男勝りロリコンドマゾ女退魔師 赤坂燈火 作:お金ナイダー1号
妹の思い出と、それを思い出すとオナニーしたくなっちゃう話1
燈火の幼少期。
赤坂家は幸福な家庭だったと言える。
強く、凜々しく、ときに厳しい退魔師の母、蓮華。
その危険な任務に挑む母を、家庭にいて支える優しい父の信次。
二人の仲も極めて良好だった。
互いに強い愛情で結ばれ、その愛の結晶である燈火も二人から愛されて育った。
その証拠として、母からは退魔師の技と精神を受け継ぎ、父からは掃除・洗濯・料理といった家庭的な技術を教えられた。
妹の真由が生まれてからは、さらに幸せだった。
この愛らしい妹は、生まれた瞬間から燈火の生きる意味になってくれた。
初めて頬に触れたとき、心底嬉しそうに浮かべてくれた笑み。
おねえちゃん、おねえちゃんと呼びかけてくれる幼い声。
ことあるごとに抱きついてくる体温の暖かさ。
たまに我が儘を言って燈火を困らせること。
それら全てが燈火の生きる意味になった。
この可愛い妹が。
可愛い妹にしてあげる全てのことが。
燈火を幸せにしてくれた。
しかし、そんな幸福は長続きしなかった。
燈火が十歳、真由が五歳のとき。
「燈火、あの人と真由をよろしくね?」
そう言い残して任務に向かった母が行方不明になったのである。
それから幸福が壊れるのは一瞬だった。
まず、母のことを深く愛していた父が壊れた。
最初のうちは
「蓮華は……母さんは絶対に無事だ」
「一緒に母さんの帰りを待とう」
そう言い張っていた父だったが、一ヶ月もすると意気消沈といった様子になった。
家事も一切しなくなった。
それで燈火が代わりに家事をやるようになった。
もともと家事は父から教わっていたし、慣れてもいた。
だから、これ自体が苦になったわけではない。
嫌だったのは、このときくらいから父が自分を見る目に、何やら危険な光が宿りはじめていたことだった。
いや、自分だけではなかった。
その光は、最愛の妹を見るときにも宿っていた。
そして母の失踪から二ヶ月ほどで、事件は起きた。
それは深夜のこと。
燈火と真由がいる子供部屋の扉がゆっくりと開いた。
不審者だと思った。
このとき燈火は家事と退魔師訓練の疲れで眠っていたが、日ごろの訓練の賜物か。
すぐに目を覚まし、扉をあけた人物を警戒した。
燈火の隣では真由が眠っていた。
もし真由に手を出すなら生かして帰さない。
そう心に決めて、薄目で様子を窺いつつ、布団の中で拳を握った。
だが、すぐに拳を解くことになった。
部屋に入ってきたのが父だったからだ。
燈火は内心で胸をなで下ろし、また意識を手放そうとした。
父のゴツゴツした手が燈火の布団に入ってきたのは、そんなときだった。
思わず目を開いた燈火は見た。
父の目に、あの危険な光が宿っていた。
「あぁ……蓮華、蓮華……っ」
うわごとのように母の名を呟く父。
その手が、よく母親似と言われる燈火の顔を撫でた。
そうかと思うと、反対の手が燈火のパジャマの下をグイッとズリ下げた。
燈火は恐怖した。
抵抗しようとした。
しかし横の安らかな寝顔が。
最近、父が妹を見るときに、その目の奥に覗かせる危険な光が。
はじめに感じた恐怖とは別の、そして比べものにならないほどの恐怖となって燈火を支配した。
もし自分が拒絶したら、次は、真由が……。
その恐怖が、母から退魔師としての英才教育を受け、すでに下級の妖魔なら倒せるほどの力があったはずの燈火を金縛りにした。
父は燈火が抵抗しないのを確認すると、ベルトを緩め、ズボンから怒張したソレを取り出して、燈火の露出した尻に擦り付けた。
「あぁ、蓮華、出すよ……出すからね……っ」
程なくして、ソレから白く濁ったドロドロした液体が放出された。
それが終わると、父は
「と、燈火、い、今のことはっ……、絶対に誰にも言ってはいけないよっ。いいね?」
と下手な口止めをし、燈火の尻をティッシュで拭うと、逃げるように部屋を出て行った。
それを体を強張らせたまま見送ったあと、燈火は横の愛しい妹を見やった。
「んぅ……おねーちゃん、だーいすき……♡」
彼女は依然として、幸せそうな寝顔で眠りこけていた。
ああ、よかった……。
燈火は安堵した。
真由は何も見ていない。
なら、あとは自分が何も言わなければ大丈夫だ。
このまま何も言わずに寝て、普段通りに起きて、普段通りに家事をして、普段通りに学校にいく。
そうすれば、大丈夫。
母はいなくなってしまったが、代わりに自分にたくさんのことを教えてくれた。
強くあること。
美しくあること。
弱い者を守ること。
だから自分が母の代わりになれば、あとは全部もと通り。
金を稼ぐことこそできないが、母は退魔師給金でたくさんのお金も残してくれた。
だから大丈夫。
そう自分に言い聞かせた。
と、同時に。
これから家族が壊れていくことを、すでに燈火は心のどこかで確信していた。
そして残念ながら、燈火の確信は裏切られなかった。
「ほらっ、ほらっ! 蓮華、おねだりはどうしたんだいっ? 『生意気な蓮華に、お仕置きをください』だろう?」
「『淫乱退魔師のおまんこを犯してください』」
「『民間のエース退魔師の赤坂蓮華の正体は、信次さんのおちんぽ奴隷なんです』」
「そんなに我慢できないのかい? じゃあ、オナニーをしてみなさいっ! 『淫乱退魔師の蓮華はオナニー我慢できないんですぅ』って言いながらねっ」
この夜から父は燈火を、燈火の中に残る妻の面影を求めてくるようになった。
そして娘を妻に見立てて、妻に対して持っていた自分の願望を実現させるというやり方で、燈火の中にあった幸せな家族を陵辱した。
はじめの内は燈火にも父に対する憐憫があった。
母と父の仲の良さは他の誰よりも知っている。
父には心が弱いところがあったのも知っていた。
その弱さを受け止められるのは、母がいない以上、自分しかいないと思っていた。
だから燈火は耐えた。
しかし肉体的にも精神的にも燈火を蝕む“行為”の頻度が増す度に、燈火の心もすり減っていった。
ただでさえ小学生でしかない燈火だ。
学校と退魔師の訓練で忙しい身でもある。
この上に家事も、妹の世話も、夜の“行為”もとなれば、耐えられるわけもなかった。
「ああ、蓮華……! 今日こそ中に……っ、中に出すからねッ!」
初めの夜から半年後。
燈火が処女を散らしたころには、父に向けていた憐憫は跡形もなく消えていた。
代わりに父を見る燈火の目には憎悪が宿るようになっていた。
燈火と父との関係は冷え切り、会話もなくなった。
一応、燈火は父の分の家事をボイコットしたりはしなかった。
しかし、これはあくまで妹のためだ。
すでに父を気持ち悪いモンスターとしか思えなくなっていた燈火が、まだ優しい父のままだと信じている妹に対して
『ちょっとパパと喧嘩しているだけ』
と言い訳をするために、最後に残した一線がここだっただけのこと。
本音を言えば、すぐにでも殺してやりたいくらいだった。
妹がいなければ実際に殺していたかも知れない。
カッコいい憧れの母と、大好きな優しい父。
この二つの──燈火を厳しい訓練にも、多忙な家事にも耐えさせた──心の支えがなくなってしまったことは、それくらい燈火を追い詰めていた。
しかし不思議な物だ。
最後に残った心の支えは、他の支えを失えば失うほど強くなっていくようだった。
「おねえちゃん、ぎゅってして?」
「おねえちゃん、おままごとしよっ?」
「おねえちゃん? 今日はおふろ一緒に入れる?」
「おねえちゃん……まゆのくまさん、こわれちゃったの……」
「おねえちゃん、まゆがねんねするまでぎゅってしててね……?」
「おねえちゃん! もう疲れたっ! おんぶして!」
「おねえちゃん……。今日ね、学校でね……」
「おねえちゃんなんて、もうきらいッ!」
「おねえちゃん、だーいすき♡」
もうこの子さえいれば他に何もいらない。
この子が幸せでいてくれるなら、どんな地獄にも耐えられる。
母の失踪から一年が経つころには、そう断言できてしまうほど、その支えは強力なものになっていた。
これは傍から見ると、望ましいことに見えただろう。
この支えのおかげで燈火は、家事、学校、訓練、妹の世話、モンスターとの夜の行為という負担にも耐えることが出来た。
むしろこの負担が妹の笑顔に変わるならと、喜びに変えることすらできた。
しかしまた、傍から見れば『美しい姉妹愛』にしか見えないこの感情が、決して褒められた物ではないことを自覚してもいた。
それが一抹の不安でもあった。
この感情は、決して姉妹愛などではなかったのだ。
もっと燃えるような、自分のことなのに自分で制御できない、燃え広がる火のような巨大な感情。
世に広く知られた、甘やかな快感と苦痛を同時にもたらす感情。
普通、性的な思慕を含むもので、自分のこれもまた例外ではなく、それ故に決して実の妹に向けてはいけない感情。
そう、これは、つまり……。
***
「……っ!」
午前7時。
燈火は目を覚ますと、真っ先に布団をはね除けた。
心臓がバクバクと高鳴っている。
その奥で、なにか黒々とした感情が渦巻いている。
近くにあるものを手当たり次第に破壊したい衝動が湧き上がってくる。
そして何度も浮かんでは消えていく。
自分をおもちゃにした父の醜い姿。
最後に見送った母の後ろ姿。
そして……。
これはダメだ。
その感情の正体を知っている燈火は、すぐに自制した。
こういう場合に、強制的に心を落ち着かせる方法は幼少期から訓練を積んでいる。
燈火はベッドから体を起こして、深く呼吸した。
「すぅ……はぁ……」
深呼吸を繰り返し、体の熱と心臓の動きが収まるのを待つ。
「すぅ……はぁ……」
5回も繰り返したら落ち着いてきた。
10回目でやめて、枕元の携帯を取って通知を見る。
すると、すでに通知がある。
親友のシスター・トーレからだ。
『おっはよー! 今日の訓練よろしくねー!』
訓練とは、トーレから頼まれた新人退魔師たちの戦闘訓練のことだ。
今日の8時、燈火の住むマンション近くにある教会の訓練場で、新人たちの指導をすることになっているのだ。
ベッドから起き上がり、パジャマを脱ぐ。
鍛え上げられた燈火の体が顕わになる。
女性には珍しいほど盛り上がった筋肉と、至るところに残る生傷。
もはや燈火の体全体が、歴戦の戦闘経験や勇ましい性格といった『男らしい』性質を物語るかのようだった。
ただ一点を除いて。
「……っ///」
下着の下に隠れた、その分。
その分だけは、女々しく愛を乞うかのようにグッチョりと濡れていた。