前話の続きのつもりでしたが、道徳及びプレイ内容を鑑み、時期を出産後と致しました。ご了承下さい。
「ん…んん…ふ…」
長い口づけの果てに荒くなった自分の吐息に顔が熱くなる。
初めてのキスに夢中な女の子のように、アクたんの唇を受け止めることに年甲斐もなく夢中になりすぎたことが恥ずかしい。
定期検診で病院に行くまでは平静でいられた。
子供は預けた。
ルビーやミヤコさんが暫く面倒を見てくれている。
ミヤコさんからは「ゆっくりして来てもいいわよ」なんてお墨付きも貰った。
私達が何をするのか見透かされているようで気恥ずかしかったけれど、正直有難い申し出だったりする。
変装はしていても、細心の注意を払って行動することを忘れないのは芸能人の性だけれども、それもホテルの部屋に入るまでのことだった。
ドアを開けると、我慢の限界のようにアクたんは黒いウイッグも、黒縁眼鏡もベッドの上に投げ捨てて、噛み付くようにキスをしてきた。
限界だったのは私も同じだ。とっておきの料理をすぐにも食べて欲しくて待ちかねていたように、私は荒々しい抱擁と、貪るようなキスを喜びと共に受け止める。
「アクア…」
滅多に呼ばない呼び捨てに、彼の紺碧の瞳がじりじりと熱を帯びる。
「 ──── いいか?」
耳元で甘く響く声で本名を囁かれると、それだけで蕩けそうになる。
身体を電流が走ったように彼の声が私の背筋を駆け抜けていく。彼の腕が私の腰を抱き寄せてなかったら、へたり込んでいたかもしれない。
「MEM」と「アクたん」ではなく、「 」と「アクア」。
そう呼び合うのは私と彼だけの合図。
身体に刻まれた快楽と幸福の履歴が、彼を呼び捨てにするだけで、彼に本名を呼ばれるだけで、すぐに呼び起こされる。
微かな衣擦れの音と共に、ゆったりとしたワンピースが床に落ちる。
妊娠を機に着るようになったワンピースをあえて着ているのは準備が楽だから、そして、こうやってすぐに脱げるからだ。アクアの目が弄るように私を見下ろすのは、きっとこうなることを期待していた私の本心を見抜いているからだろう。
「ダメ、汗かいてるから…」
ブラジャーに掛かった手を抑えて、言葉ばかりの抵抗を試みるけれど、アクアは私の言葉なんて聞こえていないようにブラジャーを剥ぎ取る。
外気に触れて微かに鳥肌が立つ胸の頂をぬるりとした舌の感触が撫でていく。
私の乳首を舌で転がしながら、アクアの手は私の下着の上をもどかし気に這いまわる。
欲に濡れたアクアの瞳に射抜かれるだけで下腹部が悦びに震える。
クロッチをずらした指先が、私の入り口を焦らすように撫でていく。どれだけ欲望に突き動かされても、性急に挿入をしようとしない彼の気遣いに愛しさがこみ上げる。
「シャワー…シャワー浴びよ、ね?」
自分の声とは思えないくらいに、とろりと蜜のように甘く濡れた声に耳を疑う。
自分の発した言葉なのに、羞恥心で気が遠くなる。
首筋に埋めていた顔を離したアクアがあまりにも名残惜しそうな顔をしているのが、おかしくて、小さな子どもを宥めるように頬にキスをしてやる。
いつもムスッとして、自分の感情を見せまいとしていたあのアクたんが、こんなにも素直に感情を露わにするようになっていることが無性に感慨深い。
きっと、私だけじゃない、ルビーもかなちゃんもあかねも、そしてミヤコさんも、皆がアクたんの変化を喜ばしく思っている。
シャワーを浴びながら、お風呂の湯を張る。
泡のボディーソープを掌に乗せると、アクたんの身体を洗ってあげる。
初めて会った頃は16歳になったばかりのまだまだ少年って感じだったのに、すっかり男の人の身体になったな、なんて彼の成長に目を細めてしまうのは弟を持つ姉の性だ。
尤も、弟たちを風呂に入れてあげていたのは保育園の頃だけど。アクたんの身体はマッチョって訳じゃないけど、無駄なく引き締まっていて、だけど前のように少し痩せているわけでもない。
ふと、アクたんを家に招き入れたあの雨の夜を思い出す。
お父さんへの復讐の道が頓挫して、途方に暮れて彷徨っていた彼を半ば強引に家に呼んで、彼にご飯を食べさせて、そして、彼に抱かれた夜を。
男の人への免疫なんて殆ど無かった私にとって、間近で目にするアクたんの裸は目に毒だった。
息を呑むくらいに綺麗な身体だったけれど、念入りに磨き上げられ過ぎでちょっとしたことで砕けてしまう彫刻のような身体に、私は得も言われぬ不安を抱いた。
抱き寄せたら壊れてしまいそうな彼に、私は堪らなく庇護欲を掻き立てられてしまった。
今のアクアの身体は程よく肉が付いて健康的で、私はこうして彼の身体に触れる度に胸をなでおろす。
彼の心が、身体が以前よりもずっと生きることに前向きになってくれていることに、涙が零れそうになる。
「かゆいところはありますかぁ~」
「ん」
目を閉じているアクアの蜂蜜色の薄い色素の髪を泡塗れにして、指先で揉み解すように洗っていく。
アクアは昔のように半ば顔が隠れてしまうような長い髪をバッサリと切った。
おでこが見えるくらいに短く切ったおかげで、洗ってあげるのが随分楽になったし、彼の綺麗な顔が見える。何より、髪と一緒に彼の抱えていた暗い空気を振り払ったように明るい表情が増えたから、私はこの髪型がとても気に入っている。
もっとも、綺麗な顔がくっきり見えるようになったのと、身に纏っていた重たい陰が取り払われたせいなのか、大学では随分とモテているらしく、あかね達はそれが大層面白くないらしい。
アクアの特別は私たちだけなんだから、もっと大きく構えていればいいのにと思うのだけれど、それを口にすると総スカンを食らうので黙っておく。
泡を洗い流してやると、交代する。
今度はアクたんが私の身体を洗い始める。
「ん…」
泡に塗れた指が滑る度に、思わず声が漏れる。
これからの行為への期待に敏感になった身体が、些細な指の流れ一つ一つにさえ過敏に反応してしまう。
声を立てずにアクアが笑っているのが、喉の震えで見て取れた。
いやらしい手つきで人の身体を撫でまわしておいて、と恨みがましい目で睨もうとしても、視線はついつい水滴の流れるきめ細かな肌や鎖骨のライン、震える喉仏の艶めかしさに吸い寄せられてしまう。
女は30代が最も性欲が強いと聞いたことがあるけれど、三十路が近づくにつれて嫌になるほど私はそれを実感してしまう。
今すぐに目の前の男に体中を隈なく愛撫されたい、嘗め回されたい、貪られたいという欲望がお腹の奥から湧き水のように広がっていく。
背後から回された両手が、掬い上げるように私の胸を持ち上げては、絞るように弄ぶ。泡でぬるぬると滑る胸がアクアの手から逃げるように零れ出る度に、もどかしい疼きに背筋が粟立つ。
「ねぇ、もう焦らさないでよぉ」
「悪い。俺も限界だ」
泡を洗い流すのもなおざりに、両手を浴室の壁について、お尻を突き出す。
顔から火が出る程恥ずかしいはずの恰好をしているのに、羞恥心を期待が完全に塗り潰す。
触らなくても、私のあそこはアクアを受け入れるために濡れそぼっているのがわかる。
「ぁぁ…はぁぁッッ ──── !!」
ズンと太くて固い熱の塊がお腹の中にねじり込まれ、押し出されるように体がのけ反る。
子どもを産んだはずなのに、お腹の奥に重く打ち付けられた杭はみっちりと私の中を占拠して、かき回していく。
待ち侘びていた快楽に目の奥で火花を散らして、思わず涙が零れる。
浴室には私とアクアの荒い息と、肉を打つ音が湿った響きを立てる。卑猥な音が響く度にアクアの劣情が煽られるのを背中越しにひしひしと感じる。
欲情しているのはお互い様だけれど。
淫らなリズムで肉を打つのに合わせて、アクアの右手が痛い程尖った胸の頂を強く摘み、左の手は私の肉芽を小刻みに扱きあげてくる。
「あ、あ、んぉ゛、ダメ、お゛おぉっ、それ、ダメ」
獣のような声を喉から搾り出しながら、何度も懇願するが、打ち付ける腰も弄る手の動きも一向に勢いを落とすことは無い。
わかっていることだった。私の哀れな懇願はアクアに一笑に付されるのだと。
何より私自身がそう望んでいるから。
私の懇願など無視して、狂ってしまうほどの快楽を注ぐことを私自身が本心では願っているのだから。
「くっ…ぁっ」
「あぁっ!!!」
アクアの呻き声が耳元に落ちる。
何度も何度も断続的に迎えていた小さな波のような絶頂ではない、何もかもを滅茶苦茶にしてしまうような嵐のような絶頂に、私の意識は一気に弾け飛んでしまった。
「あんまりじろじろ見ないで欲しいんだけど…」
湯を張った浴槽に向かい合うように入浴しながら、アクたんに弱々しく訴えてみる。
欲求不満がひとまず解消されて、欲情の熱が落ち着くと、妊娠、出産を経て少しばかりふくよかになった身体を彼の前に晒すのに抵抗が出てくる。
「なんで?」
「だって…ちょっとプロポーション崩れ気味だし…」
決してだらしない身体だとは思わないけれど、緩みが出ている身体をルビーのしなやかな身体や、かなちゃんの華奢な身体、そして徹底した自己管理に裏打ちされた引き締まったあかねの身体と比較されていると思うと隠れてしまいたいような羞恥心がこみ上げる。
アクたんがそんな見比べてバカにする訳がないとわかっていても、こればかりは女としての沽券の問題だ。
それに言いたくはないけど、子供を産んでから少し乳首の色が濃くなったのも気恥ずかしい理由だったりする。
「俺は好きだけど」
「やんっ」
音を立ててアクたんが私の胸に吸い付く。
しかも、腰を抱き寄せて逃げられないようにする抜け目の無さだ。
「ちょ、んん、アクアってば」
ちゅうっと音を立てて私の胸にむしゃぶり付く姿は、大きな赤ちゃんのようで、私は抵抗を諦めて胸元にくっ付いてくる柔らかな金糸を撫でる。
頭を撫でられたことに気を良くしたのか、アクたんは執拗に、弄るように私の乳首に吸い付き、転がしていく。
「あんっ、ダメだよ…ミルクが」
言葉とは裏腹に、ぎゅっと胸元に頭を抱き寄せると、大きな赤ちゃんは喉を鳴らして私のミルクを吸っていく。
「赤ちゃんの分が無くなっちゃうよ」
「自重はする」
「できてないから」
ぽんと軽く甘えん坊さんの頭を叩く。
実はこれは初めてじゃない。
最初は、健康な母乳が出ているのかという至極真っ当な(?)理由だったはずだ。
それが次第に行為の最中に求めるようになって、今では果たして子供に飲ませている量とアクたんに飲まれている量のどちらが多いのだろうかと真剣に悩む程になってしまっている。
どっちも赤ちゃんだと言ってしまえばそこまでだけど。
そういえば、アクたんはお母さんのおっぱいを全く飲まない子だったとミヤコさんから聞いたことがあるけど、そういうのも影響しているのかな。
「もう…君はとんでもない甘えん坊だよねアクたん」
だとしたら、こうして彼が甘えられなかった分を私に甘えて取り戻そうとしているのかもしれない。
そう考えると、おっぱいを吸われていることが嫌な気がしないどころか甘くくすぐったく思えてくるのだから、私は引き返せない程この男にはまり込んでしまっているのだろう。
「ん…」
アクアの口づけを受け止める。
甘いミルクを互いの舌の上で転がしながら、私たちは長い長い口づけを交わした。
★星野アクア
ちょっぴりだらしなくなったMEMちょのアラサーボディーにムラムラ。
肉を食っても胸やけしねーんだから若いってスゲェよ。マジで、ヒレ肉より霜降りっていうか。
育児の合間に運動をして再び身体を絞り始めたMEMちょに、蜂蜜とシロップたっぷりのドリンクを差し入れる有能。ラブハンドル、悪くない。
授乳プレイから抜け出せる気がしねぇ。
■MEMちょ
授乳プレイに満更でもないアナサーもといアラサー。
赤ん坊みたいにおっぱいにむしゃぶり付いてくるアクたんに庇護欲がドバドバ溢れてくるし、下の蜜もジョビジョバだわ。アラサーの性欲。
元アイドルが影も形も無い程、こうデラックスになった例を見てきているので、何とちょっぴりだらしなくなりつつある今、何とか食い止めねば、戻さねばと育児の合間を縫ってシェイプアップ。
最大の敵は、消費カロリーを超える摂取カロリーを差し入れてくる旦那。
腹を摘まむんじゃあねぇ!!!
B(母乳)小町って…こと?
☆星野ルビー
授乳プレイには興味が無いが、アクアそっくりの子どもの面倒を見ている内に母性がズンドコ芽生えてきて、こっそり自分のおっぱいを吸わせてみたりしてるいけない一番星の生まれ変わり。
B(母性)小町って…こと?
□有馬かな
うっかりアクめむの授乳プレイを目撃。背徳感エグイって…
遅まきながら豊胸体操を始める。競うな!持ち味を生かせ!!
そもそも君のおっぱいって孫悟飯の戦闘力並みにブレブレで大きめなのか貧乳なのかわからないんだわ。
■黒川あかね
生での行為を求めたところ、下記の通りアクアにやんわりと断られた一幕があった。
あかね「ゴムなんて捨ててかかって来てよアクアくん!!」
アクア「いや、お前来年の大河の主役に抜擢されたし、流石に不味いだろ」
あかね「チクショウ!!」
メムちゃんをプロファイリングすることで母乳出る気がしてきた。