【完結】アイドル対魔忍ユキミ—陵辱絶頂に死す—進め!!ヨミハラロード!! 作:朝比奈小町
●
数ヶ月後、雪美は体調の変化を感じていた。
――とにかく酸っぱいものが食べたくなる。
――謎の嘔吐がひどい。
――体が重くてだるい。
加えて、体重も増え、体型が崩れてきている。
娼婦としてはあり得ない体たらくだ。
実際、客を取っても、ワクワクした目から落胆の目になってきているのが、雪美自信理解している。
プロデューサーを解放するためには、10万人抱くのが条件のはずなのだが、1年近く働いて未だ一万人に届かない自分の不甲斐なさに雪美は落ち込んでいた。
「これじゃ………、お客さん…………取れ……ない…………。プロデューサー…………、助け……たい……助け……られ……ない……!」
未だ1/10にも届かない。
その事実が重くのしかかる。
加えて、この体調不良だ。
プロデューサーは雪美が働いているから、何とか四肢を落とされても、生かされている。
無論、開いた時間は全て雪美が尿瓶などを使って、プロデューサーのお世話をしている。
プロデューサーは裂かれた両目から滂沱たる涙を流し、その度に雪美に謝罪している。
「ごめん……、雪美………、ごめん………!」
「大丈夫……………、私……………、プロデューサーのため…………、がんばる………から……」
「雪美…………!」
毎回、プロデューサーの熱い言葉に、熱くなる。それが到底不可能かと思われる客を10万人取る計画を遂行する気力を湧かせてくれる。
(無論、それも淫魔の策略なのだが。プロデューサーに定期的に合わせ、自分で飼わせることで、雪美を逃させないようにするためだ。雪美の落ちた筋力ではプロデューサーを運ぶ余力など無い。雪美は嵌められていたのだ)
そして、あまりにも体調が悪いのも事実。
ロクな解決策など、出てくるはずもないのだが、淫魔に相談する。
「あらぁ~❤︎ 雪美ちゃん、今日も体調悪いの?」
「……………………うん……」
「しょうがないわねぇ~❤︎ お医者さんのところに行って、精密検査、してもらいましょうか❤︎」
「ほっ……」
珍しくマシな解決策を提示してくれる淫魔だったが、それは地獄への入り口だった。
◯
「うーん、キミ妊娠3ヶ月ってところだね」
「に…………、にんしん…………」
「そうだね、キミの歳ぐらいで言うなら、コウノトリが運んできたってところか。まぁキミは生でヤる高級娼婦だから関係ないと思うけど」
――妊娠
その言葉が衝撃的すぎて、医者のトゲのある言葉が入ってこなかった。
「な………、なんで………」
「そりゃだって、キミ、ずっと生でヤるのが前提の娼婦でしょ。そんだけゴムも付けずナマでセックスしてれば、子供の一匹ぐらいできるさ」
「……………」
雪美には3ヶ月以内にプロデューサーとセックスした記憶がない。
プロデューサーは段々と衰弱しており、ペニスを立たせることすらできなくなっていたのだ。
あまりにも可哀想(この時点で奴隷娼婦の思考だが)と思った雪美は、定期的にフェラチオと手コキで抜いてあげている。
とても膣に入る硬さにならないし、先日の馬型魔族の影響で、雪美のマンコ自体もユルユルになってしまった。
結果、プロデューサーは雪美の中で膣内射精できなくなっていた。
おまけに雪美が抜いてあげるたびに、涙を流し謝罪してくる。愛するプロデューサーには感謝して欲しかった雪美としては、謝罪は求めていないのだが……。
「誰の……、赤ちゃんか………分かる………?」
「エコーすれば一発だよ。………追加費用かかるけど、いいかい?」
闇医者が後ろに佇む淫魔に問いかける。
「いいわよ♥誰の種が当たったか、その楽しみも含めての奴隷娼婦ですもの♥それぐらいのお金は出せるわ♥」
「じゃあ、検査するから動くなよ」
再び雪美は検査室へ連れてかれ、診察室でタバコを吸う闇医者に心臓マッサージに使うようなコテのような機械を当てられる。
エコーの白黒画像を見た時、再び衝撃を受けた。
――そこには仔馬の姿が映っていた
3ヶ月前に雪美が春を売った相手、馬型魔族の子供だ。
雪美から血の気が引いていく。
「あら、よかったじゃない❤︎ あなたの上客の子供よ❤︎これでますますあなたも可愛がってもらえるわよ❤︎」
「…………」
雪美は「上客の子供」というワードで刷り込まれた奴隷娼婦としての頭脳が反応してしまうが、一方で愛するプロデューサーの子供でない事実に困惑していた。
それに、あの客は高級娼婦である雪美を長時間拘束するから、雪美はプロデューサーのために回転数を上げたいから、内心嫌な面もある。
だが、『奴隷娼婦』のプロの矜持として、表に出さない面はあったが。
――だが、それは更なる絶望への一押しであった。
「私が連絡しといてあげる❤︎産ませるか、産ませないか❤︎」
「え…………」
「当たり前でしょ?中出しで出すだけ出させといて、産みませんなんて、あれだけ高いお金払ってるんだからありえないわ、奴隷娼婦なら尚更ね❤︎普通怒るわよ❤︎」
雪美は理解した。
――自分に選択権はないのだ。
「じゃ、この子連れて帰って、立ちんぼで即尺でもさせるわ♥オマンコは広がりすぎちゃったから使えないし、赤ちゃんもいるからダメでしょうけど、お口ならまだ使えるでしょう?……アナルはダメだけど♥w」
「…………」
淫魔に笑われて、羞恥心から真っ赤になる雪美。
あの日以来、雪美は人工肛門をつけるかどうかの瀬戸際に追い込まれるぐらい、アナルを破壊された。
娼婦としてはもちろん、こんなユルユルのアナルを持ち、度々トイレに近い元アイドルに近づきたい奴などいない。
――無論、愛しているプロデューサーを除けば。
プロデューサーは、雪美が奴隷娼婦になる条件を飲まなければ殺されていたのだ。
もしくは、最悪もっと死に近い状態に追いやられていたかもしれない。
――しかし、それでもプロデューサーは生きているのだ。
雪美にとって、助けに来ておきながら捕まってしまったことは恥だったが、それでもプロデューサーを生き延びさせることができて嬉しかった。
「分かった……、立ちんぼ……。やる……」
「本当にいいの〜?♥ 今まで通り稼げなくなるかもよ?❤︎」
「でも………、あなたの……言った……、10万人には近づく……」
「あら、そういえばそんな約束してたわね❤︎ じゃあ、10万人目指して頑張ってね❤︎」
雪美は意外とあっさり放り出してくれる淫魔に疑問を思ったが、淫魔には淫魔で確信があったのだ。
――ヨミハラの商業人口は10万人ないのだ。
つまり、どうやっても雪美は10万人の客を取ることができないのは、――既定路線なのである。
●
それでも雪美は立った。
街角に立ちんぼのフェラ専門娼婦として。
「お兄さん……、私と………、遊びま……せんか……」
「えーwきみいくらなの?リーアルさんのところの娼館の娘でしょ?w高いんじゃないの?w」
「そんなこと……ない……。私………、今、オマンコ使えない……から……、やすい……」
「どこまでしてくれんの?w」
「速尺……フェラ……と、イマラチオ……まで……❤︎」
雪美はアイドルの頃には出せなかった、淫靡な男に媚びる表情で通りがかりの青年を誘う。
そうして、若い男は雪美を買い、その未成熟な肉体に似合わない、ほぼ紐で、透明ビニールで出来ているわずかなマイクロビキニの雪美と共に、ヨミハラの横道へと消えていく。
立ちんぼをする娼婦は数いれど、『退魔忍アイドル』ブランドの高級娼婦が立ちんぼをする例は皆無と言っていい。
だが、経験人数を稼ぐという意味では、今の雪美には立ちんぼをする意義があった。
「んっじゅ❤︎ んっじゅ❤︎んっぐ、んんっぐ、んんグゥ~~~~ッ❤︎」
「ヤッベぇ気持ちいいんだけどw俺の後でよければお前も試してみろよw」
「やだよwお前と穴兄弟になるなんてw」
「んん~~~~~~ッ!❤︎」
男はペニスから上がってくる射精欲に従い、雪美の綺麗な髪を乱雑に掴み、手入れしていない陰毛を雪美の綺麗な顔に押し付け、喉奥までペニスを挿入する。
普段は歌声を出すのに使われていた喉びこが、フェラのためのチンポのスパイスとなるとなんて心地いいことか!
おまけに教育が行き届いており、口に歯を立てないように躾けられている。
――誰にも届かないことがウリのアイドルが、
――たった千円で遊べるなんて!!
ドピューっ!ドクドクドクっ!ドクンドクンっ!!
誰かも知らない、若い男の精液が雪美を蹂躙していく。
「ング~~っ♡んっぐ、んっぐ、んんぅ~~~っ……!」
脳内の無意識下まで刷り込まれた調教により、えずくことはあっても、精液を飲み干すことはマナーとまで教え込まれた雪美は、その小学生らしい小さい喉穴で精液を飲み干していく。
「ングっ♡ングっ♡……んっ!ぷはぁっ♡ はぁ……、はぁ……♥………雪美、お兄さんを気持ちよくできた?」
小学生には似合わぬ魔性の笑顔で相手を喜ばせる雪美。
口から精液をこぼさないように拭う雪美。
とても1◯歳とは思えぬ所作、色気が、彼女を買った客の満足度を高めていた。
この場合は、誰とも知らぬ男であるが。
「はぁ~っw 楽しかったぜ、雪美ちゃん」
「こっちも……、せいえき……………、美味しかった……………。あり……がとう………」
見知らぬ男に射精の礼を言うのは最初は抵抗があったが、ヨミハラに馴染んだ今では全く抵抗がない。
「じゃ、お望み通り、千円。差し込んでおくわ」
「うん……、ありがとう……。お店にも……………、来て、ね……♡」
男は雪美の透けているビニールでできた、隠すべきところも隠れていない紐のマイクロビキニに千円札をくくりつける」
「ヤッベwマジであの高級娼館のJSにフェラチオさせるなんてヤバw」
「リーアルのおっさんもどういう思考してんだかw」
20代前半の遊びたい盛りの男たちは去っていったが、一人を相手にしてやっと千円。
浅めのフェラチオ、イマラチオ、お掃除フェラまでしてやっと千円。
破格の価格であるが、雪美は精液に恍惚としている。
――もはやただの奴隷娼婦ですらない。
――街に転がるただの淫売と化していた
数時間後。
「あへ……、あへぁ………♡ プロ…………デューサー、待って……
て……。わたし……、必ず…………、助け……る……からぁ…………♡」
「うわなんだこいつ、奴隷娼婦の癖に他の男の名前言いやがる。腹たつから小便かけとこ」
「何言ってんだお前wさっきまでアナルほじくり回して絶頂させて、射精させてたのお前じゃねーかw」
「マーキングだよマーキングw」
そうして、フェラチオだけじゃ物足りず、興が乗った男たち数十人に輪姦されて、合計たったの3万円。
男たちには魔族も混じっており、ユルユルのアナルじゃ満足できない人間は自ら魔界の薬物を打ち、ペニスを巨大化させてまで、高嶺の花で普段届かないであろう『アイドル退魔忍ユキミ』とセックスしたことに興奮を覚えているのだ。
「んひぃっ……♡ あひぃ……うぁ……♡」
最後には、精液の水溜りに沈み、その麗しい黒髪を白濁に染め上げた雪美がいた。みっともないアヘ顔を晒し、アイドルだった頃の清楚さはどこにもない。
ジョロロロロ、と男の小便がかかると、普通の女なら嫌悪するところを、舐め取って嬉しそうに飲み込む雪美。
「うわwこいつ小便飲みやがったw」
「きったねw」
先程まで、雪美のアナルとお口にそれぞれ射精しまくった若者二名であるが、凄まじい手のひら返しである。
そうして、雪美の純真無垢だったJSアイドルという仮面はなくなり、ヨミハラの汚泥の中へ沈んでいった。
◯
「じゃあ、心の準備はいいわね?♡ そろそろ出産促進薬を入れるわよ?♡」
「………うん」
ヨミハラの闇医者の分娩室にて、元JSアイドル、元退魔忍の小学生美少女雪美は、10ヶ月前に抱かれた馬型魔族の子を出産しようとしていた。
「あらあら、すっかり普通の妊婦どころじゃないボテ腹ねぇ♡」
「…………、でも…………、プロデューサーのため、だから…………。この子を……産まないと、次の上客……、取れない」
淫魔は愛情たっぷりに雪美の腹を撫でる。
一方で雪美は、愛するプロデューサーの子ではない、馬型魔族の子を出産する気満々でいた。
その腹は通常の妊婦の状態を一回りも二回りも上回り、体の半分が
ボテ腹と言っていいほどの、状態となっている。
当然、雪美は日常生活では普段もう動けないため、淫魔の手を借りて分娩台へ滝のような汗をかきながら上がる状態だ。
「でも……、フェラならお客さん……、取れる……から……、どんどん…………、私に……、回して…………」
「んん~~…………どうしましょうね~……♥ウチにもブランドイメージってのがあるから♥ ピンサロはやってないのよね~~~♥」
「お願い……………!」
「それも、プロデューサーのため?♥」
「もちろん……!」
「じゃあ、そんな雪美ちゃんに朗報で~~す♡ 今日は、雪美ちゃんの大好きなプロデューサーさんに♡雪美ちゃんの出産分娩シーン♡見てもらいます♡」
「………え」
雪美に絶望が走った。
「雪美…………、すまない…………、すまない…………」
雪美の前に連れてこられたのは、手足を失い、目をつぶされても、懸命に生きようとするプロデューサーの姿があった。
もはや生きるも死ぬも雪美の行動次第。
雪美の行動ひとつで淫魔の慈悲が決まる今、雪美の行動にプロデューサーの生死がかかっていた。
「…………プロ、デューサー………」
「すまん…………。辞退したら殺すと脅されて………」
「ううん………。だいじょうぶ…………。プロデューサーは………、そこで…………、見てて……」
「すまん……!すまん………!」
目を潰されながらも、涙を流すプロデューサー。
雪美にとって愛する人だったが、もはやそんなことを考える余裕はない。
今はいかにして、体に似合わない魔族の仔を産むか、そっちの方が大事なのだ。
「はい、痛いからね、ちゅー♡」
淫魔は器用に薬剤を雪美に注射すると、数十分も経たないうちに、分娩が始まった。
「ん゛ぃ゛ぃ゛ぃ゛ぃ゛ぃ゛ぃ゛ぃ゛ぃ゛~~~~~~っ!♡」
痛みが快楽に変換され、3000倍となって雪美に襲いかかる。
雪美は痛みと快楽のあまり、すでに失禁し、盛大に分娩台の真下に尿の水たまりを作り、常人なら眉を顰める光景だ。
しかし、雪美にそんな余裕はない。
「ぁ゛っっ♡ぁ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛~~~~っ!!♡」
快楽と痛みの絶頂を繰り返し、体からは血の気が引き、ガタガタと震え、強固なはずの分娩台ごと震え出す。
「雪美……!雪美……!すまない……、すまない……!」
目は見えなくとも、奇声と喘ぎ声をあげる普段と違う雪美に対し、捕まったこと、助けに来てもらったのに捕虜とさせてしまったことを申し訳なく思うプロデューサー。
「あ~~~~♡この瞬間って最高よね♡どんなお酒にも合う最高のオカズ♡」
淫魔はこの対比に、非常に満足していた。
――プロデューサーを愛するアイドル
――しかし他人の子、しかも魔族の子を孕んでしまったアイドル
――しかもプロデューサーは自分が原因となったことで申し訳なく思っている
他人の不幸は蜜の味。
セックスでは得られない快感に脳が蕩けてゆく。
「ん゛ぃ゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛~~~~~~~~っ!♡」
「雪美!雪美ぃ……!」
プロデューサーは雪美を心配しているが、当の雪美には一向に耳に入っていない様子だ。
一方で、魔族の仔は未だ子宮内に止まっており、出ようとする気配はあるが、雪美の体が小さすぎるのだろう。
――未だ出る気配はない。
長引きそうだ。
「あんまり長引くと、雪美ちゃんも壊れちゃうのよね~♡」
「…………まだ子宮口は2cmしか開いてないぞ。帝王切開するか?」
「せっかくだし、48時間ぐらいかけて出産させてあげましょ♡その方が、生まれた仔に愛着が生まれるでしょうし♡」
「ん゛ぃ゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛~~~~~~~~っ!♡」
雪美の絶叫と絶頂が分娩室に響き渡り、プロデューサーは滝のような涙を流す中、闇医者と淫魔は平然と会話していた。
――まるで何事もないかのように。
――その精神性は常人にはとても抱え得ないものだ。
――まさに闇世界の住人
「では自然分娩だな。その時は死ぬかもしれんが、いいか?責任持てないぞ。なんたってこんなにでかいボテ腹の小娘、見たことない」
「いいわよ♡それはそれとして、死体を見せることで退魔忍どもの行動が鈍るから♡」
「じゃあ、子宮口が8cm開いたら教えてくれ。長丁場になりそうだからワシは仮眠を取る。何かあったら、起こしてくれ」
「……私、クライアントなんだけど♡」
「48時間付き合ってられるか」
「ぉ゛~~~~~~~~~~っ♡」
雪美の絶叫をものともせず、闇医者は出ていった。
「ま、しょうがないか♡ ここで雪美ちゃんの奇声を特別に鑑賞してあげようかしら♡」
淫魔は椅子を持ってくると、雪美の出産中の開脚マンコの真正面に陣取り、時々潮を吹いている雪美のマンコを鑑賞する。
ぷしゅっ、ぷしゅっ、と快楽から潮を噴く小学生マンコ。
商売女とは思えぬほどの肌の色白さと、内側のサーモンピンクを保っている。
「ハヒィっ♡ハヒィ~~~~っ♡」
雪美はすでに死に体だが、淫魔は酸素マスクを雪美に当てただけで、他は何もする様子がない。
「頼む……、雪美を助けてくれ……」
「あなた、人に頼むときの頼み方って知らないの?♡ 土下座よ、ド、ゲ、ザ♡」
「お願いします……!」
プロデューサーが手足がないまま、ダルマが倒れるように土下座をすると、淫魔は雪美に水分補給のための点滴を打ち始めた。
「流石に、これだけ失禁と潮吹き、それに大量に汗もかいてたら、水分も足りなくなっちゃうものねぇ♡」
「ぶぉおおおおおおおお~~~~~~~っ」
もはやアヘ声やオホ声を通り越し、脳が壊れたのか、ただの意味不明な奇声を叫ぶ雪美。
「うふふ♡雪美ちゃんの子供、どんな仔かしら♡」
「お願いします……、雪美を助けてください……!」
土下座して涙を流すプロデューサーを前に、淫魔は椅子に座り直し、その頭をピンヒールで踏んだ。
「どんな仔が生まれるのか、本当に楽しみねぇ~♡」
と、雪美の震えるマンコと四肢と苦しみの声を鑑賞しつつ、48時間が過ぎた。
~~48時間後~~
「ぅ゛ぎぃ~~~~~~~~ッッ!!♡」
「頑張って♡雪美ちゃん♡赤ちゃんの頭出てきたわよ♡がんばれ♡がんばれ♡」
「うぎぎぎぎぎ!!♡」
人とは思えぬサイズの赤ん坊が生まれそうになっていた。
分娩室は血と愛液と羊水の生臭い匂いで立ち込め、プロデューサーは既に、雪美の常軌を逸した声に、不安と心労で失神していた。
この叫声の中、48時間も起き続けてそばに居続けた、というのもあるだろうが、雪美の叫び声を聞き続けて何もできない状況を受け、もはやただの肉人形と化さざるをえなかったのだ。
「がんばれ、だんだん少しずつだが出てきてるぞー」
「がんばれ♡がんばれ♡」
「うがっ♡ イギィっ!♡」
冷静だが、通常営業のやる気なさそうな闇医者。
無責任に煽るだけの淫魔。
そして、もはや半狂乱の雪美。
三者三様の光景であった。
そうして、さらに数時間して、ブボっと大きい気が抜けるような音がした後、
――念願の魔族の仔が生まれた。
――肌色は青色で、背中には縦髪が生え、その存在は人間ではない。
――勿論、うまれた子は魔族の子馬だった
「よくやったぞ雪美」
「アヘ……、アヘャァ……♡」
半分精神が壊れた雪美に声を掛ける馬型の魔族。
客だった馬型の魔族は、自身の子の出産に立ち会うべく、仕事を放り出してこの分娩室までやってきたのだ。
「ブヒィンっ!ブヒィンっ!」
「おお……!元気な仔じゃないか、よくやった雪美……!」
「アヘ……、ンヒ……」
雪美は半狂乱のまま、もはや風前の灯を連想させる消耗具合だった。
だが……。
生まれた仔馬とヘソの尾は繋がっており、しかも出る時に相当無理をしたのか、【子宮脱】と呼ばれる、子宮が裏返って捲りあがり、体外に出てきてしまう現象が起きてしまっている。
人外の子を孕んだ子宮。
そのサイズは並のものではなく、通常の雪美の胴体とほぼ同程度の大きさとなっていた。
その光景がただの子宮脱でないことを見るものに理解させ、雪美が異形を孕める女となっていることを真の意味で理解する。
しかし、馬の仔と臍の緒はつながったままだし、半狂乱となり、ほぼ失神寸前の雪美にはどうすることもできなかった。
「子宮戻すけど、いいか?」
「任せるわー♡ もう雪美ちゃんで結構稼いだから、このまま死んでも私はどっちでもいいかも♡」
「リーアルの旦那に連絡しなくてもいいのか?ダメになったら売っぱらうって約束だと聞いたが……」
「そうだったわ~♡ 早速リーアルに電話しないと♡」
数分後、リーアルは飛んできた。
「退魔忍アイドルを死なせそうにしてるじゃないか?約束の履行をする気はないのか?」
「してもいいけど、違約金を支払うだけのお金はこの子で稼がせてもらったしー♡私はどっちでもいいかな~♡」
「はーい、高い高~い♪」
「頼む……、雪美を殺さないでください……何でもするから……、お願いします……!」
リーアル、淫魔、馬型の魔族、意識の戻ったプロデューサー、それぞれがバラバラの意見を持っていた。
「はい、そこの下僕、うるさいぞ~♡」
「うがっ!」
淫魔がピンヒールでプロデューサーの額を再び踏みつけるとやっと静かになった。馬型の魔族は相変わらず生まれた新しい仔馬に夢中だ。
雪美を放っておいて、臍の尾を切った子馬と共に出て行った。
「もう雪美ちゃん、ぶっ壊れちゃったからいらな~い♡ あなたのところで引き取る?♡」
「うちは高級娼館だからな……、精神性、つまりホスピタリティやサービスも含めて一流じゃなければならん。こんな精神が壊れた女などいらん」
「じゃあ、何もないとその辺の路地裏で捨てることになるけど?♡」
「……それでもいいんだが、うちのサブブランドでなんとかしてみよう。……そのかわり安くしてくれ。これぐらいでどうだ?」
リーアルは指を三本立てると、
「三千でどうだ?」
「三千円?♡ やった~~!♡ 売る売る~~!♡」
「3千万円のつもりだったんだがな……。お前が3千円でいいならそれでいいだろう。サブブランドのピンサロと特殊性癖の壁尻店で使い潰した後、スナッフビデオに出演させるか。おい、連れてゆけ」
リーアルが声を掛けると、裏で待機していた黒服のボーイが乱雑に子宮脱したままの雪美を担架に載せ、連れてゆこうとする。
臍の尾はサービス外なのか、乱雑に不衛生なハサミで切られていた。
「待ってください……、スナッフビデオだけは、やめてください……!雪美を……!雪美を……!俺の命はどうでもいいから、雪美の命だけは……!」
「誰だ、この男は?」
「雪美ちゃんのアイドル時代のマネージャー♡」
「面倒だ、この男をカバン詰めにして五輪写学園に送り返せ」
「………雪美~~~~~~!愛してるぞ~~~~~! 必ず、お前を迎えに行くからな!!!待っててくれ!必ず待っていてくれ!!!」
――だが、プロデューサーの願い虚しく、
――願いは叶わなかった
~3ヶ月後~
五輪者学園に、とある不審物が届けられた。
「ねぇねぇせんせー、あのトランク、なにでごぜーますか~?」
「危ないぞ、仁奈。先生に任せて下がっているんだ!」
退魔忍初等部候補生、市原仁奈は学校に突如現れた茶色のカバンに興味津々だった。
行方不明になるアイドル、行方不明になるプロデューサー、ますます絶望を深めるちひろさん。
――そんな中にあって、U149の面々でも、
――仁奈ちゃんの存在は貴重だった
――天真爛漫
――純粋無垢
――見るものを喜ばせる笑顔
だが、そんな彼女の笑顔が、
――一瞬のうちに曇った
「……ぷろ………、でゅーさー……?」
トランクから流れ出すは濃厚な死の匂い。
ところどころ、乱雑に触られたのか、カバンの金具や、スエード地の部分に血がついている。
流石にアイドル退魔忍の候補生として、U-149として担当してくれたプロデューサーの匂いはわかる。
――だが、直感としてはわかっても、
――理性はプロデューサーであることを拒否していた
――故に、確認するために開けてしまう。
――開けてしまったのだ。
――血と汚物に塗れ、
――手足がもがれ、
――ご丁寧に首と胴体がへそで繋がっている様子を……
「あ……、ぁっ……!」
「仁奈ちゃん、見ないでっ!」
「プロデューサーーーーーーっ!!!!」
幼い少女のトラウマとなるには十二分だった。
「ぁ゛っ!ぁ゛っ!ぁ゛~~~~~っ!!!!」
プロデューサーの首を抱え泣き止まない仁奈。
仁奈の泣き声は多くの者の庇護欲を誘う。
皆、多かれ少なかれプロデューサーを慕っていたのだ。
そこから、プロデューサーの仇討ちのための抗争が激化した。
――光と闇
――退魔忍と魔族
――善性と悪性
――地上と地下
全ての交差する点で戦闘が激化した。
――佐久間まゆは憤怒の炎で敵を焼き付くし、
――佐藤心は洗脳忍術によって敵の脳を壊し尽くし、
――三船美優は冷静な策略によって、敵を一網打尽にした。
それでも魔族の反攻は凄まじく、数あるアイドル対魔忍たち、候補生も含めて五輪写学園は、刃こぼれした櫛のように精鋭を失っていった。
雪美の追跡を続ける346プロだったが、リーアルの隠匿技術は凄まじく、ロケ地を転々と変え、雪美のスナッフビデオを撮影していった。
●
「いや、いやだぁ~~………!助けて……,なんでも……、するから………助けて…………!」
「人格排泄薬を打て」
「いやだぁ~~………………!」
アイドルにならず、事務員担当であり、対魔忍でも有るちひろは暗い部屋の中でうなだれていた。
目の前のモニターには、雪美が人格排泄されるスナッフビデオが流れていた。
スピーカーからは、スマホのマイクで撮ったのか、それとも叫んで音割れしているのか、佐城雪美の泣き叫ぶ声が入ってきている。
「助け……て………! プロ、デューサー……! 助け、てぇ………!」
「抵抗するんじゃねぇ!おい!さっさと入れろ!」
「ウッス」
男達が雪美を強引に押さえつけると、注射器を持った大柄の男が、彼女に【人格排泄薬】と言われる液体を注入した。
「助けて……、助けて……! プロデューサー…………!」
泣きわめく雪美。
一顧だにしない周りの男達。
――異変は3分もしないうちに始まった。
「頑張って力め! じゃないとお前の心はトイレに流されちまうぞ!」
「んんん~~~~~~~~っ!!! いやぁ……、いやぁ………!♥」
和式便器に対魔忍スーツを着て跨がらされている雪美。(もちろん本物のスーツではない、ただのコスプレである)
モザイク無しが売りの裏ビデオでは、未だ色素が着色していない、雪美の綺麗なマンコと、プルプルと震える雪美のアナルのシワが見える。
「んいぃいい…………!♡」
もはや、何の刺激を受けても快楽に変換してしまう雪美だったが、その冷や汗、脂汗の類は尋常ではない。
パッケージには、「究極無垢の無表情JSアイドル、苦難の表情で人格排泄!!!!!」と煽り文句が書かれている。
これはプロデューサーの死体の中に入れられていたビデオだ。
退魔忍に対する挑戦、アイドルに対する挑戦、治安当局に対する挑戦でもある。
「プロデューサー………! 助けて……! 助けてぇ………!」
雪美はトイレの個室に入れられ、もはや動くこともできないのか、便器にまたがったポーズのまま、動くことができない。
和式トイレのそれぞれの部屋の角と、雪美の顔の正面に来るよう設置されたカメラからは、雪美が必死に助けを求める様子が楽しめるようになっている。
「助けて……、プロデューサー…………!」
雪美は必死にプロデューサーに助けを求めるが、鑑定の結果、このスナッフビデオが撮られた時期にはすでに彼は死亡していたことが明らかになっている。
「悪趣味……」
ちひろは涙と共に唇を噛む。
その唇からは血が滲み、彼女の怒りを物語っていた。
「ん゛に゛ぃっ!❤︎」
最期の時が近いのだろう。
動画が残り10分を切ったところで、雪美の表情が変わりだした。
透明なスライム状のモノをアナルからひり出すと同時に、顔から表情が抜けていくのである。
雪美は必死にこらえようとしているが、段々と顔色が悪くなっていくのが致命的に見えた。
人格排泄薬で排泄されたモノは、それが半分まで出たところでもう残りは一瞬だった。
スライムがひり出されると、雪美は力を失ったように壁に倒れる。
だが、周りの状況は良くなるはずもない。
角を生やしたピンヒールを生やしたスーツの女性が入ってくると、ハンディカメラに視線が切り替わる。
内容と反して清潔な便器に、透明色ゲルに雪美の魂が抜けているのをカメラにじっくり映した後、その手は無慈悲に排泄用のハンドルへ向けられた。
「やめて…………!」
ちひろは思わず画面越しに叫んでしまうも、これは無慈悲にも録画。
――止められるはずがない
「バイバイ♥雪美ちゃん♥」
ピンヒールを履いた女の優しげな声と共に、ザバァ!と一瞬で雪美の魂は下水へと流れていった。
「嫌ぁ…………!」
思わず千尋はうめく。
内容は分かっていたが、それでも事務所の一員だったから、内容を見たちひろは後悔していた。
――見なければ良かった。
そんな感想が浮かんでくるが、誰かが雪美の最期を知らねばならない。
346プロダクションの中でも高尚な義務と責任感を持つちひろでも、嫌悪感でいっぱいだった。
落ち込んだ気持ちで部屋を出ると、プロデューサーさんの担当していたアイドルたちが皆悲しみとわずか数ミリの期待と共に、ちひろに向いていた。
「雪美ちゃん、だめ、でしたか……?」
炎熱系忍術最高火力を誇る佐久間まゆ。
「それならそれで、アタシらがとっちめてやらないと!」
パワー系忍者の南条光。
「ちひろさん……、大丈夫……?」
木遁使い、治療忍者の西園寺琴花。
そのほか、20人程のアイドルがそれぞれちひろを心配しにやってきてくれた。
(やさしい子達……)
そんな彼女達を、これから苛烈極まる悪と欲望が入り交じるヨミハラや表世界の裏面の対決に巻き込まなければ鳴らない。
「皆……、ごめんなさい……。私に……、プロダクションに力を貸してください……!」
皆の目は明るい。
対魔忍アイドルは、さらに激戦地へ向かうこととなる。
――その中の数人は雪美と同じ運命を辿ることになると知らずに。
《FIN》
くぅ~疲れましたw これにて完結です!(一回言ってみたかった)
皆さんに楽しんで貰えたら何より書き上げた甲斐があります。
https://syosetu.org/?mode=rating_input&nid=331851
評価、コメントお待ちしてます。
作者の励みになるので何卒……!
以下余談
なんで発想から書き上げるのに3ヶ月も掛かってるんでしょうね
文字数はたいしたこと無いのに
(多分ASMR作ったりしてるから。それとセルフマネジメント不足)
ASMRでは純愛メインでやっているので、よければ活動報告欄から何卒……!