が出てしまうセレナ。
「あっ……!お前…なかなか上手じゃないか…!」
「かつて恋人に毎晩のようにやっていた私の手コキ…味合わせてあげます♡」
(これが女のテクニックなのか……)
自分で触るのとは全く異なり、ユイの手の動き一つ一つに快感を感じている自分がいる。さらにユイは舌を出して自らの口に近づけた。
「えっろ…………」
セレナは無意識のうちにそんな感想が漏れ出てしまった。
「ねえ団長さん?私の"ココ"に入れてみたくありません?」
そう言うと同時に、ユイはセレナの肉棒を握りながら自身の陰部にあてがい上下に動かした。
「おま……!?そんなの許されるはずがないだろう!」
しかしセレナはユイの行動に欲情していた。
「わかっていますよー。本心では入れたい入れたいってずっと思ってるって…」
ユイのいう事は真実だった。セレナはここ1ヶ月ほど女性のお〇んこに挿入をしていない。任務続きで時間があまりなく、オナニーだけで済ませていたのだ。
「言ってください…入れたいって♡」
ユイの言葉でセレナは我慢の限界になった。
「…ユイ副団長…入れさせてほしい…」
「了解…です!」
ユイがおもむろに握っていたセレナのチ〇ポを自分のお〇んこに挿入した。
「おっふぅ!!」
一か月ぶりの女性経験である。
「おおぉ……♡団長さんの大きいおち○ぽ……入ったぁ……♡」
「はああああああ……気持ちいいぃぃ!!!」
入れた瞬間、頭が真っ白になり意識を失ってしまうのではないかと思った。それほどまでの極上の膣圧、絡みつくひだ、締め付ける子宮口……。
ユイの表情を見てみたら、頬には赤さが見え快楽に浸っている様子だった。
「動きますね♡団長……♡ああっ……!」
「ぐっああ……!サシャのお〇んことは違う…感じたことのない感覚だ…!」
パンッ、パチンという音とともにセレナとユイが交わり合う。
腰を振るたびに、大きな胸がぶるんっと揺れている。その様子がとても卑猥に見える……。「団長さんどうですか?こんなに可愛い副団長とセッ〇ス……気持ちいいですか?」
「はあ…はあ…」
セレナはユイの言葉には答えず、一心不乱に腰を振っている。そしてそろそろ限界が近づいてきた。
「私もイクっ♡団長と一緒に♡一緒にいきましょう♡」
「いくぞユイ……!中に出してやるからな!」
どびゅうっ!!
「あああああんっ♡♡♡」
静かな泉に二人だけの声が響き渡った…
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翌朝、騎士団員たちは全員朝食をとりに食堂へと集まっていた。ユイが食事当番なのだ。「おはようみんな。今朝はスープとサラダとサンドイッチを作ったわよ!」
(いつも通りのメニュー……昨日の出来事は何だったんだ?)
あの後セッ〇スを終えた二人は王都へ帰還。装備は装備修理師に渡し、各々の家へと帰っていった。
セレナが食事をしているとユイが近づいてきて声をかけてきた。
「団長さん?昨日の夜のこと、内緒ですよ♡もし他の女性団員にバレたら面倒なことにもなりかねませんし。」
セレナが返事をしかねていると、
「そういえば団長、昨日の夜に面白いことが起こったんですよ!セレナ団長に雰囲気が似た女性を見つけまして、多分セレナ団長より年は少し若いかな?で、その人に声をかけてみたんです。そうしたらいきなり私のおま○こを舐めてきて……ちょっとびっくりしましたけどそのままお〇んちんで犯されました♡一日で2回も犯されるなんて初めてでした♡」「……え?」
ユイが突然変なことを話し始めたのでつい言葉を発してしまった。すると周りにいた騎士たちも会話に入ってきた。
「ユイお前そんな趣味あったのか」「副団長もスケベだなあ」
各々感想を言っているが、セレナは気が付いている。
「お前はさっき、女性に声をかけたと言ったな。だが〇んちんで犯されたって…」ユイは答える。
「ええ。その人、ふたなりでした。セレナ団長と同じように」
セレナは驚愕したと同時にあることに気が付き始める。私に似ている女性?しかもふたなりだって?一体どこに行ったっていうんだ……
それから1週間ほど経過した時だっただろうか。サシャがセレナの元へ報告にやってきた。
「セレナ、ご報告があります」
「なんだ?」
サシャによると最近、とある村の住民が行方不明になっているらしいとのことだ。村では若い女性ばかりが消えており村人たちが捜索を行っているようだ。
「わかった。すぐに調査隊を派遣しよう。それとこの情報はあまり口外するな。もしかしたら、私にも大きな関わりがあるかもしれない。」
そう…ユイが見たというふたなり、もしかしたらあいつかもしれない。こうして調査隊は編成されていったのだった……。