※この作品はR-18です。

エロティックハザード 外伝異聞録   作:SimonRIO

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Swamp

ポポカリムを倒した私達は、それから事務所近くに残っていた輸送トラックを拝借してクリス達の向かった方へと進む。

 

さっきシェバが本部に入れた通信によれば、彼らは逃げたアーヴィングを追って湿地帯の油田に向かったとみて間違いない。その途中でデルタチームとも合流するという話もあったから、運が良ければそこで彼らと合流出来るだろう。

 

「それにしても、ギークってホットワイヤーで車を動かせたんだね!ちょっとビックリしちゃった!」

 

「あぁ、少し昔に乗ってた車の鍵を失くしてな!それで何でも良いから動かさないとって色々学んだお陰さ!」

 

「いつか私にも教えて欲しいかな〜……おっと、どうやら連中もお出ましみたいだね!」

 

そう私がバックミラーを指差す先には、プラーガに寄生された市民達"マジニ"がバイクで私達に向かってきている姿があった。

 

「ここで足止めを食らう訳にはいかない!メーズィさん、荷台が銃座になってるからそいつで奴らを追い払ってくれ!俺は何とか振り切れるよう、アクセル踏みっぱでスピードを全開にする!」

 

「了解!お守り握って神様にお祈りしないとだね!」

 

バックミラーにぶら下がっている"交通安全"のキーホルダーを引きちぎり、それをジャケットのポッケに突っ込みながら私はトラックの窓から荷台にジャンプする。

 

「さぁ、出来たてのポップコーンはいかが!?……とは言っても、お前らがポップコーンになるんだけどね!!」

 

そして、取り付けられたブローニングM2重機関銃のコッキングレバーを引いて、迫り来るマジニ達を照準に捉えた。

 

◇◇◇

 

――それから十数分後。

 

輸送トラックはドアが外れたり黒い煙が上がる程ボロボロにされてしまったものの、私が奴らを残さず倒した事で何とか合流予定ポイントに到着する事が出来た。

……とはいえ、壊れた橋を飛び越えた直後にサスペンションも壊れて走れなくなったから、その先は徒歩だったけど。

 

そうして、すっかり日も暮れて暗くなってしまった街中を進んでいくと、私達は衝撃的な光景を目の当たりにする。

 

「なっ!?これは一体……デルタチームが、全滅している!?」

 

「あの車に倒れ込んでる巨人が、それをやった張本人みたいだね……もう死んだみたいだけど」

 

「そんな……アルファもデルタも、皆死んじまうなんて……う、うぅ……っ!」

 

すると、そんな光景でギークはとうとう限界を迎えてしまったらしく、今までの好青年っぽさが嘘のように膝まづいて泣き出してしまった。

 

「ギーク、気持ちは痛い程に分かるけれど……今は泣いてる暇は無いでしょ?ここに2人の姿は無かったんだし、私達だけでも彼らをサポートするために追わないと!」

 

そう合理的ながらも私なりに励まそうとするも、ギークは膝を抱いて座り込んでしまい聞く耳持たずだ。

 

「ぐす、ひっく……メーズィさん、無理だよ……あのジョッシュさん達ですら全滅した上、また俺はアルファの時みたく皆を見殺しにしたんだ!」

 

「でも――」

 

「もう嫌なんだ!だから……こんな足でまといな奴は置いて、ここからは君だけで行ってくれ!」

 

だが、それを聞いた私は涙声で荒らげた声を上げる彼の頬を強く引っぱたいた。

 

「バカ!誰が足でまといって言ったのさ!!それに今回は、アンタは自分から皆を助ける為に動いた!だったら、もう前の自分とは違うハズでしょ!?」

 

「でも、ジョッシュさん達がやられたんじゃ――」

 

「それでも退くな!あの人達でも敵わない相手と戦って、それにクリスやシェバと私達が勝てるか……そんな気持ち、確かに分からなくはないよ。それでも、あの2人は先へ進む事を選んだ!なら、私達は彼らの為に出来る事をやるまでだよ!」

 

「出来る、事を……」

 

そこまで言うと、ギークは強く鼻をすすってから袖で顔を拭い、キッと真剣な眼差しで私に振り返った。

 

「……そうだな、メーズィさん。クリスさんとシェバさんは、たった2人で戦いに行った。君の言う通り、2人が少しでも有利に立ち回れるよう彼らの後を追おう!」

 

「よし、了解!ギークはやれば出来る子だって、私は信じてるんだからさ!もっと自分に自信を持ってよ!」

 

「こ、子供扱いしないでくれよ……それと、どうやら位置情報によるとクリスさん達は舟で湿地帯に進んだらしい。今からなら、手漕ぎでも比較的早めに追いつけるハズだ」

 

「なるほど……まだ同じ物があるなら、それで私達も進めそうだね!でかした!えらい!」

 

「そう褒められると、それはそれで恥ずかしいな……」

 

そのまま肩を組もうとする私を避けて、ギークは顔を赤らめながら早歩きで先に進んでいった。

何というか、あの感じ……まるで弟が出来たみたいで、どこまでも面倒を見たくなっちゃうね。

 

◇◇◇

 

デルタ隊員達の遺体を丁重に弔い終えた後、それから程なくして私達は小屋で整備途中だったエアボートを発見した。そして、ギークの調整を得て大湿原へと乗り出す事が出来た。

 

ブワッと湿地帯特有の湿った香りの風が吹き付ける中、ボートを操縦するギークが懐かしそうな様子で周囲を眺めている。

 

「この辺りに来るのも久しぶりだな……こんな形で帰ってくるなんて思っていなかったけど」

 

「えっ?こんな所に、ギークの故郷が?」

 

「ああ、メーズィさんには言ってなかったな……俺は、この湿地帯に住むンディパヤ族の生まれなんだ。17の時に誰かの役に立ちたい一心で此処を離れて、必死に勉強してB.S.A.A.に入れたんだが……皆、こんな綺麗な人を連れてきたらビックリするだろうな」

 

「へぇ〜……それって、お嫁さんとしてだったり?」

 

「バッ!?いきなり飛躍し過ぎな事を言うなよ!せめて、最初はその……恋人から、とか……って、何ニヤニヤしてんだ!?」

 

「い〜や〜?べ〜つに〜?」

 

あ〜もう、初心な男の子は見てて楽しいな〜……まだ私、嫁としか言ってないのに勝手に勘違いしちゃってるの、見てて微笑ましいよ。

 

「そ、そんな事より……ここら一帯には凶暴なアリゲーターが生息している。だから、ボートから降りて探索する時は気を付けろよ」

 

「はいは〜い、それくらい分かっていますよ〜」

 

と、その時は大丈夫だろうと軽く考えていた私だったが……。

 

◇◇◇

 

「うぅ……ぐぅぅ……」

 

「メーズィさん、さっきから腹を押さえているけど……本当に大丈夫か?」

 

「あ〜うん、大丈夫……ちょっと最近、腹痛気味なだけだから……」

 

それから10分と経たない内に、またしても私の腹には感じ覚えのある鈍痛が襲ってきていた。胎内に取り付いたプラーガが暴れだし、膣口から外に出そうな……そんな感じだ。

 

「ごめん、ギーク……近場に浅瀬があったら寄って。その辺りで少し花を摘みに行くから……」

 

「あ、ああ……分かった。何と言うか、無理はするなよ?」

 

心配した様子を向けてくれたギークだけど、その眼差し……最初に私がプラーガに発情させられる直前、苦笑いで送り出してくれた時のジョッシュと同じで精神的にキツいんですが。

 

それはさておき、背丈くらいなアシがある浅瀬にエアボートが近づいたので、私は膝近くまでを濡らしながらアシの中へ分け入っていく。

 

「……とりあえず、これだけ離れればギークにプラーガを見られたり、喘ぎ声を聞かれたりはしないよね」

 

それから中腰になってプラーガを胎内から出す為、腹に力を込めようとすると……私の近くから、バサッバサッと大きな水鳥か何かが数匹羽ばたくような音が聞こえてきた。

 

嫌な予感がして少し頭を上げてみると……そこには触手の一部をコウモリのような翼に変化させて宙を舞う、プラーガの変種"キペペオ"が私の方へと向かってきている。

 

「嘘……こんな一大事って時に、どうして!」

 

考えられるとしたら、それが潜んでいた所に私が知らず知らず足を踏み入れてしまったからなのだろうか……とにかく、ここは息を潜めて奴らに見つからないようにしないと――

 

「んっ♥ぎぅっ♥やめて……こんな時に、暴れないで……ぇっ♥」

 

だが、私の胎内のプラーガは外の状況などお構い無しに暴れ始め、子宮内や腟内を触手で舐め回してくる。そして、遂に――

 

「お"っ♥だめ♥そこっ♥本当に弱いからぁ……っ♥」

 

遂に触手は私の腟内で一層と感度が高いGスポットを見つけ出してしまい、まるで「早く外に出せ」と言わんばかりにそこだけを集中して擦りだした。

 

「あ"ぉ♥ほぉっ♥これ、ヤバ――ん"い"い"ぃぃぃぃぃぃっ♥♥」

 

これには声を我慢出来なくなってしまい、頭上を通り過ぎようとしていたキペペオは今の嬌声で私を見つけ出してしまう。

 

すぐさま逃げようとしても、その凄まじい快感で足に力が入らない……ああもう、また動きを激しくされたら――

 

「イ"っ♥くぅぅぅぅぅう"う"う"♥♥――お、ごっ♥♥」

 

私が絶頂して大きく仰け反った瞬間、キペペオの1匹は首に触手を巻き付けて、私を空中に持ち上げてしまったのだ。

 

すると他の個体も抵抗出来なくなった私に群がってきて、それぞれの触手を私の胸や口……そして寄生するプラーガが潜む股間に殺到させていく。

 

「お"っ♥ん"ん"♥ごっ♥お"ごぉ、ぇ……♥♥」

 

もはや全身が触手で舐められているかのような快感に私の意識が朦朧としてきた時、腟内に居たプラーガをキペペオの1匹が掴んだ。

 

あ、待って……♥それ今引き抜いちゃ――

 

「ん"お"お"お"お"ぉ"♥お"あ"あ"あ"あ"っ♥♥」

 

ズリュン♥と勢いよく胎内からプラーガが引き出された私は獣が如き叫び声を上げ、その無理やり触手を引き出される快感に上空で黄金色の液体を撒き散らしてしまった。

 

だけど……♥首絞められながら触手引っ張り出されるの、クセになっちゃいそぉ……♥♥

 

そんな事を考えながら意識が薄くなりかけた時――いきなり下から数発の銃声が聞こえ、触手が胎内に戻ったと同時に私はフッと身体が宙を落ちる感覚で一気に意識が戻ってくる。

 

そして、それをガッシリと受け止めた腕の持ち主を見た瞬間……私は思わず、その名前を口にしていた。

 

「貴方は……クリス・レッドフィールド、さん……?」

 

「だいぶ派手に遊ばれたようだな。俺とシェバを助けに来ていたようだったが……大丈夫か?」

 

そうクリスが言うと、今度はアシの向こう側からギークやシェバの声が聞こえてくる。

 

「メーズィさん!生きてるか!?」

 

「あの空を飛んでたバケモノ共は片付けたわ!クリス、今のうちに彼女を急いでこっちへ!」

 

そんな彼らの声に安心したのか、私の意識は今度こそ泥沼に落ちるような勢いで沈んでいってしまった。

 

まさか助ける側が助けられる側になるとは、ね……。

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