※この作品はR-18です。

湊友希那と変態シリーズ。   作:美肉。

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ヤンデレの湊友希那に逆レイプされるエロ小説。


ヤンデレ湊友希那。

 意識が覚醒した時、彼は眼前に広がる光景について理解することができなかった。

「起きたみたいね」

 ただそのような声が聞こえてきた。聞き覚えのある声、などという程度ではない温かい声色だった。

「……どうしたの?」

 湊友希那の声によって彼の意識は回復してゆく。重たい霧のようなもやもやとした心地から脱し、ようやく身体の感覚が正常に起床した時、彼はさらなる困惑に包まれることとなった。

「まだ、自分の状況がわからないのね」

 冷静に口を開く友希那は全裸だった。彼もまた全裸だった。寒くはない。ここは屋内で何かぬるい空気、おそらく暖房がよく機能していた。温かみのある一室の中で友希那は彼の身体に跨り、それから股間同士は――。

 二人の股間同士はみっちり触れ合ってしまっていた。

「あなたは今、私に襲われているのよ」

 そのぬるついた感覚に動揺していると友希那の声が響いた。

 友希那はやはり冷静だった。全裸の男体の股間の位置に堂々と跨りつつ、たたんだ両足を左右に伸ばして足裏はそれぞれ床にしっかり触れている。臀部のみを強く落とし込み、開かれた膣穴は彼が備える陰茎を咥え込んで離さなかった。

「逆レイプ、というものなのだけれど……」

 補足説明を受けたがそれでも彼はわからなかった。

 ただ、あの友希那の口から明確に「逆レイプ」と発音されたことに驚いていた。そんな言葉は友希那に似合わない。しかし発音し慣れている様子だった。それは友希那がある程度、こういった行為について調べた証拠のように思えた。友希那はその行為を誇っているみたいに表情を高揚させ、臀部の上げ下げの運動を活発にはじめた。彼の腰の位置で尻肉のみが浮き上がり、すぐに落ちてくる。引き締まった肉襞が一瞬にして竿の表面を揉み込むのだが、友希那は休まず臀部を持ち上げる。すると今度は、肉襞は上向きに竿をぞりぞりと撫で上げてゆく。限界まで搾られるとそれを狙ったかのように友希那は尻を落下させ、彼はその度に溢れ出てしまいそうになる。痛みはなかった。ただ相応の重量が股間の部分で上下し、その度に彼は呼吸が詰まるほどの感覚――快感を得ていた。

「気付いていると思うけれど、私は、あなたのことを愛しているわ。人として、というより異性として。一生を添い遂げたいと本気で思っているの」

 臀部を動かし続ける友希那はすらすらと語った。

「私は、どうしてもあなたと一緒になりたい。あなたが他の人に強奪されるなんて、考えるだけでも不安になって、もう壊れてしまいそうなの」

 そこで友希那は腰の動きを止めた。仰向けの彼に対しほとんど背中を立てていた。

「あなたがほしい。だから、既成事実、というものを、造ってしまおうと思ったのよ」

 彼のことを真っ直ぐみつめるその様子はいつもの友希那だった。

「そうすればあなたはもう。私と結婚するしかなくなる。これ以上いい手段はないわ」

 友希那は頬を緩めた。自らの計画と、その計画が上手く進んでいることについて鋭い喜びを得ている様子だった。

 それからまた友希那は臀部の動きを再開させた。瞳の中に勝ち気な色を湛えている。

 彼は友希那のことをただ眺めるばかりだった。

 不思議な感覚だった。友希那のそれはあまりにも捻りのない、純真すぎる愛の告白だった。一人の異性を愛していること、それについてなんの後ろめたさも持ち合わせていない様子がいかにも友希那らしいのだが、その恋慕を起源として起こす行動がこんなに大胆だとは予想外だった。けれど彼は、これが友希那ではない別の人物だとは思えなかった。確かにやり方は派手だけれど、強かに相手の貞操さえ狙い撃つ粛々とした様子にはやっぱり友希那らしさを感じるし、そんな様子が全て他のどんな男にも向かっていないことに彼は飛沫のように噴き出る勢い付いた喜悦を覚えていた。

 ただ一辺倒に音楽だけだったあの歌姫が、知らない間に恋心に開花したというのか。

 そしてその結果がこんな痴態なのか。嬉々として股を開き、男を招き、なんの合図もなく、関係を迫る友希那だというのか。

「安心して、不自由な生活はさせないわ。お金は十分にあるし、あなたはこの家から出られなくなるけれど、家の設備だって、外の世界が要らなくなるくらい充実しているはずよ」

 何か淡々と説明しているが、彼はその友希那の文言の中に聞き過ごせない言葉をみつけていた。

「……どうかしたの?」

 と友希那は平然と訊ねたので、彼はさっそく質問した。友希那は何も悪びれることもなく「ええ、そうよ」と答えてくれた。

「あなたはもう、この家からは出られないわ」

 ひどく落ち付いた口ぶりだった。表情にさえなんの攻撃的な意識が巡っていなかった。

 普通、家から出られないなどということはありえない。複雑に施錠して閉じ込めたとしても所詮は素人の工作なので、出口をみつけたり造り出すことはできる。しかし彼はある意味で絶望していた。今の友希那は行動力に溢れている。実際に今、彼という個人の身体の自由を奪って部屋に連れ込み、衣類を脱いで貞操を脅かしている。そんな行動力こそが、彼の脳裡から出口の存在を完全に抹消させ、精神的な意味で、すでにこの部屋から出られないのだと確信させていた。

 大股を開き、騎乗位を続ける友希那は変わらない様子で彼のことを覗き込んだ。

「……あなた、自分の魅力を自覚していないのね」

 何か呆れているような様子も含まれていた。また、そうして友希那が軽く身体を倒した時、彼女特有の薄紫の長髪の束が肩から垂れて、するりと胸元を撫でるみたいに自由に舞った。

 友希那の顔面が彼の視界を埋め尽くしていた。鼻先のすぐ近くに友希那の鼻先が迫り、頬の香りを彼は嗅いでいた。

「他のどんな女性が、どんな手段であなたを奪おうとしているかわからないわ。何か『間違い』が起こるより先に、私があなたを管理する。それが、最も簡単で最も確実だと気付いたのよ」

 友希那は淡々と語った。

 そうした友希那の様子を前に、彼が最初に意識したのは反発心だった。

 その意識は不屈の精神だった。恋慕だけを理由にして人の自由さえ奪わんとする友希那の不純な様相が恐ろしいものとして視えていたし、何よりこういう状況が友希那との最初の思い出なんて許容しづらかった。これはいけないことだと思った。間違っている、などと端的に表現してまだ有り余るほどに今の友希那からは魔力を感じた。

「……怯えているのね。けれど、この硬いおちんちんが全ての答えじゃないかしら」

 友希那の冷静な指摘に呼応するみたいに彼は友希那の膣の中で勃起をさらに肥大化させた。友希那の緩い湿度の瞳が彼のことを眺めていた。

「ふふ、いいのよ。急に住処を指定されて、あるかもわからない『間違い』について聞かされるなんて、怯えてしまって当然よ。けれどあなたは実際にまだ勃起している。恐怖心以上に、この状況に惹かれているのよ、あなた」

 覗き込まれている、と彼は思った。何か正常な意識ではなく、ただ野生的な感覚において友希那に魅了されていることが、その友希那にばれているようだった。

「自由にしていいのよ。あなたの好きにして。私の身体も、精神も、もちろんあなたのものよ。あなたがしたいのなら、もっと過激なことにだって、付き合ってあげる」

 友希那がまた囁いた。最後に、「それくらいの覚悟はあるわ」と真剣な目で彼を視た。悪魔の囁きのようにも、女神の導きのようにも聞こえる声だった。さらに彼がどのように答えるよりも先に、友希那は腰の動きを再開した。今、仰向けにある彼にほとんど寝そべるように身体を倒す友希那は、胸板に乳房が触れて潰れることだったり、骨盤同士がこすれることも少しも厭わぬまま尻のみを浮き沈みさせている。両腕を彼の首元にかけ、口から甘い熱気を漏らして彼へ責め続けている。

 その連続する友希那の動きによって彼は、自らの理性の部分が溶けてゆくことを意識していた。もはやどのような倫理観だったり社会性も、友希那の魅力と比較すると議論する意味がないように思えてくる。そうして強張った睾丸から浮き上がってゆく重たいものを意識し、もう虚脱してしまいたいと意欲的に反り上がるのだが、その瞬間、友希那の動きが唐突に停止した。

「出せると思ったのね」

 薄い息を漏らす彼のことを友希那は眺めていた。

「おちんちんどころか、身体そのものがなさけなく震えているわ」

 友希那は彼の近くで頬を揺らした。瞳の中に嘲笑の気配が浮かんでおり、そうした目つきで彼を視る友希那は、次にまた素っ頓狂な要求を口にした。

「もしこのまま私の中に出したいのなら。私に求婚して」

 切羽詰まった意識の中で、彼はまた困惑した。覚醒した際の困惑が再発したみたいに脳がぐっちゃりと混ぜ込まれた。

「……何を驚いているの? あなたが私に求婚するのは、当然のはずよ」

 対する友希那は冷静だった。彼の困惑した様子さえ、不可解だといいたげな目つきをしている。

「夫婦どころか、付き合ってすらいない相手の膣に射精なんて、それは犯罪よ。……あなた、犯罪者にはなりたくないわよね?」

 友希那の淑女じみた唇が、なんの誤魔化すこともなく「射精」と発音したことについて彼は特別な快感を得た。

「正式に夫婦になった後なら、どれだけ中に出しても構わないわ」

 また真面目な様子で迫る友希那に対し彼は喉元を引きつらせた。

 それでも友希那は彼にまるで強要するみたいに求婚について持ちかけた。

「出したいのでしょう? それならはやく求婚して」

 彼がそれでも躊躇するので、友希那は一度だけ腰を上げてすぐに持ち下げた。

 彼は呼吸を荒々しくしていた。追い詰められている。我慢などというものはできなかったし、実のところ最初からそんなものを続けるつもりもなかった。求婚しろと命じられたら求婚する。それだけだった。

「ほら、いって。いいなさい」

 胸板に、友希那の長髪がいくつか垂れて流れている。友希那もまた汗ばんでおり、額に浮かぶ湿度が前髪を卑しく巻き込んでいた。彼は呼吸を整えた。友希那の瞳をすぐ近くでみつめていた。綺麗な輝く瞳。こうして懐の位置にまで乗り込み、大切な部分についてはしっとりと確保するだけでなく、よく揉み込み、篭絡寸前にまで追い込んでくるなんて。それは卑しい雌猫に他ならない。そして彼は、そういう女豹にすでに首元まで掴まれているのだと思い知った。

 結婚してください、なんて文言は、求婚という名の降伏宣言に他ならなかった。

 そしてその瞬間、艶やかな安堵感が一斉に広がる友希那の表情について、彼はふと、友希那の中にまたひとつ女が咲いたのだと確信した。

「いいわ……」

 その溶けてゆく声色と共に友希那は彼の元に流れ込んだ。両腕で彼の首元をがっしりと囲い込み、上から蓋でもするみたいに口付けを交わした。臀部の動きが連続し、彼もまた身体を反り上げることになった。唇同士が強くひしゃげ、奥から熱気と共に繰り出す舌先を絡ませ合っている。床に膝を押し込み、杭を打ち込むような友希那の激しい腰遣いによって彼は最大限の好調を披露し、あっという間にその奥で友希那という頂に至るのだった。

「んんっ……!}

 その惑溺が起こると同時に二人の動きは穏やかになった。彼は崩れゆくように全身の力を手放し、ただ股間のその位置だけが上向いている。竿そのものが強く震えながら、何度も何度も友希那に向かって粘液を放出し、口と口は繋がったまま、友希那のほうがまた動きはじめる。それはかつてのように上下の動きではなかった。股間から腹、胸元に至るまで全てみっちり重なり合って、それでも二人は身体をこするように動き続ける。唇同士も続いていた。貪るような接吻で、彼は友希那の荒々しい鼻息を同時に感じ取っていた。

「んふふ……」

 彼は、こんな友希那の様子が、これから自分の一生を支配するのだと考えてみた。

 悲観的な意識はなく、ただ安心していた。

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