かわいいイルカのカイルくんがお前を消す方法 作:馬門戒明/輪島ライ
「ただいまカイルくん、今日はこれから暇だから一緒に回転寿司にでも行こう!」
「んー? おにーさん誰ー?」
「なっ!? その声はカイルくんじゃないな、一体誰だ!?」
大学の講義が珍しく午後6時頃まで続いたある平日の夕方、ワンルームアパートの玄関を上がった俺は聞き慣れないハスキーな声に驚いて室内に足を踏み入れた。
そこではショートカットの黒髪の男の子が万年床の白い布団の上にうつ伏せで寝転んだまま少年サンデーを読んでいて、黒い半袖シャツに紺色のショートパンツという出で立ちからこの子はカイルくんの親戚か何かだろうと俺は察した。
「きゅーきゅー、この家の合鍵持ってるってことはカイルの飼い主だよね。どーもどーも、いつもいとこがお世話になってます。おれ宇宙シャチのカオルっていいます。カオルくんって呼んでくれていーですよ」
「宇宙シャチのカオルくん!? 何でカオル……ああそうか、シャチってオルカとも呼ばれるもんな。こちらこそどうぞよろしく」
それから俺が簡単に自己紹介をすると、カオルくんは少年サンデーを開いたまま布団に押し付けるとつまんでいた燻製のイカゲソをかじりながら俺の方に振り向いた。
「もぐもぐ、カイルに地球の噂を聞いた時から気になってたんですけどあれから地球で優しいご主人様に出会って永住することにしたって聞いて、そんなに快適な惑星ならおれも遊びに行きたいなって思ったんです。現地で読む少年サンデーも面白いなあって。もぐもぐ」
「そうなのか。俺はただの文系大学生だから大したおもてなしはできないけど、短い間でも地球の生活を楽しんでくれたらなって思うよ。ところでカイルくんはどうしたの?」
いつもお茶目でかわいいカイルくんと違ってカオルくんは雑でだらしない感じの男の子だがいとこだけあってかルックスはカイルくんによく似ていて、黒髪ショートカットにくりくりとしたつぶらな瞳と小さな口は俺の好みだと率直に思った。
「きゅーきゅー、おれ地球の日差し苦手なんで日焼け止めとアイスボックス買ってきてってお願いしたんです。そろそろ帰ってくる頃かな?」
「きゅうきゅう、お待たせカオルくん! 外暑かったけど急いで買ってきたよ!!」
合鍵で玄関のドアを開けて入ってきたのはなぜか走ってきたのか汗だくのカイルくんで、カイルくんがいつも外出の時に着ている青いTシャツは汗まみれになっていた。
「うわっどうしたのカイルくんそんなに急いで。買い物頼まれてたんだよな?」
「そうです、カオルくんのために急いで買ってきました。これでいい?」
「よっしゃー、これで外に出られ……って何だよー、おれ日焼け止めはスプレー式じゃなくてクリームがよかったのに。アイスボックスもぶどう味よりグレープフルーツ味がいいって前に言ったよな?」
「えっ!? ご、ごめんカオルくん……」
「きゅーきゅー、そんなんだからお前はいー年して仕事もせずに地球で
「きゅううっ!! や、やめてカオルくん、痛いよおおおおぉぉぉ」
カイルくんはどうもいとこであるカオルくんに強く出られないらしいがカオルくんに両手の拳でこめかみをぐりぐりされて苦しむカイルくんはとてもかわいらしく、やはりかわいい子供2人が絡み合っている姿はいいものだと思った。ちなみに外見上9歳ぐらいに見えるカイルくんは宇宙人だからか実際には俺よりも結構年上らしい。
それからはカイルくんの汗だくの肌着を着替えさせてあげて、しばらくは地球に滞在するというカオルくんも連れて以前秋岡さんとも行った回転寿司屋に3人で行ったのだが……
「やーりぃ、おれ地球の赤貝とかトリ貝とか好きなんだよねー。アワビ食べ比べも取っちゃおーっと」
「は、ははは……カオルくんはよく食べるなぁ……」
「きゅうきゅう、このお寿司すっごく辛いですぅぅぅ!! カオルくんひどいよー!!」
ロープライスの回転寿司チェーンとはいえカオルくんは値段も気にせずお皿を取りまくり、カイルくんがオーダーした玉子のお寿司に大量のワサビを忍ばせるなど傍若無人に振る舞って俺とカイルくんを困らせていた。
その翌日からもカオルくんは家事を全部カイルくんに押し付けて自分はひたすらアパートで漫画を読んだり俺から貰ったお小遣いで近所で遊び呆けたりとぐうたらな生活を送り、いくらかわいい少年といっても俺はそろそろ母星に帰ってくれないかなと思い始めていた。
「ただいまカイルくん、今日はカオルくんはゲームセンターに行ってるんだよな!? 今のうちに久々にいちゃらぶエッチしよう!!」
カオルくんがいる間はカイルくんとセックスできていなかったので俺はある日午後の講義を自主休講してアパートに帰ってきたが、部屋の中にカイルくんはいなくてカオルくんが一人で雑誌に落書きをしていた。
「げげっ、何でこんな時に」
「なっ!? カオルくんどうして……はあっ!? あの……一体何をしてるのかな……?」
カオルくんが開いていたのはいつもの少年サンデーではなく俺がタンスの中に隠していたエロ雑誌で、彼は黒いマジックで裸の女優さんの写真にあるものを描き足していた。
「きゅーきゅー、だっておにーさんホモなんだろ? だったらカイルみたいにペニス付いてる方が嬉しいんじゃって……」
「俺もカイルくんもホモじゃなくてバイじゃあっ!! ふざけんなよお前、その雑誌電子版ないんだぞ……」
「そ、そんなに怒らなくても……お金なら弁償するからさ、パパに頼めば地球の通貨ぐらいいつだって」
「やかましいわ、こういう時は身体で払うって相場が決まっとるんじゃあ!! とりあえず脱げやコラァ!!」
「あ~れ~」
「ファッ!? お前メスだったのか!?」
カオルくんの身体にフィットしていた黒い半袖シャツと紺色のショートパンツを脱がせてもスパッツの下にあったのは女性器とお尻の穴だけで、そういえば誰もオスだともふたなりだとも言っていなかったと気づいた。
「きゅーきゅー! おにーさん許して、おれこれから心を改めるからさ……」
「ああそうか、君はつまりそういう奴なんだな。メスだから挿れる穴がちゃんとついてると」
「ええっ!? や、やめて……そんなことしたら赤ちゃんが……」
「赤ちゃんができたら面白いねえ、カオルくんもママになったらもっと人に優しくなれるかもねえ。という訳で俺の子供産めやぁ!!」
「いやー!! やめてー!!」
「きゅうきゅう、ご主人様ぼくがいない間にそんなことをしてはいけません! ぼくはご主人様のかわいいお嫁さんなのですからそんなことをしたらただの浮気です!!」
いつの間にか部屋に入ってきていたのはやはりカオルくんにアイスボックスをパシらされていたらしいカイルくんで、ズボンとパンツをそそくさと脱ぎ去ってカオルくんの秘所に勃起したペニスを突き立てようとしていた俺にカイルくんは慌てて駆け寄ると俺の身体をカオルくんから引き離した。
「ご、ごめんなカイルくん。確かに俺はカイルくんの恋人なのに他の子とセックスしちゃいけないよな」
「それはそれとしてカオルくんにはお仕置きが必要なので今からご主人様のおちんちんを咥えて貰います。でもそれだけではぼくが仲間外れになってしまうので少し工夫します。いいですねカオルくん?」
「きゅーきゅー、ごめんよカイルくん……おれ今回ばかりは本当に悪かったって思うから……ぐすんぐすん……」
「それで今から2人で何をしてくれるんだ?」
それからカイルくんは自分も汗だくの服を脱ぎ去って全裸になり、俺とカオルくんの手を引いてワンルームにしては広めの浴室に入った。
そして……
「はむ、ちゅぷぅ……ううー、地球人のペニスすっごく苦いよぉ。でもちょっと濡れてきちゃったかも……」
「だめですよカオルくん、今日のきみに自分が気持ちよくなる資格はありません。れろれろれろ、ご主人様気持ちいいですか?」
「あっ、ああっ……カオルくんもカイルくんも舌使い最高だよ……俺もう射精しちゃいそう……」
浴室の風呂椅子に座った俺は床にひざまずいたカオルくんにペニスを咥えて舐め回されていて、カイルくんは小さな身体で背中から俺に抱きつくと小さくてかわいい舌で俺の首筋をぺろぺろと舐めながら俺の乳首を小さな両手の指で撫でていた。
「そろそろ出そうだよ……おっとカオルくん離れちゃいけないよ」
「むぐぐっ!!」
かわいい少年とかわいい少女による奉仕で俺は早くも絶頂に達し、慌ててペニスから口を離そうとしたカオルくんの頭を両手で押さえつけると喉の奥に精液をどくどくと放出した。
「ごほごほっ、なにすんだよぉ……ごほごほっ……ううー、苦いよぉ……」
「まさかこんなのでお詫びが済むとか思ってないよね? カオルくん、おっぱい吸わせろっ!!」
「きゅーっ! や、やめてよぉ……ああっ、あっ……」
「きゅうきゅう、ご主人様カオルくんのおっぱいだけ吸うのは浮気です!! ぼくのおっぱいとどっちが美味しいか比べてください!!」
「ありがとうカイルくん。もちろん俺が一番好きなのはカイルくんのぷっくりした乳首だからねー」
俺はカオルくんを浴室の床に押し倒すとつるぺたな胸の先端にある
激しい奉仕で疲れ切ったカオルくんはそれから洗面台で歯を磨くと夕食も食べずに寝てしまい、元々明日母星に帰ると言っていたカオルくんを俺とカイルくんは今日だけはゆっくり布団で寝かせてあげることにしたのだった。
その日の深夜2時……
「ふっふっ、カイルくんには止められたけどやっぱりロリマンに挿入できる機会は大切にしないとなぁ。まずは騒がれないようにカオルくんの口をガムテープで塞いでと」
「お前を消す方法」
「ぎゃあああああああああああああああああ」
こっそり起きていてカオルくんを眠姦しようとした俺は自分もこっそり起きて俺の浮気を警戒していたカイルくんにカイルビームを放たれ、それからカオルくんが母星に帰るまで存在を消されてしまったのだった。