B.O.W.交配実験記録No.04
雄性対象:タイラント試作個体"T-error"
牝性対象:検体"SAYA"
今回の交配実験では、かつて我々が南極基地にて捕獲した特殊なタイラントモデルを使用する事となった。
同個体はロシア支部からアルバート・ウェスカーが回収した、アンブレラの機関コンピュータ"レッドクイーン"から得られたデータの名前から"T-error"であると確認された。
この"T-error"の特徴は2つ存在し、ラクーンシティでの一件以降に見られたタイラントモデル特有の大柄な体格ではなく、平均的な一般男性と殆ど同じ程度の体格を有している事。そして、脳に電極が埋め込まれている事によって、会話による意思疎通が可能になる程に著しく知能が向上している事が挙げられる。
よって、今回は"T-error"自身への了解も得た上での今まで以上に重要な実験となる。
後は、検体SAYAが良い結果を生み出してくれれば良いのだが……。
◇◇◇
孕まされては産まされての繰り返し……もうB.O.W.の交配実験は何度目になるだろうか……。
そんな事を考えながら床に寝転がっていた時、閉じ込められている部屋に防護服の男達が入ってきた。
『起きろ、検体SAYA。今回の実験相手を連れてきた』
だが今回は、私と同じような手術着を着せられたスキンヘッドの男もいた。そいつは姿かたちこそ一般人みたいな男ではあったものの、その顔立ちはタイラントのものと瓜二つだ。
「何、そいつ?見た感じ、普通に人間みたいだけど……」
『実験体が詳しく知る必要はない。貴様は、ただコイツと交配して子を産む事に集中しろ』
「はいはい、分かっていますよだ……」
その私の言葉を聞き流すようにして、防護服の男達は牢獄のような白い部屋を立ち去っていく。
――私とタイラント似の男は、互いの顔を静かに見合わせる。
「あのさ……アンタ、こういった事は初めて?」
「まぁ、俺にとってはな。俺はアンブレラのタイラント知能向上を目的とした試作モデル、T-error(テイラー)だ。今回はH.C.F.の連中の命令で、お前との交配実験をするよう頼まれた」
「ふーん、そっか……私はサヤって名前だよ。それにしてもアンタ、馬鹿力が売りなタイラントモデルなのに無理やり脱出しようとはしなかったんだ?」
「俺が冷凍睡眠から起こされた時には、アンブレラは既に倒産したと聞かされたからな。従っていた相手がいなくなった以上、俺は次に存在意義を見出してくれた者に付き従うのみだ」
嫌味を半分込めた私の質問に、多少困った様子を見せながらも淡々とテイラーは答えていく。
どうやら、コイツも私と同じようにH.C.F.の襲撃で捕まったみたいだね……その割りには、かなり無愛想だけど。
「じゃあ……とっとと済ませちゃおっか」
もう面倒だと感じた私は手術着を脱ぎ去り、何度となく出産してもプロポーションの変わらない裸体を曝け出した。
「むっ?防護服の連中から聞いた話によれば、サヤは自分から進んで交尾をするのは珍しいと言っていたが……」
「まぁ、あれだけ無理やり化け物どもにヤられまくってりゃね。そりゃあ、嫌でも抵抗しようって気にはならなくなるよ」
「そうか……ならば、俺は自分なりにサヤを愛させてもらうとしよう」
すると、その真似をするようにテイラーも手術着を脱ぎ捨て、私の身体をムギュゥ……♥と優しく抱きしめてきた。それだけで私の乳首や秘所は発情を始め、ジンジンと敏感になりながら疼きを増していく。
「んっ……ふ、くぅ……っ♥」
それにしても、こんな前戯染みた事から始めてくるなんて……テイラーの方こそ珍しい奴だ。今までのと比べたら、いきなり交尾をしようとしないだけの知能はあるみたい。
「はむ、ちゅ……♥ん、ぷぁ……っ♥」
「ん、む……随分と慣れたようなキスだな、サヤ。以前にも、こういった事を誰かとしたのか?」
「いや、別に……ちゅ、ちゅむ……♥」
私はテイラーと舌を絡ませる深いキスをしながら、お互いに指を絡ませて恋人繋ぎになっていく。
そして、そのまま受け入れるようにしてテイラーに優しく押し倒され、グニュウ♥と既に勃起を始めていた彼のペニスが私の下腹部に当たってきた。
「う、ぐぅ……すまん、サヤ……俺とした事が、まだ挿入するつもりがないのにも関わらず、ここまで勃起させてしまうとは……」
「いいよ、テイラー……ちゅ♥はぁっ♥それだけ、私とのキスで興奮してくれたって事なんだよね?」
「それは確かにそうだが、俺としても雄の面子が……うぉっ!?」
テイラーが下らない理由で前戯を途中で止めてしまった事に少し不満を感じた私は、その続きを促すべく彼のブリーフ越しにススス……ッ♥とフェザータッチでペニスを撫で上げる。
「あぐ、ぅお……!サ、サヤ……こんなもの、どこで覚えて……っ!」
「ん〜?私は特に大した事はしてないよ?それなのに感じちゃうなんて、タイラントモデルって案外こういうのに弱いんだね……ん、ひぅっ♥」
すると、テイラーも反撃と言わんばかりに私の股にフリーとなった左手を滑り込ませてきた。
彼の親指と薬指が大陰唇を開き、そこへ割り入れられた人差し指と中指によって、クチュ♥クチュクチュッ♥と愛液の水音と共に脳へ快楽の電流が迸る。
「あっ♥ひぅぅ♥んっ……やぁぁっ♥♥」
「どうした?俺もサヤと同じく、大した触り方はしていないぞ?」
「この……っ♥アンタ、見た目の割りにっ♥ひゃぁぁ♥子供っぽい奴だ……あぁっ♥♥」
そう言葉では抵抗していたが、激しくなっていくテイラーの指で徐々に私の余裕も無くなっていく。
それでも力が入らない両手で何とか彼の手元を止めようとするが、そんな私の思惑を察したようにテイラーは再びディープキスをしてきた。
「はぁ、んっ♥ぷぁ♥やぁっ♥ん"ぅ♥ちゅぅ♥ん"むぅ……っ♥」
「ふむ、どうやら良い具合に蕩けてきたようだな。それならば……サヤ、そろそろ挿入しても大丈夫か?」
「はぁ♥んぁっ♥うん……テイラー、っ♥私はOK、だよ……んぅっ♥だからっ♥ひぅ♥イジワルしないで……チンポくださいっ♥」
グリッ♥グリュ♥と下腹部越しに子宮を刺激され、とうとう私は屈服の言葉を口にした。
そして、テイラーに向けて懇願するように、上目遣いをしながら目元をうるわせた。
すると、テイラーは無言で頷いてから私の秘裂にペニスを押し当て、ズプ♥ズプププ……♥とゆっくり膣内に挿入してくる。
「ん"っ♥あ"、はぁぁぁぁぁ……っ♥♥」
「ぐぅ、っ……なんという締めつく感覚だ。この快感の強さ、先程までの前戯とは比較にならんぞ……!」
私の蕩けた表情を見ながら、テイラーもフゥッ、フゥッ……と小さく荒い息を堪えていた。
そんな様子からするに、どうやら今までB.O.W.に犯されてきた私とは違って、彼は今回が初めてのセックスだったようだ。
つまるところ、童貞……という事ならば♥
「うぉ!?急に押し倒してきて、どうしたサヤ!?まさか、俺が何か失敗してしまったのか?」
「ん〜♥ひょっとしてテイラー、今回が初めてだったりするんでしょ♥」
「まぁ、それはそうだが――ぐぅ、おっ……!」
そして私は仰向けに倒したテイラーの上に跨り、今度は騎乗位の体勢でペニスを膣内に挿入する。
「お"っ♥ん、ぐぅ♥やっぱコレっ♥お"、奥まで届いてっ♥イ"イ"っ♥♥」
ずっちゅ♥ぐっちゅ♥と淫猥な水音が私の嬌声を彩りだし、そのお陰で膣内にあるテイラーのペニスも更に固く太くなっていく。
すると彼は両手で私の太腿を押さえながら、ギブアップと言わんばかりに余裕の無さそうな表情で下から見上げてきた。
「う、ぐ……ぉ……!サヤ、そろそろ……射精そうだ……っ!」
「えっ……もう射精ちゃうの――お"お"ぐっ!?」
その瞬間、ドブブッ♥ゴブッ♥ブビュルルルルルル♥♥と膣内で熱いものが弾け、不意の射精を受け止めた事でチカチカと明滅するような感覚を覚える。
うわ、これヤッバ……♥ちょっと激しめにイきかけた、かも……♥♥太固いタイラントチンポだけじゃなく、射精も今までの奴らより段違いに気持ちイイ……♥♥
「だ、大丈夫か……サヤ?」
「うん、へーき……へへ、うへへへぇ……っ♥♥すきっ♥これ……すきぃ……っ♥♥」
ズルッ♥ズリュウ♥とペニスを引き抜かれ、私はうつ伏せで尻を持ち上げた状態に倒れ伏す。
だが、それだけでは物足りない私は快感に打ち震えながらも両腕で必死に身体を持ち上げ、フリッ……♥フリッ……♥とテイラーを挑発するように尻を振った。
「くっ、とんだ淫乱だな……まだ満足しないのか?」
「う"ん……っ♥だからぁ……もっと、もっと頂戴ぃ……♥♥」
――それからというもの、サヤとテイラーは2時間以上にも渡って互いに獣のように呻き、時には吠えながら貪るような交尾を続けたのであった。
◇◇◇
交配実験No.04における対象の出産報告書
数々の懸念事項はあったものの、問題無く検体SAYAは二児を出産した。
今回の実験で検体SAYAが産み落とした個体を調べた所、これまでの個体とは比較にならない程にTウィルス及び変異株であるLウィルスへの高い適応性がある事が確認され、知能面に関しても通常の赤子と遜色ないものであった。
タイラントモデルのクローン元であるセルゲイ・ウラジミールがアンブレラのロシア支部崩壊と共に失われた以上、今後の我々のB.O.W.開発において重要なものになっていくであろう。
何より、検体SAYAと検体T-errorとの仲も良好で頻繁に繁殖行為を望んでいる事も、我々にとっては喜ばしい限りである。
――H.C.F.生物兵器研究開発部の報告書より
という訳で書き初め&If編の締めくくりでした。
本当は年明けまでに投稿したかったんですがね〜……。