※この作品はR-18です。

エロティックハザード 外伝異聞録   作:SimonRIO

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Cigarette Kissing

 

「はぁ、はぁ……とんでもない数だったな……!」

 

「ええ……!でも、あんな化け物までトライセルは手中にしていたっていうの……!?」

 

それからも私はギークやクリス達に守られながらリッカーβの蔓延る研究施設を抜けていき、エレベーターで下に降りる頃には皆して息を切らせる程に疲労していた。

 

「ふーっ……♥ふーっ……♥はぁ、はぁ……っ♥」

 

「しっかり気を持て、メーズィさん……!それにしても、さっきの奴らはメーズィさんの胸ばかり狙って、なんて変態な真似しやがるんだ……!」

 

特に私は、その道中でリッカーβの舌で胸を舐められたり締めあげられたせいで、今や母乳がダラダラと垂れて胸元を白く染めていた。

 

しかも、その度に皆の前で「お"ぅ♥」とか「い"ひっ♥」と喘いじゃうなんて……本当、あのリッカー共は色々と許さないんだから……♥

 

「――じゃなくて!そんな事より、さっきの戦闘で弾薬は大丈夫!?皆、足りてる!?」

 

「落ち着け、俺達の方なら問題ない。むしろ、メーズィは身体が元の状態に戻るまで大人しくしておくべきだ」

 

「そうよ、メーズィ。ただでさえ貴方、さっきプラーガを産んだ事で、体力的にも精神的にも消耗しているんだから」

 

すると、そうクリスとシェバが言った矢先にエレベーターの扉が開いて、その先に弾薬や手榴弾などが並べられた棚が現れる。

 

「――って、クリスさんにシェバさん……こんな流れじゃ、まるで最初から補充出来る事が分かってたみたいじゃないですか」

 

これにはギークも苦笑いでツッコミを入れちゃったよ。うん、凄いタイミングだよね……。

 

「まぁ、そういうつもりで言ったんじゃなかったんだがな……だが、あるに越した事は無いだろう?」

 

「そうね、クリス。ここから先は、どんな相手が出てくるか全くの未知数だもの」

 

そんな僅かなユーモア心を見せる2人と共に、私とギークも自分が良く使う銃の弾薬の補給をしていく。私はUMP用に9mm弾、ギークはライフル用の7.62mm弾を……といった具合だ。

それから右へ続く通路の先へ進むと、今度は大きな竪穴の中央を通る円形の巨大なエレベーターの上に出た。

 

「何だ……ここは!?」

 

「嘘だろ……あの遺跡の地下に、こんな場所があったなんて……!」

 

クリスが驚く中で竪穴の壁面を見ると、そこには人1人が入るサイズのカプセルが大量に並んでいる。

それを見たシェバは、ふと思い出した表情でクリスに声をかけた。

 

「ここ、画像にあった場所だわ!」

 

「何だと!そうなると、ここにジルが!?」

 

そうクリスが叫んだ途端、大きなブザー音と共に壁面にあったカプセルの1つが前方にせり出し、その中から干からびた人間の死体を放り捨てていった。

 

「うわ……なんて酷い事を……」

 

「ここに入れられているのは、実験台にされた人達なのかしら……?」

 

すると、私とシェバが壁面を見ていた最中……ギークとクリスはエレベーター中央にあるコンソール端末でカプセル制御システム内へと侵入し、ジルの名前を検索していた。

 

「――ジル!!」

 

金髪となったポニーテールの彼女の姿が画面に映し出され、それと同時にクリスは叫ぶ。

 

「よし、アクセス完了!クリスさん、ジルさんの所までエレベーターを下ろします!」

 

ギークは素早く端末のキーボードを叩き、彼女が入っているカプセルの場所へと大型エレベーターを動かし始めた。

 

そうして下に向かう途中、私達は依然として並び続けている壁面のカプセル達を見て眉間にシワを寄せていく。

 

「それにしても、何て数……まさか、世界中から人を攫って実験してるっていうの?」

 

「これが失踪者が急激に増加している理由だとしたら、トライセルはどれだけ真っ黒な事をやってやがんだ……クソッ!」

 

今にもキレそうになっていたギークだったけど、それと同じくらいにシェバやクリスの顔も険しいものとなっていた。

 

勿論、私も彼らと同感だ。こんな事が許されるなんて、あっちゃいけない話だよ……!

 

「――というか、ギークって喫煙者だったんだね。いつの間にタバコなんて拾ってきてたの?そもそも、最初に会った時は持って無かったよね?」

 

「フーッ……普段は吸わないんだよ。それにこの箱だって、さっき研究室のデスクに残ってた物だ。よっぽどイライラした時だけ、何だか口寂しくなるんだ」

 

「ほ〜ん……」

 

あらら……いけません、いけませんなぁ……ギーク君、それは健康面で重大なリスクになりますよ。それに、イライラしたら口寂しくなるって言うなら……♥

 

「ねぇギーク、ちょっと私の方に向いてみて?」

 

「は?一体どうし――んむぅっ!?」

 

「ん♥ちゅ……っ♥えへへ、どう?私のキスなら、タバコを吸うよりは健康的でしょ?」

 

そう私が笑顔でチロッ♥と舌先を出してみせると、ギークは顔を真っ赤にしながら必死で吸っていたタバコの火を踏み消していく。

本当、いちいちギーク君は反応がカワイイなぁ〜♥

 

「あ〜もう!君って奴は本当にイタズラが――うわっ!な、何だ!?」

 

しかし、そうギークが言おうとした瞬間に突然ガグン!と激しく揺れてエレベーターが止まってしまった。すぐさまクリスはシステムアラートで赤く染まったコンソールを見ながら、声を荒らげて呼びかけてくる。

 

「いきなりエレベーターが止まったぞ!ギーク、どうなっている!?」

 

「すぐ調べます、クリスさん!……降下システムに不具合だって!?」

 

すると、その後ろから巨大な影が迫ってきているのを感じて、咄嗟に私はコンソールの前から2人を抱きかかえて飛び退いた。

 

「クリス!ギーク!大丈夫なの!?」

 

「私が助けたから大丈夫だよ、シェバ!そんな事より、とんでもない奴が此処で待ち構えてたみたいだね!」

 

そう私がシェバに叫ぶ中、クリスは立ち上がりながら振り返ってエレベーターが止まっている原因へと目を向ける。

 

「なるほど……そういう事か」

 

「なっ!これは……新手の大型B.O.W.か!?」

 

私達の行く手を阻んだのは、巨大な甲殻類のような姿をした怪物……コンソールに映し出された生体兵器脱走情報によると、コイツの名前は――

 

「プラーガ技術応用型遺伝子改造タイプ、"U-8"……!!」

 

◇◇◇

 

――それから10分くらい後。

 

「いやぁ……U-8は強敵だったな……」

 

「あー、うん……ソウダネ〜ギーク君……」

 

私達は立ちはだかってきたU-8をエレベーターから叩き落とし、再びジルのカプセルを目指して――えっ?抜き取ったU-8との戦闘シーンはどうしたって?

 

まぁ、実は……ギークが脱走情報を逆引きして奴のデータから弱点を割り出してくれたお陰で、割とスンナリ倒せてしまいました、マル。

 

――以下、私によるダイジェスト。

 

「オラァ!口の中カッ開け!この○□◇$野郎!!」スナイパーライフルで脚の関節ドーン!

 

「ナイスだ、ギーク!だが、その暴言は流石に女性2人が居る前では不味い!!」口の中に手榴弾ボカーン!

 

「今更ですよクリスさん!次はこの□$○◇を食らいやがれ!!」グレランで硫酸弾バーン!!

 

――といった感じで、後は何度もギークが脚を撃ってダウンさせた隙に3人で奴が吐き出してくる小型B.O.W.共々フルボッコにした訳でして……。

 

いや本当、幸いコンソールにシステムロックがかかってなくて助かったというか何というか……それにしても、トライセルの管理体制ガバガバ過ぎるような気はするけどね。

 

はい、閑話休題。

 

そんな訳で私達はエレベーターを再度動かして、ジルの閉じ込められているカプセルを開けたんだけど……中に誰も居ませんよ、と……。

 

「どういう事なんだ?一体、誰がジルさんを……?」

 

「クソ!何処にいるんだ!?」

 

不審がるギークの隣でクリスが苛立った声を上げた直後、コンソールから何処かで聞き覚えのある声が響いた。

 

『――クリス・レッドフィールド、お会い出来て光栄だわ』

 

謎の声に私達が振り返ると、そこには切り替わったコンソールのライブ映像画面にドレスを着た女性が映し出されている。

 

「誰だ、お前は!?」

 

「クリス、この人どこかで見覚えが……」

 

「思い出したぞ!メーズィさん、コイツはトライセル・アフリカの代表――エクセラ・ギオネだ!」

 

『あら、よく知っているわね』

 

そう怒りを露わにしたギークの声に、エクセラは驚く事もなく楽しげな反応を返した。

 

あー……言われてみれば、この人はB.S.A.A.のスポンサー企業の会合映像とかで見た記憶があったよ。

だけど、まさか激ヤバ真っ黒だったトライセルのアフリカ支社の社長さんだったなんてね……。

 

私がエクセラの事を思い出していた間に、シェバは画面越しの彼女へ向かって信じられないといった様子で声を荒らげる。

 

「そんな……製薬連盟幹部の貴方が、どうして!」

 

『あら、聞き分けのない人達に教えると思う?それに、とっくにB.S.A.A.本部からは撤退命令が出ているハズでしょ?』

 

「なっ!?じゃあ、本部に働きかけて無理やり……エクセラ、お前!!」

 

シェバに続けてギークもタバコを咥えながらブチ切れるも、エクセラは「フフッ」と軽く笑って何処吹く風だ。

 

すると、今度は2人をハンドジェスチャーで宥めつつクリスがコンソールの前に出てくる。

 

「ジルをどうした!?」

 

『ジル?知ってても、教えると思う?』

 

「嫌でも喋ってもらう!!」

 

うん、やっぱりクリスもバチクソ怒ってるじゃないか!本当この人は相変わらずジルさんしか見えてないな!

とにかく、皆とりあえず一旦KOOL……じゃなかった、クールになるべきだと思うよ……?

 

『いい加減、ヒーローごっこは終わりにして帰りなさい。こんな所で死んでも、つまらないわよ?』

 

「エクセラ!この――クソッ、切られた!!」

 

そして、その言葉を最後にエクセラからの通信が切られ、それと同時にギークは苛立ちをぶつけるように使い捨てライターをコンソールの画面に投げつけた。

 

タバコも一気に吸い終えるくらい荒れてる感じだけど、そりゃあ自分の故郷に住む家族や人々を皆殺しにした奴の親玉が出てくればねぇ……。

私からしたら、むしろ発砲しなかった事を褒めたくなるレベルだよ。

 

「それで、皆どうするの?あのトライセルの女狐、完全に何か知ってたような感じだったけど……」

 

とりあえず皆をまとめる為に私が今後の事を尋ねると――

 

「無論、捕まえて聞き出す!」

 

「クリスさんに同じだ!あのクソ女、逃がさねぇぞ……!」

 

「私も2人に賛成よ、このまま終わる訳にはいかないわ!」

 

「……OK、それならやる事は決まったね」

 

そんな3人の怒気に圧されそうになりながらも、私達はエレベーターの停止した先にある通路へと進んでいく。

 

「ところで……あの彼女が話していた場所、この施設の中みたいだったわ」

 

「どこかの部屋から、こっちを監視しているって事かな……?」

 

「さっきのB.O.W.も、あの女の差し金かもしれんな」

 

「何だっていい!何にせよアイツを捕まえれば全部分かるハズだろ!」

 

「そうだな、ギーク……とにかく、急ごう」

 

ギーク君、まだキレ散らかしてますなぁ……さっきブン投げたライターを失くしたせいでタバコに火が着けられない様子みたいだし、これ以上イライラが続くようなら私がまた……♥

 

「……メーズィさん、キスは要らないからな?」

 

「何故に分かった!?」

 

ひょっとしてテレパシーでも持ってるの!?

いやまぁ、そーいうのはピリついた状況を少しでも和ませようと考えてただけな話なんで……ね?

 

◇◇◇

 

それから薄暗くなっていく研究所内を進んでいくと、今度は大きな配管が並ぶ部屋の向こうから武装したマジニ達がAK-74やMP-5などで攻撃してきた。

 

「皆、頭を下げろ!狙い撃ちにされるぞ!」

 

「おっとと!遂に銃を使う奴も登場って訳ですか!」

 

「はっ!丁度いい!もうコイツを吸えなくなるかと思ってた所だ!」

 

「嘘でしょう!?こんな弾幕でタバコに火を着けるなんて!」

 

そんなギーク君がタバコで落ち着きを取り戻した事もあって、私達は次々と現れてくる武装マジニ達をガンガン倒しながら突き進んでいく。

 

それにしても今の私達、

 

【最前線】イサカM37のクリス←UMP9の私←S75のシェバ←ドラグノフ&グレランのギーク【最後方】

 

……な陣形だから、すぐ全距離に対応出来て戦闘が楽々なんだよね〜……本編だとクリスとシェバの2人だけでの攻略だったハズだし。

 

すると、その先のエレベーターで下に降りていく途中、無線が混線したのか途切れ途切れながらもエクセラの声が聞こえてきた。

 

『……ロス……の運搬は……了したわ……ええ……もうすぐ予備の薬も準備でき……』

 

「この声、エクセラ――」

 

「シッ……ギーク、静かに……」

 

『あと……"アルバート"……楽し……』

 

「アルバートだと!?」

 

「どうしたの?」

 

その名前を聞いた時、今度はクリスが驚いた声を上げた。その彼の様子には、シェバもギークもキョトンとした表情を浮かべている。

 

『……ねえ……体の……?』

 

そこで繋がっていた無線は切れ、クリスは今までになく取り乱した様子になる。

 

「クソッ!まさかウェスカー……いや、そんなハズは……」

 

「どういう事です、クリスさん?その人について、何か心当たりが……?」

 

「ああ……だが、今はまだ分からん……」

 

そして、そのギークの言葉に対しても何処か信じきれていないといった顔で小さく答えていた。

 

だけど、アルバート……ウェスカー……そんな名前、前世の記憶がハッキリとしてないから微妙だけど……何か嫌な予感がする……!

 




一応エロものですからね。
決してゲームだとU-8との戦闘が単調過ぎるから描写が面倒臭くなったとかではありませんよ、ウン(白目)
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